「ニャーと契約したからには、仕事なんかに現を抜かせるわけにはいかねぇ。というわけで、辞表だしてこい」
「そんな無茶な」
「てめぇ! ニャーの下僕になったくせに言うこと聞けねぇってのか、ああん!?」
ニャーは席を立ち怒鳴り声を上げるには飽き足らず、テーブルの上に片足まで乗り上げてグラスに入ったジュースすら溢した。
周囲の客の注目を一気に集め、奥をチラリと見れば店員も当然にどうしようかと顔を合わせて相談しているようだった。
ケンカのために3時に起こされ、家に帰ることも許されずに現在朝の8時。こちとらニャーお抱えの医師とやらに鼻を治療されたばかり。疲れた脳にはその怒声はよく響く。
なにがセックス以外の激しい運動はお控えください、だ。
よく分かってる医者じゃねーか。ニャーに脅されてただけだけど。
「まぁ、落ち着けよニャー。警察でも呼ばれたらたまらんぞ」
「……わーってるよ」
ニャーは周囲を見渡して猫が威嚇する要領で視線を黙らせると、もそもそと自分の席へと落ち着いた。
そして、自分の手のひらを半分ほど隠す黒のカーディガンの袖をそのまま溢したジュースに被せ、右へ左へ擦る。
流石はニャー。俺の惚れ込んだ女だけあって、ワイルド。
「それよりよ、おっさん。約束通り過去の話聞かせろや。喧嘩を始めた理由と、辞めた理由をよ」
「あぁ。そういや、そんな約束あったな」
俺はコーヒーの入ったカップをくるくると回し、ゆっくりとコースターの上に置いた。過去話とはいえ、多分ニャーが求める理由ではない。
とはいえ、約束したのは事実。ニャーが勝ったら話すと言ったのは俺で、実際にニャーは俺に勝った。
仕方ない。
「喧嘩を始めたのは、まぁ、正義感だ」
「……喧嘩売ってんのか、おっさん」
「だよなぁ」
分かっていたさ、ニャーが気に入らないことくらい。だが、これは事実だ。
黙っていても仕方ないので、さっさと話してしまおう。で、帰って寝る。
帰って寝るか、こいつとラブホ行く。
「とにかく仕方のない事実だ。俺が仲良くしてた友達がいたんだがな、そいつが不良共に足を折られた上、有り金全部盗られてよ。そいつらに後先考えず突っ込んだら、勝っちまって」
「んだよ。本当にくだらねぇ理由だな」
「まぁ聞け。そうすると、復讐されるわけだ。怪我しないためには反撃、つまり戦うしかない。戦うしかないが、その度に勝ってな。どうやら俺には喧嘩の才能があるらしかったと、こうなるわけだ」
「そりゃ、あるだろ。ニャーとここまで張り合うんだからよ」
ニャーは眠さからか、大欠伸をはじめた。かつて悪童とも呼ばれた男が、まさか友達が傷つけられた復讐劇から始まるなんて予想外だったのだろう。
俺は構わず、続けた。
「んで、狂ったように喧嘩に明け暮れると、それ自体に疑問を持たなくなるんだよ。だから、せっかくなら不良共を街から一掃してしまおう、なんて考えに至るわけだ」
「それで、一掃したわけか」
「まぁな」
そこまで言って、俺はある矛盾に気がついた。今、目の前にいる俺が好いてやまないニャーこそ、昔に一掃したくてたまらなかった対象そのものだ。無関係のやつにまるで厄災のように接触し、金をせびり、喧嘩をふっかけて下僕にする。
やってることは最悪のニャーなのにこうして惹かれてしまうのは、出会っていきなり体を重ねたからか。それとも、これまで誰とも関わってこなかった異端児そのもの、その破天荒さに惹かれたからか。
どうでもいい。20年もまえの性格のままでいろと言う方が無理というはなしだ。
自分が今感じている感情こそが、正義だ。ニャーもその点について特に気にしていないようだし、わざわざ自分から言うことでもない。
「で、辞めた理由はなんだってんだ。あのまま続けてりゃあ、良い思いができただろうによ。勿体ねぇ」
「普通に生きる上で喧嘩しまくっただけだからな。自分に喧嘩の才能があったのもその延長線上だし。それに、求めてない絡まれ方をされ続けると疲れるんだよ。友達との外出、家族付き合い。その度に、どこかから乱入者が来る。勘弁してくれって話だ。だから、大学はわざわざ県外に避難して、ほとぼりが冷めた頃に地元帰って就職したんだ」
