ドラクエ4の世界に異世界転生したら進化の秘法で巨大金玉男にされたので憧れのマーニャ に連続種付けする 作:古のもの
夜になり、酒場で一行が合流した。
木のテーブルに座り、各々が好きな酒と料理を注文する。ランプの灯りが揺れる店内は、旅人や地元の客で賑わっていた。焼き魚の匂いに酒の香りが混じり、笛が小さく聞こえる。
モンバーバラについての話で自然と盛り上がった。
「劇場にも行ってきました」
ミネアが静かに言い、ソロが少し顔を赤らめて続ける。
「いつか……マーニャさんのステージも、見てみたいなと思います」
恥ずかしそうに杯を見つめる姿に、マーニャは笑った。
「ふふっ、いつか特別に見せてあげてもいいわよ♡」
そうこうするうちに、ソロが店内を見回して声を上げた。
「あ、二階もあるんですね」
男たちが時折、階段を上がっていくのが見えたからだ。マーニャがニヤリと笑い、悪戯っぽく言った。
「ふふふ♡ 二階にはねー♡ あとで行ってごらん♡」
ミネアが慌てて制止する。
「ちょっと! 勇者様になんてことを……!」
健太は事情を知っていた。二階は、女性にお金を払ってサービスを受ける場所だ。彼は肩をすくめてソロに言った。
「ソロ君、行っておいで」
ミネアが完全に呆れた顔をする中、ソロは素直に「は、はい!」と答えて階段を上がっていった。
三人は彼を残し、宿に向かうために出口へ歩き出す。そのとき、健太の視線が壁に貼られた一枚の張り紙に止まった。
『急募 キングレオ城で働きませんか
若い女性大歓迎 給仕も歓迎 男性も可』
文字を追ううちに、健太の脳裏に閃きが走った。
(……これだ。盗賊の鍵がなくても、城に入る方法があるかもしれない)
彼は張り紙をじっと見つめながら、静かに息を吐いた。
翌朝、宿の部屋にパーティを集めた健太は、静かに作戦を話し始めた。
「キングレオ城には、私とソロ君で潜入します」
マーニャがすぐに不満そうな声を上げた。
「えー? なんでよー」
健太は落ち着いて説明を続ける。
「マーニャさんとミネアさんは、一応この国では王を暗殺しようとした立派なお尋ね者ですからね。バレたら終わりです」
マーニャとミネアは顔を見合わせ、仕方なさそうに頷いた。
「確か……に」
健太は続けた。
「丁度、キングレオ城では給仕や若い女性を募集していました。そこで、私は給仕として、ソロ君は女装して潜入します」
ソロが目を見開いて声を裏返らせた。
「き、聞いてないですよ、そんなの!」
ミネアが静かに付け加える。
「確か、城に若い女性を集めて毎夜パーティをしているはずです。でも、その中から進化の秘法の実験台を選んでいるみたいでした。……勇者様、ご武運を」
ソロの顔が青ざめる。
「ちょっと、そんな……」
マーニャが腕を組んで指摘した。
「でも、潜入出来ても、あんた達だけであのキングレオを倒せるの? とんでもなく強いわよ。武器だって持ち込めないだろうし」
健太は静かに、しかしはっきりと答えた。
「大丈夫です。戦いだけが全てではないことを、証明します。マーニャさんとミネアさんは、船とパトリシアをお願いします」
夕方。
モンバーバラの外れで、キングレオ行きの馬車を待っていると、美しい緑色の髪の少女が近づいてきた。ロングドレスに身を包み、控えめに裾を押さえている。後ろからマーニャとミネアがニヤニヤしながらついてきた。
その少女——女装したソロ——は、恥ずかしそうに頬を染めながら尋ねた。
「ど、どうですか? バレないですかね?」
マーニャが得意げに胸を張る。
「あたしのメイク技術はどう? ソロちゃん、ケンちゃんに襲われないか心配よ♡」
健太は正直、驚きを隠せなかった。思った以上の出来栄えだった。緑の髪が柔らかく揺れ、ドレス姿はまるで本当の少女のようだ。
「……ありがとうございます。完璧です」
迎えの馬車が到着した。中には、他にも踊り子や娼婦らしき女性が数人乗っている。マーニャとミネアに見送られながら、健太とソロは馬車に乗り込んだ。
車輪が石畳を軋ませ、モンバーバラの街灯が徐々に遠ざかっていく。
翌日の朝。
長い移動の末、ついにキングレオ城が見えてきた。黒く不気味な城壁が、朝霧の中に静かに聳え立っている。窓からはほとんど光が漏れず、ただ冷たい威圧感だけが周囲を支配していた。
馬車はゆっくりと、城門へと近づいていく。