一人称が「俺様」の褐色爆乳美女は好きですか? 作:ビジュゲイト推し
それは、ザビーダがまだ聖寮に囚われていた頃のこと。
石壁に囲まれた狭い牢獄。
ザビーダの両手は鎖に繋がれ、床に膝をついていた。聖寮兵三人が、冷たい金属製の檻の外から彼女を囲んでいる。
「俺様が、お前らの要求を全部呑む」
ザビーダの声は鋭いが、微かに震えていた。
「その代わり、アイゼンの拘束を解いて、ここから解放しろ」
一番体格のいい対魔士が嘲笑う。
「いいだろう。貴様が俺たち全員を満足させれば、地の聖隷アイゼンの拘束を解除し、解放してやる」
「……約束は守れよ」
「おいおい嬢ちゃん、こんな立派なボディ持ってるのに今まで経験ゼロなんてありえねぇだろ?」
ゼロではなかった。アイゼンとの交わりを思い出す。別の対魔士が鉄格子を強く蹴飛ばす。
「いつもみてぇに色っぽく誘ってみせろよ。得意だろ?」
「…ふん。早く始めりゃいいじゃねえか」
ザビーダは俯いたまま挑発的に答える。
(大丈夫だ。俺様が耐えりゃ、アイゼンは助かる)
最初の対魔士が檻の鍵を開け、ザビーダの拘束具を乱暴に外し始めた。
「随分と潔いじゃねえか。そんなに『待てなかった』のか?」
「…うるせぇよ」
ザビーダは唇を噛み締める。衣服を剥ぎ取られ、全裸に近い状態にされたザビーダ。豊満な乳房が剥き出しになり、対魔士たちの下品な視線が注がれる。乳首はすでに硬く尖り、褐色の肌が冷たい牢内の空気に晒されている。
「見ろよこの乳! たっぷり味わわせてもらうぜ」
一人がザビーダの胸を鷲掴みにし、乱暴に揉みしだき始めた。指が肉に深く食い込み、乳輪を摘まんで引っ張る。
「っ…!」
痛みと屈辱でザビーダの顔が歪む。
「おいおい反応イマイチだな。もっと喘いで見せろよ、えぇ?」
別の対魔士が彼女の股間に手を突っ込み、すでに湿り始めた割れ目を指で割り開く。中指を根元まで一気に突き入れ、すぐに二本、三本と増やしてかき回す。
「くそう、もう汁出てやがる。期待してたのか、この淫乱聖隷め」
「…さっさと済ませろよ」
ザビーダは必死に感情を抑える。声が少し掠れている。
「そう急ぐなよ。これから貴様の全身を丁寧に味わってやるんだからな」
体格のいい対魔士がズボンを下ろし、すでに硬く勃起した性器を彼女の顔の前に突きつける。先端から滴る先走りが銀髪に落ちる。
「咥えろ。歯を立てたらアイゼンの頭を潰すぞ」
「…っ」
ザビーダは歯を食いしばりながらも、ゆっくりと口を開く。太い肉棒が口腔に押し込まれ、喉奥まで一気に突き上げられる。鼻腔を塞がれ、涙が自然と溢れる。
「げほっ…んぐっ…!」
対魔士は彼女の頭を掴み、容赦なく前後に動かす。唾液が糸を引き、顎から胸元へと垂れ落ちる。
「いい口だな。喉の奥まで締め付けてきやがる」
「次は俺だ」
「尻穴も使えよ。前だけじゃ足りねぇ」
対魔士たちは次々とザビーダを押し倒し、床に四つん這いにさせる。一人が後ろから腰を掴み、濡れた秘部に亀頭を押し当て、一気に根元まで挿入する。
「んあっ……!」
ザビーダの体が大きく跳ねる。内壁が無理やり広げられ、激しいピストンが始まる。肉がぶつかる音が牢内に響く。
「締め付けがいいぞ、この雌犬! もっと奥まで突いてやる」
別の対魔士が前に回り込み、再び口を塞ぐ。左右の対魔士がそれぞれ乳房を掴み、乳首を強く摘まみながら前後から交互に突き上げる。
「どうした? 感じてるんじゃないのか?」
「もっとよがってみせろよ」
「この雌犬が! 中に出してやるから覚悟しろ」
ザビーダは歯を食いしばり、声を殺す。目を閉じ、ただアイゼンの顔だけを思い浮かべる。
(アイゼン……すまねぇ……今は耐えるだけだ…)
対魔士の一人が射精する。熱い精液が子宮口を直撃し、溢れ出して太腿を伝う。すぐに次の対魔士が入れ替わり、同じ穴を犯す。尻穴にも唾をつけて無理やり指を入れ、やがて肉棒を押し込む。前後を同時に穿たれ、ザビーダの身体は激しく揺さぶられる。
「んっ……っ……はぁ……」
抑えきれない吐息が漏れる。瞳は虚ろで、それでも琥珀色の光は消えていない。
「ほら、もう何人目だ? まだ足りねぇぞ」
「アイゼンに見せてやれよ。『恋人』がこんなに欲しがってるところを」
凌辱は延々と続き、ザビーダの身体は白濁した体液と汗にまみれていく。床には滴り落ちた精液が溜まり、彼女の銀髪は乱れ、乳首は赤く腫れ上がっている。それでも彼女は声を殺し、ただ耐える。対魔士たちが行為を終えた後、ザビーダは床に倒れ込んだまま微動だにしない。その唇から微かに呟きが漏れる。
「約束は……守れよ……」
薄暗い牢内で、ザビーダの琥珀色の瞳だけが虚空を睨み続けていた。
***
そのときだった。
「ザビーダッ!」
隣接する牢から飛び込んできた叫び声に、全員の動きが止まる。鉄格子越しに、屈強な鎧と拘束具で雁字搦めにされたアイゼンがこちらを見据えていた。血走った瞳は怒りと絶望に燃えている。
