女神様に【真の】願いを叶えてもらいました。やったね!(ヤケクソ) 作:かりん2022
強い妖魔根こそぎ倒したから休暇があるぞ!
やったね!
私はウッキウキで買い物に出た。
そう! エッチな本を買うのである!!!
あと普通に少年漫画とかゲームとか色々買いたい。
まずはパソコンからだな!
スマホがいまいち使い勝手悪いな、私のいた時より文明未発達なのか……。
共用のパソコンで一生懸命調べていると、玉藻の器に抱きつかれた。
「なーにしてるの?」
「うわっ 買い物行くのに地図探してるんだよ。忙しいからまたね」
「買い物! 私も行く!!」
「行かなーい」
カチカチとウィンドウを消していく。
その手が抑えられた。
「どこ行きたいの? 案内するよ」
そしてするっと検索履歴へ。
「わー!!! なんて事を!」
「同人誌って何? んー? 薄い本、エッチな本、二次創作……?」
その時、何人もの人が吹いた。
「公開処刑やめて〜!」
「よくわからないけど、エッチしたいの? 俺がいるじゃん」
「私!私! 宝さんは男だろ、ハウス!」
宝さんと器が揉み合う。
「二次元の嫁が欲しいです……!」
「なにそれ!? 浮気! 浮気! 付き合って二日目で浮気とかある???」
「いやいやいやいや、エッチなしって話だったし、二次元は別腹っていうか」
「何騒いでるの」
「聞いてくれよ、友徳、こいつ浮気しようとしてんの! エッチな本買いたいんだって、勇者がそんなんしていいのかってやつ!」
「別腹! 別腹! エッチな本は浮気じゃないって!」
「私は別にいいよ。隠されるのは嫌だけど。一緒に買いに行こう」
「ちょちょ、ちょっと待ってください!」
私は女の人に止められる。そうだここ、公共の場所だ。恥ずかし〜!
「宝さんと瑠璃さんって付き合ってるんですか?」
「友徳もね」
「三人で付き合ってるんだ」
「恋人にしたい人ランキング上位三人がくっついてる……!」
血反吐を吐く女の人。ごめんよ。
「で、買いたいのはエッチな本だけ?」
「私、実はオタクでさ。パソコンとゲームと漫画と小説とエッチな本が欲しい」
「洋服も見に行こうぜー」
「それはいいね。帰りに食事もしよう」
そこで私はガバッと抱きつかれた。器さんである。
「略奪愛ー!」
「ごめんね。女の子は対象じゃないんだ」
「うわー!」
「うわああああああああああ!!」
女性陣を泣かして、私達は買い物に出た。
「デスクトップパソコンと、ノートパソコンと、ゲーム機と、ゲームと、漫画と……別行動にしない?」
「いやだ」
「でも私達では力になれないね……。漫画とかあんまり読んだ事ないなぁ。そうだ!」
ということで、女の子が召喚されてきた。
「ああはい、このラインナップはオタクですね……。お任せください。でもなんでいきなり? 瑠璃さんって趣味ないかと思ってました」
「瑠璃って乗っ取られてて自動操縦だったんだよ。最近自我を取り戻したの」
「ええっ!? じゃあ、いきなり強くなったのって」
「正気に戻ったから」
「そうなんですね……! えっ じゃあかなり長い間操られてたんですね」
「そう。だから初対面って思って」
「わかりました。私は畑 咲です。漫画とかかなり好きなんで、お友達になりましょ……やっぱいいです」
宝さんと友徳さんが私に抱きついて牽制する。うーんモテ期。
「お友達として仲良くしてくれると嬉しい。恋人枠は宝さんと友徳さんでいっぱいだけど」
「ゲームとか、俺も覚えるし!」
「所詮遊びだ。簡単だろう?」
「いいね。今日はセットアップとかで無理だけど、明日は一緒に遊ぼうね」
そんなわけで、しっかり服屋にもより、丸一日買い物デートを楽しんだのだった。
「瑠璃が仕事しねーの問題だと思う!」
「漫画やアニメは楽しいけど、仕事時間が削れるのはね……。確かに今討伐系の仕事は激減してるけど、他にも色々仕事あるし、訓練だってして欲しいよね」
「お慈悲ーお慈悲ー」
「俺らのことも構ってくれねーし!」
「チャットより直接声かけてよ」
「お慈悲ーお慈悲ー」
ゲームや漫画は週一になりました……。無念。
訓練つけてあげるとみんな喜ぶの可愛いな。
調子に乗ってみんなに訓練つけてあげたらこれも機嫌悪くされた。
ど、どうすれば!?
そうこうしている間にお腹が膨れてきたので、病欠になる事にした。
ゲーム三昧が許された。めちゃくちゃ楽しい。
適当に病名はでっち上げてもらい、子供の籍は宝の方に入れる事になった。
「次は私との子供を作ってね」
「あー! 俺もエッチしたい!」
「よ、よろしくお願いします」
二人目はすぐにできた。