葬儀の夜 老婆と青年 無限に終わらぬ手コキ快楽地獄 作:チンゲンサイ2026
夜が明けても、義彦の体からは昨夜の感触が消えていなかった。
春江の乾いた掌の熱と、寸前で何度も止められた快楽の残滓が、股間にまとわりついている。寝間着の中で、まだ少し疼いていた。
リビングに降りると、母親が白いエプロンをつけて朝食の用意をしていた。普段と変わらない顔。喪服はもうしまわれ、薄紫色の部屋着に着替えている。
「おはよう。よく眠れた?」
「……ええ」
「顔色が悪いわね。無理しないで、今日はゆっくりしてていいから」
そのとき、玄関の引き戸が開く音がした。 complement もなければ、遠慮もない。隣家のおじさん——田村——が、土足のまま上がり込んできた。
「よう、義彦。朝から元気ないな」
「……田村さん」
「お前の親父のことは残念だったよ。だがな、いつまでも沈んでちゃいられねえだろ。家のことは俺が面倒見てやる」
母親が茶を淹れながら、ちらりと田村の顔を見た。目が合うと、すぐに視線を逸らす。
「お茶、どうぞ」
「ああ、いい匂いだ。お前さん、昨夜はよく頑張ったな」
母親の手が、わずかに止まった。義彦は黙ってそのやり取りを見ていた。
すると、後ろから別の声がした。
「おはようございまーす。義彦さん、顔色悪いわね。昨夜、あまり眠れなかった?」
春江だった。黒い着物ではなく、今日は地味な柄の普段着。小さな荷物を持っている。
「春江さん……どうして」
「お母さんが『少し手伝ってほしい』って言ってたから。私も暇だし、しばらくここにいさせてもらおうと思って」
田村が低い声で笑った。
「いい案だろ。この家、男手が足りねえしな。俺が表を仕切る。春江さんが中を見てくれりゃあ、ちょうどいい」
「……母さん、本当にいいの?」
母親は茶托を置き、静かに頷いた。
「田村さんがそう言ってくださるなら。……春江さんも、お願いできると助かるわ」
義彦は何も言えなかった。昨夜、襖の隙間から見た光景が頭をよぎる。母親が田村に抱かれ、喘いでいた姿。
春江が義彦のそばに寄ってきて、耳元で囁いた。
「昨夜のこと、覚えてる? まだ体、疼いてるでしょう」
「……春江さん、やめてください。母さんが……」
「お母さんは、もう分かってるわよ。何も言わないでしょう?」
事実、母親は春江が義彦の肩に手を置いても、何も言わなかった。むしろ、意図的に視線を逸らしているように見える。
「義彦さん、ちょっと来て。荷物、部屋に運ぶの手伝って」
春江に腕を引かれ、義彦は自分の部屋へ向かった。ドアを閉めた瞬間、春江は荷物を放り出し、義彦を壁に押し付けるようにして手を伸ばしてきた。
「昨夜、途中で終わっちゃったからね。続き、してあげる」
「待って……今は……」
「今だからいいのよ。お母さんは下で田村さんと話してる。聞こえないわ」
ズボンの中に手が滑り込み、すでに半ば硬くなっていたものを直接握られる。
「ほら、すぐ硬くなった。……私の手、覚えてるのね」
「覚えてなんか……」
「嘘。指を絡めてきたわ。昨夜みたいに、いきそうになったら緩くするから。今日も出させないわよ」
上下を始める。昨夜より少し速く、しかし容赦なく。義彦の背中が壁に押し付けられ、息が漏れる。
「声、我慢して。下に聞こえるわよ」
「……苦しいです」
「苦しいのが好きでしょう? 昨夜も、何度も寸前で止められて、それでも腰を動かしてたもの」
「そんなこと……」
「認めたら? 気持ちよかったって。お母さんがあそこで突かれてるのを見ながら、私の手で溶かされてたこと」
亀頭を親指で転がされ、義彦は歯を食いしばる。射精が近づく。しかし春江はすぐさま動きを緩め、ただ熱い掌で包むだけにした。
「ほら、また出そうになった。息、整えて。……整ったら、また動かすわ」
「春江さん……お願いです」
「お願い、って何を? 出してほしいの? それとも、もっと長く苛めてほしいの?」
下の階から、田村の低い笑い声が聞こえてきた。母親の小さな返事も混じっている。
「聞こえる? もう、この家の空気が変わってるわ。田村さんが上に立って、お母さんは従う。私は、あなたを見ていればいい」
再び手が激しく動き始める。義彦の膝が震え、壁に手をついて体を支える。
「もう少しよ。もう少しで、本当に限界まで連れてってあげる。……でも、今日も出させない。我慢しなさい」
義彦は答えられなかった。快楽と焦燥が、昨夜よりも深く体に染み込んでいく。
春江の荷物は、部屋の隅に置かれたままになっていた。
もう、帰る気配はなかった。