※この作品はR-18です。

女神を自称するアークプリーストと酒の勢いでヤった   作:百万一回エタった猫

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百万一回エタった猫です。よろしくお願いいたします。
アニメ知識+αしかないですがムラついたので書きました。


女神を自称するアークプリーストと酒の勢いでヤった

「おぼろろろろろろ」

 

「あーあーあー道端で吐いちゃ迷惑でしょうが。【ピュリフィケーション】」

 

 青髪の美少女が壁に手をついて口から虹色の何らかを垂れ流す。

 俺はその美少女の背中をさすりながら、地面を汚していく虹色の何らかを浄化して消していく。

 

「ううぅ……も、もう一杯……」

 

「はいはい、また明日飲みましょうねー」

 

 目をぶん回しながら身体を前後左右にぐでんぐでんと踊らせる青髪の美少女の肩を支えながら、俺は早々に退散していったカズマ君に対して内心で苛立ちの炎を燃やしていた。

 

「んふふ~。なぁによダイチ~、変な所触っちゃ駄目なんだから~」

 

「はいはい、変な所触ってすみませんね~」

 

 時刻は深夜の入り。運(・)良(・)く(・)高額な実入りのクエストをクリアして懐が大変温かくなっていた俺達は、クエスト成功を祝ってギルドの酒場で宴会していた。カパカパとシュワシュワを飲むアークプリースト、バクバクと蛙の唐揚げを食べるアークウィザード、酒が入ってテンションがバカになったセクハラリーダーにその被害者のクルセイダー。

 俺も俺でアークプリーストと同じようなペースで酒を入れていたのだが、飲んで騒いで気が付けば俺とアークプリーストの二人だけになっていた。普通の人間と比べて肝臓のパワーが数倍高い俺は既に真っすぐ歩ける程度にはアルコールの分解は進んでいるが、水の女神を自称するアークプリーストは全身を赤く火照らせたままだった。

 

「ん~、かじゅまさんと違ってダイチは優しいわね~、ちゅっちゅ」

 

「カズマ君もまあまあ優しいと思うけどねー」

 

 唇を尖らせながらちゅっちゅと鳴らすアークプリーストを支えなおしながら、俺は自身が泊まる宿に向かう。

 辺りは真っ暗。月と星の明かりがアクセルの町を照らすが、それでもカズマ達の家まで歩いて向かうには心細い。俺は目をつぶっても帰れる程には慣れた道を、隣のぐわんぐわん揺れるアークプリーストを支えながら帰っていった。

 

 

 

 俺がこの世界に転生して早数年。

 このヘンテコで素晴らしい世界を、俺なりに楽しみながら冒険者をしていた。

 アクセルの町から始まり、王都に行き、そして色々あってまたアクセルの町に帰ってきた。

 そんなある日、俺は彼女らに出会った。

 

「汝アクシズ教徒なら、私にお金を恵んでください!!」

 

「……アクア様?」

 

 長い青髪の少女。一度目にしたら忘れることの無い美しさ。そして一目見て分かる、何となく漂う残念さ。かつて俺をこの世界に転生させた女神アクアが、今にも土下座せんばかりに俺に向かって頭を下げていた。

 

 

 ……それからまあ、本当にまあ色々あった訳だが……何だかんだで女神アクアと転生者カズマのパーティに時折加わってクエストを熟すような仲となった。

 

「は~ぁあ!オレもこんなアホ女神じゃなくてダイチさんみたいな特典貰えや良かった!」

 

「な、なんてこと言うの!?謝って!女神に失礼な事言ったのを謝って!!」

 

「うるせえ!またしょうもねえことで借金増やしやがって!謝ってほしけりゃテメェ一人で借金全額返済しやがれ!!」

 

「なんでよー!!?」

 

「はいはい、君らギルド内で騒がない。カズマ君、君は自分で選んだことなんだからきっちり最後まで責任取りなさい。天界から落とされたアクア様が可哀想でしょ」

 

「ペットか何かか!?神様だって言うんならもっと神様らしい事しろっての!酒飲んで宴会芸して借金増やしてるだけじゃねえかこの駄女神が!!」

 

「酷いわ!あんまりよ!私は偉大な水の女神様なのよ!?」

 

「何が水の女神だこのすっとこどっこい!俺にとっちゃ借金増やす貧乏神だ!もしくは疫病神!誰かに擦り付けられるんならとっくに擦り付けとるわ!」

 

