ドラクエ4の世界に異世界転生したら進化の秘法で巨大金玉男にされたので憧れのマーニャ に連続種付けする 作:古のもの
当てをなくした一行は、しばらくコナンベリーで過ごすことになった。
ミネアは港近くの広場で占いの台を出し、路銀を稼いだ。水晶玉を前に静かに客の運命を語る姿は、すぐに「よく当たる」と評判になり、朝から夕方まで客が絶えない。彼女は真面目に働き、得た金を一行の生活費に回した。
一方、マーニャは昼から酒場に入り浸っていた。銀の胸当てに橙色の腰布のまま、カウンターに肘をついて酒をあおる。客の男たちに声をかけられては笑い、時には軽く体を寄せてチップをせしめる。健太がその様子を見に行くと、彼女はくすぐったい声で手招きした。
「ケンちゃんも飲む? 退屈しのぎよ♡」
ホフマンはさらに露骨だった。夜になると港の赤線地帯へ足を運び、娼婦を買い漁った。安くて若い女を好み、一晩に二人、三人と部屋を変える。ある夜、健太が偶然近くを通ると、路地の影でホフマンが娼婦を壁に押しつけ、激しく腰を打ちつけているのが見えた。女の甘い声と、彼の荒い息が潮風に混じる。翌朝、宿で顔を合わせると、ホフマンは満足げに肩をすくめた。
「いやー、溜まってたんで。マーニャさん以外も、やっぱり必要っすよ」
ソロと健太は、街で情報の糸口を探し続けた。船着場や酒場、商人の集まりに顔を出し、灯台の魔物やトルネコの件について聞き回る。だが、有力な手がかりは得られない。
そんな中、ある噂をよく耳にするようになった。
「エンドールの路地裏に、最近できた露店があるらしい」 「何やら色々なクスリを売ってるんだと」 「筋肉が増える薬、肌が綺麗になる化粧品、難病を治す薬、幻覚を見る薬、勃起が長く続く薬……果ては、依存性のある媚薬まで」
健太の胸に、強い違和感が走った。
(そんなもの、ドラクエ4の世界にあるはずがない。まるでステロイドやバイアグラ、覚醒剤じゃないか……)
少し気になった。いや、かなり気になった。第二の転生者の存在を、健太はまだ明確には知らなかったが、この噂は明らかに「異物」だった。
彼はソロに頼んだ。
「ソロさん、申し訳ありませんが、ルーラでエンドールへ飛んでもらえますか。どうしても、その露店を見てみたいんです」
ソロは疑問を顔に出さず、静かに頷いた。二人だけでエンドールへ転移する。
エンドールの城下町は、相変わらず賑やかだった。健太とソロは路地を一つ一つ探し回った。時間が経ち、諦めかけた頃——簡素な露店を見つけた。
木の台にいくつかの瓶や袋が並び、若い男が一人で座っている。すでに何人かの客が取り引きを終え、去っていくところだった。客がいなくなった隙に、健太が近づいて声をかけた。
若い男が顔を上げる。一瞬、何かを察したような目つきになった。
「あれ? オジサン、もしかして日本人? 転生者?」
健太は驚きを隠せなかった。男は健太の反応を見て、ニヤリと笑った。
「やっぱりなー! ここじゃ話しにくいし、何だ、酒場で話そうぜ」
そう言うと、男は健太の肩を組んできた。抵抗する暇もなく、二人は近くの酒場へと向かった。ソロが少し離れた位置から、警戒の眼差しでついてくる。
エンドールの夜が、静かに動き始めていた。