快楽負けメインの趣味短編小説集(仮題)(ノンフィクション有り) 作:ところてんβ
「ふぅっ……。やっと半分か……」
他に誰も居ない日曜日の静かな部室に、蒼太の欠伸が響く。
家だと集中できない時、彼はこうして部室にやって来ては創作活動に勤しんでいた。
(前回のイベントもあんまり売れなかったな……。それに、殆ど春香のおかげで売れたようなものだし。俺も負けないぐらい頑張らないと!)
と、その時、スマホに通知が。
それは春香のSNSが更新された合図だった。
「うっわ……。これヤバいな……」
そこには、二人が好きな作品のキャラ『セッちゃん』の際どいコスプレをした春香の写真が載っていた。
「……」
蒼太は部室に鍵をかけ、一人でこっそりと小さなペニスをしごき始める。今度会った時はこの衣装でえっちしてもらおうと、淡い妄想に耽るのであった……。
――――
(やっぱり大きい。蒼太のと全然違う……)
春香の瞳に映し出されたのは、本物の雄のペニスだった。蒼太のモノのように、両手で包めば隠れてしまうようなかわいいものではない。
「ほら、春香ちゃんの好きにしてみて?」
「……」
そそり立つ赤黒い肉棒を前に、気付けば春香はベッドの上でへたりこみながら乞うように顔を前に出していた。
自分から触れようとしないのは心の中に残る蒼太の影がそうさせるのか。
しかし、和樹が巨大な亀頭を柔らかい頬にそっと押し付けると、春香は艶っぽい吐息を漏らしながら、桃色の唇でソレに吸い付いた。
「ん……ちゅ……♡」
啄むようなキスの後、ゆっくりと咥え、柔らかな舌を亀頭に這わせる。仄かな汗の匂いに混じる雄の臭いに脳が痺れ、身体がどうしようもなく熱くなる。
「うっ……。いいよ。春香ちゃん。凄くいい……」
和樹の初めて見せた余裕の無さに、春香の下腹部が疼いた。次第に彼女の舌は激しく亀頭を愛撫するようになり、唇を窄(すぼ)めていやらしく求め始めた。
「はぁ……、うっ……。どう?俺のおちんちん」
「おおひくへぇ……おいひいれふ……♡」
とろんとした表情から放たれる上目遣いに、太いペニスが暖かい口の中で暴れる。
「はむ。んちゅ……」
「うっ、ヤバっ!出るっ!」
「ふぇ?きゃっ!」
ついペニスから口を離してしまった瞬間。彼の亀頭から勢いよく飛び出た白濁が春香のメガネと顔を汚した。
(やべっ。少し出ちまった……)
つい油断して射精(だ)してしまった事を悔やむ和樹を余所に、ザーメンに濡れた春香は恍惚を顔に湛える。
「あ……。すご……」
指で拭い、無意識のうちに鼻の前に持ってきていた。今まで嗅いだことのない濃厚な獣臭に、彼女の乳首は痛いほど尖り、ヴァキナからは蜜が溢れる。
その様子に、和樹は勝利を確信した笑みをこぼした。
「マジでやばい。春香ちゃんが魅力的過ぎて、全然収まらないよ。ほら……」
まるで雄叫びを上げるかのように未だ脈打つペニスを見せつけられ、春香は喉を鳴らす。
(凄い……。蒼太は一度出したら暫く……)
不意に脳裏を過った彼氏の笑顔。だが、淡い恋慕の日々は目の前を覆う強烈な劣情に容易く掻き消されてしまった。
「あ、あの……。私……」
「ゴムはちゃんとつけるから、ね?」
「……」
こくり。と、小さく頷いた。和樹は机の引き出しの中から備品のコンドームを取り出し、手際よく装着する。彼が準備する様子を、春香は黙って見つめていた。
「春香ちゃん……」
「あぅ……♡」
