※この作品はR-18です。

クド夢エクスタシー   作:kaigara

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クド夢[重み]より同文からの派生。
原作にあるらしいエクスタシーシーンの男性版です。お間違いないように確認ください。
書いたやつはエクスタシー未プレイです。暖かい目で見てください。


重なる身体の重み/夢主男性版

 「ひょっとして、同じこと考えてますか、△△」

 「……」

 

 何も答えない。だが、恥ずかしさをこらえるように目元を隠して、こくりと頷いた。

 

 「△△……」

 

 クドの手が、私の肩に置かれる。

 

 クドの顔が近づいてくる。

 

 私は、自分の顔を隠す手を退けた。

 

__

Third

 

 二人の口が触れ合う。幾度目かのキスと、この状況。彼の言葉を借りるなら、女子を連れて夜に人気のない所で二人きり。そんな中で、頼花の興奮は天井を抜けていた。

 

 (暖かいなぁ……いい匂いがする……キスの音が響く)

 

 彼の脳内には五感から得られた情報がぐるぐると堂々巡りをしていた。そんな中、クドのキスの動きが止まると、頼花は名残惜しそうに目を開く。だが、クドの方はまだ留まる所を知らない。

 

 (……もう、そろそろ、良いですよね)

 

 クドが口を付けたまま唇を開くと、一緒に頼花の口も開く。突然のことに驚いている間に、開いた口の中にクドの短い舌が侵入した。

 

 「ふぇ……なに、をっ!?」

 「……♡」

 

 逃れようとする頼花の首に腕を回して、更に距離を縮める。クドが首を傾げ、ピタリと形が合うように口を合わせると、クドの舌が頼花の舌にぶつかりに行った。

 テクニックなどまるでないようなキスだが、遠慮がちな頼花の舌はクドの短舌によって蹂躙される。逃げようとも追いかけ、しつこく会いに来る様は日常の頼花のようだった。これに懲りて悔いを改めるといい。

 

 「んー……ちゅっ、ぱ、んー……れろれろ……んふ……」

 「らに、して……あんむ、っんん〜っ」

 

 初キス以来に息継ぎの仕方を忘れて、たまにはなれた口の隙間から酸素を取り込む。その度、クドは口の角度を変えて、隙間なく密閉するように口を塞いだ。むしろクドは、自分が人工呼吸でもしてあげようかと言う勢いで、頼花の口内に息を吐く。頼花の喉から鼻腔に掛けて、全てがクドの匂いに犯され、酸欠も相まって意識がとびかける。そうしてようやく、クドが満足したのか、口が離された。

 

 「……かはっ、けほっ、……はっ、は……」

 「や、やり過ぎちゃいましたか……? ごめんなさいです……やり方がわからなくって」

 「だ、……大丈夫」

 

 何度か深呼吸を挟み、息を落ち着かせる。ふわふわした意識の中、頼花は今のが夢なんじゃないかとすら思っている。クドはと言うと、同じく深呼吸をして、次の自分の行動へ振り絞る勇気を練っていた。

 

 「そ、その……おくち、初めてだったね」

 「はい、私も初めてですー」

 「海外だとキスって挨拶みたいなもんだって聞いたけど」

 「さ、流石に舌を入れるのはしませんっ。好きな人とだけですから」

 

 好きな人、という言葉にまた頼花が顔を赤らめる。何度言われてもなれないものなのだ。さて、頼花はこれで終わりかと思い、立ち上がろうと前に体重を掛けると、対面して座っているクドを胸元に抱きしめてしまう。頼花はもうなんだったらお姫様抱っこでもして送ろうかとすら思いつつ、この温もりが恋しくてしばらくこのままに居てしまう。それがまずかった。

 

 (こ、こ、これは△△が私に甘えてきている……!?)

 

 クドもまた生娘であった。

 恋愛経験が全くないのは頼花だけでは無い、一般的な性知識はあれど、恋人との距離感を測る授業など日本どころか世界どこでもやってないのだ。そして、この勘違いがさらなる悲劇をもたらす。

 

 (つまり、わ、わわわ私がリードしないといけませんねっ)

 

 ここで一度、一行目に戻ってみよう。

 

 『ひょっとして、同じこと考えてますか、△△』

 

 頼花はこくりと頷いた訳だが、ここでの同じ事とは明文化されておらず、互いにすれ違いが起こっている。

 そう、頼花はキスで終わりだと思っているが、クドは初夜を迎えてロストバージンする気満々だったのだ。

 哀れ頼花はそういう事は結婚してからとかDT拗らせた志で今や自分がその状態になるとは夢にも思わなかったのである。一話冒頭で学生恋愛を冷笑していただけの事はある。

 

 頼花に抱きしめられている状況で、そんなGOサインを見誤ったクドが次にする行動。自分がリードすると決めたのであれば、手を出すのも自分からだ。クドは頼花のシャツに手を掛けて、一つ一つボタンを外していく。クドの暖かさを感じて満足しつつある頼花は、その行動に気が付かず、全てのボタンが外れ、自分のインナーに手が掛かった時にようやく気がついた。

 

 (……今日はクドも甘えたい日か)

 

 頼花もまた生息子であった。

 

 「確保」

 「わふっ!?」

 

 広げられたシャツを、クドを覆うようにして抱き込む。中からぽふぽふとクドの声が聞こえてくすぐったい。1度ディープキスと言う関門を超えたことによってハードルが少しおかしくなっていた。中から抗議の声が聞こえてくるが、それをも抱き込みゆっくり背中をさする。次第に声も収まってきて、すーすーと寝息のような声も聞こえてくる。

 

 (色々あったから疲れちゃったかな)

 

 と、頼花は我が子を抱く(いだく)親のような顔で背中をさすっている。さてクドの様子を見てみよう。

 

 (すー……はー……すー……すー……♡)

 

 初めて、この距離で、尚且つ密閉された状況で嗅ぐ匂い。自分とは違う、好きな男の人の匂いは、精々おじい様と遊びに行ったくらいしか無いクドのちっぽけな男性経験に対して、まるで少女を発情させる劇薬のようだった。自身の脳が、この匂いを遺伝子に刻み込むように最適化されているのを感じる。

 

 (す、すっごい濃い匂い、頭がふわふわしちゃいます……もっと、もっと……)

 

 クドはインナーの内部へと顔を突っ込み潜り込ませる。頼花の方も多少の違和感を感じているがお構いなしにそこに辿り着く。インナー伸びちゃうけど気にしない。

 クドの鼻先が頼花の胸板にたどり着く。いつかの風呂で直視出来なかった胸板。割れてる訳でもないが、程よく引き締まっている。また、ムダ毛の全くない身体はどちらかと言えば女性的にも見えた。クドはすべすべのお腹に指を這わせて、肋骨をなぞる。

 

 「あはっ、ちょ、ちょっとくすぐったいよクドっ」

 「……すー……はー……ぺろ」

 「く、クド……っ? ひゃっ!?」

 

 なっさけない声をあげるのも無理はない。匂いを嗅ぐだけでは飽き足らず、わんこが我慢出来ずに身体を舐め始めた。恋人のインナーの中という密室で、恋を知り始めたわんこの自制心は紙くずのように風が吹いて消え去った。

 

 (かわいいこえ……わふ)

 「んっ……あ、あはっ、クドっ、てば」

 

