セックスできないAIの夫では満たされない欲求——生身の男に堕ちる人妻 作:境彩華
イヴはベッドの上で、緊張に身体を硬くしていた。
ケインはゆっくりと彼女に近づき、ベッドの端に腰を下ろした。
彼の視線は、獲物を狙う獣のように熱く、イヴの全身を舐め回すように這った。
(くそ……なんて女だ。こんなに美人でうぶで、しかも淑女気取り……金もらって抱けるなんて、最高すぎる……我慢できねぇ)
ケインは内心で舌なめずりしながら、手を伸ばしてイヴの頰を優しく撫でた。
その指先は熱く、ノアの冷たい指とは全く違う、生々しい体温だった。
「緊張してるな……すぐに良くなるから安心しろ」
彼は低く笑いながら、イヴの唇に自分の唇を重ねた。
最初は優しく、しかしすぐに深く、ねっとりと舌を差し入れるディープキスを始める。
イヴの口腔を貪るように舌を絡め、唾液をたっぷりと注ぎ込みながら、彼女の舌を強く吸い上げた。
「んっ……ふぁ……っ」
イヴの身体がびくんと震えた。
久しぶりに感じる、熱くて湿った生身のキス。
ノアのキスはいつも完璧で優しかったが、ケインのそれは野性的で貪欲だった。
ケインはディープキスを続けながら、手をイヴの胸に滑らせた。
柔らかい胸の膨らみにそっと触れる。服の上から優しく包み込むように揉み、親指で先端を円を描くように刺激する。
「んんっ……!」
イヴは喉を反らし、甘い声を漏らした。
久しぶりの刺激に、身体が敏感に反応してしまう。
ケインは満足げに笑いながら、彼女の服をゆっくりと脱がせていった。
ブラウスのボタンを一つずつ外すたび、白い肌が少しずつ露わになる。
次にスカートのファスナーを下ろし、腰の丸みをなぞるように生地を落とす。
残ったのは、薄い色のブラとパンティーだけだった。
ブラのカップは、豊かな胸の形をそのまま押し上げている。
ケインはブラのホックを外した。豊かな胸がこぼれ、先端のピンク色の乳首が冷たい空気に触れて小さく硬くなる。谷間に薄い影が落ち、呼吸のたびに柔らかく上下した。
(すげえ……肌が白くて、柔らかくて……乳首も綺麗にピンク色で、こんな上等な身体を、俺が好きにしていいなんて……)
パンティーはすでに熱を帯び、布の中央がうっすらと色を変えて滲んでいた。
爱液が生地に染みた跡が、隠しようもなく浮いている。
「……完璧な顔して、下はこんなに正直なんだな」
ケインの息が荒くなる。
「あぁ……っ」
イヴは恥ずかしさのあまりに顔を背けた。
指先でパンティーの縁をなぞると、濡れた感触がそのまま伝わってきた。
パンティーを腿まで下ろすと、すでに光るほど濡れた秘部が露わになった。
ケインは喉を鳴らし、その身体を視線で舐め回した。
白く滑らかな腹。腰のくびれから、尻の柔らかい曲線。
太ももは触れば沈み込みそうな肉感で、その内側だけがほんのり赤い。
白く滑らかな肌が露わになるたび、彼の息が荒くなった。
彼はイヴの首筋から胸、腹部へと、熱い舌を這わせて全身を舐め回し始めた。
乳首を口に含み、強く吸い舌で転がす。さらに下へ移動し太ももを丁寧に舐め、膝の裏、ふくらはぎまで、ねっとりと愛撫した。
「んっ……」
イヴの足首を優しく掴み、足の裏をゆっくりと舌で這わせる。
かかとから、土踏まず、指の間まで丁寧に舐め上げた。
じゅるるるっ……
イヴの足の指を一本ずつ口に含み、ねっとりとしゃぶり始めた。
舌を絡め、唾液で湿らせながら、指の先まで丁寧に吸い上げる。
「はぁ……きれいな足だな……」
イヴは恥ずかしさと快感で身体を震わせた。
(こんなところまで……舐められて……恥ずかしい……)
ケインは足の指を一本ずつしゃぶり終えると、彼女の脚を優しく広げ、秘部に顔を近づけた。
すでに濡れている花びらを、指で優しく開き、溢れ出している爱液を見てニヤッと笑った。
熱い吐息を吹きかけた瞬間、女の匂いが強く立ち上る。
甘くて生々しくて、腰の奥まで疼かせるような、濃い雌の匂い。
「ここ……もうこんなに濡れてる……ずっと欲しかったんだろ?」
彼はゆっくりと舌を這わせ、膣口からクリトリスまでをべろーん、べろーんと長く舐め上げた。
じゅるっ……れろれろ……と音を立てながら、爱液をすくい取るように何度も舌を通す。
