※この作品はR-18です。

性器が逆転するとは聞いてない   作:momo1ng

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side 中条寺司紗

「ちゃんと精子吸えました?」

「…はい、ありがとうございます。飲み物取ってきますね」

 

ガチャ

 

軽く体を拭いただけで、服も着ずに逃げるように出てきてしまった。

一体、何をしているんだ私は…。

 

櫛内は…まだ禅を組んでるのか。

 

冷蔵庫に入れた飲み物を取りに行ってる間も、全くこちらに反応を示さない。

気になって隣に来てみても反応しない。

 

「寝てるんじゃ無いだろうな」

「……終わったの?」

「ああ」

ってこいつ、スーツのパンツまでぐっしょり湿ってる。

まさか…瞑想しながらイったのか?

 

「くんくん……精子の匂いがする……そこか?」

「お、おい…」

目を開けた櫛内が、私の股間をロックオンした。

 

「ちょっとだけ、先っちょだけでいいから」

「や、やめろ馬鹿!!!こいつ、チビのくせに力っ、どうなって…」

「いただきます。は〜む」

「~~~っ!」

 

 

ガチャ

 

ひっく…ひっく…もうやだぁ…

 

「ど、どうしたんですか!?」

「なんでも…ぐずっ。ありません…」

どうして私は、こんなに情けない女なんだ。

 

「なんでもなく無いですよ!ごめんなさい、僕が上手くできなかったんですよね?」

「違うんです。ぐずっ、…私が、…私が」

 

………

 

「よしよし、司紗さんは情けなくなんか無いですよ」

自己嫌悪に陥った挙句、15歳の少年に膝枕されて甘えている。

私は救いようの無い女だ。

 

「甘いエッチがしたかったんですね。途中でも言ってくれればいいのに」

「…これも、本当に好きな本だったんです。するまでは、興奮で頭が一杯で…。でも、実際にしたら、ぐずっ…何かちょっと違って…ぐずっ、終わったら惨めに思えてきて…。ひっく…私、ぐずっ、こんな女だったなんて…ひっく」

言葉にすると、余計に後悔が押し寄せてくる。

どうしてあんな事をお願いしたんだろう。

 

「僕だってそういう事はありますよ。次は楽しい子作りをしましょう?ちゅ」

「ぐずっ…自分でやらせたのに、ごめんなさい…」

「性癖の一つ位で自分を嫌っちゃダメですよ?ちゅ」

「ひっく…あんなの、私じゃない…」

「そんな事言われたら、僕は恥ずかしくて生きていけませんよ。ちゅ」

小さな体で私を抱きしめて、大人の私を慰めながら何度もおでこにキスをしてくれる。

 

キスをされた場所から、暖かさが体に染み渡る。

この子の体温は、心が温かくなる。なんでもっと愛し合うセックスが出来なかったんだろう。

最後は乱暴に奥をついて、自分の性欲を発散させていた。9つも下のこの子は、ただ善意で子作りを了承してくれたのに。本当に何で…これじゃあの連中と何も変わらない…。

 

「まだ余計なこと考えてますね?水分補給しましょう」

そう言うと、スポーツドリンクを口に含んで口移しをしてきた。

 

「…んぐ、ごく。…な、なにを?」

「美味しい?」

「は、はい。でも、自分で飲めますから」

「美味しい時は笑うんだよ?もう一回」

「…んぐ、ごく」

「美味しい?」

「…はい」

何度か繰り返し、私が少し笑うとようやく飲ませるのをやめてくれた。

 

「僕しか見てないんだから、気にしなくていいのに」

「…光琉様だから余計にです。…っ、違いますよ!?今の光琉様は普段通りでっ」

「分かってますよ、よしよし。素の司紗さんは可愛いですね。ちゅ」

「…可愛いわけが、ありません」

「拗ねた顔も可愛いですよ。ちゅ」

否定しながら、キスをしてくれるのを待ってる浅ましい女。

 

「なんだか今日はいつもよりもっと綺麗ですね?んー、可愛いかな?」

「慰めに嘘をつかないで下さい…」

「本当ですよ?…何が違うんだろう」

言われながら頬を撫でられるのが嬉しくて堪らない。

 

今はもう、優しくされたくて弱音を吐いてる。

笑顔で頭を撫でられるのは嬉しくて、かけられる甘い言葉に喜んでしまう。

 

「いつも護衛ありがとうございます」

「仕事ですし…私じゃなくても出来ます」

私には護衛の資格なんてない。

辞退して、代わってもらうべきだ。

 

「…誰か他を…代わりを付けてもらいます」

「困ります。お菓子作りも楽しいです。これからも沢山教えてください」

「…それだって、私じゃなくても出来ます」

「力になると言ってくれたのは司紗さんですよ?」

「………」

 

そんな事を覚えていてくれたのか。

頬を撫でてくれる手は、私よりもずっと小さい。

私がこの子を守りたいと思ったのは本心からだ。命令されたからではない。

私は自分の意思でここに来た。

 

「あれを嘘にはしませんよね?」

「…私なんかで、本当にいいんですか?」

「司紗さんがいいんです。これからも頼りにさせて下さい」

「…うぅ、ぐずっ…守ります。…私が、絶対に守ります…」

 

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