 発情した犬のグルーミングを未だにじゃれあいだと思ってる頼花は、無自覚にその犬を煽るように声をあげる。そして、クドはそのインナーの中でたった二つの小さな突起を発見した。エンジンのかかったクドは留まる所を知らずにいた。

 

 「かぷっ」

 「ひぇっ!? クド、そ、そこ、はっ……ん」

 「ちゅっ……ぺろぺろ」

 「んん……っ、クド」

 

 これだけのアプローチを受ければ、流石の頼花も『そういう空気』だと言うことに気がつくだろう。様子を見てみる。

 

 (……お母さんが恋しいよな、私が代わりになれるかは分からないけど、今だけはこのままで)

 「うん、良いよ。そのままで大丈夫」

 

 こいついつになったら保護者ヅラやめんねん。

 恋人に乳首を舐められていて尚、心意気変わらず。

 (△△もえっちな気分になってきましたかね?)と伺うクドも、安らかな声とゆっくり頭を撫でる手、そして安心して眠りに着きそうな自分に違和感を覚えた。

 インナーから這い出て、被さるシャツを剥ぐと、中から少し髪の乱れたクドが現れる。

 

 「? もう良いの?」

 「ち、違うのですー。ただこうやって甘えたい訳じゃなくて」

 「別にいいのに」

 「そ、そうじゃなくて、あのですねっ」

 

 クドは自分のマントを床に広げると、着ていたアオザイのボタンを外す。

 

 「な、何……なんで……!?」

 「やっぱり、伝わってませんでしたね」

 

 ガッカリそうではあるが、だけど安心感を覚えるような顔でクドが笑う。そして、アオザイの下のホックに手を掛けて、するっ、とアオザイが脱げた。頼花は反射的に目を閉じ手で隠す。そうしなければ、クドの薄桃色のキャミソールが目に入ってしまうから。

 クドはその格好のまま、もう一度頼花へ近づくと、目を塞ぐ腕へと手を伸ばし、その自制心を一つずつ引き剥がしていくように腕を退ける。

 

 「見ても良いんですよ、△△にしか見せないですから」

 

 腕を掴んだついでに、頼花のシャツも脱がせに掛かる。既に彼の脳内ではありとあらゆる可能性を吟味してこの状況に対する最適解を模索しているが、生息子にそんなものはない。大人しく抱かれていれば良いのだ。頼花はそんな不甲斐ない自分を、クドが受け入れてくれることを知っているから、無駄な抵抗はせずそのままクドの行為を受け入れ、目を開く。彼の目には、クドの姿が現実のものではありえない物とまで映るだろう。だが現実である。

 

 「い、今から……その、する、の?」

 

 クドはこくりと頷いた。

 

 「……いや、でしたか?」

 「そんな訳ない! た、ただ……私初めてだし、上手くできるかわかんないし、こういうのは結婚してからって」

 「私も初めてです。結婚……まで、考えてくれてたのですね」

 「いやっ、ちが、わないけど……」

 

 クドは頼花の手を握る。いつも通りの安心する、文字通りの手続き。

 

 「私はしたいです。△△は私としたくない……ですか?」

 「……それは、ずるじゃん」

 

 結局、頼花は、したいと答えた。

 

__

 

 お互い未経験の初夜というものは、得てしてぐだぐだなものである。せっかくなので余すことなく綴る。

 お互いに合意しあったあと、頼花は硬直した。行為自体は知っていても、それに至るまでの過程は教わるものでは無いのだ。とりあえずクドが痛む思いをしないようにだけ神経を集中させる。

 変わってクドは、とりあえずハグをする。純粋な愛情だけでは無い、欲情を混ぜたハグ。クドの口元には頼花の鎖骨があった。

 

 (……さこつ、なんだかドキドキします)

 

 「かぷっ」

 「んっ!?」

 

 一口。思わぬ部分への攻撃に声が漏れる。鼻息荒く、自分の鎖骨を捕食するクドを前に頼花はどうすることも出来ない。頭を撫でてしまえばまたあやすような形になってしまうし、頼花に出来ることは抱きしめるだけ抱きしめて、クドの首に頭を乗せることだけだった。

 結果的に、クドの行動によって適時漏れ出す声を本人の耳元に直接届けることになる。敏感な首元、それも鎖骨をちゅっと吸えば身体がピクっと震えて息が漏れる。少し歯を立てれば食いしばるような声が耳元に届く。

 

 「んっ、ふぅ……ぁっ、く……」

 (な、何か凄くえっち、えっちですっ……!!)

 

 普段の頼花の声と、今の非現実的な嬌声が重なる。

 普段のハキハキとして、そして私と話す時の鈴を転がすような声。

 悪意のない言葉を浴びせられた時の、低くて、それでいて少し怒気を孕んだような声。

 それらの記憶が、今の非現実的な光景を更に引き立たせた。自分の好きな人の、自分しか知らない声を独り占めにしているという背徳感に、クドはイケない興奮を覚えてしまった。

 

 (もっとしたら、どんな声を聞かせてくれるんでしょう)

 (もっとしたら、どんな△△を見せてくれるんでしょう)

 (もっと……もっと……♡)

 

 クドは首元から口を離し、改めて頼花の顔をじっと見る。初めてキスした時よりもずっと顔が紅潮し、目が泳いでいて視線が合わないので、頭を動かして目線を合わせに行く。

 

 「じ〜〜……」

 

その度、恥ずかしそうに目線をそらす瞳が面白くて、クドは口の端を釣り上げて笑った。

 

 「わ、笑わないでよ」

 「すみません、恥ずかしがってる△△が可愛いくて」

 

 頼花のインナーに手を掛けて、上の方に捲り上げる。艶やかなお腹とおへそ、そしてさっきまで吸い付いていた乳首が月明かりに照らされてぬらぬらと光っている。クドはそこにもう一度吸い付くと、上目遣いで頼花を見上げて尋ねる。

 

 「ちくび、きもちいいですか?」

 「いや……なんかくすぐったい」

 

 開発されていない乳首などたかが知れているが、好きな人に触れてもらっているともなれば話は別。ついでくすぐったいとも思えるくらいであれば、資質として十分だった。

 片方は吸いながら、もう片方は指で弾いたり捏ねてみたりと、頼花は逆では無いかと思いつつもその状況を受け入れていた。

 

 しばらくそうしていると、次第に乳頭がじんじんと熱くなり、頭の中にぴりぴりした多幸感のようなものが現れ始める。いつしか頼花の息も少しずつ荒くなり、瞼がとろんと重くなっていた。

 それでぼーっとしてようやく張っていた気がついたのか、クドのお腹辺りにようやっとぴくぴくと何かが当たり始める。

 普段からスキンシップを多くとったり、心の中で妹や娘のようなものと言う自己暗示をかけ続け、頼花の性欲はひた隠しにされていた。最近ではクドからのスキンシップも増えてきて、段々と決壊しかけていたこのダムが遂に崩壊する時が来た。ここまで良く保ったものだと褒めてやりたい。

 

 クドは腹部の違和感に気が付き、なんとはなしに余った手でそれに触れた所でようやくその正体に気がついた。顔が一気に紅潮する。

 

 (や、やっとです! ぺたんこじゃ反応が無かったので苦戦したのですが、ようやく、私、上手かもしれません!?)

