巨チンを見込まれて大人気アイドルのセックスケア担当にスカウトされました。 作:ユリイカ
あるいは夏の暑さにやられたのかもしれない。
静寂と冷気に満ちた薄暗がりの廊下を歩きながら、タケルは被りを振る。目の前で歩くのは、一歩ごとにムチムチと音まで聞こえそうな肉付きのよい尻を揺らすブラックスーツの女。
佐藤リナの誘いは巧みだった。タケルがブラック企業で無味乾燥な仕事をこなし薄給を受け取るだけの暮らしを送っていることを、まるで下調べしていたかのようにピタリと言い当て、耳元で囁いてきた。本当にこのままでいいのか、と。
いいはずもない。気が付けばタケルは彼女に導かれるまま、路地裏にひっそりと佇むドアの先へと足を踏み入れていた。淫靡なネオンに彩られ、人工的な甘い香りが脳を痺れさせるラブホテル。しかし受付らしきものはなく、廊下の左右に扉が並んでいるだけという僅かな異様さがあった。
「ここはグラスベルが所有する"保養施設"なのさ」
「保養施設……?」
まだ道のりは長いのだろう。静寂を埋めるようにリナがこの場所について説く。
大手芸能事務所グラスベル。そこには老若男女に愛されるトップスターと呼ばれるような星々が数おおく存在する。彼女たちは人々に夢を見せ、憧れを抱かせ、幻想に酔わせる。それこそが、使命なのだ。
「とはいえ、トップスターとて人間だからね。もちろん公私混同は言語道断だけど、彼女たちにもプライベートは必要だし、人並みの欲求はある。いや、分厚い仮面をつけて衆目の明け透けな感情に晒される以上、そのストレスは常人以上かもしれない。だからウチでは、アイドルが羽を休めることのできる場所を用意した」
その一つが、ここなのだ。
アイドルとて人間。笑顔の仮面の下には、疲れて隈の浮かんだ顔がある。存分に休み、リフレッシュしてこそ、彼女たちは偶像たり得る。だが、下手に鬱憤や疲労を発散しようとすれば、足元をコソコソと嗅ぎ回る不埒な輩に激写されかねない。幻想に亀裂が入ることはアイドルにとって致命傷だ。
グラスベルはそのために"保養施設"を作った。人の目を気にすることなく、存分に自分というものを曝け出せる楽園を用意した。
芹川セリナは今まさに階段を駆け上り続けるアイドルだ。グラスベルの中でも指折りの逸材となることはもはや既知の事実となっている。万が一にもスキャンダルを起こすわけにはいかないし、彼女を狭い鳥籠に封じてパフォーマンスを落とすこともできない。
「さ、ここだよ」
"楽園"の最奥。グラスベルが至宝と認めた一握りの者だけに与えられる特別な部屋。
この建物には窓はなく、表向きには事務所と細い関係で繋がっただけの末端企業の事務所ということになっている。関係者すら立ち入りは禁じられ、他の部屋に誰がいるか、知ることも不可能。
分厚い遮光布に包まれた暗室のなかで、美しい鳥は羽を伸ばす。
リナがカードキーを滑らせ、ロックを解除する。
分厚い扉の先へはタケル一人で向かわねばならない。
「それじゃあ、ごゆっくり」
ウチの姫様の魔法を解いてあげてくれ、とリナはサングラスの奥で目を細める。タケトはごくりと喉を鳴らし、分厚い絨毯が足音を消す廊下を一歩進んだ。
「お待ちしておりました、ご主人様♡」
暗く、短い廊下を進むと、さらに一枚の扉。すんなりと開いた一枚板の向こうに、白い小鳥が佇んでいた。
薄暗い間接照明の光の、広々とした部屋。シャワールームや簡易キッチンまで揃えながら、中央には大きなベッドが鎮座している。窓の代わりに壁に嵌め込まれた鏡に、間抜けな男の棒立ちが映っていた。
「芹川、セリナ……」
男――タケルは思わずその名を口にする。
ベッドに腰掛けることすらなく、まるで下僕か餌を待つ犬のように絨毯の上に座った少女。白く無垢な美貌を縁取る艶やかな黒髪、筋の通った小さな鼻、ぷっくりと蕾のように膨らんだ唇。幼さを残しながら、大人びた芯の強さもある美少女。その顔を見ない日はないというほど、あらゆるメディアに映し出される水晶のような少女だ。
そんな清純無垢を体現し、ピュアな美しさで大衆の心を掴む女性が、一糸纏わぬ姿できめ細やかな裸体を晒している。
