※この作品はR-18です。

遊戯王GLGX-褐色の舞姫-   作:Laginera

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第4話「闇のイカサマ決闘者」

明日香がデュエルアカデミアの廃寮に向かったと聞いて私はすぐに向かった。

そろそろクロノス教諭が十代の事を厄介払いするために外部の力を頼ろうとする。すなわちタイタンの登場だ。GXで初めて出た闇のデュエリスト(イカサマ師)であり、癖のある若本ボイスが特徴だ。

だが明日香を人質にするのは許さなーい!

 

廃寮の前に着くと彼女のカードである〈エトワール・サイバー〉が落ちておりそれを回収すると中に潜入する。

 

何かの儀式にでも使われたであろう場所にタイタンはおり、愛しの明日香は眠らされていた。

 

タイタン「何だ貴様はア? 遊城十代はどうした?」

莉豆「黙りなさいイカサマ師!」

 

バキドカ!! ボコバキ!!

 

タイタン「ぬわああああー!? いきなり暴力を振るう奴がいるかあああ!!?」

莉豆「裏社会のイカサマデュエリストに正々堂々戦うバカがいますか!?」

タイタン「なぜそれを知ってるんだアアア!?」

 

リアルファイト適正120パーセントの力を発揮しタイタンを動けない様にボコボコにした後、持ってきた縄で手足を縛り付ける。そしてデュエルアカデミアに来た目的と、依頼主(どうせクロノス)を吐かせた。ついでに知っている裏社会の情報を聞いて録音した。

 

その後十代達が肝試しで来たが、闇のデュエルは行われることなくタイタンは十代によってレッド寮に預けられた。莉豆は明日香を連れてオベリスクブルー女子寮に連れて帰られた。

 

☆☆☆

 

―オベリスクブルー女子寮・莉豆の部屋

 

明日香「ここは…」

莉豆「私の部屋です。明日香さん大丈夫ですか?」

明日香「私は確か…」

莉豆「ええ。怪しいデュエリストに捕まっていた所を私が連れて来たんですよ」

明日香「そうだったの。迷惑をかけてごめんなさい…」

 

明日香が申し訳ない様子で謝っている中、突如ノックされる。

 

『私達はアカデミア管理委員会だ!』

 

莉豆「…来ましたか」

 

とりあえずこの危機を乗り切るために集めに集めた情報を駆使するときが来たようだった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 

莉豆と明日香は会議室に呼ばれて鮫島校長から廃寮に立ち寄ったことに関する話を聞いていた。

 

鮫島「君たちは我が校の校則を破った。よって退学処分をするしかありません」

明日香「待ってください校長! これには訳が…」

莉豆「そうですよ。こちらの意見も聞いてもらいませんか? そろそろ来ますし」

 

と莉豆が言うと、十代がタイタンを連れてやってきた。

 

クロノス「ゲー! タイタン!?」

タイタン「こうなった以上貴様も地獄の道連れだ」

鮫島「こ、これは一体」

十代「クロノス教諭がこいつを呼んだんだぜ」

 

莉豆は事の経由を細かく説明する。クロノス教諭の顔は青ざめていき、鮫島の顔は一層険しくなる。

 

鮫島「事情が変わりました。クロノス教諭! 島に外部の人間を入れるとはどういう事なんですか!? 他の生徒に被害が出たらどう責任を取るつもりだったんですか!!?」

クロノス「えーと…私には訳がわかないノーネ」

 

鮫島に怒鳴られ、クロノスはシラを切る

 

タイタン「オレの元には貴様と取引をした証拠がある。言い逃れは出来んぞ」

クロノス「五月蠅いノーネ! そもそもアンタがドロップアウトボーイをやっつけないのが悪いノーネ!」

十代「クロノス先生。…オレショックだぜ。あんたは本当に強いのにこんな手段を使うなんて」

クロノス「五月蠅いのノーネ! ドロップアウトボーイに同情されるいわれはないノーネ!」

鮫島「…この件は一度こちらで持ち帰って決めます。君たちは一度寮に戻ってください後でこちらから通達しますので」

莉豆「待ってください校長。その前に1ついいですか?」

鮫島「何でしょうか?」

莉豆「クロノス教諭のやった事は許されない事ですが、アカデミアのことを考えて起こした間違え何です」

鮫島「何ですと?」

莉豆「知っての通り、クロノス教諭はオベリスクブルーを担当し、実技部門の最高責任者でもあります。それ故にアカデミアの理想を崩さないために生徒にも厳しく接してきました。十代に至っても同じで、彼はクロノス教諭を実技試験で倒し、進級試験でもオベリスクブルー相手に引けを取らない実力がありますが、その一方で、授業で居眠りをしたり、授業そのものをサボったりで生活態度に悪い面が目立ちます。クロノス先生も彼に何度も注していますが改善されず、今回の様な強硬手段に出ざるを得なかったと…」

 

莉豆はクロノスのやった事は許されないが、彼の恨みを買う程態度が悪かった十代に非が無いわけではないという風にクロノスの面目を保ちながら説明した。

 

莉豆「明日香さんに関しても、彼女はこのアカデミアで行方不明になった兄の手掛かりを探したくて近づいただけであり、入ったのはタイタンによる人質作戦の産物にしかすぎません。私からはそれ以上の事は言えません」

鮫島「わかりました。…私も少し冷静さを失っていました。今回の件は慎重に進めたいと思います」

 

こうして一度帰る事になった。莉豆は明日香と共にオベリスクブルー女子寮に帰った。

 

――――――――――――――――――――――――――― 

 

―明日香の部屋。

 

明日香の机には兄である天上院吹雪の写真が置いてある。

そして悲しそうな表情をしていた。

 

明日香「兄さんが行方不明になったと聞いた時、私は胸が張り裂けそうになったわ。優しく強かった兄がいなくなんるなんてって…。警察にも捜索願を出したけど、事件性は薄いだろうって言われたわ『デュエルアカデミアはエリートたちが集まる場所だ。競争が嫌になり自ら失踪した可能性も無くはない。事件性が低いなら捜査は積極的に出来ない』って…。まるで他人後よね」

莉豆「…」

明日香「両親も私も何度もアカデミアに兄さんの事を尋ねたわ。だけど『学園は何も関係ない』ってしか返ってこなかった。私は真実が知りたいだけなの! どうして兄さんがいきなりいなくなったのか、生きているのか、死んでいるのか…! 私は…!」

 

彼女は涙を流しながら訴えていた。

 

明日香「ごめんなさい。兄さんを探すためにも私は強くならなきゃいけないのに…」

莉豆「いえ、だけど家族に対するその思いは理解できます、私も大切な人がいなくなったらどんなことをしても真実を知りたいと奔走すると思いますから」

明日香「莉豆…」

莉豆「今は連絡を待ちましょう。それまで胸を貸しますから」

明日香「ありがとう…。莉豆…!」

 

普段強気な彼女が見せる弱気な様子に莉豆は優しさで応えるしかなかった。

 

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