「~~~っっっ!!!ダイチぃ~~~!!!かじゅまがいじめるぅぅぅ~~~~!!!!」

 

「おーよすよす。アクア様が立派な女神様ってのは、俺はちゃぁんと知ってますからねー」

 

「おっま、ダイチさんがそうやって甘やかすからコイツが調子のるんだろうが!やめろよそれ!」

 

「カズマカズマ、傍から見たら妹を虐めて泣かせる悪い兄にしか見えないのですが」

 

「そうだぞカズマ。虐めるなら私を!」

 

「黙れメスブタ」

 

「はぁんッ♥」

 

「ほらカズマ君、酷い事を言ったら謝る。向こうでもこっちでも同じ常識だぞ」

 

「オレに味方は居ねえのかチクショー!!?」

 

 

 

 そうして、彼女らと出会って暫くの月日が経ったある日。今日。深夜。

 俺はしっかりした作りの部屋に到着した。

 駆け出し冒険者の町アクセルの中でも特に穴場スポットでもあるこの宿は、こと快適さにおいて随一である。何せトイレも風呂もついていて防音防振もしっかりしている上にベッドは常にフカフカ。現代日本のビジネスホテルにも負けず劣らずな作りである。……無論宿代はかなりの物ではあるが。

 肩で支えているアクアを、部屋のソファに一度降ろす。連れてくる間に寝落ちしたのか、虹色の何らかを自身の衣服に垂らしながら鼻提灯を膨らませていた。

 あ~あ~あ~、と思いながら彼女の服を脱がす。浄化の魔法を服に使う事も出来なくはないが、僅かに残った固形物が服にこびり付いてしまう可能性がそこそこの確率であるため、一度洗濯してから浄化して乾かさないと痕が残ってしまうのだ。

 虹色の何らかで汚れた、特徴的な青いシャツ?とスカートを脱がしたその直後。

 

「おろろろろろろ」

 

「追いゲロ」

 

 虹色の何らかがアクアの下着と身体、そして俺のズボンも汚していった。この野郎。

 自身の全身と俺の下半身を汚したにもかかわらず、鼻提灯と共にご満悦そうな寝顔を晒す女神。

 ……本当に仕方ないので、俺はアクアの着ている残りの下着とブーツ類を全て脱がせて全裸にし、俺も全裸になって風呂場に連れていった。洗濯物は、一度風呂場で虹色の何らかを洗い流してから洗濯物入れに突っ込んでおく。そうすることで宿のスタッフが回収して綺麗に洗濯してくれるのだ。

 そうして全裸になった俺は、眠ったままのアクアと共にシャワーを浴びる。真冬でも温かいお湯をすぐに浴びれるのはやはり助かるものだ。

 

 そうして俺は石鹸(可食)を使って自身の身体を洗った後、アクアの身体を洗おうとする。

 

「んにゃふふふ~♥」

 

 酔って寝ぼけたアクアが俺に抱きつく。その瞬間、俺の脳内CPUがカリカリと音を立てて全力稼働した。

 全裸の美少女が、抱き着く。

 健全な男子である俺は、股間のエクスカリバーに性なるパワーが集結していくのを何処か遠くに感じているようだった。

 

 はっきり言おう。俺は水の女神であるアクアを滅茶苦茶エロい目で見ている。何だったらこの世界に転生してからずっとエロい目で見ていた。サキュバスの店でも鬼リピするくらいにはエロい目で見ていた。

 カズマ君はアクアの事を『性格がアレ過ぎてヒロインとして見れない』とか言っていたが、性格がアレだろうが俺は普通にエロい目で見ていた。なんだあのスカートはケツ半分出てんじゃねえか。

 

 とは言え、エロい目で見ているとしても今はパーティメンバーである。全裸で同じ風呂を共有するなんてことはカズマ君とダクネスもしていたくらい普通の事だ。世間一般的にどう見られるかは一度置いておくとする。

 だからそう、俺は深呼吸をして股間のエクスカリバーを鎮めようと

 

「なぁに~?えっちなお店ごっこぉ~?……んひひ、ダイチになら良いわよ~?」

 

 そう言ってアクアは石鹸(可食)を手に取り、自身の身体と俺の身体で挟む。

 

「はーいにゅるにゅる~♥」

 

 そして抱きつくように身体をくっつけ、ズリズリと擦り合わせてくる。

 

 

 

「いやもうコレで手を出すなは無理だわ」

 

「ふにゃ?―――ぁ」

 

