ライ「もうこれ以上 ダメだよ」
僕がそう言うと
ミユキは笑顔を僕に向けてから
カズヤに視線を移した・・・・・・・
ミユキ「きっと 心のどこかで カズヤが本心を出せないでいるんだよ だから 私のことは諦めて 頑張って誰かを好きになって欲しいな」
ミユキがそう言って カズヤにも笑顔を向けた
カズヤは 少し残念そうな顔をした・・・・・
カズヤ「もう少しで・・・・なにか わかる気がしたんだけど・・・」
ミユキ「う~ん でも 気になること 聞いていいかな?」
カズヤ「お おう、気になることって なに?」
ミユキは 真剣な表情になって カズヤを見た
ミユキ「ずいぶん 女の身体の触り方・・・・・慣れてる感じね」
それを聞いて
カズヤは特に反応せず
ミユキの目を見詰め返した
カズヤ「それは ミユキの誘導が上手かったんだよ 俺は 何とか好きな子に 気持ちよくなってもらいたくて・・・・・内心必死だったんだぜ」
ミユキ「そ・・・・・そう?好きな子・・・・・か・・・・・嬉しいけど ごめんね」
ミユキが 申し訳なさそうに俯いてしまう
カズヤ「あのさ・・・一度だけ 後ろから抱きしめてもいい?」
ミユキ「え?・・・・・・・・抱きしめるって・・・・・胸とか 触る気でしょ」
カズヤ「・・・・触るよ ・・・・・見つめ合わない方が 緊張せずに 触れる気がして・・・・」
ミユキ「もう!ライが これ以上ダメて言ったのに・・・・・・・・・・」
ミユキは そう言って僕をチラッと見てから
カズヤに背中を向けた・・・・・・・
カズヤ「ありがと・・・・・それと・・・・・出来たら ライも 一分だけでも こちらを見ないでいて欲しいな・・・・・できる限り 緊張したくないから・・・・」
ライ「・・・・・・・・一分だけだよ 僕はベッドのそばには居るから」
そう言って 僕は 不安な気持ちのまま 二人に背を向け ベッドに凭れるように座った・・・・・
座った瞬間・・・・・・・・・・・・・・
僕の手首に 何かが勢いよく触れてきた
その何かが 僕の両手首を一瞬で締め付けるように拘束してきた
慌てて身体を捻り ベッドの方に向くと
ベッドの下から無数のツタのようなモノが現れていて
それがミユキの手足を捕まえてしまう
ミユキ「わ!なによこれ!!!!?」
カズヤ「おっと・・・・大きな声を出されたら困るんだよ・・・・」
カズヤがそう言って指をツタの方に向けると
ミユキの近くのそのツタが ミユキの口に押し入ってしまい
目を見開いて驚いているミユキの口を塞ぐくらい太くなった
ミユキ「ん!!!!!!!!!!!!!!ん!!!!!」
なんとかそれから逃れようとするが 他のツタが ミユキの身体を縛るかのように這っていき
自由を奪っていく
なんとかしないと!!!!!!
そう思っていた僕の身体にも ツタが巻き付きはじめていた
手を伸ばせば カズヤにも ミユキにも 手が届く距離・・・・・
ミユキ「ん!・・・・・・・・・・・・・・ん」
ミユキの口に侵入したツタが
ミユキの喉まで進み始めていて
ミユキが声を出せなくなっていった
ダメだ!!!!!!!やめろよ!!!!!!!!!
無我夢中というか 無意識というか
僕の手が 近くのカズヤの腕を掴んでいた
そして 失敗が発生した・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コントロール出来ていなかった僕の力が
いきなりカズヤの身体を襲った
カズヤが 悲鳴にならない声を上げ
その苦しみのせいか
土のコントロールを乱してしまった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
近くで なんとも言えない鈍い音が聞こえた・・・・・・・・・・・
同時に ツタに侵入されていたミユキの口元から
いきなり 血が溢れだした・・・・・・・・
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今度は 僕の背中に激痛が走った
そう感じたのとほぼ同時に 胸にも激痛が走る・・・・・・・
痛みの原因は すぐにわかった
僕の身体を ツタが 貫いていた・・・・・・
ツタが動く度に 激痛と 胸からの出血が 僕の力を奪い
カズヤに放たれていた『電気』が止まった・・・・・・・・・・・
僕が
膝をついて最後に見たのは
全身から煙みたいなモノを出して倒れているカズヤと
ベッドの真ん中で ツタに拘束されながら
口から勢いよく侵入するツタに挿されたまま 血を溢れさせ
白目になって 動かなくなっているミユキの姿だった・・・・・・・・・・・・・・
【GAME OVER】