※この作品はR-18です。

アナザールート集   作:通りすがりのモブ

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バンドの活動資金を稼ぐ為にソープ嬢として働く伊知地虹夏(男性客視点)

「つ、遂に来たぞ」

 

 青年はネオンに包まれた繁華街の中にある風俗店に訪れていた。高校を卒業して数ヶ月、大学でこそは彼女を作ると意気込むも上手くいかず、ならばせめて大人の階段を登ろうと店の門を叩いた。

 

「あ、予約してた茂武です」

「お待ちしておりました。女の子は既に準備を終えてますので、どうぞ」

 

 店員に案内され、茂武は薄暗い廊下を進む。

 廊下にはいくつもの扉が並び、その扉の奥で行われている事を想像すると胸が高鳴りを覚えた。

 

 店員が一つの扉の前で立ち止まった。

 

「こちらになります。ごゆっくりお楽しみください」

 

 扉が開かれると、目の前には意外にも広々とした個室が広がっていた。薄暗い照明の中、中央に鎮座するのはキングサイズのベッド。そしてその傍らには透明な硝子張りの浴室が見える。どこか非日常的な光景に圧倒されながらも、茂武の目は一点に釘付けになった。

 

 大きなベッドの縁に腰掛けていたのは……見覚えのある金髪の少女だった。

 

「いらっしゃい。本当に来たんだね」

 

 微笑むその顔を見て、茂武の喉仏が大きく上下した。

 

「ほ、本当に……ソープで働いてるんだね。伊知地……さん」

 

 伊知地虹夏──つい数ヶ月前まで同じ高校に通うクラスメイトであり、密かに恋心を抱いていた少女だった。

 

「まあね。バンドの練習や大学の課題もあるし、活動資金を短時間で稼ぐって考えたらここの仕事が一番コスパ良いからね♡」

 

 そう言って微笑む虹夏を前に、茂武の胸中に複雑な感情が渦巻いた。密かに好意を抱いていたクラスメイトが風俗嬢として働いている事実──それは僅かなショックを伴うものだった。

 しかし同時に、風俗嬢で働いているからこそ、今この瞬間だけは自分の前で素肌を晒し、キスもセックスもできる。

 

「ささっ、時間が勿体ないし、始めよっか」

 

 ことなげもなくそう言うと、虹夏は手慣れた手付きでベビードールを脱いで裸体を晒した。茂武は喉の奥でゴクリと音を立てた。

 

 虹夏は茂武の硬直した表情を気にも留めず、湯気立ち込める硝子張り浴室へと歩み寄る。水滴で濡れた大理石の床に彼女の素足がぺたりと音を立てる。

 

「茂武君も服脱いでこっちおいで」

 

 そう言って手を差し伸ばす虹夏の仕草はあまりにも自然で、普段の学校生活で見せた彼女と全く変わらない。茂武が恋焦がれた太陽の様な笑顔を浮かべていた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 茂武は服を脱ぎ捨て、光に群がる虫の様に浴室に足を踏み入れた。

 

「はいここに座って」

 

 浴槽の脇に置かれた凹型になっている椅子──所謂スケベ椅子に腰掛けるよう促される。

 

「これって、男が座るもんなんだ……」

「そうだよ〜お湯掛けるね」

 

 蛇口を捻る音と共に、温かいシャワーが茂武の首から下に降り注いだ。湯気が白い靄となり、虹夏の金色のサイドテールが肩の上で揺れている。適量の湯を浴びせ終わると彼女はシャワーを止め、ボトルから液体ボディソープをプシュッと噴き出して手の中で泡立てる音が浴室に響いた。

 

「それじゃ洗うよ~」

 

 背後から伸びてきた滑らかな手が、茂武の肉棒に触れた。

 

「ひゃっ!?」

「こら、動かないの」

 

 まるで小さな子を優しく諭すような声と共に、虹夏の両手が茂武の睾丸周辺を揉み込むように洗い始める。

 

(お、おおっ……あの伊知地さんが、僕のちんこ洗ってるッ!)

