※この作品はR-18です。

ドラクエ4の世界に異世界転生したら進化の秘法で巨大金玉男にされたので憧れのマーニャ に連続種付けする   作:古のもの

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キングレオ城へ

船はキングレオ地方を目指して北へ進んでいた。

打倒キングレオのためだ。マーニャとミネアの表情には、かつて敗れた強敵との再戦に対する緊張が滲んでいる。銀の胸当てを整えるマーニャの指先が、わずかに強張っていた。

健太は手すりに寄りかかりながら、ある事に気づいて顔を曇らせた。

(キングレオ城に潜入するには、コーミズ西の洞窟にある魔法の鍵が必要だ。だが、それには盗賊の鍵が必要になる。盗賊の鍵はアリーナ、ブライ、クリフトのいずれかが持っているはず……。現状から言えばブライ一択だが、もうどこにいるかもわからない。あのとき、はるなさんたちから貰っておけば良かった)

何とかならないかと考えあぐねていると、突然船が大きく揺れた。

「魔物だ!」

ソロの声が響く。海面から巨大な影が二つ、同時に浮上してきた。一つは無数の触手をくねらせるたこまじん。もう一つは、真っ赤な甲羅に鋭い鋏を構えたじごくのザリガニだ。

「新武器で行くぞ!」

健太が叫ぶ。先日手に入れた装備を各々が構えた。健太は劣化ウラン矢を番えたコンポジットボウ。マーニャはケブラーとカーボンの扇。ミネアは電流を帯びたモーニングスター。ソロは手榴弾を腰に下げているが、決戦兵器として温存する方針だった。ただし、本当に使えるか今回は試してみることで、健太と事前に打ち合わせていた。手榴弾は全部で6個。

たこまじんが最初に動いた。太い触手が甲板に叩きつけられ、船体が軋む。健太は素早くコンポジットボウを引き絞り、劣化ウラン矢を放った。矢は空気を切り裂き、触手の付け根を貫通する。黒い体液が飛び散り、たこまじんが苦しげにのけ反った。

「効いてる……!」

マーニャが扇を大きく開く。超軽量でありながら、振るたびに鋭い斬撃風が走る。触手の一本を鮮やかに切り裂き、さらにベギラマを重ねて焼き払った。ミネアはモーニングスターを振り回し、接近してきた触手に叩きつける。打撃と同時に青白い電撃が走り、たこまじんの体が大きく痙攣した。

じごくのザリガニが横合いから襲いかかる。巨大な鋏がソロを狙い、鋼の剣で辛くも受け止める。火花が散る。

「試すぞ!」

ソロが手榴弾の一つに手をかけ、摩擦で点火して投げつけた。小さな金属球がザリガニの甲羅に当たり、轟音と共に爆発する。甲羅が粉々に砕け、体液と肉片が海に飛び散った。じごくのザリガニはバランスを崩し、海中に沈んでいく。

「本当に……一発で」

ミネアが目を見開いた。残るたこまじんが怒り狂って全触手を振り下ろしてくる。健太が連続で劣化ウラン矢を撃ち込み、マーニャが扇で斬り払い、ミネアが電撃を浴びせる。最後にソロが二個目の手榴弾を投入し、爆炎が海面を照らした。

たこまじんの巨大な体が、ゆっくりと海に沈んでいく。

甲板は黒い体液と破片で汚れていたが、一行に大きな負傷はなかった。新武器の威力に、全員が言葉を失っている。

健太はコンポジットボウを下ろし、小さく息を吐いた。

(……現代の兵器は、この世界でも圧倒的だ。だが、使いすぎればまた別の問題を呼ぶかもしれない)

船は再び帆を上げ、キングレオ地方へと進路を取った。

遠くに、不穏な空が広がり始めている。

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