※この作品はR-18です。

退魔師風見雪花の戦闘記   作:無もなき

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現代の退魔師風見雪花と妖魔との争いの始まりのお話


退魔師風見雪花の物語の始まり

人々が寝静まる午前1時とあるマンションの質素な1室で1人の女性が長い黒髪を束ね白いYシャツ、黒のスーツにネクタイを見に纏い支度している。そんな時に部屋のテーブルに置かれた携帯端末の画面が光り通知された文字が表示される。

「風見雪花殿 東都A地区3番路地にて妖気発生、至急現場に急行願います。」

通知を確認し音声にて

「承知した」

と返信し部屋の隅に置かれた刀を携え符を纏めたケースを胸のポケットにしまい片耳に通信用のイヤホンをかけ家を出る。

 

彼女の名は風見雪花19歳、身長168cmに上から82、58、80

と引き締まった身体を持つ退魔師を仕事としている。幼い頃早くに共に退魔師であった両親を亡くし国が秘密裏に管理する退魔協会に育てられ鍛練を続けた退魔師のエリートである。今夜も人知れず魔物を狩る為に夜の街を駆け抜ける。

連絡を受け5分もせず指定された現場付近に到着する。

「こちら雪花、連絡を受けた現場に到着した。」

「了解しました。周囲の人払いは大方すんでいますので妖魔の探索をお願いします。」

すると探索する間もなく裏路地から女性の悲鳴が聞こえる。

「きゃあぁぁ~誰か~~助け…」

「向こうか」

と悲鳴の聞こえた繁華街の裏路地に足を向ける。

雪花が悲鳴の元に駆けつけるとそこには衣服を破かれ気絶した若いOLとみられる女性とそれを囲う人ならざる異形をし緑の身体をした小鬼が6匹存在していた。

「こちら雪花、妖魔発見した。小鬼が6匹、直ちに討伐する。」

と連絡を終えると怒りに満ちた目を小鬼の群れに向ける。

殺気に気付いた小鬼が雪花の方をむき醜悪な笑みを浮かべ臨戦態勢をとる。

「そうだ此方をむけ私が相手になろう。」

と雪花も刀にてを添え臨戦態勢をとる。

すると一匹の小鬼が雪花に向かって飛びかかる。

「ギャアァオォォ」 

と襲いかかるそれに対し雪花は

「遅い」

と刀を抜き一閃すると小鬼の身体が瞬く間に二つに別れ絶命する。

その様子を見た残りの小鬼が一瞬後退りする。そんな様子を目にした雪花は小鬼の返り血で少し汚れた顔を向け凛とした表情で

「どうした怖じけずいたのか、こなければ此方から行くぞ。」

と残りの小鬼に歩みよる。

それ程知能の低い小鬼達は各々の顔を見合せ意を決した顔をし改めて雪花に向かう。

「「ギャアァオォォオォ」」

先ずは二匹の小鬼が飛び掛かる。

「そうだそれでいい。」

再び刀を鞘に納めた雪花は襲ってくる小鬼の位置を視認し刀に自分の霊力を込め技名を叫びながら抜刀する。ま

「風刃一閃!!」

自らの霊力で作った風を刀に纏わせ刀を一振りすると刃状の風が飛び掛かる小鬼の身体を通り抜けると二匹の小鬼の身体は先の小鬼の身体より鋭く二つに別れそのまま地に落ちる。それを確認した雪花は再び刀を鞘に納め冷酷な目をこう呟く。

「これで残り3匹…。」

その様子を見た残りの小鬼は距離をとり直し近くに落ちた仲間の亡骸を各々拾い雪花めがけて投げつける。

「…っ成る程そう来たか。」

そう呟き雪花は向かって来る亡骸に刀を抜き払い落とす。

その一瞬の隙に小鬼達は一匹は鞘に向かい残りの二匹は雪花の右手の刀にめがけ飛び掛かる。

「くっ…知能は低くてもこの程度は考えつくか、ならば。」

雪花はすぐに鞘と刀ごと小鬼を払いのけ後ろに距離を取り胸ポケットからケースを取り出し更にその中から1枚の符を取り出し霊力を込め前方に投げる。

「氷結陣!!」

雪花が言い放つと同時に符から鋭く研ぎ澄まされた冷気が小鬼達に向かい触れると同時に小鬼達の身体を氷漬けにする。刀を拾い直しその氷漬けになった小鬼の身体を一刀両断し絶命させる。鞘を拾い直し刀を納め周囲の妖気の反応が無くなった事を確認し気絶した女性の元に向かい1枚の符を女性の額当て霊力を込めこう呟く

「記憶氷結の計」

と霊力を流し込む。

「これで今夜の記憶は封じれる…こんな記憶は忘れてしまったほうがいい。」

そう言うと雪花は立ち上がりイヤホンに手を当て

「こちら雪花妖魔の討伐は完了した。被害にあった女性は命に別状は無し一先ず犯された様子は無いが衣服に損傷あり至急救護班を現場に要請する。」

「雪花さん了解しました。救護班は間もなくそちらに到着します。周囲の妖気の反応もないので今夜はこれで大丈夫みたいです。雪花さんはそのまま帰宅して下さい。」

「了解した、では明日装備の手入れと報告も兼ねて本部に寄らせてもらう。」

「わかりました。ではお待ちしていますのでお気をつけておこし下さい。」

と通信を切ると雪花は女性の方を向き

「今夜の事は忘れたほうが良い、治療や衣服等は退魔本部が専門の病院で対応してくれる。妖魔に対して嫌な思いをするのは私1人で終わりにするから…」

と言い終えると救護班のサイレンが聞こえて来るのを確認し自宅の方へと向かい歩き始めた。

そんな様子を遠くから見つめる人影があった。

「やはり風見雪花…あの女の存在は厄介ですね。相当策を練らなければ足元をすくわれるのは此方になりますねぇ。」

と言い人影は闇へと消えていった…。

 

 

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