「ほーん、ちゃんとした理由があるんだな」
ニャーは下手に食い下がってくるようなことはなく、グラスの底にあった氷を指でつまんで取り出すとボリボリと噛み始めた。
噛みながらも赤い瞳でずっとこちらを凝視していて、なんか照れる。
「そういや、ニャーの名前を言ってなかったな」
「なんだ、急に。つか、本名はニャーじゃないのかよ」
「なわけあるか。なんだよ、ニャーが名前って。キラキラネームじゃねぇか」
ニャーは氷を1つつまむと、それを俺の胸あたりを目掛けて投げてきた。反射的に阻止しようとしたがキャッチできず、それは見事に服を濡らした。
そのままコロコロと床へ落ちていきそうだったので、それはさすがに止める。
見れば、くすくすとニャーは笑っていた。
「ニャーの名前は、ニャルアルド。苗字はありきたりな日本的すぎてだせーから教えねー。どうせこれからはお前の苗字になるし」
「ニャルアルド、か。良い名前だな。まぁでも、かわらずニャーって呼ぶわ」
「おう、そうしろ」
ニャーはグラスを真っ逆様にし、上下に振りながら適当に返事をしてきた。水滴がわずかに垂れる程度のそれを真顔で見つめ、停止したかと思うとギロっとこちらに赤い瞳を寄越す。
俺は肩をすくめてそのグラスを奪い取ると、正常に戻した。ニャーはいちいち睨んでくるが、周りの視線が集まってるんだ。文句言うな。
「で、これからどうするんだ。正直、眠さはかなりきてる。どこぞの誰かに3時に叩き起こされたからな」
「性欲は」
「めちゃくちゃある」
「なら、ミスの家に行くぞ」
なんで、そこでミスが出てくる。高架橋でティリテリスから治療を受けていた際、しれっと姿を消していたはず。
あれか。実は、ミスの奴はどこぞの大企業の金持ちで、豪邸持ちだから空き部屋でやりたい放題ってか。
「おいおっさん。変な想像してるところ悪いが、それは多分、ちげぇな」
「……なにも考えてないぞ。勝手に決めつけるんじゃない」
おー怖い。ニャーは勘が鋭くて頭が悪い戦闘狂ってところだな。
ニャーは口角を上げると席を立ったので、俺も釣られて立つ。
「ここはニャーの奢りだ。つか、金の心配はいらねぇからさっさと仕事辞めろ、ボケ」
「また、その話か。だから、仕事を辞めるつもりはない」
なにより、下僕から集めた金で気持ちよく暮らせるかって話だ。ニャーの金の出所については詰問するつもりはないから、こちらも好きに稼がせて欲しい。
ニャーは、俺の言葉を無視した。
⭐︎⭐︎
ミスの家は、意外にも普通の一軒家だった。ニャーは呼び鈴も鳴らさず、そのまま勝手に玄関を開けて、中へ入る。
その無神経さにドン引きして停止していると、半ば強引に催促されて家へと入った。中に入ると、居間の中心でミスは見ず知らずの男たちに囲まれて、ド派手に乱行していた。
男1人に肉棒を口から突っ込まれ、背後から突かれている。
つか、あの男どっかで見た。
有名なAV男優だった。
なんだこれ。撮影?
「おいミス。ニャーのメイド服は」
「んー。2階のヤリ部屋にあるなー。勝手に持ってけー」
「あいよ。あと、鍵はちゃんと閉めとけよ。帰りは、ニャーの合鍵で閉めといてやっから」
「おー、悪いなー。あと、制服もあるぞー。よかったら持ってけー」
「助かる。ほどほどにな」
かなり激しく攻め立てられていたとはいえ、ミスは息一つ乱さず滑舌良く応じた。ニャーと交わった俺だからこそ言えるが、ニャーですら多分無理だ。まるで神業だ。
そんなニャーはやられまくりのミスなど気にも留めずに2階へと上がっていく。
俺もこの光景を見ていることに気が引けて、興味はありつつもニャーの後ろをついて登った。
まぁ、こっちにもニャーの揺れる尻という絶景があるから、いいか。
……制服、か。
最高かよ。
「メイド服と制服は回収っと。で、どうする。なんならここでやるか?」
ミスの言っていたヤリ部屋は、他とは一線を画すほど怪しい匂いが漂っていた。恐らく、壁や床に染みた男の臭いが慢性的に部屋を汚染しているせいだろう。
おいおい、その服大丈夫か? 臭くなってない?