「アイゼン……!」
ザビーダは乱暴に投げ出されたまま動けない。対魔士の一人が嘲るように笑った。
「見てるか囚人! これが貴様の『恋人』の末路だ!」
「てめえら……!」
アイゼンの拳が牢の鉄格子を歪ませる。
「黙ってろ!」
監視兵が術による警告射撃を行い火花が散る。
「ザビーダ……! なぜだ……!」
アイゼンの声が震えた。
「こんなの耐えるな……!」
「……」
ザビーダは黙って天井を睨む。目尻から零れるのは汗か涙か判別できない。
「お前が……! お前がそんな屈辱を受けなくても……!」
アイゼンが鎖を軋ませた。
「俺は……!」
「……うるさい」
ザビーダが低い声で遮る。
「約束……守れよ……」
「……ザビーダ!」
アイゼンの叫びは届かない。対魔士たちが再びザビーダを組み敷くなか、アイゼンの咆哮が牢獄全体に木魂する。
「ザビーダァアアッ!!」
***
石の床に横たわるザビーダの身体は青痣だらけになり、あちこちに染みついた体液が冷たく固まっていた。それでも彼女は目を覚まし、ぼんやりと天井を見上げた。
(アイゼン……お前……生きてるか……)
牢の外が騒がしくなる。重い鉄扉の開く音。複数の足音。そして、聞き慣れた低い声。
「ザビーダ!」
身体を起こすことさえできなかったが、首を必死に捻ると鉄格子の向こうにアイゼンが立っていた。拘束具が外され、数人の聖寮兵に囲まれているが、確かに自由の身だった。
「……アイゼン」
ザビーダの唇が動く。
「よかった……な……」
対魔士の一人が手元の書類を捲り、冷たい口調で読み上げる。
「地属性聖隷アイゼン、解放する。これでお前は自由だ」
アイゼンは一瞬、何かを確かめるように自分の手を見下ろした。
その瞳がゆっくりと持ち上がり、牢の中のザビーダを捉える。
「ザビーダはどうなる?」
「そいつは残る。約束したのは、お前の拘束解除と解放だけだ」
「……そうか」
ザビーダは涙で歪む視界のなかで笑おうとした。
「行けよ」
「帰れ」
声にならない囁きだった。
対魔士がアイゼンの肩を押し、通路の出口を指す。
「行け。お前の拘束はもう解かれた」
アイゼンは一歩踏み出した。それから足を止めた。
「……俺は、自由なんだな」
「そうだ」
「何をしても、自分の意思で選べるのか?」
「そうだ。拘束も契約も解除した。お前は自由だ」
アイゼンは静かに頷き、通路の先を見る。
「なら、俺が何をするかは自分で決める」
低く、静かだった。周囲の対魔士が僅かに身構える。アイゼンは振り返った。出口ではなく、牢の鉄格子を。
「アイゼン……! 駄目だ……!」
ザビーダの身体が跳ねる。
アイゼンが左手を掲げる。彼の周囲に風が渦を巻き、術式が組み上がる。
「幻影よ交わり、滅して裂けろ! ビジュゲイト!」
風の術が放たれ、牢の鉄格子へ叩きつけられる。歪みが走った。警告の号令が飛び、聖寮兵たちが一斉に武器を構えた。術式が発動する。壁という壁から光の鎖が伸び、アイゼンの四肢に絡みついた。
「地属性聖隷アイゼン! 解放後の反抗行為と認定する!」
「お前は自由の身だろ!」
アイゼンは鎖を引き千切る勢いで前進する。
「なら、自由にさせてもらう」
「止めろ!」
「お前たちが決めるな。俺の舵は俺が取る」
数人がかりで斬りかかる対魔士たち。アイゼンは拳と術式で応戦するが多勢に無勢だった。何本もの術式杭が身体を貫き膝をつかせる。
「アイゼン!!」
ザビーダが鉄格子にしがみつき、必死に手を伸ばした。
「ザビーダ……」
アイゼンは血まみれの顔で笑った。
「すまん……お前の願いは……聞けそうにない」
一人の対魔士が背後から大剣を振り上げた。刃が空を裂く。
「やめろおおおおッ!!」
ザビーダの絶叫が地下牢に木魂した瞬間、重い音が一つ響いた。
アイゼンの首が地面に落ちる音だった。
「……あ」
ザビーダの口から息が漏れる。
「ああ……あ……」
牢の前に立ち尽くす対魔士たちが何かを叫んでいる。記録を突きつけ、処分は正当だと宣言している。
「……おい、アイゼン」
返事はない。
「……おい」
赤いものが広がっていく。あの頭は、もうどこにも繋がっていない。
「……うそだろ」
ザビーダは力なく鉄格子へもたれかかった。
「約束……守ったじゃねえか」
「ちゃんと……やったじゃねえか……」
指先が折れるほど格子を握り締める。
「お前、自由になったんだろ……」
「なんで……」
「なんで帰らねえんだよ……!」
(後刻、聖寮兵の記録)
《解放対象アイゼン拘束解除後、施設職員への敵対行動を開始》
《目的、拘束中の聖隷ザビーダの奪還と推定》
《制止命令に従わず》
《処分》
《斬首により即死》
《なお、拘束解除後の反抗行為に対する別件処分であり、事前提示条件への違反なし》