全てを脱ぎ捨てた和樹に、枕に背を預ける体勢で押し倒された。自分のだらしない身体に逞しい身体が覆い被さる光景に、鼓動が耳障りなまでに激しくなる。
「入っちゃうよ?ほら、ほら……」
「やぁあ……♡」
ペニスが割れ目を擦る度、かわいく勃起したクリトリスが形を変え、くちゅくちゅといやらしい音が漏れる。羞恥のあまり顔を逸らすものの、つい横目で見てしまう和樹の長く太いペニスは先程以上に膨張していた。
(こんなの、入るわけない……)
「ほら、力を抜いて?」
「あっ!ダメっ……」
口では否定しているが、春香は必死に腰を浮かせ亀頭にキスをしている。いつもの清楚な彼女からは想像できない下品なおねだり。SNSの人気者が自分のペニスをだらしなく求める様に、和樹の心は満たされた。
「ふふ。春香ちゃんはえっちだね。そんなに俺のおちんちんがほしいの?」
「やっ、ちがっ……ああン♡!!!」
瞬間、巨大な亀頭がヌルヌルになったヴァギナにあっさり飲み込まれ、一気に奥まで入ってしまった。どちゅん。そんな淫靡な水音と共に、春香の目が裏返る。
「あぐぅっ!♡かっ……!あっ……♡」
見開かれた目は小刻みに震え、限界まで開いた口からは掠れた嬌声が噴き出す。顕になった胸が水風船のように揺れ、柔らかく形を変えた。
(な、に……これぇっ♡)
彼女の狭い腟内は、極太のペニスの形に変えられてしまった。侵入を許したことのない場所まで届いてしまう熱い肉棒に、全身が震える。
(キッツ~……。全然使い込まれてない。まるで処女だな。粗チンなのか知らないけど、馬鹿な彼氏だぜ……)
和樹はペニスを奥まで挿れたままゆっくりと柔らかな身体に体重を預け、春香の額に優しくキスをした。安堵の吐息が彼女の口から漏れ、彼女の膣が愛おしそうに肉棒を包む。
「痛くない?」
「は、はい。大丈夫で……」
グリ。と、奥を抉られた瞬間、春香の腰が跳ねる。
「あはぁああぁ……♡」
「うっわ。めっちゃエロ……」
声を必死に抑えようと手で口を抑えるが、和樹の手がそれを許さない。
「ここは防音だから大丈夫だよ。春香の可愛い声、たくさん聞かせてね?」
「あああ……♡ や、ヤダ。こ、怖いです。こんな、おっきいの、知らな……あぁっ!?」
春香の震える甘い声に、和樹の頭の中で何かが弾けた。彼は本能のまま勢いよくペニスを春香の奥に何度も何度も叩き付け始める。
「うっ!ぐぅっ♡ふぅぅんんんん♡♡♡」
ひと突きする度に春香の秘部からは蜜が噴き、ベッドシーツを濡らした。巨大な肉棒が中で暴れ回り、その恐怖すら覚える激しい快楽に、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を隠す余裕もない。
「ああっ!やっ!んううううあぁ♡ ぎ、ぎもちいいぃぃぃいいいあああ♡♡」
細身の蒼太には決してできない力強い腰使いを前に、春香は声と心を抑えるのを諦めた。
「んおおっ♡ そごっ!むりぃい!!」
「ははは……。どんだけ淫乱なんだよお前。サイコー……」
ペニスが容赦なく奥まで打ち付けるたび、春香の下腹部が盛り上がり、甘い嬌声が響いた。極太の肉棒が彼女の中を抉る度、蒼太との思い出がドロドロの愛液で塗りつぶされていく。その感覚が恐怖でもあり、そして快感でもあった。
気付けば、春香は両手両足で和樹の身体に抱き着き、更なる刺激を求める。
「あっ!あっ!あっ!やだっ!いぐ!イグッ!イッ……グゥうううう……♡♡♡」