「いや、無理だろ。流石に下にあんな連中がいる中でできないって。ラブホ行こ、ラブホ」
「ま、それでいいけどよ」
ニャーは茶色の紙袋を二つ持つと、来た道を戻っていく。
「どうする? ミスのやられっぷりを見学して、てめぇもある程度滾らせてから行くか? それとも、参戦してもいいんだぜ」
「……なぁ、ニャーよ。俺は、お前しか抱くつもり、ないぞ」
「っ、そ、そうか」
「まさか、お前は他の男たちと、やるつもりなのか」
「ね、ねぇよ! ふざけたこと言ってんじゃねぇ! おら、行くぞ! さっさと歩け、きびきびと!」
ニャーは顔面をとても赤くして、ドカドカと音を立てて階段を降りていった。俺もニヤつきながら、あえて足音を立てずについて行く。
⭐︎⭐︎
「こんな良いホテルにする必要あったのか?」
「いいんだよ。汚ねぇところよりマシだ。てめぇは金払ってねぇんだから、黙ってろよ」
ニャーに導かれるままに入ったラブホは、部屋の隅にゆりかごがある客室だった。ベッドはキングサイズで、入ってすぐの入り口には小規模のラックがあり、安物チックなコスプレ衣装が数着用意されている。
ニャーはどかどかとベッドへ歩いていくと、その上にダイブした。数回跳ねて、おとなしくなる。
「おっさん。風呂入れてこい」
「ったく」
人使いがあらい。ニャーの背中に同じくダイブを決め込みたい欲を抑えながら、仕方なく大理石テーマの無駄に広い浴室へと向かう。
まぁ、こいつの金で利用してるから文句は言えない。
栓を閉めて、蛇口を捻る。すると、お湯の音が出たのを拾ったのか、ニャーが大きい声で1人で先にシャワー浴びてろと命令が飛んできた。仕方なく、指示に従う。
「ほら、入れたぞ。少し待てば、溜まるはず……だ」
髪の毛と体を念入りにケアし、10分ほどでベッドの横へ移動すると、そこにいたのはメイド服を着たニャーだった。
ベッドの上に正座していたニャーは、俺の姿を見るなりするすると横へ移動しベッドから降りる。
「な、なにか言えよ。酷評したら殺す」
明確な脅しはひとまず置いておいて、俺はその姿を見てはっきりと思った。
に、似合ってねぇ。
確かに、以前に比べてメイド服自体の完成度は大きく増した。だが、中身は、ニャーだ。照れて顔を赤くするニャーはひとまず可愛いとして、問題は言葉遣いやら奥に忍ばせる性格そのもの。
黒と白のクラシカルなメイド服に、フリルたっぷりのエプロンを前垂れとしてつけ、全体のボリュームも申し分ない。なのに、そのクラシカルな王道衣装のせいで、極めてニャーには不釣り合いだった。
素直に、丈の短いピンクやら青やらで派手なものにした方が良かったのではないだろうか。
「お、おい。なんで黙ってんだ、こら」
「あー、いや……なぁ」
こんなこと、正直に言える訳がない。嘘でも可愛いとはいえず、かといって酷評もできない。
ニャーは前垂れのエプロンの裾を両手で握りしめながら、ワナワナと震え出した。
やべ、何か言わないと
「あー、可愛いな。メイド服は」
「……そりゃあ、どういう意味だ。ニャーには、ニャーには似合ってねーと、そう言いてぇのか! てめぇ!」
ニャーが飛びかかってきた。ただ、感情に任せたあまりにも直進的な突進であるため、伸ばされたニャーの腕を掴んでベッドの上に放り投げる。
くるりと回ってベッドに倒れ込んだせいで、ばさりと広がったメイド服がベッドの上を彩る。
「く、くそがっ……んっ」
反撃が来ないうちに、ニャーに覆い被さってその口を塞いだ。今にも反撃しそうに強張っていた全身の力は、次第に落ち着いていく。
完全にニャーの力が無くなったところで、俺は唇を離した。
