-デンジ視点-
宿舎の廊下を俺と18号さんは歩いていた。
「部屋に入ってからだからな」
「はい」
自室の扉の前に立ち、18号さんが鍵を開ける。
扉が開いて、俺達は部屋の中に入る。
扉が閉まる――バタンという音と同時だった。
「あっ、こら」
むにゅうううっ、と実際には聞こえない音を手のひらで感じながら俺は18号さんの胸を後ろから抱くようにもみしだく。
「もういいんすよね? 揉み放題だし!!」
「そうだが……んっ、節度ってもんがあるだろ――靴ぐらい脱がせろ」
「揉まれながらでもできるは――あだっ!!」
突如、俺の脇腹に18号さんの肘打ちが飛んでくる。
「反撃しないとは言ってないからな。拒否したらやめろとも言った」
「……すいません」
俺と18号さんは靴を脱いでリビングに移動する。
「とりあえず夕飯にするぞ。今日は私が作る予定だが、出前がいいか?」
「18号さんの手料理!? 食べたいです!! てか料理できるんすね?」
「少しだけな……用意するから大人しく座ってろ」
18号さんはエプロンを着てキッチンに立ち、冷蔵庫から食材を取り出していく。
料理できない俺から見ても、あまり手際がいいようには見えない。
でも、そんな慣れない料理をしてくれている姿が――まるで俺と18号さんが恋人か夫婦になったみたいに思えてしまう。
俺はふらふらと立ち上がり、キッチンに立つ18号さんにこっそり近づく。
「大人しくしていろと言ったはずだが」
そう呟いたかと思うと、18号は振り向いて包丁を俺の額に投げつける。
「おわぁぁぁ!!」
俺は間一髪、突き刺さる前に包丁を指で止めることができた。
「悪くない反応だな。修行の成果か」
「刺さったらどうするんすか……!」
「そんな柔な鍛え方はしてない。今も薄く気を纏ってるんだろ? なら包丁ぐらいなら刺さらん」
18号さんは俺から包丁を奪い取ると、ギロッと俺を睨む。
「家事――特に料理してる時は手を出すなよ。冗談抜きで刺すぞ。そしたらまた病院送りだ」
「……テレビ見てきます」
その目はマジだった。俺は大人しく引き下がる。
1時間ほどして、料理が出来上がる。見栄え、出来栄えはともかく18号さんの手料理だ。
俺は美味い美味いと言いながら料理をあっという間に食べ終わる。
「ごちそうさまでした」
「ん……片付けは今日は私がしておく。明日からはお前がやれよ」
18号さんはそう言って、皿をまとめてシンクに運んでいく。
まだ俺は病院と玄関で2回しか胸を揉めてない。いつになったら揉めるんだろうと思いながら、ソファに座ってテレビを眺めていた。
しばらくすると、18号さんが俺の隣に座ってきた。
「今から……好きにしていい」
「え」
18号さんは俺の右手を掴んで自分の胸に押し当てる。
「お前はよく頑張ったからな。ご褒美だ」
俺は右手で18号さんの左胸を鷲掴む。
もみもみ。むにゅん。テレビを見ながら好きな女の胸を揉む。俺の夢の一つが叶っちまった。
しばらく揉んでいたが、病院での会話を思い出して18号さんの前でかがむ。
両手で18号さんの胸を好き勝手に揉みしだいていく。
「……」
18号さんは口を閉じて反応を返さない。
そういや何か聞いたことあんな……女は胸揉まれても大して気持ちよくねーとか。
声が聞こえないのは残念だけど……まぁ俺は気持ちいいからいっかぁ!!
「……まだするのか」
「許されんならこのままずっと……こうしてたいです」
「ずっとこのままでいいのか?」
「え?」
18号さんは俺の手を払ったかと思うと、上着を脱ぎ始めた。
呆然とする俺をよそにブラジャーも外して――18号さんのおっぱいと乳首が露わになる。
天使……いや女神……?
流石に恥ずかしいのか、18号さんの頬も仄かに朱に染まる。
「服の上からじゃなくて、直接揉みたいんじゃないのか? 普通は」
「い……いいんです……か?」
「ダメなら脱がないっての……やるならさっさとしろ」
俺はおずおずとその人類の至宝とでも言うべき二つの双丘に触れる。
「んっ……」
「おおっ」
さっきまでブラジャーと服越しに揉んで喜んでいた俺は、浅瀬で海を知った気になってたバカだった。
18号さんの体温を手のひら全体で感じ取れる。その幸福感に俺はしばらく浸っていた。
「あ……っ、ふ……」
18号さんも、裸だと感覚も変わるのはかすかな反応を見せてくれる。
胸……いや、こうなると乳と呼んだほうがいい気がする。乳を下から掬いあげて、話す。ぷるん、と揺れて元の形に戻る。
その当たり前の現象が面白くて俺は何度か繰り返す。
「……はぁ……っ」
「――すいません。俺、もう我慢できなくて」
18号さんの乳首を2本の指で挟んで、ピンッと指で弾く。
「ゃ、あぁっ!」
――今までで一番大きい反応。気持ちいいのかは分からない。
今度はあえて乳首には触れずに乳輪をなぞるように触れていく。
焦らしたところで、いきなり乳首を抓む。
「あんっ……くっ」
「へへへ――18号さん、かわいい」
「うるさい……もう一旦終われ。もう風呂の時間だ」
「えぇー」
そう言って18号さんは俺から離れ、下着と服を着て風呂の湯を入れに行く。
「あー……最高すぎる。美味い飯食って、良い女とえっちなことができる……すげー」
しかもまだ最高到達点じゃねーんだからな……いつかは18号さんとえっちする日だって来るかもしれない。俺の頑張り次第で。