目を見開く男に、セリナはうっとりとして唇を曲げる。
「この度は、私の我儘を聞いていただき、ありがとうございます。私のこの身体、おっぱいもお尻も、指先から髪の毛まで、全てご主人様に捧げます♡ どうか、激しく愛してください♡」
燦然と輝く太陽の下、白い砂浜で弾けるような笑顔を浮かべながら日焼け止めを握っていた少女。彼女は今、暗いオレンジの光を受け淫靡な雌の顔を曝け出していた。
艶めかしく裸体をくねらせるたび、薄くついた脂肪はなめらかに曲線を描く。ほっそりした腰回りとは相反する立派な爆乳とたっぷりとした安産型の桃尻のギャップが、タケルの情欲を燃え上がらせる。
芹川セリナ、今まさに人気絶頂のアイドルが、その身を差し出してきている。夢や幻ではなく、怪しいスカウトマンの詐欺でもない。真実と受け入れた瞬間、彼の身体は正直に反応した。
「ああ、すごい……。なんて力強い張り……♡ タケル様、そのベルトを外させていただいてもいいですか?」
立ち尽くす彼の、スーツを突き破らんほどの怒張。痛々しいほど突出したテントを見つめ、セリナが恍惚に頬を赤く染める。膝を擦り彼の足元へと寄った美女は、鎖骨の浮いた胸元を押しつける。
「お願いし――。い、いいぞ」
咄嗟の言葉を飲み込み、心に浮かんだものへと替える。果たしてその選択は正しかったようで、セリナの丸い黒曜の瞳の奥で歓喜の火花が散った。
「ありがとうございます♡ ご主人様のご慈愛に感謝いたします♡」
目の前にいるのは世を風靡する乙女ではない。淫らな欲望を垂れ流した下賎な牝犬だ。屈服されることを望み、踏み躙られることに快感を覚える変態だ。タケルの奥底に眠っていた本能――スカウトマンが見抜いた本性が覚醒する。
「おい、手を使って外すな。その口を使え」
「ひゃっ。はひっ♡」
股間を弄るような指先を払い、低い声で命じる。たったそれだけで、セリナはびくりと震えてだらしのない笑顔になった。タケルの言葉に従い、彼の足元で大股を開くようにしゃがむと、艶のある唇をベルトの金具に押し付けた。
「ん、むちゅ♡ んれろ♡」
舌を伸ばし、彼の使い古して汗も染み込んだベルトに引っ掛けようとする。当然、すぐに外れるはずもなく悪戦苦闘を強いられる。かちゃ、ねちゃ、と乙女の唾液が塗られる音がする。
すぐ布一枚を隔てたところに、熱望するものがある。
セリナはもどかしさに胸を焦がしながら、主人に命じられたまま鼻先を押し付け、唾液を塗り広げていく。
「はぁはぁ……」
「不器用な犬だな。もっと押しつけるんだよ!」
「んぐぅっ♡ んっごっ、おぉ♡」
焦れる気持ちはタケルも同じだ。己で命じたにもかかわらずセリナに厳しい叱責を叩きつけ、その小ぶりな頭を掴む。強引に股間に押し付け、まるで彼女を使うようにしてベルトを外す。
「はあっ、お、んおっ♡ ご主人様のおちんぽぉ♡」
唇でズボンを噛んで引き摺り下ろしたセリナの眼前に、激しく隆起した雄が現れる。苛立ちを隠そうともしないそれは、タケルの体格に見合うだけの長さと太さを誇っていた。
女の本能を直接刺激するような圧倒的な雄。暴力性の塊に、セリナは思わず尻を床に落としてへたり込む。半開きの口からは言葉にならない喜びが漏れ出す。
今から自分はコレに躾けられ、この方の所有物になるのだと、直感で確信する。力ではまず敵わない。逃げ出すこともできない。日々欠かさず鍛錬とケアを続けてきた極上の肉体を、しゃぶり尽くされ、貪り食われる。
ゾクゾクと電撃のような快感が少女の全身を駆け巡る。無意識のうちに、本能に従って、セリナは赤黒く腫れ上がった男根の先端に唇で触れていた。
「ちゅっ♡ ちゅぱっ♡ タケル様、どうかセリナの――いやらしいドスケベおまんこを、イケメンオスチンポでグチョグチョにしてください♡」
誓いのキスと懇願。床の上で仰向けになった少女は、屈服の証として両足を広げる。秘められし花園まで完璧に整えられた白い無垢に、男は覆い被さる。早い呼吸に合わせて揺れるもっちりとした白い果実を潰れるほど強く握りながら、前人未到の聖域に暴力を突き込んだ。