※この作品はR-18です。

性器が逆転するとは聞いてない   作:momo1ng

76 / 79
当番表

アリス姉がベッタベタのお姉ちゃんモードだ。

なんか変なスイッチが入っている。

 

「チューして」

「今はしな、ンンンっ…」

「はぁ…♡ ちゅっ。大好き♡」

 

「抱っこさせて」

「後でさせてあげるからま「待てない」〜っ…」

「クンクン。 スー、はぁぁ。スー、はぁぁ」

 

「ちゃんとねーねーって呼んで」

「ねーねー」

「好き?」

「好きだよ」

「一番好き?」

「ねーねーも一番好きだよ」

 

「試験で疲れちゃったからマッサージして?」

「いいけど…なんで仰向け?」

「おっぱいもして」

 

「食べさせて。あーん」

「子供じゃ無いんだから。お姉ちゃんでしょ?」

「あーん。…あーん。……あーん」

「…はい、美味しい?折角作ったんだからちゃんと食べて」

 

帰宅後、アリス姉の受験お疲れ様の意味で三人でチラシ寿司を用意した。

十数年ぶりに口にしたそれはとても美味しかったのだけど、アリス姉はそれだけでは満足してくれなかった。

フラストレーションが溜まりに溜まっていたらしく、加えて排卵期なので性欲もピークにきている。

 

「おっぱい舐めて良いよ」

「しまって、なんで出してるの」

「早く。バレちゃうよ」

 

「一緒に入る」

「駄目」

ガララー

「駄目って言ったでしょ」

 

結局、お風呂場でキスしながら手コキと手マンをしあって一緒にイッた。

排卵期にセックスはしない決まりだからそれはちゃんと我慢してくれる。

 

お風呂から出ても、ブラもせずに薄着で絡みついて乳首を擦り付けてくるので、僕も寝室に行きたくて仕方がなくなっている。

こうなるとみぃちゃんが心配なのだけど、そこまで気にしている様子はない。良い加減にしろとかは言っているけれど、クリス姐の注意と大して変わらないのが逆に気になってしまう。

 

僕とクリス姐がキツく注意出来ないのにも理由がある。

家族が見えない場所でコソコソとおチンチンを触らせたり乳首を舐めさせたりと、僕がクリス姐にしてた事をなぞるように、アリス姉がしてくるからだ。途中からアリス姉は、クリス姐に気付かれてることに分かっててやってる気がしてきた。要するに『先に二人がしてたんだから、私がしてもいいよね?』そんなメッセージを感じる。

立て続けに自業自得が多すぎる。

カルマが溜まりすぎている。

 

「今日は特別に、姉さんがにーにと寝ていいよ」

「なんで美雪が許可するのよ。それに『今日は』じゃない。光琉は今日からまたずっと私と寝るのよ」

おや…。また姉妹喧嘩しないよね?

 

「にーには家族皆が一番だって、姉さんも聞いたでしょ?だからこれからは順番に寝るの」

「嫌よ。本当の一番は私だから私だけでいい」

 

「姉さん」

「何よ」

「大人になって?」

泣き虫みぃちゃんが、菩薩のような表情でアリス姉を諭す。

 

「な、なんなのよ突然…、え、偉そうに」

珍しくアリス姉が反論出来ずに言い淀み、僕とクリス姐も思わず顔を見合わせて驚く。

みぃちゃんに一体何があった???

 

「───でも姉さんの気持ちも考えて、一回多くしてあげたから」

みぃちゃんはリビングから紙を一枚持ってきて、それをダイニングの壁に貼った。

 

Zzz にーにと寝る当番 ☀️

月曜日:姉さん

火曜日:みぃ

水曜日:姉さん

木曜日:みぃ

金曜日:姉さん

土曜日:クリスママ(みぃ勉強)

日曜日:クリスママ

 

今日は土曜日。

本来はクリス姐の日だから『特別に』なのか。

 

仕事で忙しいクリス姐を気遣って土日なのかな。

平日はアリス姉を配慮して回数を多くしている。

これは一見すると、文句は言いにくい。

 

