『秋の選抜』予選Aブロックの調理ブース。
会場内には、激しい炎の爆発音と、重厚な鉄鍋が奏でる力強い金属音が響き渡っていた。
「ハッ! 料理の世界は男も女も関係ねぇ! だが、生半可な気持ちで中華の鍋を振る奴に、あたしが負けるわけがないだろッ!」
凛とした眉を吊り上げ、男勝りな威勢の良い声を上げるのは、老舗中華飯店『北条楼』の娘・北条美代子だ。
巨大な中華鍋を軽々と振り回し、豪快な火力で炒飯を煽るその姿は圧巻の一言。女性だからと見下されることを何よりも嫌い、たゆまぬ努力で鍛え上げた圧巻の腕力と中華技術で、審査員たちを唸らせる絶品の中華料理を仕上げていた。
「見やがれ幸平創真! 男社会の中華界で勝ち抜いてきたあたしの誇りと技術……この一皿に刻み込んでやったぜ!」
強気な笑みを浮かべて創真を睨みつける美代子。しかし、白いバンダナをきゅっと締め直した幸平創真は、不敵で力強い笑みを浮かべ、巨大な中華鍋をガツンとコンロに据えた。
「へえ、最高の鍋振りじゃねーか。だがな北条……中華の面白さは、男だの女だのの意地張り合いじゃねぇ! この灼熱の鍋の中で、食材の旨味をどこまで爆発させられるかだろ!」
創真がコンロの火力を極限まで強めると、龍のような炎が天高く舞い上がった。
創真が振るうのは、スパイスの香ばしい風味が米粒ひとつひとつに均一にコーティングされた『幸平特製・黒スパイスパラパラ炒飯』。
大衆食堂『ゆきひら』で毎日のように培われた脅威的な鍋振りのスピードと、選抜のために研ぎ澄ましたスパイスの技術が組み合わさり、美代子の炒飯を遥かに凌駕する圧倒的な熱量と香気を放ち始めた。
「な……なんですって……ッ!? あのスピード……あの火力で、スパイスの香りを一切飛ばさずに米の一粒一粒へ閉じ込めているというの……ッ!?」
美代子は目を見張り、その圧倒的な男気と技術に息をのんだ。
創真は胸を張り、眩しいほどの熱量を身にまとって一皿を突き出した。
「おあがりよッッッ!」
威勢の良い決め台詞とともに差し出された一皿。美代子は気圧されながらもレンゲを取り、一気に炒飯を口へと運んだ。
その瞬間——美代子の全身を、灼熱の龍が駆け抜けるような圧倒的な衝撃が襲った。
「っ……!? ふあぁぁぁぁぁっ……!? 米がパラリと解けた瞬間に……弾ける香辛料の香りと肉汁の旨味……ッ!!」
口に入れた瞬間に広がるのは、中華の基本である「鍋気(ホイケイ)」と、計算し尽くされたスパイスの深み。
噛むたびに口内で旨味が爆発し、まるで創真の力強い腕に包み込まれ、情熱の炎の中で激しく抱きしめられているかのような感覚が全身を駆け巡る。
美代子がこれまで一人で背負ってきた「女だから舐められたくない」という意地や孤独。それら全てを、創真の包容力と圧倒的な強さが優しく、そして力強く包み込んで溶かしていく(おはだけ)。
「あぁ……っ! すごい……すごいよ幸平……ッ! あたしが目指していた中華の先を……こんなに力強く、かっこよく見せつけられたら……ッ!」
カッと頬を真っ赤に染め、美代子の目からボロボロと溢れ出す涙。
強がっていた男勝りな仮面は完全に剥がれ落ち、そこには一人の素直で可憐な「乙女」の顔があった。
自分よりも遥かに強く、逞しく、そして料理に対して真っ直ぐな創真という男。美代子の胸の奥で、崇敬と激しい恋心が爆発した。
「あたし……負けたよ、幸平……っ。こんなかっこいい姿見せられたら……あたしだって、一人の女の子になっちゃうじゃんか……っ!」
潤んだ瞳で創真を見つめる美代子。創真がニッと優しく微笑み、彼女の細い腰を引き寄せて力強く抱きかかえると、美代子は顔を赤くしながらも、自ら創真の胸元へと強くしがみついたのだった。
熱狂的な審議が終わり、アリーナ裏の静かな控え室に二人きりになった瞬間——美代子の強気な態度が急変した。
「くっ……幸平……こんなに人を焚きつけといて……ここで終わりだとでも思ってんのかよ?」
悔しさと興奮が入り混じった激しい表情で、美代子は眼前の創真を睨みつける。彼女は鍛え上げた腕を勢いよく伸ばすと、創真のシャツの襟元を力任せに掴み上げた。
ぐいぃっ!