 

 数ヶ月前では考えられなかった状況に、泡に包まれた茂武の肉棒がみるみるうちに怒張していく。

 

「お〜茂武君元気だね。大きくてカチコチだよ」

 

 泡に包まれた虹夏の左手が茂武の右睾丸を柔らかく包み込み、親指と人差し指が優しく捏ねる。同時に右手が竿全体を握り込み上下に滑らかな往復運動を始める。

 

「茂武君って、今何してるの?」

 

 唐突に投げられた質問に慌てて意識を戻す。

 

「え、あっえっと、大学で勉強したり……バイトしたり……最近は車校に通ってるよ」

 

「へぇ~良いじゃん。順調なキャンパスライフ送ってる感じ!」

 

 会話を続けながらも虹夏の手は休むことなく動き続ける。右手が肉棒の根元から亀頭へと上下するストロークは単調ではなく、時折カリ首の段差を指の腹でなぞるように引っかかったり、裏筋をピンポイントで圧迫したりと緩急をつけている。

 

「い、伊知地さんは……」

「虹夏で良いよ。伊知地って呼び難いでしょ?」

 

 ドキッとする。緊張しながらも茂武はゆっくりと唇を動かす。

 

「に、虹夏……さんは、最近どう?」

「うーん。ぼちぼちかな」

 

 答えながらも彼女の右手は肉棒を洗うための仕草を続けていた。ただし単なる洗浄を超えて指先が意図的に亀頭部分を撫で回す。温かい泡を纏った指が尿道口をくすぐり、反射的に茂武が身を竦めた。

 

「バンドあまりうまく行ってない?」

「まー、こういう所で働かなくちゃいけないくらいにはね〜」

「あっ、えっと……」

 

 聞いてはいけなかったかもしれないと焦る茂武に対し、虹夏は軽快に笑い飛ばす。

 

「あはは、気にしなくて良いよ。ぶっちゃけ、この業界、風俗で働いてる人珍しくないし」

 

「そ、そうなの?」

 

「うん。リョウ──私のバンドメンバーもここで働いてるし、お姉ちゃんとか、私の知り合いも何人か風俗で働いてるよ。色々と大変なこともあるけど、短期高収入だからね〜」

 

(バンド業界闇深ッ!?)

 

 虹夏の手がふっと止まった。泡まみれの肉棒をひとしきり洗い終えたのだろう。シャワーヘッドが再び持ち上げられ、温かな水流が茂武の股間に降り注ぐ。細かな泡が排水溝へと流れていった。

 

「はい。攻守交代ね」

 

 虹夏はそう言うとボディソープ容器を茂武に手渡すと、浴室に敷かれていたマットレスに仰向けになると、彼女の肢体が誘うように横たわる。

 

「今度は茂武君が洗ってくれる?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 茂武はゴクリと唾を飲み込んだ。震える手でポンプを押して手のひらに白いクリーム状のソープが広がった。

 

「さ、触るよ……」

 

 声が掠れる。両手でこすり合わせて泡を立てると、茂武は恐る恐る虹夏の胸に手を伸ばした。

 

「うん。好きにして良いよ」

 

 囁くような許可が耳に届くと、茂武は割れ物を触るような慎重な手つきで虹夏の胸に触れた。

 

(こ、これが虹夏さんのおっぱい……)

 

 掌に伝わる感触は思っていたよりもずっと柔らかく、温かかった。心臓が早鐘を打ち始める。思春期の妄想では到底到達できなかったリアルな柔肉の温度と質感がそこにはあった。

 掌全体を使って揉むように泡を塗り広げると、固く尖った乳首が指の隙間に転がる。微かな息遣いと共に虹夏の腹筋が僅かに波打つのが見えた。

 

 茂武はポンプから新たな白いソープを手に取り、泡立てると虹夏の体の曲線をなぞるように胸から腰へ、腰から足へ、泡を広げていく。

 

「泡……流すね……」

 

 茂武はシャワーヘッドを手に取り、温度を確かめるように一度自分の腕に当てた。

 

「うん……」

 

 虹夏は目を閉じたまま小さく頷く。お湯に洗い流されて泡が湯船へと消えていくにつれて、彼女の白い肌が再び露わになった。

 

「場所……移そうか」

「あ、うん……」

 

 虹夏がそう言って立ち上がると、茂武もそれに続いた。

 タオルで水滴を拭き取って浴室から出るとひんやりとした空気が二人を包み込み、その対比が火照った肉体を更に際立たせた。

 

「こっちおいで」

 

 促されるままベッドに腰掛けた茂武の膝に跨るようにして、虹夏が顔を近づけてきた。

 

「むぐっ……んぅ……」

 

 唐突に唇を塞がれ、舌先が口腔内に侵入してきた。熱い粘膜同士が触れ合う度に甘い吐息が漏れる。虹夏の舌は巧みな動きで茂武の歯茎や上顎を舐め取り、時には強く絡み合った。