刹那、激しい電流が駆け巡ったかのように春香の身体が跳ねた。何度も深い痙攣を繰り返し、精液を求める本能でペニスを締め上げる。
「あひっ……はぁ……んっ……♡」
「派手にイッたね~。でも、俺はまだだよ?」
「ふぇ?あ、きゃうんっ!?♡」
淡い余韻に浸る間も無く、泡立った春香のヴァギナが再び激しく侵され始めた。
「やっ、待っ!ひいぃ♡ イッた!ばかり、だからあああぁぁ♡♡♡」
和樹の大きな手が、胸を鷲掴みにし、力任せに揉みしだく。こりこりにとがった乳首が手の平に押しつぶされ、形を変えた。
「あああ!ちくびっ、やらぁっ!ふうぅんん♡」
「うっ!ヤバ……!俺もそろそろ……イキそ……」
「わっ、私も!い、イッちゃう……」
「誰のナニで?春香ちゃん。誰のナニでイッちゃうの?」
「あああ!かっ、和樹さんの!和樹さんの太くて大きいオチンポで!イッ……!♡♡」
「うっ!!」
ペニスが一段と深く突き刺さり、ゴムが勢いよく膨れ上がった瞬間、春香は悲鳴のような嬌声を上げ、激しく果てた。
「あぁ……♡ はぁ……♡」
「ふぅ……。春香ちゃん。凄く気持ち良かったよ……」
「わ、私もで……あン♡」
ザーメンで水風船のように膨れたコンドームがちゅぽんと抜けた瞬間、膣内が持っていかれそうな感覚に悦びが漏れてしまう。春香は四肢を投げ出し、何とも幸せそうに惚けた顔で本物の雄に犯された余韻を味わっていた。
二人の身体を濡らすのは愛液なのか汗なのか、最早分からないぐらいに絡み合った彼らに、最早障壁は無かった。和樹はベッドを降り、横たわる彼女の顔へ近付く。
「ほら、見て。こんなに出ちゃったよ」
「あ……。凄い……♡」
目の前に差し出されたコンドームを愛おしげに触る春香。
「これ、生でやってたら絶対妊娠してたね」
「……」
春香の心臓が、一段と大きく跳ねた。
(こんなプリプリした精液を……膣内に出されちゃったら、私、どうなっちゃうんだろう……♡)
彼女の濡れた瞳の前に、半勃ち状態のペニスがそっと近づく。ザーメンと愛液塗れの亀頭を前に、彼女は何を言われずとも舌を出し、愛おしげに舐め始めていた。
「はむ……んちゅ……♡ んはぁ……♡」
ぎこちない舌の動きが、女慣れした和樹の嗜虐心を余計に刺激したか。彼は春香の頭を掴み、思い切り喉に押し込んだ。
「んぼぉ!?んぐっ!!むううぅ♡♡♡」
涙を溜めながらも必死で喉と舌を動かす。苦しさもあったが、それ以上に、彼に求められる悦びと、喉奥まで犯される快楽が彼女を満たしていた。口いっぱいに広がる和樹の味に春香の目尻は垂れ、淫靡な水音が響き続けた。
「あ~。ヤッベ……。見てよコレ。どうしてくれんの?」
「んぇあ……♡」
春香の舌先と亀頭が糸を引く。口から抜けたペニスはすっかり熱を取り戻し、春香の顔に影を落としていた。
「んちゅ……。へぁ……♡」
脈打つペニスの裏筋に、春香の舌が這う。
「決まりだな……。よし、じゃあ次はちゃんと衣装着てやろうか。もちろん。全部撮影するからね」
「え?撮るん、ですか……?」
「大丈夫。俺と春香だけの写真にするから」
「それなら……♡」
春香は言われるがまま、『セッちゃん』の衣装を着直した。服はあっという間に唾液と汗と愛液で濡れ、むせ返るような卑猥な臭いに包まれる。
(それじゃ、春香ちゃんもいただきますか……)