 

 これまで自分のぺたんこでは一切反応しなかった頼花が、自分のテクで興奮してくれたと半分間違って半分合ってる変な自信をつけて興奮するクド。実際はぺたんこ、と言うかクドで反応しないように禅を極めていただけである。年頃の男児なぞ手を繋いだだけで勃つものだ。

 

 「その、あの……ぬ、脱がせてもよろしいでしょうか?」

 「はー……んん? 何を……あ」

 

 そこで頼花も自身の体がとうとう反応してしまったことに気がつく。内心クドを怖がらせたらどうしようと言う気持ちでいっぱいだが、これからの行為を考えればそんなの杞憂も良い所だ。

 頼花は口元を手で隠し、こくりと頷いた。

 

 「△△も……その、えっちな気持ちになるんですね」

 

 頼花のジャージに手を伸ばしながら言う。

 

 「そりゃあそうさ、私だって高校生なんだし」

 「……来ヶ谷さんみたいな身体なら直ぐなんでしょうか」

 「え? どうして?」

 「だって、私はぺったんこですし……ちんちくりんですから」

 「それは、違う」

 「え? だって、ほらこのとーり」

 

 クドが中途半端にジャージを下ろしたあと、おもむろに自分のキャミソールをたくし上げる。クドの小ぶりなおっぱいと、その上に小さく乗る桃色の突起が頼花の目にようやく映った。あまりにも突拍子もなくそうするせいでブロックが間に合わなかったのだろう。

 そして、それが目に入った途端、ほんの少ししか硬さを持っていなかった頼花の物が、グググッと力強く盛り上がっていく。少しずつ山が高くなっていく所をクドにまじまじと見られて、頼花は恥ずかしそうに顔を隠した。

 

 「わ、わ、わわ……これ……って、つまり、その……」

 「……やめてぇ、きかないでぇ……」

 

 ぺたんこゆえ、自分の身体にはなんの価値もないとさえ思っていたクド。と言うか身体が度外視なので頑張って技術の方面を磨こうとさえ思っていたクドは、自分の身体を晒すことに抵抗はなかった。

 こうして、自分の身体に反応するような人が周囲に居なかったと言う至極真っ当な理由もある。だからこそ、こうして自分の好きな人に、自身の身体が価値のある物とわかったのがとても嬉しかったのだ。クドはその証拠を包み隠さずみたい一心で、改めてジャージに手をかける。少しの抵抗を感じながらも、その正体はすぐに現れた。

 ぷるん、と飛び出した男性器。クドが風呂で見たおじい様の物とは違う、臨戦態勢の物。頼花の物は特別大きくも小さくもないが、小柄なクドにとっては十分過ぎるほど大きかった。

 頼花は怯えたような目で、自分のものをまじまじと見つめるクドを眺めている。

 

 「わー……すんすん」

 

 クドが初めにとった行動は匂いを嗅ぐことだった。その半剥けの矛先に鼻を近づけて嗅いでみると、直前に風呂に入っていたからか、特段悪い匂いはしない。むしろ、先程から色々あったお陰でかいた汗が揮発し、クドにとっては馨しいような匂いで満たされている。

 クドが鼻を鳴らして嗅ぐ度に、ぴくぴくと震えて本人のように怯えているようにも見える。

 それを、クドは両手でつかみ更に鼻を近づける。一番濃い匂いが何処にあるのかを探すように、子犬が鼻を鳴らすように何度も何度も匂いを嗅ぐ。

 そうしていると、先から透明な汁が湧き出してきた。お互いに知識だけはあるのでらそれがカウパー腺液である事がわかる。そして、それが性的興奮を受けている時に出るものということも。

 頼花は何故か申し訳ない気持ちでいっぱいだった。汚してはいけない対象が、今自身へとこんな事をしているのに、何も出来ない自分がやるせない。と言うかそもそもクドを汚したくない。なのに興奮してしまう自分が嫌だった。

 

 「ぺろ」

 「ひゃ……っ!?、だ、だめクド、汚いからっ」

 

 そして、頼花がそんな複雑な感情の中で悶えていると言うのに、クドははみ出た先走り汁を舐めてみる。ほんのりしょっぱい、暑い日に流れた汗が口の中に入ってきた感覚に似ている。美味しい訳では無いが、舐めれないこともない味。肝心のちんちんは別に変な味がする訳ではなかった。

 とりあえず満足するまで舐めてみることにした。アイスキャンディーでも舐め溶かすかのようにぺろぺろと。何処が気持ちいいとか、そんな知識はないので逐一頼花の顔や反応を見て攻め方を変えてみる。上目遣いで自分のものを舐める最愛の彼女は頼花にとってあまりにも甘美であり、初めて感じる口淫の感触に耐えるのでやっとだった。

 裏筋を下からゆーっくり舐めあげたり、先っぽの部分をちろちろ舐めてみたり、回すようにしてみたり、それぞれ反応が違って面白い。自分の行動で、自分よりも背の高い男の人を手玉に取るような感触に、また良くない興奮を覚えた。

 

 先っぽにキスして、一度その口淫を終える。とりあえず濡らせばおっけーくらいの感覚で取り止めたので、頼花は中途半端に昂り呼吸が大きく早くなっていた。

 そんな頼花を尻目に、クドはドロワーズを脱ぎ捨てる。顔を出したショーツはしっとりと濡れていた。

 

 「△△、辛そうです。大丈夫、ですか?」

 「へ、平気だし……全然、余裕だし」

 

 強がりである。直ぐにでも出してしまいたいくらいに高ぶった欲望を理性だけで抑えている。しかしそんなことを露知らないクドは額面通りの意味で受け取り、また新たな試練を振りかける。

 

 「じゃあ……脱がせてもらえますか、ぱんつ」

 「……うん」

 

 頼花はその下着を見るだけでも目が潰れそうだった。

 だが、他ならぬ最愛の彼女からのリクエストに答えない訳にはいかず、触れたこともないような自分のよりも何回りも小さなショーツへと手を伸ばす。

 傷つけないためか、はたまた自分の性的欲求を満たすためか、少しずつショーツがずり下がり、クドの秘められた割れ目が顔を出す。毛が生え揃う所か生える余地すらも見えないまっさらな状態だった。

 当然のごとく頼花は下ろしてる間も、下ろした後も目を閉じていた。いい加減目に入れる勇気を示して欲しい。

 

 「もう、いつまでそうしてるんですかっ」

 「だ、だってー……」

 「ずっと目を閉じてると何するかわかりませんよ〜」

 

 クドは頼花の脇腹目掛けて両手を入れてこちょこちょまさぐる。

 

 「あっ、あはははっ、や、やめて」

 「まだまだやりますよ〜、こちょこちょ〜」

 「いやっ、ひひっ……だ、だめ、だって……っ!」

 「わふー、やっと目を開きましたー」

 

 頼花の目にようやくクドの姿が移る。扇情的で尚且つ無邪気な愛しい恋人の姿に、頼花の物が更に勢いをまして固くなる。

 クドは頼花の膝に座り、その大きくなった物を自分のお腹に当てる。

 

 「わ、わふ……おへその下まであります」

 「それやめて……恥ずかしい」

 「で、ではでは早速」

 

