<番外編>霧島さんと「合法ロリ巨乳」提督(ショタ顔)の秘密…の番外編 作:如月真澄
旧15話 全期間 UA 243
※主人公、如月真澄の上半身(※「艦これ」の提督服と、色々違いはありますがご容赦下さい)
<1章-3-A/禁欲期間の現状の振り返りの続き>
淫夢の詳しい内容を思い出したら大変なことになってしまった。ひとまず呼吸を整えようとしながら、考えを本題に戻す。
何を考えようとしていたのか
・決戦後の約一週間。寝るときには一度もイっていない。
(寝るときにクリちゃんでオナることはあったけど、刺激だけしてイってないから逆効果。
ムラムラがたまりまくってしまう。)
で、寝るときではなく、朝イったことがあるかを考えようとしていたんだった。
今までの朝では女の子として2回イって、3回目のかなりギリギリで目が覚めることがよくあった。
このときは、2回イっているので、
でも、よく考えると違う。決戦後は「欲情アラーム」の術をキツめにかけていたのだ。
女の子として1回目にイク前。それもイク直前ではなく
(気持ちいい……。このまま、この気持ち良さが続いたら、イっちゃいそう)
ぐらいで発動するようにしていたのだ。
1度目にイクかなり前で起こしてしまう。
つまり、1度もイケないんじゃん!
自分がした設定、考えなしにしてしまった設定。だから、誰も責められないんだけれど
(ボクのバカ……)
今のグータラでユルユルな生活なら、以前ダメだったキツめの設定で暮らせるんじゃないか。そういう実験、というかそういう遊びのつもりでやってみたんだ。
なんとか暮らせるって思ったよ! 性欲の嵐で身体を貫かれるまではね!
<1章-3-B/決戦期間中の振り返り>
さて、ここまでは決戦後約一週間、ボクは一度もイってない、という話だけど。
次は決戦中の3日間。
正直、それどころではなかった。なんとか仮眠する時間を見つけて横になったら、すぐ眠ってた。
(まあ、性欲どころではない状況だったとしても、性欲はタマらないわけじゃないんですケドね。
タマりますよ。自覚されてないだけ。)
<1章-3-C/決戦期間前の振り返り>
その前、いつからイッてないか、一日ずつ確認する。
【決戦初日一週間前】
朝、深海棲艦に負ける悪夢を見て、目が覚めたことを覚えている。
その夜は霧島さんに色々な意味でなぐさめてもらった。(つまりは百合ックスしたということで、この日は思いっきりイっている)
【決戦初日六日前】
この朝も敗北の夢を見た(霧島さんと同じベッドでいたままだったので、ギュッと抱きしめてもらった。)
夜は恐怖で眠れず、クリちゃんをイジっていたら、幸せな感じがしてきて、安心して寝てしまった。(気持ち良く寝られたが、このときもイってない)
【決戦初日五日前】
この朝は深海棲艦に勝つ夢を見た。そして、その日以降、夢に深海棲艦は出てこなくなった。
忙しすぎるせいか、この夜は部屋のあかりを消して、ふとんに横になったら、もう寝てしまった。
【決戦初日四日前】
この日の朝はふつうに目が覚めた。久しぶりのさわやかな目覚め。
しかしそれは、「無意識にうつぶせ布団オナニーをして、女の子の姿で2回イって、3回目直前で目が覚める」というアレがなかったということで。つまりは、この日もイってないようだ。
そして夜はとうとう、部屋のあかりを消し忘れたまま、ふとんに横になり、そのまま寝てしまった。(睡眠が浅くなるので、本当は良くないのだが)
【決戦初日三日前】
(前夜に)部屋のあかりをつけたまま、朝まで寝てしまった。眠りが浅くなったため、睡眠時間の割りに、疲れが取れてない。
一方、この朝も「うつぶせ絶頂」をやった形跡がない。
夜は、元々疲れが取れていなかった上に、忙しさでさらに疲労が蓄積。横になるとほどなく眠りについていた。
【決戦初日二日前】
ここから、まとまった睡眠が取れなくなる。
仮眠できる時間を見つけて、横になったらバタンキューだ。
【決戦初日前日】
同上
<これらを総合すると>
・決戦前の1週間はイってない
・決戦中の3日間もイってない
・決戦後の約1週間はイってない!
合計2週間半ほどの禁欲!
精力絶倫ぞろいの如月一族には、致命的になりかねない禁欲だ。
思春期のサカりのついた男子、という人類で一番性欲が強そうなのと比べても、一族の性欲はおそらく数倍である。
仮に4倍とした場合、一族の2週間半の禁欲は「サカり男子」の10週、つまり約2ヵ月半にあたる。
そして「サカり男子」と一般人の差も4倍とした場合、40週で約10ヵ月。それだけの期間、禁欲しているのと同じなのだ。
しかもボクの場合、さらにヤバい倍率が何重にもかかっている。そりゃー、生々しいエッチな妄想が、あとからあとから来て止まらなくなるわけだよ。
禁欲のしすぎで、ボクの身体は今日、限界を超えてしまった。
ーーー
……いや、違うかも。本当の限界なんて、とっくの昔に超えていて、ただ大きな火種が来なかっただけのかも。
燃えるガスが充満した建物。そのままでは何も起きない。でも、パチッと火花が飛んだ瞬間、大爆発が起きる。そんな感じかもしれない。
<1章-3-D/性欲の嵐の原因と対策>
さて、原因はわかった。
ならば、対策もハッキリしてくる。クリちゃんを刺激して、絶頂させるだけ。
具体的には、提督室に戻ってオナる。しかし時計を見ると、パーティーまであと20分前後しかない。
たとえば、5分で提督室に戻って、5分でクリイキして、5分で会場に戻る……。さらに予備で5分くらいあるし。
いや、それは机上の空論というやつでは?
