葬儀の夜 老婆と青年 無限に終わらぬ手コキ快楽地獄 作:チンゲンサイ2026
父の葬儀が終わった夜だった。
親族もほとんど帰り、家の中は妙に静まり返っていた。義彦は父の遺影が飾られた座敷に一人残り、ぼんやりと線香の煙を眺めていた。喪服の襟がまだ肌に張り付いている。喉の奥が乾いていた。
玄関の引き戸が静かに開く音がした。
「……義彦さん。ごめんね、こんな夜更けに。心配で来ちゃったの」
隣家の春江だった。七十を少し超えたくらいだろうか。白髪をきっちりまとめた小柄な体が、薄暗い廊下に立っている。黒い着物を着て、手元に小さな包みを抱えていた。
「お母さん、少し休んでるみたいね。無理しないでって伝えておいて。……あなたも疲れてるでしょう? ここにいていい?」
義彦が何か返事をする前に、春江は遠慮なく座敷に上がり込んできた。義彦の隣に膝をついて座り、遺影に一礼する。
「お父さんが亡くなるなんてね。……まだ信じられないわ。あなたも、ずっと我慢してたでしょう?」
「……ええ、まあ」
「無理しなくていいのよ。ここにいるだけで、少しは気が紛れるでしょう?」
春江はそう言いながら、義彦の太ももに軽く手を置いた。最初はただの慰めのように、優しく撫でるだけだった。
「こんなに固くなってる。……緊張してるの? それとも、何か考え事?」
「いえ、ただ……少し疲れてるだけです」
「疲れてる時ほど、体は正直になるものよ。ほら、ここ」
彼女の手が徐々に内側へ滑り、喪服のズボンの上から、すでに少し硬くなり始めていたものを掌で覆った。
「……っ、春江さん、何を……」
「静かに。お母さんが起きてくるわよ。声、出さないで」
春江は耳元で低く囁き、指先で輪郭を確かめるように動かした。ズボンの布越しに、熱が伝わってくる。
「こんなに熱い。……義彦さん、若いって本当にいいわね。すぐに硬くなる」
「やめてください。こんなこと、父の……」
「お父さんはもういないのよ。今は、あなたが少し楽になればいいの。いいでしょう?」
彼女はゆっくりとジッパーを下ろし、中に手を差し入れた。下着をずらして直接触れると、義彦のものが彼女の掌の中で跳ねた。
「ほら、こんなにびくびくして。……痛い? それとも気持ちいい?」
「……気持ちいい、わけが……」
「嘘おっしゃい。先走りがもう出てるわ。指に絡みついてくる」
乾いた手が、根元からゆっくりと上下を始めた。皮膚を擦る感触が生々しい。親指が亀頭の裏を円を描くように撫でると、義彦の腰がわずかに浮いた。
「ん、感じてるわね。腰、動いちゃってる」
「やめて……本当に、やめてください」
「いきそうになったら、緩くしてあげるから。我慢しなさい。すぐには出させないわ」
言葉通り、射精が近づくたびに動きが急に鈍くなる。強かった握りがふっと緩み、ただ軽く包むだけになる。
「ほら、今いきそうだったでしょう? でもまだダメ。息、整えて」
「……苦しいです」
「苦しいのがいいのよ。快楽って、苦しさの先にあるものだから。もう一度、動かすわよ」
緩まった隙に、再び勢いよく手を動かし始めた。上下の速度が早くなり、時折根元をきつく締め付ける。
「あ……っ、だめ、出そうです……」
「まだ早い。緩めるわ。……ほら、今の気持ち、どう?」
「……頭が、変になりそうです」
「それでいいの。もっと変になって。お母さんのこと、考えないで。今は私の手だけ感じていなさい」
先走りが溢れ、掌が湿っぽくなる。また寸前まで連れて行かれて、また緩められる。その繰り返しが、すでに五、六回は続いていた。
「何回目かしら。もう数えられないわね。……義彦さん、もう少しで本当に壊れそうな顔してる」
「春江さん……お願いです、もう……」
「お願い、って何を? 出してほしいの? それとも、もっと苛めてほしいの?」
そのとき、隣の部屋から微かな音が聞こえた。
母親の声だった。抑えきれない吐息と、低い男の声。ベッドが軋む音が、薄い襖を通して届いてくる。
義彦の視線が、自然とそちらへ向く。
「……聞こえる? お母さんの声」
「……はい」
「見ておいで。いいから、見て」
春江が囁いた。手の動きは止めないまま、義彦の体を少し後ろから支えるように抱き寄せる。乳房が背中に押し当たり、温かい。
「行けばいいのよ。襖の隙間からでいいから。私も一緒にいるから」
義彦は立ち上がり、よろめく足で隣室の襖に近づいた。隙間から覗く。
母親は喪服のまま、隣家のおじさん——父の友人でもあった男——に後ろから突かれていた。母親の手が畳を掴み、肩が小刻みに震えている。
「見てるのね。……お母さんは、あんなに乱れてる」
「……なんで、父が死んだばかりなのに……」
「死んだからよ。男がいなくなった家は、すぐに別の男が入り込むものなの。あの人、前から狙ってたのよ」
おじさんは母親の腰を強く掴み、容赦なく腰を打ち付けていた。
「聞こえる? 『これからは俺が面倒見てやる。この家も、お前も』って。……はっきり言ってるわ」
「……そんな」
「事実よ。お母さんはもう、あの人のもの。あなたも、そろそろ分かったでしょう?」
義彦の股間で、春江の手がさらに激しく動く。
「見ていなさい。お母さんが喘いでる間、あなたは私の手で溶かされていくの。いいわね?」
「春江さん……もう、限界です……」
「まだダメ。もう少しだけ我慢。お母さんの声、ちゃんと聞いて」
隣室では母親が小さく悲鳴のような声を上げ、おじさんが低く笑った。
「ほら、また出そうになってる。緩めるわよ。……息、吸って」
「……っ、苦しい……」
「苦しいまま、もっと見ていなさい。この家は、これからあの人の思う通りになる。お母さんも、あなたも。……私も、ここにいるわ」
春江の手が再び激しく動き始め、義彦の理性を削り取っていく。
「もう少しよ。もう少しで、本当にいけるところまで連れてってあげる。……でも、まだ出させない。今日は、ずっとこのままよ」
葬儀の夜は、まだ終わっていなかった。