「まだまだ勝負はこれからだろ!? あたしの本気……見せてやるよ!」
美代子が不敵な笑みを浮かべ、そのまま創真を床へと押し倒そうとしたその瞬間——逆に彼女の引き締まった細い腰へ、創真の力強い腕が素早く絡みついた。
ぐいっ!
「おっと……何の勝負か分かってねぇな?」
一瞬で体勢を逆転させた創真は、抵抗する隙すら与えずに美代子の身体を冷たい壁へと力強く押し付けた。逃げ場を完全に塞がれ、顔と顔が触れ合いそうなほどの超至近距離で見つめ合わされると、美代子の凛々しかった瞳が動揺に大きく揺らぎ始める。唇と唇が重なる寸前の吐息を感じ取り、彼女は強がりを口にしようとした。
「な……っ!? 何すんのさ! あたしはまだ……っ」
ちゅぅ……
「んっ……!?」
不意に重なった創真の温かい唇。まずは言葉を遮るような、優しく触れ合うだけのキス。美代子の強気な言葉がその場でぴたりと止まった。
ちゅぷ……ちゅぅぅっ!
「んんっ!? ちょ……っ、ん……あっ」
間髪を入れず、創真の熱い舌が美代子の固く閉じられた歯列を押し開き、口内深くへと侵入を開始する。先ほどの中華鍋に負けないほど熱く濃密な唾液が絡み合い、彼女の口腔内をくまなく蹂躙していった。
じゅる……れろぉ……っ!
「んふぅ……幸平の味……スパイスの香りがするぅ……っ」
強烈なキスの快感に、これまで全身にみなぎっていた筋力が一気に抜け落ちていく。壁を支えにしてどうにか立ち尽くそうとする美代子だったが、膝から崩れ落ちそうになる肉体を、創真の逞しい腕が腰から力強く抱き留めた。
「おいおい……もう勝負は終わったのか? 北条の自慢の本気はどうしたんだよ?」
「う……うるさいぃ……っ」
顔を真っ赤に染め上げ、悔しそうにうつむく美代子。そんな彼女のコックコートの胸元へ手をかけ、創真は前ボタンを一つずつ留め具から外していった。
ぷつ……ぷちり……
「や……っ! そこまで許した覚えはないって……っ!」
口では抵抗の言葉を叫ぶ美代子だったが、押し返そうとする彼女の腕にはまったく力が入らない。前開きになったコックコートの隙間から、日頃の鍛錬によって引き締まった美しい腹筋と、健康的で柔らかな胸元のラインが惜しげもなく露わになっていく。
「やっぱ普段からすげぇ鍛えてるな……こことか特に力入ってんぜ?」
「あ……っ!」
創真の大きく温かい掌が、美代子のキュッと引き締まった滑らかな腹部に直接触れた。
なでなで……
「ひぁっ! そこダメぇ……っ! 敏感なの知ってて……っ!」
腹部を撫で回す熱い手つきに美代子が身を捩らせると、創真の掌はさらに大胆に上へと移動し、コックコートの布地を押し退けて彼女の豊かな乳房をしっかりと掴み取った。
もみぃ……っ!
「あぁんっ! そんなに強揉みしないでぇ……っ!」
「嘘つけよ……口ではそう言いながら、もうこんなに固くなって立ってるぜ?」
創真の指先が、美代子の豊満な胸の先端に君臨するピンク色の突起を意地悪く摘み上げ、コリコリと転がす。
くりくりぃ……
「きゃふっ! や……やだ……っ! そんなエロいこと言わないでよぉ……っ!」
胸から駆け巡る激しい快楽の痺れに溺れそうになりながらも、美代子は最後の意地を振り絞り、涙目の瞳で創真を睨み返した。
「これくらいで……勝ったつもりになるなよ……っ! あたしはまだ負けて……っ!」
その強がりを完全に吹き飛ばすように、創真の手は彼女の短いスカートの裾を捲り上げ、下半身の秘部へと容赦なく滑り落ちていった。
すりすり……
「ひぃっ!? そこ……っ!」
「ほう……あんたの自慢の中華鍋より熱くなってんな」
下着越しからでもはっきりと分かるほど、美代子の股間はすでにたっぷりと濡れ広がり、熱い湿り気を帯びていた。創真の指先がショーツの布地越しに、秘裂の縦の割れ目に沿って上下に往復する。
くちゅくちゅ……
「んあぁっ! そんな場所直接触られたら……変な声が出ちゃうぅっ!」
「いいぞ……我慢しないで俺にもっと聞かせろよ」
「やっ……!」
邪魔なショーツを膝下まで一気に引き下ろす創真。露わになった美代子のむき出しの秘裂へ、ダイレクトに太い指を滑らせた。
ぬるぅっ……
「はぅうっ! 生の手で触ったらダメだってぇぇっ!」
美代子は必死に腰を引いて逃げようとしたが、熱を帯びた身体は勝手に創真の手を求めて腰を浮かせてしまう。創真の手指が、溢れ出た愛液のぬめりを利用して、窄まる蜜穴へと深々と侵入した。
ずぶぅ……っ!
