ぐだおが薬漬け達磨に改造されてホームレスの肉便器に堕ちる話 作:高牧園
3
こうしてマゾに堕ちた藤丸は、その後も調教師たちとまぐわった。
「んふっ……ふ、んむぅうっ……!」
上下の口で調教師たちのイチモツを咥え込む藤丸は、自ら腰を振っていた。
床に仰向けに寝る男の腰を跨いで上下運動を繰り返し、顔の左右に突き出された肉棒をしごいては交互にしゃぶる。横合いから伸びる手はひっきりなしに彼の身体を探り、藤丸を絶え間ないオーガズムに導く。
分娩台はすでに撤去され、藤丸の手足は自由を取り戻していた。しかし藤丸は調教師たちから逃げようとはせず、自分から調教師たちを求めるのだ。
「ぁあっ……あ、もっと……もっとぉ……っ!!」
男とは思えないほど膨らんだ乳房を掴まれるたび、藤丸の腰振りのピッチは上がる。
「マゾが、もっと腰振るんだよ」
「んぅっ……!! はい、ぁ……っあ、あ……!!」
乳首をつねられての叱責に藤丸が達した時、部屋のドアが開いてゼノが現れた。
「あ――あっ、あ――あぁあっ……!!」
自分をこんな目に遭わせた張本人に、淫らなアクメ顔を晒す藤丸。
「マゾが、今日も下品にイッてるみたいだな」
「っは……ぅあ……あ……っ……」
ゼノに見下されても、藤丸は目を潤ませるばかり。
藤丸の熱視線を浴びるゼノが周囲の調教師たちに手で合図をすると、彼らは藤丸の頬や肛門に押し付けていた陰茎を離す。
「ぁ……?」
何が起きているのかも分からないまま立たされた藤丸は、彼らに引っ張られる形で別室へと運ばれた。
●
「お前の買い手が決まった」
ゼノが次に口を開いた時には、藤丸は手術台の上に寝かされていた。
大の字に寝かされた藤丸のそばにあるモニターには、大の字になった人体図がある。
「オーナーはうちの常連だ。前に買ったオナホは『使い切った』そうで、いつも通りの商品をご所望だ」
言いながらゼノがモニターを操れば、肌色ののっぺりした人体図に書き込みが加わる。
(……?)
その文字を藤丸が読み取る前にゼノは説明を始めた。
「まず、頭髪を含む全ての体毛の永久脱毛。全ての歯の抜歯。肩と太ももまでの四肢切断」
「――!」
「あとは全頭マスクの装着で、口と鼻だけ出した状態にすれば完成だ」
とんでもなく残酷な言葉は、ひどく冷淡なものだった。
「あ……ぁ……っ」
モニターに釘付けになった藤丸の身体が震えだす。
人体図の書き込みにも、脱毛、抜歯とゼノが言った通りの言葉が連なる。図内の人物の手足の付け根には黒い線が引かれ、四肢は喪失を示してグレーアウトしている。
今から何を奪われるのか理解した藤丸は、震えが止まらない喉を動かしてゼノに告げる。
「……や、やだ……こわい……助けて……」
ごく僅かに残った理性で哀訴するも、調教師たちの手が伸びる。
「――あ……!」
彼らは、ぞんざいな手つきで藤丸の乳を揉み、菊座に指を出し入れする。
「っぁ、あ……っ! ぁあ、あ……っんん……!」
「まあ諦めろよ、売買契約は終わってるんだからさァ」
「すぐには死なねえし大丈夫だって」
快楽漬けになった男がどうなろうと調教師たちにはどうでも良いこと。
愛撫も藤丸との別れを惜しんでのことではなく抵抗を止めさせるため。彼らの手つきはぞんざいなのに、藤丸は強い快楽のあまり体の震えが止まってしまう。
「な? 別にいいだろ?」
乳首をコリコリと刺激されながら問われると、藤丸は甘い喘ぎを漏らして。
「わ……わか、った……」
倒錯的な快楽とともに、恐ろしい手術の全てに同意してしまうのだった。
●
――それから数日で、藤丸は作り変えられた。
「……ぁ……え……」
全ての処置は終わり、いつでも『出荷』できる状態になった藤丸の姿は無惨そのもの。
健康だった手足は切り落とされ、達磨状態になった手足では歩くことも物を掴むことも叶わない。かろうじて残る関節部はわずかに動くものの、関節の動きよりも乳房の揺れの方がずっと大きく見えた。
「ぇあ……」
開きっぱなしの口からは、文字通り歯抜けの声が漏れるのみ。
歯は一本残らず抜き取られた口内は薄紅の粘膜だけがある。抜歯窩の凹みがまだあるせいか、藤丸は口を半開きに荒い呼吸を続ける。
「……は……ぁあ……」
口元と鼻梁だけは晒しているが、他の部分は全頭マスクの内側にある。
完全脱毛によって禿頭となった藤丸は、眉も睫毛も失っている。マスクの下にある目元はのっぺりと惨めなはずだが、黒光りする全頭マスクは藤丸の顔立ちも表情も覆い隠している。
「ぁあ……」
虚ろな声をいくら上げてももう遅い。
不可逆な喪失に呆然とする藤丸のそばでは、最後の準備が進んでいる。
これまでの『商品』がそうであったように黒い箱が用意され、手足を失った藤丸は持ち上げられて箱の中に。ひと抱えほどの箱の蓋が閉じると藤丸はすぐに出荷され、新たなオーナーの元へと届けられる。
「さて、次の仕事だ」
出荷手続きが終われば、藤丸の件は完全に終了。
一人の男がマゾ堕ちし四肢を失って売り飛ばされるなんて裏社会ではありふれたこと。彼らはそれきり藤丸のことなど忘れて、すぐに次の仕事に取り掛かるのだった。