 酒でトロトロのアクアを抱き寄せ、その唇を奪う。

 ほんの僅かな抵抗があったが、舌でアクアの唇をつつくと思った以上にあっさりと口を開けて舌を受け入れた。

 

「んっ……ちゅっ、ちゅるっ、ちゅぷ……♥」

 

 石鹸(可食)を体表面に滑らせながら、同時にアクアを愛撫していく。腕、肩、背中、石鹸が泡立ち、お互いの身体がぐちゅぐちゅと音を立てて擦り合い重なる。

 

「んちゅっ♥ちゅぅっ……ちゅるっ♥」

 

 あむあむと俺の舌を味わうように吸い、舐め回し、甘噛みするアクア。

 背中、腰、尻と手が滑っていき、むっちりとした太ももを撫でる。

 

「んんぅ~♥」

 

 目が更に蕩けて甘い声を上げるアクアに、己の剛直が更に本気を出して下から彼女の身体を押し上げる。

 

「ん……ちゅぷっ♥えへ……身体起こして?」

 

 アクアの言う通りに、風呂場の床に倒れていた俺の身体を起こして胡坐をかいて座る。

 すると俺の腰の中へスライドするように乗り、正面から抱き合って向かい合う。

 

「うわ……おっきすぎるんですけどぉ……♥」

 

 自身のヘソより高い位置まで屹立する剛直を見下ろしながら、泡立った両手で優しくにゅちにゅちとイチモツに触れるアクア。

 俺もアクアの股へ手を差し込み、無毛の秘裂に触れる。

 

「あっ……んんっ……や、優しくね?私初めてだから優しくしてね?」

 

「可愛いな本当に」

 

「ちょっ、急に何を言うのよ……♥」

 

 アクアの唇を再度奪いながら、その秘裂に指を這わせる。

 

「ちゅっ……ん……んふっ……♥」

 

 酒の匂いと胃液の酸味ある匂いが混じって若干気分が悪いが、この気分の悪さがサキュバスの見せる夢にはないリアリティを感じ更に興奮する。

 処女である女神アクアを抱き潰す夢を見た。経験豊富な女神アクアに死ぬまで搾られる夢を見た。本当に様々な夢をみたが、やはり現実は、この世界は素晴らしい。

 酒に酔い開放的になっているアクアを、風呂場で愛撫し、されている。しかも舌を絡ませながら。こんな夢は見た事無かった。現実は常に妄想を超えてくるものである。

 

「んふぁ……しゅごい……ビクビクして、熱い……♥」

 

「アクアのココもトロトロしてきたな。中に指入れても良いか?」

 

「……良いけど、なんか手慣れてて嫌」

 

「無茶言うな」

 

 まあ、そこそこ長い経(・)験(・)しているからな。童貞ではないし、処女を貰った経験も一応ある。夢で、じゃないぞ?

 俺はアクアの膣を優しく開き、そこに人差し指をゆっくり挿入していく。

 

「ふぁっ♥あっ、あふっ♥♥♥」

 

 人差し指がキュウキュウと締め付けられるのに、まるで呑み込んでいくように奥へ入っていく。サキュバスの膣よりも具合が良さそうな中は、人差し指であるにもかかわらずその快楽を俺の脳にビリビリと送り込んできた。

 

「凄いな、まるで指がしゃぶられてるみたいだ」

 

「い、言わなくて良いからぁッ!」

 

 人差し指がすんなりと入り、試しに中指も一緒に入れようと添わせると……ちゅぷっと音を立ててあっさり中指も呑み込んでいった。

 

「……アクアの身体えっち過ぎないか?」

 

「いいい言わなくてもいいって言ってるじゃないっ♥!!?」

 

 顔を真っ赤に染め、涙目で睨みつけるアクアだが全く怖くない。滅茶苦茶可愛い。

 二本の指をにゅこにゅこと軽く動かしただけで粘り気のある愛液がべっとりとくっついてくる。

 

「ふーっ♥ふーっ♥♥♥だ、だいちぃっ♥♥♥」

 

 うるうるとした青い瞳が俺の目に映る。そしてアクアの手が俺のイチモツをグイグイ引っ張ってくる。とてもいたい。

 

「……ここじゃなくてベッドでな?」

 

「―――……♥♥♥」

 

 アクアは無言でコクリと頷いた。

 

 