「てなわけで、生でいいか」
「……好きにしろよ」
はだけたメイド服をまくり、ニャーの下着をするすると降ろす。一瞬ビクッと膝が僅かに跳ねたが抵抗はなく、現れた秘部に俺の手を当てがう。
クリトリスを数回撫で、指を中に入れる。往復して抜き取り、またクリトリスを撫でる。それを繰り返した。
「んにゃ…んっ♡はうぅ……うっあっ」
ニャーの厳つい声は、見事に甘い声へと変わる。もっと出来上がらせるために、ここからさらに攻め立てる。
クリトリスには親指一本だけ当てて、手首を返して人差し指と中指を膣の中へ差し込む。親指を痙攣させるように動かし、膣の中で指を折り曲げて素早く動かし上へ下へと動かした。
「んあっ♡このっ…やめっ…こら、それ…あぁあ♡」
ニャーは身じろぎし、両腕を彷徨わせはじめた。俺はメイド服の裾を摘むと、それをニャーに渡してやった。
ニャーは渡されたそれを掴み、顔へと運んだ。そして、漏れ出る声を隠すように口元を覆う。
布団でいい?
馬鹿言え。メイド服掴んで快感に喘ぐ彼女とか最高だろ。
「ふぅ…ふぅ…あっ…イヤッ、あふっ」
必死にスカートを掴み、快感に耐えるニャー。
膣の滑りも受け入れ準備万端といった様子で、俺はその結果に満足して膣から指を抜き取った。
そして、今度はニャーの胸に手を置き、それを支えにして顔を覗きにいく。
「お前、普段は声が低いくせに、喘ぎ声はめちゃくちゃ高くて可愛いよな」
「て、てめぇ!」
スカートを握っていた手が離され、こちらに迫る。当然、その腕をまたしても阻止、拘束すると、俺が支えにしていない方の胸に置かせてやった。
様子を見ると、自分で勝手に胸を揉み始めた。
「よし。なら、挿れるぞ」
「さっさとしろや。下手くそ」
……そっか。なら、いきなりめちゃくちゃに突いてやるか。
秘部を狙いやすいようにニャーの太腿を少しだけ浮かせる。そして、慎重に狙いを定めてから
挿れた。
「んぎっ!?」
ニャーの体が跳ねて、髪の毛を乱した。多分、今の突きで俺が何をするのかを察したのだろう。赤い瞳が、こちらを射抜いた。
今から始まるのは、俺が優越感に満たされるためだけのものだ。ニャーがどうなろうと知ったこっちゃない。
挑発した、お前が悪い。
「俺は下手くそだからな。下手くそなりに、頑張って腰を振るぜ」
「や、やめ……ち、ちがう! そういう意味じゃあ」
「ちがくねぇ!」
「あひゃうぅぅ!?!?……お゛っ!? あっ、あっ、んあっ! はげし…お゛お゛!?」
息を止めるほどに、腰を突いた。気持ちよさを感じるでもなく、ただ、顔をあちらこちらへ振って必死に汚い声をあげるニャーを観察する。
涎が口から溢れ、髪の毛が乱れる。ニャーの悲鳴は俺の耳を快楽で刺激し、もっと突け、激しく突けと誘惑してくる。
「いぎっ!あっ…あん、あっ…ひっ、お゛お゛!あ、あぁぁあ…あ゛あ゛!!」
ニャーが、痙攣した。膣がうねり、俺の肉棒を奥へ奥へと誘導してくる。
しかし、疲れた。
俺はゆっくりと、膣から肉棒を引き抜いた。
「はぁ…はぁ……て、てめぇ…」
肩で息をするニャーの横へ、俺も倒れる。ニャーは俺の顔を睨んでくるが、気にせずニャーの目を隠す髪をどかしてやった。
「気持ちよかったか?」
「ふざけんな……こんなの、ほとんど、レイプじゃねぇか」
「なら、もう挑発はやめるんだな」
ニャーの口を開かせ、その中に俺の人差し指を挿れた。チュパチュパと、フェラをする要領でそれをしゃぶり始めた。
ニャーは、意外と献身的だ。傲慢で威圧的な中に潜むこの従順さが、ニャーの魅力なんだろうな。
で、俺はそれに見事、心を射抜かれた訳だ。