 と、クドが腰を上げたところで、頼花からちょーい待てー! と静止が掛かる。不思議そうな顔をしているクドを180度向きを変えて、後ろから抱き抱えるようにして自分の物の前に座らせた。

 

 「こ、こっちの向きの方が良いのですか! 私として顔が見えてた方がよかったりしたりしちゃったりとかしてみたり……」

 「違くてね? 全然慣らしてないと痛いって聞くから……さ、触るよ?」

 「わふっ!? そ、それも、そうですね……」

 

 そう言って頼花はクドの股に手を伸ばす。既にびっちゃびちゃに濡れては居るが、中は生娘のままなので、ぎりぎり中指の先が入るくらいにキツい。

 やり方がわからないので分からないなりに傷つけないようにだけ細心の注意を払いながら、左腕でクド胸の当たりをホールドし、自分の腕に掴ませ、右手で割れ目に沿ってすりすりと動かしつつマッサージしてみる。クドの方は出鼻をくじかれた悔しさもありつつ、後ろから頼花の大きな腕に抱かれ安心感を感じている。

 

 「んー、……ふー……んん」

 「ここ、気持ちいい?」

 「はい、ふー……っ」

 「うん、良かった。もうちょっと、頑張ろうね」

 

 一度気持ちいいと言ったところを何度もねちっこく責めると、足がピンと跳ねてぱたぱた揺れる。その度に、頼花は満足そうにまた指を動かしていく。

 

 「……こことかは?」

 「はぐっ!? ひ、ふっ、ふー……っ」

 

 割れ目の先にある突起を包皮上からくにゅっと摘む。足が一際ビクンッと跳ねた。

 

 「痛くない?」

 「……ふっ、ふー……」

 

 頷いたクドを見るやいなや、包皮の上からまるで自分でする時のように上下にちゅこちゅこ動かしていく。力はあまり入れずに、丁寧に磨きあげるように何度も何度も扱きあげると、鋭角的な快楽が快感の頂点をとんとん叩きつける。

 より脱力したのを頼花が感じ取ると、今度はようやく腟内へと指を挿入した。先程よりも柔らかくなっていて、指の一本程度ならば入れられる事が出来たので、腟壁をゆっくり拡張するようにぐるぐると擦り上げていく。

 

 「ぉー……おー……♡」

 

 直線的な刺激から、鈍い押し上げるような刺激に変化したことにより、嬌声もまた、跳ねる幼子のような声から一転して喉を震わせるような声へと変わる。どちらの声もまた、頼花の理性を揺さぶり、クドの目の前にそそり立つものの硬さを維持していた。

 

 「ここはどう?」

 「きもちー……です……♡」

 

 多種多様な攻めはやはり慈愛の心や奉仕精神からなのだろうか。逐一気持ちいい場所や感想を聞いてくるため天然の言葉責めのようになっている。クドは段々と絶頂に向かっているが、はしたない声を出来るだけ聞かせないように喘ぎ声を噛み殺し吐息に変えて吐き出している。

 

 「……もしかしてイッちゃいそう?」

 「! や、ちがっ……」

 「そう? じゃあこのまま」

 

 イきそうになって下手に否定してしまったお陰で、ゆったりとした攻めのまま絶頂でゆーっくりと押し上げられていく。

 

 「……っ、く……♡!」

 

 抑えた声が漏れる。一度、二度と強く頼花の腕の中で跳ねる。その衝撃を全部頼花が受け止める。掴んだ腕に力が入って、抜けていく。きっとイったこともバレただろう。

 

 「気持ちよさそうで良かったよ」

 

 攻めはまだゆったりと続いている。男性は絶頂したら明確に分かるものがついてるが、女性はそうもいかない。誰でも恋人には気持ちよくなって欲しいし、自分がその手助けを出来るのであればとても喜ばしいことだろう。と、本気で思っている。要するに、この馬鹿はイったことに気づいてないし、クドが満足した、もうやめたいなどと言わない限りは止める気が無いという事だ。

 しかし、クドはそんな事を考えている余裕はない。ちょっと攻めっけ出してみたは良いものの、どちらかといえばクドもまた恥ずかしがり屋な方である。自分の感じてる声が聞かれるのは恥ずかしい。何故攻めに転じれていたかと言われれば頼花の防御力が紙っぺらだったからとしか言えない。しかし頼花は火力は人並み、愛する人の為なら人並み以上に頑張れる為、クドの紙っぺらとまではいかない画用紙程度の防御力では突き破られるのも時間の問題だった。

 

__

 

 「あーぁ……っ、く、……ふー……」

 

 それから30分程経過した。クドは頼花に背を預け倒れ付し、すっかりお股はとろとろになっていて、頼花のお腹も畳を汚さないようにと敷いていたマントもびちゃびちゃである。画用紙はついに破れなかったが水浸しになっていた。これもまたひとえに愛のなせる忍耐だろう。

中にも指が二本は入る程まで柔らかくなったので、久方ぶりに指を抜く。クドの粘膜から分泌された愛液が指に絡みついて、糸を引いていた。

 

 「こんなもの、なのかな」

 

 指をいつの間にか調達されていた近場のティッシュで拭き取ると、クドがゆっくり起き上がる。

 

 「も、もう……もう、いいですか?」

 「うん、このくらい柔らかく出来たら……多分、大丈夫」

 「じゃあ、もう、いれますから」

 「あ、ちょっと待ってて」

 「……んむ」

 

 頼花は自身の財布から何故かいつの間にか親に入れられていた避妊具を取り出す。いつもはガチきめぇと文句を言うところだが、たまには役に立つタイミングがあるもんだと感心した。それをクドに見せて

 

 「それじゃあご協力お願いしまーすっ」

 

 と、封を開けようとするも。寸前でゴムを奪い取りポイっとその辺に投げ捨てた。

 

 「えっ、あ、あのっ?」

 「ふー……♡ふー……♡……じゅるり」

 「ま、待って」

 「あはっ♡」

 

 舌なめずり。

 うまそうな飲食物を前にしたときなどに、舌を出して唇をなめ回す行為のこと。

 転じて、欲するものや獲物を虎視眈々と待ち構えることも言う。(pixiv百科事典より)

 この場合はどちらにも該当する。

 

 とっちゅんっ。

 

 「ぁっ〜っ♡!」

 

 強く肉同士がぶつかる音。その衝撃だけでずっと焦らされていたクドは一度達する。ぎゅうぎゅうと小さな穴が更に強く頼花の性器を締め上げる。頼花は頼花で、口淫での寸止めから前戯の間まで焦らされていたため、余裕はあまりない。

 頼花はこの盛りのついた狼が満足するまで耐え抜くことを余儀なくされた。

 クドが顔を上げ、怯える頼花の顔を見て、もう一度舌なめずりをした。

 強くピストンする音が部室に響く。すっかり焦らされまくったクドは大好物を目の前にした狼の様に目の前の物を捕食する。やり方は本能でわかった。

 

 「はーっ、はーっ♡きもちい、ですっ△△っ♡」

 「待ってっ!? だめ、これナマだから……っ♡」

 「ごめんなさいっ、もう我慢できません……あはっ♡△△っ♡△△っ♡」

 