 

「んっ……ちゅぷ……んぅ……」

 

 互いの吐息が混ざり合い、舌同士が糸を引くように絡み合う。

 

「じゅるっ……んっ……」

 

 唾液の交換が激しさを増す。虹夏は茂武の唇を吸い上げるようにキスを深め、喉奥まで探るような動きで彼を翻弄した。二人の唇の間から溢れる淫靡な水音が、静寂な個室に響き渡る。

 

「ぷはっ……」

 

 ようやく唇が離れたとき、二人の間に銀色の糸が引いた。茂武の口角からは唾液が垂れ落ちそうになり、慌てて手の甲で拭う。

 

「はぁ……はぁ……虹夏さん……そろそろ」

 

 息を荒げながら言う茂武の声には切迫感があった。

 

「そうだね。茂武君初めて?」

 

 虹夏は余裕のある表情で尋ねる。

 

「う、うん……」

「なら……最初は私が上になってあげる。ベットに横になって」

 

 指示に従い茂武が仰向けになると、虹夏は慣れた手つきでコンドームを取り出した。手際よく袋を開封し、勃起した茂武のペニスに被せていく。ゴムの質感が直接的な快感を和らげるが、それでも虹夏の手の動きは確かな刺激となって伝わった。

 

 準備が整うと、虹夏は茂武の腰にまたがった。金色の髪が肩にかかり、その中心に露出された秘部が茂武の視界に入る。潤いを湛えた陰裂がわずかに開き、これから迎え入れるモノの存在を感じさせるように微かに震えていた。

 

「行くよ……んっ……」

 

 腰を落とす。亀頭部分が陰唇を押し分け、飲み込まれていく。

 

「あっ……!」

「全部挿ったよ」

 

 童貞卒業の瞬間は意外とあっさりしたものだった。

 

「動くね……」

 

 余韻に浸る間もなく、虹夏は上下の動きが開始された。最初は浅く速い律動だ。膣内のヒダが擦れ合うたびに甘い疼痛が茂武の下半身を貫いた。

 

「うっ……く…!」

 

 虹夏の動きに合わせてベッドが軋む音を立てる。結合部からはぬちゃぬちゃという卑猥な水音が発生し始めた。次第にリズムが変化し、深く強くグラインドするような動きに変わっていく。彼女の体重がかかるたびに肉棒は最奥まで叩き込まれ、先端が子宮口に当たる感触を茂武ははっきりと感じた。

 

「んっ……あっ……っ…!」

 

 虹夏も声を抑えきれなくなってきたようだ。腰の動きが大きくなるにつれ、彼女の表情から余裕が消えつつある。金色の髪が激しく揺れ、額から玉のような汗が滴り落ちた。

 

「うぅ……気持ち……いい……です……!」

 

 茂武は歯を食いしばりながらも声を漏らしてしまう。想像していた以上に濃密で生々しい快感が全身を駆け巡っていた。

 虹夏は突然動きを変えて前屈みになった。茂武の胸に手を突き、より深く抉るような角度で腰を使い始める。

 

「こっちの方が……いいかもね?」

「あっ……そこっ……!」

 

 茂武の反応を見た虹夏は的確にポイントを突き始める。鋭く断続的なピストン運動が続き、膣内の締め付けが一段と強くなった。

 

「やばっ……もう……!」

 

 限界が近づいていることを悟った茂武が切羽詰まった声を上げる。

 

「イっていいよ……全部出して!」

 

 虹夏は最後の仕上げとばかりに動きを速めた。彼女の内部も収縮を始め、ひときわ強い痙攣が肉棒を搾り上げる。

 

「あっ……もう無理ッ……!」

 

 耐え切れず茂武の腰が跳ねた。ドクンという脈動と共に精液がコンドームの中に放出される。

 

「んっ……!」

 

 虹夏も同時に小刻みに体を震わせる。最後の一滴まで絞り取るかのように膣内の蠢きが続いた。

 暫くの間二人は繋がったまま荒い息をついていた。やがて虹夏がゆっくりと腰を上げる。引き抜かれたペニスからコンドームが抜け落ちそうになるのを慌てて押さえつけた。中には白濁した液体がたっぷりと溜まっている。

 

「いっぱい出たね……」

 

 満足そうな笑みを浮かべながら虹夏はそれを外し、丁寧に口を縛った。

 

「まだ時間あるけど……今度はナニしたい?」

 

 

【挿絵表示】

 

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