ーーー
別館にあるこの会場と、本館にある提督室は、距離的にも遠い。さらに構造上の問題で、グルっと遠回りする必要がある。
全速力で提督室まで走れれば、5分程度で着くかもしれない。
しかし体力のないボクが、全速力で5分間走り続けられる?
で、精一杯走って提督室に着いたとして、そのままオナニーをはじめられる?
走って息が上がってる状態で、さらに息が上がる行為であるオナニーをはじめられる? 息がおさまるのを何分も待ってたら、もう、する時間はほとんど残ってないよ?
過去最高にムラムラしている今、クリちゃんをいじったらすぐにイケそうな気がする。
でも、時間がないときにするのって、プレッシャーになって、なかなかイケなかったりしない? 激しく愛撫してもイケなかったら、ムラムラさせるだけで完全に逆効果だよ?
そして、走って&抜いたあとで、会場に戻る道を全力で走れる?
予備時間が5分くらいあるとはいえ、上の問題を全部クリアしきれるの?
ーーー
あるいは、近くのトイレに駆け込んでする?
それはあんまりだ、と思いかけたが、あんまりだとか、情緒がなさすぎるとか、言っている場合ではないかも。
だが、その場合、声をおさえられるかなー。過去一ビンカンになった身体をなぐさめるんですし。
<1章-3-E/霧島さんとの二週間半ぶりの百合ックス(案)。そして、『あのこと』>
そのとき、ボクの左耳に霧島さんの声と、息がかかった。
「司令」
それだけで、ボクのクリトリスはキュンとしてしまう。
「二人で提督室に行きましょうか。その……鎮めるために」
「あ、あーん」
耳にかかる息と声、そして言葉の内容。ボクのものとは思えない色気のある声が、思わず漏れてしまう。
(霧島さんとシたい霧島さんとシたい霧島さんとシたい霧島さんとエッチシたい)
ボクのクリトリスは爆発しそうだ。
さきほどの計算によれば、如月一族の2週間半の禁欲は、一般の方の10ヵ月の禁欲に相当する。
つまり、霧島さんと2週間半してないのは、10ヵ月してないのと同じ……かもしれない。
(ああ、そう考えると、またムラムラが身体を貫きそう!)
そんなボクだが、できる範囲で平静をよそおって、言った。
「だが、今から提督室に行き、パーティー開始までに戻ってこられるのかな。時間的に難しいのでは」
すると霧島さんの返事。
「残念ですが、パーティーはお休みした方がよいのではないでしょうか。
体調がおかしい、という名目で」
名目、というか体調がおかしいのは事実。提督に着任してから一番のおかしさだよ。
とりあえず深呼吸を数回。
まずは、自分の現状を冷静に把握せねば。ボクはさきほどから、ありえないほど欲情している。霧島さんの身体を見ては、ヤバい妄想が走ったり、考えこんでいたかと思えば、欲情で身体をビクンビクンと震わせて、それを繰り返したり。
まだ、この会場には艦娘がほとんどいない。いても、遠目でしか見ていない。だから、身体をビクビクふるわせているのを気にしていたとしても、あとから「体調がおかしい」という言葉に、「(普通の意味で)体調がおかしかったのだな」と納得してくれそうだ。
だがパーティーまで残り約20分、これから百人近い艦娘が続々集まってくる。近くまであいさつに来るものも多いに違いない。それで変に思われるくらいなら、と霧島さんは考えたのだろう。
艦娘には性的に無知であろう人も、ある程度はいるものの。全体から見れば少数派だ。
ボクがこの女体をビクンビクン震わせている意味が何なのか、近くで見たら気づく子は多いに違いない。
ーーー
ボクのこの祝勝会での役割は、多くはないんだ。開会のあいさつと閉会のあいさつをするだけ。
というかこの会、食べ物や飲み物だけはかなりの量(と種類)を用意しているものの、あとは基本的にみなさんで懇親を深めてください。という超シンプルな会である。(もちろん、ボクが意図的にそうしたのだ)
だからボクがいなければ、会が進行できない、というわけでもない。それは確かだ。
しかし……。
ボクは少し考え込んだあと、こう言った。
「心配ありがとう。でも、こういうのはどうかな。
まずは夜風にあたって、身体のホテりを鎮める。この会場からベランダまでは、すぐ近くだし。
それで、開会のあいさつができるくらいに鎮まればそうするし、ムリなら開会のあいさつはあなたにまかせて、ボクは提督室に引っ込む。その場合、あいさつがすんだら、あなたにも提督室に来てもらう。
会に出ている途中で、また身体がホテってきたら、二人で提督室に引っ込む。どうかな」
「なるほど、妥当な作戦だと思います。
ただ……、一度身体のほうが鎮まったとしても……その……二人で提督室で、欲情を発散させた方が良いのではないでしょうか。
万一、『あのこと』がまた起きることを考えれば」
ボクは少し考えて言った。
「なるほど、それは悪くない作戦だと思うよ。
でも、焼け石に水というか、もし『あのこと』がまた起きてしまったら、そうしてもしなくても誤差の範囲なのでは」
霧島さんは複雑な表情を浮かべながら言った。「ええ、そうかもしれません」
『あのこと』……2年前の「艦娘乱交未遂事件」が、また起きてしまうのであれば。