 風呂から上がった瞬間、アクアは自身の力で水気を吹き飛ばし、ベッドの上に倒れるように寝転がる。

 月明かりに照らし出された彼女の身体は、まさに女神と言うに相応しい。艶やかな肌、倒れても尚ハリのある胸。双子でも三つ子でも元気に産み落とせそうな尻。

 そんな女神を、今夜だけでも俺が独占出来る。そこに、言いようのない欲望の炎が俺の中でグラグラと燃え盛っていた。

 俺はアクアに覆いかぶさるようにベッドの上に乗り、至近距離でアクアと目を合わせる。

 

「……来て♥」

 

 ベッドについている俺の身体を支える手を、アクアがしなやかな指で握る。

 俺はそれを合図に、アクアの膣内へ己を挿入していった。

 

「―――あっ、あああっ♥♥♥」

 

 風呂場で愛撫した時のように、アクアの膣は処女であるにも関わらずすんなりと己を受け入れ、呑み込んでいく。

 僅かな抵抗も無く俺の剛直は、アクアの一番奥まで届いてしまった。

 

「あっ!?♥♥♥ああッ♥♥♥♥♥あああああッッッ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 

 その直後。

 俺はまるで魂ごと抜かれるかのような快楽と共にアクアの一番奥へ射精し、アクアは全身を揺さぶる様な快楽の波に飲まれた。

 

「にゃっ!??♥♥♥♥♥♥にゃにこれぇっ♥♥♥♥♥♥♥にゃにこれぇェェッ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 

 アクアはその青い瞳を白黒させながら快楽の波に揉まれ、俺もまた脊椎から脳まで感電するような強烈な快楽が走り続ける。

 ドバドバと大量に送られる精液に、更に激しい快楽の大嵐。

 たった一突き。何が起きたのかが全く理解出来ないまま、一番深い所で繋がったまま俺達は絶頂の最中に居た。

 

 

 

 あれからどれだけの時間が経ったのか。

 ようやくお互いの身体が落ち着いた時には、部屋は酷い惨状だった。

 結合部から漏れ出した大量の精液と愛液が噴き出して壁は酷い有様であり、互いの身体は風呂に入ったばかりだと言うのに汗と涎と涙でどろどろ。快楽で七転八倒するなんて、それこそサキュバスクイーンに襲われた時ですらなかった事だ。

 

 そうして、気付いた。俺とアクアの身体の相性が良いなんてものじゃないと。正に鍵と鍵穴。これ以上の無い男(オス)と女(メス)の組み合わせであると肉体と魂で互いに理解してしまった。

 

「ふーっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥フーッ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 

 荒い息を吐くアクアは、女神と言うよりもまるでケダモノ。だが俺も同じように理性も余裕も一切無い熱い息を吐いていた。

 アクアに覆いかぶさったまま、再び腰を動かす。バチバチと焦げるような快楽が互いの脳を焼き、再び絶頂の荒波に全身が揉まれる。

 

「【ヒール】♥♥♥♥♥♥♥♥♥【ヒール】♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 

 本能で互いに回復魔法を掛けるアクア。それは死なないようにするためではない。より深い快楽を、より長く快楽を味わうための本能がそうさせた。

 

「【代償強化】ッッッ!!!」

 

 俺も互いのレベルを犠牲に精力を超強化し、より深く繋がる。より激しく交わる。

 貪るように舌を奪い合い、時に首筋へ噛み付き、互いの肉体を揉みしだく。

 ビュルビュルと大量に噴き出す精液がアクアの腹部を押し上げ、まるで妊娠したかのように内側から膨らませる。

 注挿の度に噴き出す精液と愛液が部屋を汚すが、もはや気にもならない。気にも出来ない。

 時にアクアが上に乗り、激しく身体を揺さぶって精液と快楽を貪る。

 時にアクアを壁に押し付け、後ろから激しく腰を叩きつける。

 時にアクアを跪かせ、その喉奥へ剛直をねじ込む。

 時にアクアがのしかかり、その割れ目を顔に擦りつける。

 

 どれほどの時間が経ったか、カーテンを閉め忘れた窓から白んだ世界が見える。

 目の前には、精液を股から噴出するアクアの尻。

 ベッドの上に横になる俺の上に跨り、俺のイチモツを喉奥で味わうアクア。

 女神の【ヒール】が俺のイチモツを再度ガチガチに復帰させ、アクアはドロドロの笑顔でニチャっと笑いながら脚を大きく広げてお(・)か(・)わ(・)り(・)を求める。

 痛い程ギンギンに怒張させたイチモツは、もう何度目かも分からない程に味わったアクアの膣内をまた味わう為に主張していた。

 