「……ぷはっ」
口から指を抜く。ニャーは、不敵に笑った。
「で、がむしゃらに腰を振るしかねぇおっさんよぉ。セックスのセの字もしらねぇてめぇさんは、次はどうする気だよ。妻となる女すら気持ちよくさせられねぇとか、人生を共に歩くパートナーとしてみっともねぇぜ」
「ほう」
俺は上体だけをあげて、ニャーの肩を掴んで抱き起こす。
「な、なにすんだよ。離せよ!」
とは言いながら腕を振って抵抗するニャー。ただ、体を叩くそれはまるで痛くない。
ニャーを俺の腰の上に滑らせるように移動させる。腕は暴れてるくせに、下半身は従順に俺の腰の上へと跨った。
スカートをめくって女の入り口を露わにする。ニャーは体を震わせながら、徐々に迫る俺の肉棒を受け入れた。
「やめろって……離せって……んんっ」
挿入完了。
スカートはニャーの腕に握らせ、腰をしっかりと両腕でホールドする。
……たまらん。
メイド服を着た女を騎乗位で犯す。なんとも、刺激的な構図だ。
「くそが……やるなら、かかってこい。相手になってやるよ、下手くそ」
変わらず、ニャーは舌を出してわざとらしく挑発してくる。
ただな、ニャーよ。さきほど力任せに犯したせいで、もう疲れてるんだ。
「んっ…あれ…ゆっくり…あんっ♡でも…いい…これ、いい、よぉ♡」
腰を打ち付けるのではなく、スライドさせる。腰を掴む両腕を起点に、腰の動きは最小限に。
エコな動きで効率よく気持ちよくさせ、その隙に充電する。我ながら、完璧だ。
「んくっ…あん…あ、あ、あん…あぁ」
口を蕩けさせ、スカートを握りしめながら目を閉じるニャー。
ゆっくりとした動きのせいでぬるぬるとした膣の脈動がかなり刺激的に感じられ、このままでは俺も早く果ててしまいそうだ。
ここはひとつ、がんばるか。
「んあっ……え、なに…?」
ニャーの腰から手を離し、代わりにニャーの腕を掴んだ。握られていたスカートは自由になり、結合部を隠すように垂れる。
「いわゆる騎乗位カーテンってやつだ。見えないからこそ、刺激的だな」
腰を、上へと打ちつけた。
「んにゃ!」
可愛い悲鳴が、部屋に響いた。
そして、感じる。
太ももや膝が、何かにしつこく刺激されている。
ニャーの体に隠れてその背後は見えないが、これは多分、メイド服そのものだろう。
もう一度、突く。
「んぎっ!」
まただ。ニャーが動くたび、この刺激は襲ってくる。足をくすぐるように、痒い、または痺れるような電流。
これ、洒落じゃなくかなり気持ちがいいぞ。
もしかして、俺の足って、性感帯なのか?
こりゃあ……使える。
「おらよ!」
「あぅあっ!?」
ニャーの腕を胸の前でクロスさせ、拘束する。そして、今度は一定のリズムで上下に腰を振った。
「あっだめ…あっ、あん…いい…これ、いい…!」
やばい。太腿を、膝を、メイド服の裾がしつこくくすぐってくる。まるで、脳を絶え間なく殴ってくるかのような、ひどい暴力性。
かなりの、強い刺激だ。これだと、俺も……すぐに!
「に、ニャー……やばい、俺……もう」
「い、いくの…か? い、いい…ぞ…なか、に…なか、にぃ……だせぇ!」
「うあああっ!」
「っ!?」
ピュルルルル……
温かいものを、注いだ。ドクドクと、膣の中が脈動する。
肉棒を抜き取り、拘束していたニャーの腕をほどく。
ニャーは、そのまま俺の体に重ねるように倒れてきた。
「ニャー……俺、完全に目覚めちまったわ」
「はぁ、はぁ……なに、が…目覚めた…って?」
「なぁ、ニャーよ。スカートで、俺の乳首くすぐってくんねぇか?」
「……あ?」
真似しないでね
目覚めたら大変よ