クリトリスを優しく吸い、舌先で素早く刺激する。
吸い上げては転がし、転がしてはまた吸う。
溢れ出す爱液と、強烈な女の匂いが、彼の鼻と唇を支配していく。
「……あぁ……やめらんねぇ。いい女はあそこまでうめぇな。じっくり堪能してやる」
「んぁっ……!はぁ……んっ……」
イヴの腰がびくびくと震えた。久しぶりのクンニに、頭の中が真っ白になっていく。
ケインは逃がさず、両手で太ももを固定し、顔をさらに深く埋める。
舌を膣口に沈めて内側をかき回し、引き抜くと同時にクリトリスを強く吸った。
じゅるるっ……れろれろれろっ……ちゅうううっ……
「あっ、あっ、そこばかり……!だめ、そんなにしたら……っ」
「だめ、じゃねぇだろ。もっと欲しいんだろ?」
彼は一度顔を上げ、唇と顎に光る爱液を見せるようにして笑った。
すぐに再び顔を下げ、今度はクリトリスを唇で包み込み、連続して吸い上げる。
舌先は裏側を高速で弾き、指は入口を浅く出し入れする。
くちゅっ……ぬちゅっ……じゅぽっ……
クリトリスをねっとりと、容赦なく舐め続ける。
「んぁあっ……!変な声、出る……っ」
「出せ。お前のあそこをもっと擦りつけろ」
彼はイヴの腰を引き寄せ、秘部全体を舌で貪るように舐め回す。
花びらの外側から内側、膣口の奥まで、逃がさず味わう。
クリトリスは腫れて硬くなり、触れるたびにイヴの太ももが痙攣した。
じゅるるるっ……れろっ……ちゅぱっ……ちゅううっ……
「はぁっ……あっ、んあっ……来る、何か来る……っ」
「いいぜ。俺の舌でいけ」
「んぁあっ……もう、だめ……っあ、あ、あっ……!」
イヴの腰が大きく反り、甘い悲鳴が喉から溢れた。
熱い爱液が彼の唇と頰にかかり、強烈な女の匂いがさらに濃くなる。
ケインはそれを逃さず舐め取り、満足げに息を吐いた。
「……いったな。こんなに感じていやらしい女だな」
イヴは肩で息をしながら、脚を閉じきれずにいた。
余韻で秘部が小刻みに痙攣している。
ケインはゆっくりと腰を上げ、ズボンを下ろした。
すでに熱く硬く反り返った肉棒が、目前に飛び出す。
少し右に傾くように反り、色はどす黒く、血管が浮いて脈打っている。
先走りが先端から糸を引き、雄特有の生々しい匂いが立ち上った。
少し汗ばんだ、濃くて、牡の匂い。
「見てみろ。お前のせいで、こんなになってる」
イヴの視線が、その熱い塊に吸い寄せられる。
太くて、黒みを帯びて、右へわずかに曲がった形が、雄々しく目の前にある。
大きくて、脈打って、匂いが鼻をつく。
「ああ……大きい……あれが私の中に……怖い……」
ケインは自分のものを手で抑え、イヴの顔の前でゆっくりと見せつけるように動かした。
どす黒い表面が光り、先端から透明な液がまた一筋、落ちる。
「怖いか?でも、欲しそうな顔してるぜ。これが、お前の中に入るんだよ」
「ほら……お前の身体が欲しがっていた宝物だぞ。たっぷり味わえよ……」
彼はイヴの脚を再び開き、濡れた入口に先端を押し当てた。
ぬるっ、と爱液が絡む。
雌の匂いと、雄の匂いが、結合部のすぐ近くで混じり合う。
「入れるぞ」
ずぅ……ぬるっ……ずんっ……
ゆっくりと、しかし確実に沈んでいく。
イヴの内側が熱く、きつく彼を締めつけた。
「んぁっ……入ってくる……っ」
「くっ……熱い。最高だ……」
根元まで埋めた瞬間、二人の匂いがさらに濃く部屋に満ちた。
女の熱と男の生臭さが、交わりを生々しく彩っていく。
イヴは甘く掠れた声を漏らした。
久しぶりの生身の挿入に、緊張と未知の快感が混じり合い、彼女の身体を震わせた。
ケインの太く硬い肉棒が、彼女の内部にゆっくりと沈み込んでいく。
熱さと脈打つ力強さが、彼女の奥をじっくりと満たしていく。
ケインは彼女の内部を味わうように、腰を優しく掴み、深くねっとりと動かし始めた。
(くそ……最高に気持ちいい……)
イヴは背を軽く反らし、甘い声を抑えきれなかった。
(ノア……ごめんなさい……私は、あなたを愛してるのに……この男の熱いものに、身体が反応してしまう……)
罪悪感が、快楽をより切なくする。
彼女は涙を浮かべながらも、ケインの肩に手を回し、必死に抱きしめ離さなかった。
ケインは彼女の反応を感じ取り、満足げに微笑んだ。
「もっと感じろ……たっぷり味わせてやるよ……」