「美雪に搾精はまだ早いわ」

「そうだよ?昨日約束したでしょ?」

僕もアリス姉に加勢する。

しない代わりに見学させてあげたんだからね。屁理屈でズルは駄目。

 

「みぃはま(・)だ(・)搾精しないよ?終わった後に一緒にベッドで寝る係」

「光琉は寝る前に搾精が必要なの。遊びでしてるんじゃないのよ」

そうだった。一瞬ならいいかと思ってしまった。

 

「でもみぃの日に誰に搾精を頼むかは、みぃが決める」

「なんで美雪に決められなきゃいけないのよ」

「そんな言い方するなら、クリスママに頼むからいい。もうすぐお母さんも帰ってくるし」

「ぐっ…」

お、恐ろしい子…。

いつの間にか主導権を握っている。

 

「クリスママは土日でいいよね?」

「え、ええ」

「にーにも良いよね?」

「う、うん」

流れるように合意を得ていく。

 

「………土曜日」

「何?」

「美雪だけ見学は狡いでしょ」

「勉強だから姉さんも見ていいよ?」

いや、僕らが恥ずかしいんだけど…。

 

勉強と言われると反論しづらい。昨日そう言って見せたばかりだし。

でもあの一回で終わりだと思っていたので、クリス姐の方を見てアイコンタクトで訴える。

あんな事を何度もしたくはないから何か言って下さい。

 

アリス姉はそれ以上は要求して来なかった。

そしてクリス姐も、何も言ってくれなかった。

搾精は家族の問題とか言っていたし、ここは折れざるを得ないポイントだったのだろうか。

 

 

『搾精は無理でも、終わった後で一緒に寝られる日を作る』

泣いてしまったみぃちゃんを慰めながら、僕は昨日そう言った。

一度か二度添い寝を経験させてあげれば、変な不安は消えるだろうと。時間をかけて解決する心の問題だと思ったから。

そんな心情を見透かされていたのか、昨日の今日でその言葉は強制的にルーティーンとして組み込まれた。

満足そうに笑う妹の横顔に女の子の強かさを見た。

 

アリス姉と部屋で二人。

今日はアリス姉が排卵期だから手でしてもらうのだけど、アリス姉だけ見てないという理由でパジャマから制服にお着替えさせられた。

 

「とっても似合ってる。可愛いよ」

「あ、ありがとう。それで…何でアリス姉も制服着てるの?」

 

スカートとシャツにリボンを付けている。

上着を着ていないのは良いとしても、ブラをしてないから乳首が透けている。

 

「光琉は制服姿が一番好きでしょ?」

バレてる。

 

「笑って、3、2、1」

パシャ

 

そしてお互いに制服姿でベッドに腰を下ろし、自撮り写真を撮られた。

これは一体??

 

「この光琉は私しか知らない。私だけの思い出」

「皆も昼間に見たけど?」

僕には今日もアリス姉がよく分からないです。

そしてカメラの一部を指でジャコジャコいわせてる行動も謎だ。

 

「念のためもう一枚」

「今何してたの?指でグリグリ」

「テープを巻いただけだよ?」

「テープ?巻く?なんで?壊れてるの?」

「?」

 

フィルムという物理的な記録媒体が入っているタイプだった。

そういえば前世でも、高くて不便で画素数も下がる謎のレトロカメラが流行っていた。あれと同じか。

 

「って事は、これは撮り直せないカメラ?」

「そうよ?」

まずい、さっき目を瞑ったかも。

 

「もう一回、ちゃんと撮って。襟とか前髪、変じゃない?」

「ふふ、変じゃないよ」

 

僕がちゃんと撮影を意識すると、アリス姉はノリノリになって撮影を始めた。

僕もアリス姉の笑顔の写真が欲しくて、何枚か撮らせてもらった。

上着を着た姿、カーディガンを着た姿も一枚ずつ。笑ってるアリス姉はすごく綺麗だから、居間や部屋にも飾りたくなる。

立ち姿も撮ると、最後はベッドに座る僕をバックハグして恋人撮りをしていた。

 

「ひゃっ、…なに?」

撮影を終えたアリス姉はカメラを脇に置いて、僕のブレザーの中に手を滑り込ませた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。