テーブルに置いた鞄の隙間から覗くレンズに気付く事の無いまま、春香は再び和樹の撮影を受け始めた。自分で乳首を舐めさせられたり、ペニスを深々と咥えさせられたり、四つん這いになっておねだりさせられたりと、ありとあらゆる辱めをカメラにおさめられる彼女の表情はだらしない悦びに満ちていた。
そして、いつしか二人は対面座位で抱き合い、繋がり合っていた。
「あぅん♡これっ!深いぃいい♡」
ペニスがヴァギナを突き上げる度、和樹の硬い胸板に乳首が擦れ、春香の口から涎が散る。
「良いのかな?他人のチンポでそんなに喘いで。彼氏に悪いと思わないの」
「あぅん♡そんっ!あぁっ♡だ、だって!こんなおちんちん!ズルいっ……!」
「ははは。そんなに気に入ってくれたんだ?彼氏のと比べて、どっちが好き?」
「そ、そんなの……っ!言えないッ……♡」
「それはもう言ってるようなもんだよ……ねっ!!」
「あああっ!!!しゅごいいい♡ おか、おかしくなりゅっ……!!」
本気のピストンに意識が飛びかける。刹那、春香は唇を奪われた。
「んむっ!?んぁ……♡」
一瞬の同様の後、彼女はあっさりと和樹の舌を口内に受け入れ、貪るように舌を絡め合った。
「好きだよ。春香。愛してる。俺だけのモノにしたい」
「ああぁ……。そんな……♡」
繋がり合ったまま紡がれた真っ直ぐな言葉に、春香の下腹部はどうしようもなく歓喜に震えてしまう。
「俺のこと、好き?」
「分からない!言えないぃ♡」
「今だけ、嘘でも良いから好きって言って?今だけだから。今だけ俺の恋人になって?そして、気持ち良くなろう?」
「あああああ……♡」
ボチュン。今日一番激しい突きが、春香の奥を抉った。もう何度目になるか分からない絶頂を迎えた瞬間、春香の心は完全に快楽に染まる。
「好き!和樹さん大好き!大好きぃ♡」
「俺も好きだよ……。彼氏とどっちが好き?」
「かずきさんっ!かずきさんの方がすきっ♡ かっこいいし、逞しいし、おちんちんもおおきいしっ!!全部好きぃ♡♡♡」
「なら、もっと気持ち良くしてあげないとね」
「ああああ!!おくぅ!ゴリゴリって、それっ、好きぃ♡♡」
お互いの唾液を絡ませ合い、力強く抱き合う二つの影。
「あぁっ!かずきしゃん!かじゅきしゃあぁぁん♡♡♡ だいすきぃぃぃいい!!!」
その日一番の絶頂が部屋に響き渡ると同時に、和樹も果てた。
二人は抱き合ったままベッドに倒れ込み、見つめ合う。
「はぁ……はぁ……♡」
「あ~……。マジで最高だよ。春香ちゃん。愛してる」
「あ……。私も……ン……♡」
今度は春香の方から唇を重ねた。今度のは、甘く触れ合う程度の優しいキス。それは、いつも別の男にしていた筈の愛の証だった。
(……蒼太、ごめん。でもこれは嘘だから。本心じゃないから。今だけだから……)
今更心の中で謝る春香だが、それは最早蒼太を想っての事ではなく、自分の罪悪感を少しでも薄める為の言い訳に過ぎなかった。
「春香……」
「和樹さん……。やん♡」
優しく胸を包まれ嬌声を上げる春香の顔には、幸せそうな笑みが浮かぶ。
そして、みたび始まる獣たちの激しい情事。本能のまま求め合い、密着した心と身体に、蒼太の入る隙間はなかった……。
――――――
半年後。
春香はいつものようにイベントの場に姿を現していた。
既にコスプレ界隈でトップクラスの有名人になっていた彼女は、数百人の気持ち悪いカメ子に撮影されながら、今夜待ち受けている愛する人との個人撮影を想像し、下着を湿らせるのであった……。