ポチタも今頃マキマさんとよろしくやってんのかな? いや襲われてるのが正しいかもな、あの様子じゃ。
そんなことを考えながらテレビをぼーっと見ていると18号さんが風呂が湧いたことを教えてくれる。
「先に入ってろ」
「っす」
俺は短く返事を返して、脱衣所で服を脱いで湯舟に浸かる。
3分ほどしっかり身体を温めてから、湯船から出て身体を洗う準備を始める。
そこで、風呂場の扉が開く音がして――振り返ると下だけ水着を着た18号さんが立っていた。
「な、何で……」
「お前、この3日風呂入ってないだろ? 入院患者は希望すれば入れるはずだが」
「う……はい。入ってないです、ね……」
「身体洗ってやる。優しくな……タオル貸せ」
18号さんはタオルを石鹸で泡だらけにして、俺の身体を隅々まで洗ってくれる。
背中を見せてる状態で洗うもんだから、足なんかを洗うと乳が背中に押し当てられてしまう。
「あの……当たってるんすけど」
「知ってるよ……好きだろ? こういうの」
「好きィ!!」
むにゅっ、ぐにゅ、と柔らかい乳の感触を楽しんでいると、俺のちんちんが反応して勃ちあがっていく。
ぶっちゃけ乳揉んでる時も勃起してたけど、あの時はまぁ一方的に触ってただけだからまだ完全じゃなかった。
だが、今は俺のほうが触られている。そして18号さんの手はどんどん下半身に迫って来る。
ふくらはぎ、太腿、そして――
「じゅ、18号さん!! ま、前は俺自分で洗いますから」
「――そうか。じゃあ後は自分でやれ」
18号さんはもう一つのタオルを取って、今度は自分の身体を洗い始めた。
俺は手早く下半身を洗い終えると、その様子を食い入るように見つめていた。
今度は俺が18号さんを洗いたい。そう思ったが、口には出さなかった。
自分の身体も満足に洗えない奴が、他人の――それも女の身体を洗うのは俺が楽しいだけになっちまう。
「もう少しお前が風呂に慣れたら、身体だけなら洗わせてやってもいいがな」
(思考を読まれた!?)
「髪は駄目だ。絶対に」
18号さんは濡らした髪に手に取ったシャンプーやリンスで丁寧に洗っていく。
髪と身体のすべてを洗い流した俺達は、揃って湯船に浸かる。
「ふー……いい湯だな」
「そ、そっすね……」
俺の視線は18号さんの身体に釘付けだった。
下に水着を着ているものの、限りなく全裸に近い姿。
水が滴る髪、かすかに浮いた乳……そして二人で風呂に入るという状況が何よりえっちすぎた。
「……何もしないのか?」
「へ?」
18号さんは湯舟を移動して、俺に背を向けてもたれかかる。
俺は後ろから18号さんの乳をむにゅっ、と揉んでいく。
「ん……のぼせないようにしろよ。お前も私もな」
「はい……」
乳を揉みながら、18号さんのうなじに顔をうずめる。
シャンプーと18号さんの匂いが心地いい。
えっちな気分というよりは、安心感や幸福感で満たされる感じがある。
「もう俺……18号さんから離れられなくなりそうっす」
「そのためにやってるからな」
「好きぃ……18号さんを守れるなら俺ぇ……死んだっていい」
「――……」
18号さんは優しく俺の手を払いのけて、黙って立ち上がる。
目の前には18号の尻がある。行き場を失った両手が、尻に向かったのは俺の意志だったのかは分からない。
「おい」
「あ……すいません」
「まぁいいか……胸も尻も同じようなものだし」
「それには強く反論したいですが……」
その言葉に甘えて、俺は18号の尻を揉む。
俺は断然乳派だが、これはこれで……というか18号さんの身体ならどこでも最高だ。
初めて会った時のように腰に抱き着いて、尻に顔を押し付ける。半分は水着の感触だがそれも悪くない。
「……なんか変態っぽいぞ」
「変態でいいっす……」
縁に手をついて、しばらくされるがままにしてくれてた18号さんだったが、いよいよ湯舟から出て風呂場の扉に手をかける。
「私が着替えてから出ろよ」
とだけ言って、脱衣所へ入っていった。
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夜も更けていって就寝の時間になる。
いつもと同じように同じベッドに寝る――のだが18号さんはベッドの上で座り腕を広げて俺を待ち構える。
「今日から、くっついて寝てもいい。私の睡眠を妨害しない範囲なら触ってても構わない」
「~~~っ!!!」
俺は何だかたまらなくなって、18号さんに飛びついて押し倒す。
「おっぱいを枕にして寝てもいいですか……?」
「……いいよ。重いから横向きでな」
俺は18号さんの胸に顔をうずめて、目を閉じる。
えっちなことをしているはずだけど、性的興奮よりも守られているような安心感が俺を包む。
「ママぁ……!」
「誰がママだ……子守歌でも歌ってやろうか?」
「いいんすか!?」
「冗談だ……というか知らないし。ほら、もう寝ろ」
18号さんが子守歌の代わりに、腕を回してポンポンと叩いて入眠を促してくれる。
俺に母ちゃんの記憶はほとんどない。顔も思い出せないぐらいだ。写真ぐらいはあったはずだけど。
子供のころは俺もこうやって母ちゃんに抱きしめてもらってたのかな……。
どうでもいいけど、18号さんは母ちゃんっていうかママって感じがするなぁ――
「おやすみなさい……ママ」
「ああ、おやすみ」
その夜、18号さんは俺が眠るまでずっと抱きしめてくれていた。