 俺は、アクアを押し倒してその膣内に挿入した。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「アクア!ダイチさん!遅すぎじゃないですか!?いくら夜中まで飲んでたからって、昼過ぎにギルドに来るとは!!」

 

「そうだぞー!珍しくオレがやる気出した時に限って足引っ張りやがって!!」

 

「珍しいなダイチ。アクアの介抱をしていたとは言えこんな遅い時間に来るとは」

 

「冒険者なんだ。遅くまで飲んだら昼過ぎに起きる事もあるさ」

 

「冒険者をなんだと思っているのですかダイチさん!」

 

「めぐみんちゃんこそ冒険者をなんだと思ってるんだ?真面目に働くなんて事とは真逆の位置に居る人種だぞ」

 

 正午を過ぎた辺りの冒険者ギルドの会話である。

 既に多くの冒険者達はクエストを持って外へ出ていった為、ギルドの中に居るのは僅かな冒険者とギルド職員だけであった。

 俺はあくびを噛み殺しながら言う。

 

「つーかカズマ君、そんなにやる気が満ち溢れてるのなら俺とアクア様を待たんでもクエストに行けばよろしい」

 

「バカヤロー!このパーティのメイン火力が居なかったらロクな事にならねえだろ!!?マトモに攻撃出来ないドMクルセイダーに一発屋の芸人と最弱職冒険者で何が出来るってんだ!!?」

 

「おいカズマ。一発屋の芸人とは誰の事か聞かせてもらおうか?」

 

「お前以外に居るのかこの爆裂級の馬鹿!」

 

「ダクネス、無言で悶えるの止めてくれみっともない。カズマ君、君はもうとっくの昔にチュートリアルは卒業してるんだから独り立ちしたまえよ」

 

「何処の世界に駄女神と一発屋とドMが初期装備で終わるチュートリアルがあるんだよ!!?」

 

「この先は君の目で確かめてみろ!」

 

「喧しいわ!!!」

 

 そんなやり取りをしていたが、ずっと黙っているアクアが気になるのかめぐみんちゃんがアクアにひょこっと近づく。

 

「アクア、さっきからずっと黙ってますが大丈夫ですか?二日酔いですか?」

 

「……ぅん」

 

「―――」

 

 

「―――ダイチさん。貴方昨日の夜アクアに何をしました?」

 

 めぐみんちゃんの紅く輝く眼がグルンとこちらを向く。

 

「何で完全に俺がやっちゃってる前提の質問?」

 

「アクアがこんな静かなんてどう考えてもおかしいじゃないですか!!何かあったとしたら昨日私達が帰った後から今日ギルドに来るまでの間しか無いんです!その間ずっと居た貴方が何かしたに決まってるじゃないですか!」

 

「あーほっとけめぐみん。どーせアクアの事だから、またなんか碌でもない事しでかそうとしたんだろ。んで、それをダイチさんが止めた。アクアは意気消沈。ほっときゃ元通りになるだろうよ」

 

 カズマ君が手を払うように振りながら呆れたように言う。お前そういう所やぞ。

 するとギルドの床に這うように悶えていたダクネスが立ち上がり、真面目な顔を向ける。

 

「ダイチ。アクアと何かあったんじゃないのか?同じパーティメンバーにも言えない事か?」

 

「アクア様のプライバシーに関わるので俺からは内緒。聞きたければアクア様からどうぞ」

 

「……言えない事なのか?」

 

「ダクネスが昨日カズマ君にされた事を言えるのか?」

 

「にゃっ!?にゃじぇしょのことをッ!!!?」

 

「なんか有ったんだなめぐみんちゃん」

 

「ええ、なんかありましたよダイチさん」

 

 顔を真っ赤にしたダクネスがうばあああと叫びながら拳を握り振りかぶるが、俺はポ(・)ケ(・)ッ(・)ト(・)から鞭を居合い抜きの如く取り出しながら振って【バインド】を唱え、ダクネスを制圧する。

 

「その自爆した後暴れる癖やめろって。……それでやる気溢れるカスマ君、君が受けたいクエストとは何かね」

 

「おお、この初心者殺しの―――って今オレの事カスマって言った?」

 

「初心者殺しか。まあ何体来てもこのメンツなら余裕だな。もっと歯応えあるクエストは無いのか?」

 

