巨チンを見込まれて大人気アイドルのセックスケア担当にスカウトされました。 作:ユリイカ
カードキーをかざしてドアノブを捻ったタケルは、内側から流れ出すねっとりとした熱気に包まれた。高級なタワーマンションの高層階には似つかわしくない、獣じみた声のくぐもりが部屋の奥から漏れ聞こえてくる。
「セリナ……?」
返答はない。
急いで扉を閉じて、恐る恐る歩みを進める。廊下の奥へと踏み込むたび、声は大きくなっていく。
「――うぅ、ぐぅううっ」
生唾を飲み込み、リビングのドアの前に立つ。この薄い戸の向こうが出所だ。数秒の逡巡の末に、覚悟を決めてドアを開く。
「んほぉおおおっ♡ お゛っ♡ すっご♡ ぶっとい偽物チンポ♡ おまんこの奥ぐりぐりするの気持ちいいっ♡ も、もっと♡ とまんにゃいっ♡ タケル様を待たないといけないのにいいいっ♡ ゴムチンポ気持ち良すぎて止まらないのおおおおっ♡」
瞬間、廊下を貫くような大声量。
フローリングの上で仰向けに転がった大人気美少女アイドルが全裸のまま股間に薄ピンク色の男根を模した玩具を突っ込んで白目を剥いて痙攣していた。周囲に愛液が飛び散り、長い黒髪を扇状に広がっている。薄暗い部屋の中で絶頂を繰り返す姿は、清楚とはかけ離れたものだった。
「おい」
「ひゃあっ!? た、タケル様! お、おかえりなさい」
その姿を見た途端、タケルは自分でも驚くほどに低い声が出た。跳ね起きるセリナの黒髪を乱暴に掴み、その美貌を自分に向けさせる。
「結局我慢できずにオナってたのか。待てもできない駄犬がよ」
「は、はひ。ごめんなしゃ――」
「マンコにディルド突っ込みながら謝ってんじゃねえ。間抜け」
「ひぎゅうっ」
他の女と会っていた自分のことは棚に上げて、少女を叱責する。高慢な言動はなめらかに口から飛び出していく。
タケルは己を穏やかで平和主義な男だと思っていた。体格こそいいものの、それを笠に着て乱暴狼藉を振るうような悪ではないと。しかし、そんな自己評価はこの数日で音を立てて崩れていく。それもこれも、目の前の浅ましい牝犬が悪い。
「それで満足なら俺はいらねえよな? ああ? 一生ここでシコってりゃいいんじゃねえのか」
「ち、ちが……タケル様の方が……。ごめんなさいっ! も、申し訳ありません!」
「わがまま放題言いやがってよぉ。そんなに我慢できねえなら今すぐ全裸で外に出てこいよ」
彼女を前にすると、自覚していなかった暴力性が首をもたげる。今まで存在すらしていなかったはずの嗜虐心が煽られる。今も彼女は、丹念に日々ケアを欠かさない美髪を乱暴に掴まれ胸を潰れそうなほど揉みしだかれているというのに、笑みを隠せていない。
乱暴に、乱雑に、道具のように扱われ、尊厳を踏み躙られること。雌犬と蔑まれることに、快感を抱いている。自慰に耽っていたのもその一つだ。そうすることで怒られると分かってやっている。
他ならぬこの女自身が、虐げられようと身を晒しているのだ。
「ゆ、許してください♡ おっぱいもおまんこも、全部ご主人様のものです♡ いつでも生ハメできる便利な肉おなほ♡ 専属オナペットです♡ も、もうこんなこと、しません♡ ご主人様のためだけに全部使います♡ だから、許してください♡」
「許すも許さないもないって言ってんだよ。淫乱雌犬」
ひたすら懇願を口にするセリナを床に落として、タケルは部屋の隅に追いやられていたピンク色の紙袋へと向かう。その中に、ほんの戯れに購入したものが入っているはずだ。
「ほら、プレゼントだ。家の中ではこれを着けろ」
購入時、金を出したのは当然セリナである。そんな論理は、この部屋の中では通用しない。タケルが恵んだものであれば、セリナは恭しくそれを拝受する。彼女の手に置かれたのは、分厚い革製の首輪であった。犬猫のように、それを身に付けることで所有者が存在することを示すもの。服従を言葉で表すことと、物質的な形で示すことには明確な違いがある。
「ありがとうございます♡」
だが生来の淫乱被虐嗜好の雌犬は、一切の戸惑いもなくそれを受け取る。タケルが帰宅する前から玩具を開封して楽しんでいた彼女が、この物々しい拘束具に気付かぬはずがない。それでも律儀に、この儀式的な手続きを待ち望んでいたのだ。
「似合ってるな」
「えへっ。えへへっ♡ ありがとうございます♡ 映画の主演が決まった時よりも嬉しいです♡」
「真性の変態だな、セリナは」
首輪を掴んでぐいと引き寄せる。細い首が折れそうな不安も、今やタケルには微塵も感じられない。己の所有物となったものをどう扱おうが、自分の勝手であると理解していた。
ぷっくりとした、誰もが羨む艶やかな唇をしゃぶり、白くあふれんばかりの胸を揉みしだく。自ら下拵えをしていた彼女の肉体は、絶好の食べごろだ。タケルは布地が破れんばかりに張り詰めた凶器を彼女の下腹に押し当てる。
「どうしてほしいか言ってみろ」
女が喉を鳴らす。
「とろとろグチョグチョのおまんこ、本物イケメンオチンポでゴリゴリ潰して欲しいです♡ 偽物チンポに浮気しちゃったビッチに、ご主人様の形を刻みつけてほしいです♡」
大きく股を開き、ヘコヘコと自ら間抜けに腰を動かす。
銀幕には映らない、彼女の本性。タケルはベルトを抜き捨てて、ズボンを下ろす。赤黒く張り詰めたそれを、清純さの欠片もない女へと突きつけた。