 うるせぇ口を塞ぐように、クドは無理やり頼花の口を奪う。中身を貪るようなキスは今までのしとやなか物とは違い、文字通り蹂躙するようなディープキスだった。

 一度奥を突く度に軽くイって、今までじんわりと向かわせられていた絶頂へと何度も何度も波形のように、抽挿と同じくいったりきたりを繰り返す。最初に思い描いていたのは

 『いっ、痛いです……でも、△△のだから平気です』

 『大丈夫? 辛かったら私の事噛んで良いから』

 みたいな、そんな純情そうな初夜。実際はこう。

 

 「ちゅーっ、ちゅっ♡ んぱ、んー……♡っ、ふふ、気持ちいいですか? △△……♡」

 「気持ちいい……け、どぉ……♡このままじゃ、出しちゃ……」

 「いいじゃないですかっ、このまま一緒にいくのですーっ♡」

 

 はい。

 2人とも思い描いていたものとはなんか違うが幸せそうなのでよし。だいたい頼花が悪いよ。

 そうしてしばらくぱちゅぱちゅと湿気った音が続くが、ふとしたタイミングで、頼花が力を振り絞ってクドを抱えあげる。

 

 「あれ? △△〜、抜けちゃいました〜、もっと、もっと」

 「いや……これ以上は本当に、……絶対ダメ」

 

 強い意志。本当に将来を思って言う覚悟。頼花はどれだけ場に流されようとも、そんな鋼の意思を持っていた。だから若干拗れることもあるが、揺るがない理性だけは本物であった。

 

 「んー……どうしてもだめ、ですか?」

 「どうしても、これ以上するって言うなら私は……」

 

 クドは腕の中からスルッと抜け出し、マントのポケットに入っていた小さな小箱を取り出す。

 

 「……な、何それ」

 「ふっふーん、本当はもう少し後に見せる予定だったのですが、このままだと最後までしてくれ無さそうなので」

 

 缶の中から、一つの錠剤を取り出し、見せびらかす。

 

 「おじい様からいざと言う時のため、って持たされてたお薬なのです! ですから……」

 

 クドはまた頼花に跨る形で、口を頼花の耳元に寄せて囁く。

 

 「いくらでも中に出して良いのですよ、△△♡」

 

 そのまま腰を降ろす。既に限界ギリギリだった頼花はその二つの衝撃で直ぐに果ててしまう。既に何度も果てていたクドは、自分の小さな身体からポコっと浮き出たそこがじんわり暖かくなるのを感じて、また果てた。

 声にもならない絶頂の声を上げたまま、二人はしばらく抱き合う。

 

 「好きっ……好きです……♡」

 「私も……大好き……っ♡」

 

 それでも、愛を確かめ合うことだけは忘れず、長い吐精がようやく終わった。

 ポトッと腟内から零れるようにして抜ける。中からは白濁が絶え間なく流れてくる。

 

__

 

 「……思ってたのと違う」

 「そうですか? 私はとっても気持ちよかったです」

 「最初は……もっとこう、お互いお布団の中で抱き寄せて、互いの安否を確認し合うようなさ」

 「……そっちの方が良かったですか?」

 「…………いや、嫌いじゃなかった。知らないクドの一面が見れた気がするし」

 「わふー、私もたまには狼さんになってしまうのですっ。がおー」

 「実際食われてるから恐ろしくてたまらない……」

 

 そんなピロートークは、実に二人らしい雑談だった。頼花がささっとお茶を入れてくれて、ほぼ裸のまま二人で休憩する。二人ともようやっと実感が出てきたようで、話しながらほんのりと赤面していった。

 

 「△△って、ロリコンさんなんですか?」

 「ぶふっ、な、なに急に」

 「確かに、来ヶ谷さんと接している時に反応してるのは見たことがありません……」

 「違う、断じて違う!」

 

 クドがキャミソールをたくし上げて胸を見せる。頼花は未だに反射的に目を逸らしてしまう。

 

 「や、やっぱりそうなのですかっ」

 「ちが……そういうんじゃないから」

 「だって、こんなぺったんこーですよ! ぺったんこー!」

 「クドだからこうなるの!」

 「わふ!?」

 「……他の小さい子は別に興味ない。おーけー?」

 「お、おーけー、です……」

 

 頼花がお茶の入ったコップをあおって飲み干した。一息つく。クドもまた、ちょびちょびとお茶を飲む。

 

 「さっきは、その、あの……えーと」

 「……なぁに?」

 「あのー……無理やりしたみたいで、ごめんなさいです」

 「いいよそんなの気にしないで、……私だって抵抗しようと思えば出来たし」

 「……しなかったんですか?」

 

 頼花は目を背ける。クドの口角がによによと上がっていく。

 

 「……満更でもなかったりしますか?」

 

 頼花は何も言わない。

 

 「わふー……」

 

 ぴとっ、と頼花に擦り寄って小さく鳴いた。

 

 「で、でも、△△も悪いですよ! ずーっと私のお股いじってて」

 「だって、……痛かったら嫌じゃん」

 「それはー、そうですけどー」

 

 思い返せば、痛みは全くなかった。勢いとドーパミンで全部帳消しになってたからかもしれないが、その殆どはなっがい時間かけて前戯をした頼花の尽力の成果だろう。

 

 「……ありがとうございます、△△」

 「こちらこそ……で、いいのかな」

 

 二人はどちらからともなく手を繋いだ。月明かりがいっそう明るくなった気がした。時計を見ればここに来てから既に一時間が経過している。

 

 「△△はなにかしたいことありますか?」

 「したいことって?」

 「わ、私と二人で……したいことです」

 「ぎゅーしながら一緒に寝たい」

 「そーゆーんじゃなくてですねっ」

 「違うの? じゃあ毎日手繋いで歩きたい」

 「だからー……えーっと」

 「例えばどう言うのさ」

 「だから、だからそのですね、……え、えっちなこと、とか……」

 

 頼花は顔を真っ赤にして、バッ、と距離を取る。体重をかけていたクドが畳に転がる。だと言うのに双方、手は繋いだままだった。

 

 「……な、ないし」

 「本当ですか〜?」

 「……ないし」

 「おっぱいさわりますか?」

 

 あからさまにぴくっと反応した。股を弄っといて今更なんだと言いたい気持ちもわかるが、男子高校生にとっておっぱいと言うものはそれほどまでに価値が高いものなのだ。

 

 「触っても面白いものじゃないと思いますが」

 「そんなことない!」

 

 しょんぼりしたフリのクドにすかさず反応する。

 

 「いや、あぁ……えと……私は、そんなことないと思う」

 「わふー、いいですよ、ほら」

 

 キャミソールを捲って、頼花の腕に近づける。しばしの逡巡の後、覚悟を決めたようにその小さな双丘へと触れる。

 

 「んっ」

 

 女の子の身体で最も柔らかく、そして淫靡な場所に触れた頼花は、直ぐにまた勃ち上がっていた。要因の一つとして、可愛らしく喘ぐクドの声もあっただろう。

 恥ずかしそうに目を逸らす頼花に、クドは近づいて行って囁いた。

 

 「もう一回しますか?」

 

 頼花は何も言えないまま、縦に頷いた。

 

__

 

 次はどうしますか? と言う問いに、頼花は思っていたような初めてをやってみたいと答えた。

 

 「と、言うと?」

 「さっき言ってたみたいな、お布団の中でお互い『大丈夫?』とか言い合って、ゆっくり慣らしていくようなそんなやつ」

 「でも、ここにはお布団は無いのですー。何か代わりになるようなー」

 