「ダイチさん今オレの事カスマって言ったよね?」

 

「やっぱりドラゴン討伐に行きましょうよドラゴン討伐!」

 

「いや、はぐれマンティコア退治の方が良いだろう!」

 

「ねえ今オレの事カスマって言ったよな?」

 

「ドラゴン討伐の依頼なんてアクセルの町に無いだろ。今日の所はダクネスの意見のマンティコアで我慢しろ」

 

「むぅ、仕方ありませんね。では今度ダイチさんの【テレポート】で王都に行きドラゴン討伐のクエストを探しましょう!」

 

「おう、そん時は無論カスマ君を連れていこうじゃないか」

 

「やっぱりお前オレの事カスマって言ったよな?ってか無視すんな勝手に決めんな!!今日は初心者殺しの討伐クエストに行くんだよ!」

 

「カズマ君。安全マージンを取るのも大事だが、どうせ死んでも生き返るんだしもうちょっと攻めて行こうじゃないか。イージーモードは小学生までと言うだろう」

 

「言わねえよ!!?オレは人生楽して生きたいの!それにタダでさえ何が起きるか分かんねえパーティメンバーだらけなのに無駄にリスク負えるか!!!」

 

「まぁそれはそう」

 

「おらそうと決まったらとっとと行くぞ!もう昼過ぎてんだから急ぐぞお前ら!!アクアお前もいつまで俯いてやがるんだとっとと元通りに戻れ!」

 

 そう言ってカズマ君はちゅんちゅん丸を腰に揺らしながらドタドタとギルドから出ていく。

 

「ちょ、カズマ!?待ってください!!」

 

 後を追うようにマントをなびかせて駆けるめぐみんちゃん。

 俺も同じく後を追うように歩き出せば、ついっと服を引っ張られる感覚を感じる。

 引っ張られた方に顔を向ければ、そこには俯かせた顔を僅かに覗くアクアの姿。アクアは顔を赤らめながら、ぽしょぽしょと小さい声で言った。

 

 

 

「……また、しよ?」

 

 俺の返事は、アクアの唇にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに鞭で縛ったダクネスから見られないよう、顔面を踏んづけて物理的に視界を閉ざさせていた。

 喧しい声が聞こえたが誰も気にしなかった。

 そしてそのまま地面をザリザリ擦りながらカズマ君達を追いかけたので、尚の事喧しい声が聞こえたが気にしなかった。

 




時系列とかしらん(投げっぱなしジャーマン)

そして多分続かん(二度目の投げっぱなしジャーマン)



・清水 大地 (ダイチ) 外見年齢20代前半くらい
LV:? (過去最大LV:40)
職業:【冒険者】(元【ウィップマスター】)
転生特典:【代償強化】

 なんやかんや不幸な事故があって死んだが、女神アクアによって転生した。
 なんやかんやあって転生特典である【代償強化】を駆使して英雄級の力を得るも、これまたなんやかんやあって【代償強化】の力によって英雄級の力を失い、なんやかんやで駆け出し冒険者の町アクセルに出戻る。
 アクセルの町で駆け出し冒険者達に指導を行いながらレベル上げを行い続け、誰が呼んだか【チュートリアルお兄さん】の二つ名を持つ。現在王都に居る転生者の多くは彼の指導を受けた事がある。
 転生特典とは別に四次元ポケットを持っている。まんまドラ○もんのアレだが未来の道具は入ってない。過去の転生者が持っていた物がなんやかんやあって手元にある。

 使用している武器は【鞭】と【クロスボウ】。【冒険者】宜しく多くのスキルが仕えるが、独自に開発したスキルも幾つか習得している。カズマパーティにおいての役割は中・近距離アタッカー。それと荷物運びのポーター。
 転生特典である【代償強化】を使えばな(・)ん(・)で(・)も(・)出(・)来(・)る(・)が、サポートする仲間がいないと強化した代償でそのまま死にかねない。

 転生特典である【代償強化】とは、言葉通りに何らかの代償を払う事で何らかの物を強化することが出来るスキル。
 代償に払う物、強化出来る物とは物体に限らず、自身のスキル、能力値、体力、魔力等々多岐に渡る。

永続代償:言葉通りに永遠に失う代わりに強化を施す事が出来る。永続強化・短期強化選択可能。
短期代償:【代償強化】のスキルを使っている間、消費している分だけ強化を施す事が出来る。

永続代償で失った物が何処に行くかは判明していない。
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