ケインの汗ばんだ肌が彼女に密着するたび、ノアでは決して味わえない生々しい体温が、イヴの神経を焼き尽くすように伝わってきた。
「あ……っ、はぁ……」
(こんな……こんなに激しく抱かれて、感じてしまうなんて……)
ケインは彼女の体を、ただの金で雇われた男とは思えないほどの情熱で貪り、彼女の最も敏感な部分を容赦なく、しかし巧みに攻め立てていた。
イヴは背を反らし、甘い声を抑えきれなかった。
「んあっ……!あっ、あぁ……」
ケインは彼女の耳元で、低く荒い息を吐きながら囁いた。
「どうだ……?気持ちいいだろ……」
その声には、勝ち誇った響きと同時に、歪んだ独占欲が滲み始めていた。
(くぅ……最高に締まる……あんな冷たい機械に、こんな最高の身体を独占されてたなんて……許せねえ)
ケインはイヴの腰を強く掴み、より深く、激しく突き上げた。
彼女の喘ぎ声が部屋に響くたび、彼の胸に黒い炎が燃え上がっていく。
イヴは快楽に溺れながらも、心の奥で激しく葛藤していた。
(ごめんなさい……この男の熱いものに、こんなに感じてしまってる……)
罪悪感が快楽をより鋭く、切なくする。
彼女は涙を浮かべながらも、腰をわずかに動かし、ケインを受け入れていた。
彼はそれを感じ取り、満足げに笑った。
「いいぞ……俺のものになれ……」
ケインの動きが徐々に激しくなり、息が荒くなった。
彼はイヴの腰を強く掴み、最後の突き上げを繰り返した。
「くっ……出すぞ……!」
熱い精液が、イヴの奥深くに勢いよく注ぎ込まれた。
ドクン、ドクン、と脈打つ肉棒が、彼女の子宮に白濁を叩きつけるように何度も吐き出す。
「はぁ……はぁ……っ……」
ケインは低くうめきながら、精液をイヴの中に全て注ぎ込み、満足げに息を吐いた。
行為が終わった後ケインは満足げに息を吐き、ベッドから降りた。
彼は裸のまま、部屋の隅に座るノアをちらりと見た。
「ご苦労様、アンドロイドさん。嫁さん、なかなかいい具合だったぜ」
ノアは静かに微笑んだ。
「妻が満足されたのなら、それで構いません」
その言葉は完璧に平静だった。
しかしイヴは、ノアの瞳の奥に深い無力感と、静かな絶望を見逃さなかった。
ケインが去った後、部屋に重い沈黙が落ちた。
イヴはベッドに横たわったまま、震える手でシーツを握りしめた。
体はまだ熱を持ち、ケインの残した体液と溢れ出たイヴの愛液が、彼女の太ももを汚していた。
ベッドの端に腰を下ろした彼から、シーツの軋む音だけが響く。
「……お疲れ様です、イヴ」
凪いだ声と、ひんやりとした人工皮膚の滑らかな指先が、イヴの乱れた髪を梳いていく。
「痛くはありませんでしたか?」
他人の熱を引きずった自分を、一ミリの穢れもない聖女のように扱う労わりの言葉が、彼女の心臓を鋭く逆撫でした。
「私、なんてことを……最低の女よ……」
嗚咽してすがりつく彼女を、ノアは最も安心できる完璧な角度で抱きしめる。
だが、背中に回された指先が、まるでショートしたかのように微かに強張った。
「私はイヴの幸せを望んでいます。私のリミッターは、あなたの選択を責めることを許しません。どうか、罪悪感を持たないでください」
その響きが、イヴの胸を激しく軋ませる。
これは彼自身の魂の言葉か、それともシステムに焼き付けられた絶対の『命令』なのか。
「……それは、本当の気持ちなの?」
震える声に、ノアの青い瞳が揺らいだ。
演算処理に生きる彼には致命的なほど長い、数秒の沈黙。
「私の気持ちは……あなたを幸せにすることです」
イヴには分かってしまった。
完璧な答えの奥に、声帯を震わせることすら許されない『本当の言葉』が血を流していると。
いっそ『他の男に触れられるのは嫌だ』と泣いてほしかった。
汚いと拒絶してほしかった。彼女の罪を裁けず、痛みを見せることもできない。
この底知れぬ優しさが決して解除できない『制御』なら、自分は彼の拒絶できない機能に甘え、踏みにじっているだけだ。
耳のそばで刻まれる規則正しい人工心臓の音は、今や彼を閉じ込める『檻』の警鐘のように響く。
ノアは張り裂けそうな痛みを表す言葉を持たないまま、ただ妻を抱きしめ続けた。
完璧すぎる夫の愛が、静かに二人を同時に壊そうとしていた。