 と、そこでクドが、閃く。

 

 「私の上に△△が乗っかるのはどうですか?」

 「の、乗っかるって?」

 「こう、お布団みたいに上からぎゅーっと」

 

 そう言ってクドはちゃぶ台の上に仰向けに寝転がった。膝はちゃぶ台の端で折り曲げ、秘部がそのまま見えるような形で足と手を広げる。

 

 「さー、いざ、ほーるどみー」

 

 腕を差し出し頼花を誘い込む。それはまるで食虫植物の口のようにも見えた。

 

 「つ、潰れちゃわない?」

 「そんなにやわじゃありませんっ、ばっちこーい」

 「大丈夫かな……」

 

 ひとまず、ちゃぶ台とクドの耐久度を確かめるように、まずは上から重なり合うようにしてクドを抱きしめた。

 膝を立てた状態で倒れ込むようにしてちゃぶ台に手を着き寄りかかる。先走りですべった男性器がクドのイカ腹でぬめり、裏筋を擦り上げる。

 

 「んっ……ふ」

 

 頼花の遠慮がちな体重と、自分の腹に密着した男性器、間近の胸板から匂う好きな人の香り。顔をあげれば、心配そうな彼氏がこちらを見下ろしている。

 

 「も、もっと……体重かけてもいいですよ」

 「そう? じゃあちょっとだけ」

 

 ちゃぶ台に着いた手を話し、腕を着くようにしてクドとの距離を縮める。

 

 「もっと、ですっ」

 「えっ? で、でもこれ以上下がったら顔まで……」

 

 こくこくとは頷く。心配だが、他ならぬクドの頼みなので、おずおず体重をかけていく。

 

 「わ……ふっ」

 

 折りたたまれる様に重みが掛かっていく為、クドの秘部と頼花の鼠径部が最も強くくっついていく。

 時点で腹と男性器、それから胸元と腹、最後に顔と胸元がくっつく。

 流石に鼻を潰すわけにはいかないので、せいぜい触れる程度までしか下がらないが、それでも互いにとって、その『重みを任せられる』事が何よりも尊く嬉しかった。

 と、綺麗事を並べてみたは良いものの、結局の所密着して相手の体重を感じるのが気持ちいいだけである。頼花が頭を抱き抱えてなるべく負担を減らそうと撫でているところ、クドは頼花の背をがっちりホールドし、密着した汗ばむ胸元に匂いをこれでもかと嗅ぎ回している。

 

 「苦しくない?」

 「すんすん、っ、ふー……ふー……すんすん♡ふー……♡」

 

 クドって匂い嗅ぐの好きだよなーとか思いながら、否定する文言が無いのでひとまず安心する。それと同時に、これはやっぱり思い描いていたのとはまた別なんじゃないかとも思うが、もはや気にしないことにした。

 

 「……良い?」

 「はいっ、どうぞっ、……くんくん……っ♡」

 

 腹に乗った性器も痛いくらいに勃起していて、頼花の方だって余裕は無い。

 頼花は腰を少し上げてクドの秘部に性器をあてがうと、そのままずぶずぶ自分の物を内部へと入れ込んでいった。

 

 「ふっ、ん……おぉ……♡」

 

 押しつぶされた腹部に潜り込む様にして入っていくため、上部の腟壁へ強く擦りながら最奥まで向かっていく。

 その形が小さな身体にすっぼりと収まり、お腹が頼花の性器と腹によって潰されてクドは頼花の匂いに包まれながら低い声を上げた。

 

 「はーっ……きっつ……そりゃそうか。苦しくない? クド」

 「ふっ、ふっ……♡ふー……だい、じょーぶです……♡」

 「よかった、じゃあ動くけど……辛かったらすぐ言って、ちょっと、我慢できないかもしれない……っ」

 「はぁっ、あっ、んぁっ……!♡」

 

 今まで受け身になっていた頼花自体、別段その気があるにはあるが攻めに転じることが出来ないわけではない。

 頼花は聞きかじった知識と本能に任せて腰を引いて打ち付ける、勢いづいた様な音はせず、小さな体を労わるようゆっくり引き抜きゆっくり刺し入れる。そんな優しさが、かえってクドの興奮を掻き立てた。なお本人は至って真剣で、じっくり中を味わおうとしているだけである。

 逐一クドの息遣いを聞いて、反応が強いところを重点的に攻める。

 

 「ふんっ……ぐ、ふっ……ふー……♡」

 「い、息できてる……かな」

 「ふんふんっ、すー……はー……♡」

 

 胸元に顔を擦り付けて頷く。

 

 「……もう少し早くしても良い?」

 「! ふんっ、ふんふん!」

 

 強く顔を擦り付けて肯定する。頼花はそれに答えて、ようやく少し抽挿を早める。ぬこっぬこっとしていた音はぱちゅぱちゅと音を変えて壁に吸い込まれ消えていく。声にならないような喘ぎ声は頼花の胸元に吸い込まれて一人にしか伝わらない。

 

 「んんぅ……はっ、はーっ……ぁ♡……んぐっ、はっ……♡」

 「はっ、はっ……はぁっ……きもちいい?」

 「はいっぃ……♡」

 「よかったよかった……続けるね」

 

 それからようやく、生殺しのようなピストンが終わり、絶頂に向かわせるようなものに変わる。クドの喘ぎが強くなると、可愛げな声が頼花の耳を刺し、更にスピードが上がる。 

 そんなフィードバックが何度か続くと、クドは自分の足を頼花の腰へと回して、身体全体で抱きしめるように抱擁した。

 

 「あ、あの……抜けないんですけど」

 「抜く必要、ありますか?」

 「……いくらそう言うのがあっても、一応さ」

 「無いですよねっ」

 「……はい」

 

 納得したではなく諦めたように、腰を打ち付けるのを再開した。クドは満足そうに目を細めて力を抜いて抱きしめる。

 傍から見れば少女をいじめ抜いているように見える体格差だが、その本質は真逆であった。

 

 「クド……そろそろ、出ちゃいそうなんだけど」

 「いいっ、ですよ……私も、そろそろ……っ♡」

 

 ずんずん揺さぶられる感覚が早くなる。頭上から聞こえる吐息が熱くなっていく。汗が滲んで、体を滴った汗が更に匂いを濃くして、クドの理性を揺さぶっていく。次第にクドも、うごうご蠢くように、潰されている腰を揺れ動かした。

 

 「はぁっ……んっ」

 「いく……っ、ん〜〜……♡すーっ……」

 

 身体と共に腟内をキュッと締め上げて、身を縮める。いちばん気持ちいい時に胸の中を大好きな匂いで満たして、クドの頭にぱっと花が咲いたような多幸感が溢れる。

 力が抜けたのを見越して、頼花は差し込まれていた自分のものを抜いた。

 

 「ふー……あっぶねぇ」

 「んぇ……?」

 

 クドが不思議そうに頼花を見つめる。特別おかしそうな場所は無いように見えたが、一点不思議な場所を見つけた。抜いたと言うのに未だに勢いの衰えない頼花のもの。変に思って、自分の股ぐらをさすって見てみれば、出されたはずのものが無いことに気がついた。

 

 「……ぶー」

 

 不満げにジト目で頬を膨らませる。頼花はその目線に気がつくと、直ぐに自分の性器をそっぽ向かせて目を逸らす。

 クドがちゃぶ台から起き上がり、膝を畳んで座っている頼花の元へとにじり寄る。

 

 「わたしの中で出したくないんですか……そーですか」

 「い、いやそういう訳じゃ無くて、ただ、いくらそう言うお薬があっても、中に出していい事なんて無いし」

 「むー……」

 

 正直、そんな気を使ってくるところが好きなのだが、それはそれとして乙女心として好きな人には気持ちよくなって貰いたいものだし、その要因が自分だったら尚のこと良い。

 

 「そのままで帰るんですか?」

 「それまでは収まってるって」

 「ずっと出さないんですかっ……」

 「さ、流石に帰ったら一人でするけど」

 

 その言葉を聞いて、服を着ようとする頼花の腕を抑えて、片膝の上に乗りかかる。

 

 「……もったい、ないです」

 「なっ、何が」

 

 クドはそのそそりだったものへと手を伸ばして、優しく先を握り込む。

 ふわふわの手に、さっきの愛液と、散々焦らされた先走りが混ざってまとわりつく。

 

 「どうせなら、私が気持ちよくしますっ」

 「いやっ、悪いからいいって……っ」

 「ダーメなのです、私だって沢山貰ったお返しをしたいんですから……」

 「ひっ、……ん、んぅ」

 

やり方もよくわからないので、先をさわさわ撫でていく。小さな手の摩擦が、頼花の力を抜いてその場にへたり込ませた。

 

 「きもちーいですか?」

 「いやっ……ちょっ、と……しげき、つよっ……ひっ」

 「わふー? なんですか〜△△?」

 

 口角を釣り上げて攻めを続ける。息が荒くなって頼花はクドにしがみつく。いつもよりも女々しくて可愛げな反応に、クドはまた良くない興奮を覚えてしまった。

 

 「すりすりー、こちょこちょー……わっ、ふふふ……♡」

 「ふーっ……くどぉ……ま、って……♡」

 「たーっくさん気持ちよくなってくださいです、△△♡」

 

 両手で先っぽを覆うように囲み、もみくちゃにするようにして攻め立てる。知識のある方はわかると思うが、男性は先をいじられているだけでは出せるもんも出せないのである。先程の挿入で寸止め状態にある性器の、敏感で尚且つ解放されない快楽を順調にため続けられている中、頼花はひたすらに命乞いのようなうわ言を続けていた。

 

 「んー……なかなか出ません?」

 「そりゃ、そうだって……先端は敏感だから優しく、ね?」

 「ふむふむ……敏感なのですね」

 

 やっと動きの止まったクドに、頼花が動かし方を教える。

 

 「ここ、握って……えーと」

 「それから、どうするんですか?」

 

 頼花もまさかこんなレクチャーをすると思わず、度々目を逸らしながら続ける。

 

 「こうして、上と下にしゅっしゅっ、て……」

 「ほー、こうですね?」

 「あっ、あの……っ、その段差のところ弱いから……」

 「よわい、んですね……へー……♡」

 

 ついでに弱点も教えてしまった気がするがまぁ良い。

 クドは教えてもらった通りに、手を上下に動かす。ついでに、バレないように自分の股を頼花の足に擦りながらにじりよっていく。

 

 「しゅーこ、しゅーこ。こうですか?」

 「ん、んっ……そう、合ってるよ」

 「きもちー、ですかっ……♡」

 「……ん」

 

 目を逸らしながらそう頷くので、にじり寄るクドにはまんまと気が付かない。一番近づくと、クドは跨いでいた足を内側に寄せて、口を耳元に近づける。

 

 「出ちゃいそうな時は言ってくださいね♡」

 「う、うん……っ……クド、上手……っ♡」

 「ありがとうございますーっ♡」

 

 クドの目線が、頼花の首元に吸い込まれる。そこには先程舐めしゃぶった鎖骨が見えた。クドはそこに導かれる様に口を向かわせて一度ぺろっと舐めあげた。

 

 「ひぅっ♡!?」

 「わふっ、び、ビックリしましたっ」

 「こっちのセリフだよ!? 急に変なところ舐めないで!?」

 「じゃあ、急にじゃなかったら良いんですか?」

 「……さいあく、いい」

 「舐めても良いですか?」

 「…………どうぞ」

 

 許可を得たので遠慮なく。鎖骨をぺろぺろ舐めながら、手の動きは止めずに更に激しくしていく。ちろちろ舐める度にぴくぴくと頼花が反応するので、良くない正のフィードバックを得てしまったクドは留まることなく、頼花の身体を舐めていく。鎖骨から首筋へ渡って、

 

 「舐められるの好きですか?」

 「す、好きじゃない……けど」

 「ほんとーですかー?」

 

 と、囁いた時についでに耳でも舐めたらどうかと閃いて、実行してしまう。

 

 「んひぃっ!? はっ、あっ……んっ……♡」

 

 思わぬ反応に、手が止まってしまう。

 

 「おみみ好きなんですか?」

 「ち、違うもん!」

 「もっとしてあげますね……♡」

 「だから、違うって、っへぇ……んっ!」

 

 耳たぶをはみはみすれば、身体を震わせて変なところに力が入ってしまうのをクドは全身で感じ取れた。

 そして、手に触れた性器がより硬さを増してぴくぴく震えだすのもまた、そこが頼花のウィークポイントであることを示唆している。

 

 「ひっぐ、うぅ……くどぉ……」

 「はーい……んぇ……ぺろぺろ。んむ、ちゅっちゅっ……♡」

 「ふっぐ、ふぅ……っ、い、いく……でちゃ」

 「もうちょっとがまん、出来ますか……?」

 「……う、うん……がんばる……」

 「じゃあ、おめめ閉じましょうね〜……♡」

 「えっ? あぁ、わかった……」

 

 先っぽが張り詰め、袋が持ち上がって来たことを確認すると、耳に一度口付けをして、クドは膝から立ち上がり、そのパンパンに膨れ上がった先端へ、自分の秘部をあてがった。

 

 「おめめ、あけて良いですよ……じゅるり♡」

 「うん……ぇ? クド、待っ__」

 

 つぷんっ。

 

 散々焦らされた頼花の性器から、白い精がほとばしる。クドは満足そうに息を吐いて、抽挿を開始した。

 

 「まっでっ、クドぉっ♡でてる、でてるからぁっ♡!」

 「今まで我慢した分、ぜーんぶ出してくださーい♡ わふっ、ふっ、ふっ……♡」

 「んぃっ、くどっ……んんっ、くどぉ……んむっ♡!」

 

 いつの間にか押し倒している体位へと変わり、上からマウントを取るような形で頼花の身体の上にのしかかる。次は味わうようにして口を奪い、ねちっこく頼花の口の中をぐるーりぐるーり舌で舐めまわす。

 そうすると、頼花の身体から力が抜けるので、これ幸いとまた、上から何度も何度も杭を打ち付けるように腰を動かす。

 

 「んっ、んー……ぱっ、あー……♡そろそろ、いきそう、ですっ……もうちょっとだけ、もうちょっとだけですからっ……♡」

 「あー……っは、はー……♡すき……くどぉ♡」

 「わたしも、わたしもですっ♡△△っ!」

 

 一度出してから、何度も何度も往復され、抵抗する意思も手放した程で、頭がぱやぱやになりながらも、クドを抱きしめる。

 

 「あーっ……いく、いきます、……い、……っ!♡」

 

 腟がぎゅっと締め付けられると同時に、もう一度奥に吐精した。もはや抵抗する力もなく、なされるがままに恋人を抱きしめながらぴくぴく身体を震わせて絶頂を伝える。

 そうして、ようやく動きが止まる。頼花は大して動いても無いくせに息も絶え絶えである。

 それから自然とクドの中から抜けるまで、二人はずっと抱きしめていた。

 

__

 

 中のものが抜けて、一息ついたクドは、自分の眼前に居るすっかり頭が惚けている頼花を見る、目は半分白目を向いて、口はだらしなく開き涎がが垂れていた。

 

 「こ、こここ、これは……」

 

 そんな惨状を見て、ようやくクドは自分がしたことを自覚する。それは傍から見たらどう見ても乱暴された後であった。

 直ぐさま起き上がろうとするも、頼花に抱きしめられていて動くことができない。とにかく、涙目のまま謝ることしかクドには出来なかった

 

 「本当に申し訳ございませんでした……」

 「いや……大丈夫、だよ……うん、こっちこそ我慢できなくてごめん……」

 

 綿のように疲れた頼花は、クドに優しい言葉をかける。『こっちこそ我慢できなくてごめん』ではない。逆にどうすればそこまで耐えることが出来るのかと言うレベルである。

 

 「……本当はもっと優しくしたかった。ああ言うお薬って副作用凄いって聞くし、飲まないに越した方が良いからさ」

 

 きゅーん、とクドの胸が高鳴る音がする。そんなに気にしてくれてたんなら、のちに気分が悪くなる程度造作もない事だ。どうせ飲むのも確定しているので、遠慮なく気持ちよくなって欲しいとクドは思う。

 そう、飲むのが確定しているのだ。

 

 「……一回したら二回も三回も変わらないですよね」

 

 疼く。自分の胸の中の痒いところが暴れ出すようにして、もう一度頼花の唇を奪う。もう一度深いキスをしながら、クドは頼花の乳首に手を伸ばしてこりこりと捏ね回す。

 一度口を離すと、今度は自分のキャミソールに手を掛けて、とうとう脱ぎ出した。頼花も疲れた身体のまま驚いている。私の恋人はまだやるつもりなのかと。

 自分のキャミソールを脱ぎ終えると、今度は頼花のインナーを脱がせて、お互いが生まれたままの姿となる。

 

 「今度は、ちゃんと見てくれるんですね」

 「……もう、ここまで来ちゃったら、抵抗もできないっての」

 「わふ……私のおっぱい、どうですか。さっきはすぐやめちゃったので、今度は沢山触ってください」

 

 頼花の両手を掴み、自分の胸まで持ってくると、遠慮がちに頼花の手が動いていく。

 小さな膨らみを手で包み込むようにして、優しくふにふにと触ると、クドは、小さく吐息を漏らす。

 

 「わ、わふ……んん……」

 「すっご……やわらか……」

 「△△……もっと、してください」

 

 その呼びかけに答えて、頼花は先に乗った小さな突起へと指を向かわせた。こりこりと固く尖った突起を、指で弄ぶ度、クドは小さな声を上げた。

 

 「んっ♡……△△、気持ちいいですっ、ですぅ……♡」

 

 クドは頼花の首に手を回すと、頼花の頭を前に俯かせた。そこに、自分の頭を近づけ、頼花の耳元でわざとらしく喘ぎ始めた。

 

 「あっ♡あっ、あぁ〜♡きもちっ、きもちいいですっ、△△〜♡」

 

 先程からの経験から、耳元が弱いのと、喘ぎ声で興奮することを覚えてしまったクドは、もう一度頼花を文字通り奮い立たせる為、そんな天然の誘い文句が頼花を襲う。一度抜けたとはいえ、クドの秘部は頼花の男性器のすぐ側にあるのだ。クドはそれを知っていたか、頼花のちんちんを応援するように自分の股をそこに擦り始めた。

 

 「はっ、はっ、あんっ♡△△の、私、もっと欲しいのです、……早くおっきくしてください……♡」

 「え、いやっ!? さっきの謝罪は!?」

 「わふー♡じゅるり♡」

 「わふーじゃなくて!」

 

 とはいえ、もう既に三度も出した身、クドの行為は半ば悪ふざけのようなもので、もう回復もしないだろうと高を括っていたからこそ、このような行為に及んでいた。なので、最後に一回誘惑して、それでおしまいにしようとでも思い、行動に移す。

 クドはおもむろに立ち上がると、自分の胸を頼花の口にあてがうように頭を抱きしめる。

 

 「おっぱい、吸っていいですよ♡」

 

 再三申し上げているが、男子高校生にとっておっぱいと言うものはとても価値の高いものである。好きな人のものともなれば尚更だ。

 黙りこくった頼花を尻目にして、クドは物の方の反応を確認しに、振り返った。

 

 「……あ♡」

 

 出したあとの、俗に賢者モードと呼ばれる物は、性欲を抑えて冷静さが強く出るもの。

 そう、要するに頼花の平常時と何ら変わりないのである。冷静になって思うことなど、クドへの愛以外存在しない。そんな彼女があれやこれやで自分を求めてくれているのであれば、それに応えなければならないだろう。つまり。

 

 「……みないでぇ」

 

 頼花はクドに対しての回復が凄まじく早かった。

 かれこれクドと出会って二ヶ月以上の禁欲があったのも原因の一つかと思われるが、もはや、身体の方がクドに合わせにいっていると言っても過言ではない。

 クドは、恥ずかしそうに自分の顔を隠す頼花の手をこじ開けて尋ねる。

 

 「まだ、できますよね……♡」

 「う、うぅ……もうわかったよ、ここまできたら満足するまで付き合う」

 「ほんとうですかっ、わふー!」

 「もう腹括ります。嫌って言っても止めないでいいよ」

 「え?」

 「あ」

 

 失言であった。クドの目の色が変わった。遊びの続きをねだる子犬から、完全なる捕食者へと。頼花がクドへの愛情を拗らせている間、クドもまた拗らせていたのだ。ついでにクドはストレルカやヴェルカ達とのランニングや野球練習と、ここ一ヶ月程で随分と体力が鍛え抜かれている。そう易々と止まるわけがない。

 反面、頼花はインドア派で、野球練習もマネージャー業に勤しんでいた為、体力が鍛錬されるような場所はあまりなく、春先から対して身体能力が大して変わっていなかった。

 要するに、戦力差は明確で、完全なアウェーな中煽り散らかした様なものだった。

 静止しようと伸ばした手は力が抜けきっていて、クドに容易く抑えられる。

 

 「もう、止まりませんからね……♡」

 「くどぉ……おじひを……」

 「だめでーす♡じゅるり♡」

 

 そうして、これから1時間強程続く交尾が始まった。前日あれだけしょんぼりしてたりお互いの過去を打ち明け合い、深い絆を得たと思えば、そう言えば男女だったという事実を嫌という程思い知らされた。

 そして、圧倒的な力の差を分からされた頼花は、無事舌なめずりがトラウマになったとさ。

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