「あひっ! 指が……指が中に入って……きてるぅ……っ!」
「さっき指挿れる前よりずっと熱いな……北条、本当はどんだけ俺のに触れて欲しかったんだ?」
くちゅ……ぐりぐりぃっ!
「ひぁぁん! そこダメぇ……っ! 弱点ばっかり攻められてるぅっ!」
膣内で折れ曲がった二本の指が、内部のGスポットをダイレクトに削り取るように激しく出入りを繰り返す。
ぢゅぷっ! ぢゅぷぷっ!
「やだ……っ! イッちゃう……っ! 幸平の指だけでイカされちゃうぅっ!」
「構わねぇよ……遠慮しないで俺の手でイけよ美代子」
創真に名前で呼ばれた瞬間、美代子の全身が雷に打たれたかのようにビクンと激しく震え上がった。
「あぁんっ! 創真くぅん……っ! イグゥッ!」
美代子は身体を跳ねさせ、壁に必死にしがみつきながら激しい絶頂を迎えた。結合部から勢いよく愛液が噴き出し、床へと勢いよく飛び散る。
ぷしゅあぁっ!
「はぁ……はぁ……負けたよ……っ。創真くんに……全部奪われた……っ」
快感の余韻で膝をガクガクと震わせ、涙目の瞳で創真を見上げる美代子。そんな彼女の目の前で、創真はカチャカチャとベルトを外し、ズボンを押し下げた。
「まだまだ……これからが本番だぜ?」
ズボンの間から、怒張した創真の極太な男性器が猛々しく跳ね起きる。亀頭の先端からは溢れ出た先走り汁が滴り、怪しい光を放っていた。
「ひ……っ! そんなの無理……っ! 大きすぎて……入るわけないじゃない……っ!」
「安心しろ……北条の身体、壊れないようにちゃんと優しくしてやるよ」
創真は力尽きかけた美代子を抱き上げ、控え室の革張りソファへとそっと横たえさせた。そして開かれた彼女の腿の間に割り込み、湿りきった秘裂の入り口へ亀頭をグッと押し当てた。
ぐぷぷ……っ!
「ひゃぁっ! めっちゃ熱いのが当たってるぅ……っ!」
「行くぞ……覚悟決めろよ」
ずぶずぶずぶぅぅっ!
「ひぎぃぃん! 入ってきてるぅ……っ! 創真くんの熱いのがぁぁっ!」
美代子の狭い膣肉がミチミチと押し広げられ、極太の亀頭が一気に奥へと突き進む。そして一気に根元まで深く挿入された。
ずぼんっ!
「お゛ぉ゛っ! 一番奥まで届いてるぅ……っ! あたしの中に……全部入っちゃったぁ……っ」
「うお……相変わらず締め付けすげぇな」
内壁の強烈な密着感に息を呑みながら、創真はゆっくりと腰を前後させ始めた。
ぱちゅ……ぱちゅっ……
「あんっ! 急に動いちゃダメぇ……っ! 気持ちよすぎて……おかしくなっちゃうぅっ!」
「じゃあ……もっとおかしくなるくらい激しくしてやるよ」
創真は美代子の身体をくるりと反転させ、四つん這いにさせると、背後から突き上げる背面騎乗位の姿勢へと体位を変えた。
ぎゅいぃ……っ!
「きゃふっ! こんなお尻突き出す格好……恥ずかしいよぉ……っ!」
「
ほら、自分でも動けよ……大好きな中華鍋振る時みたいに、上手く腰使ってみろ」
「うぅ……そんなこと言われても……やだぁ……っ!」
顔を赤く染めて照れながらも、美代子は創真の肉棒の快感に抗えず、自ら後ろへと腰を振り始めた。
ぱちゅ……ぱちゅんっ!
「あぁんっ! 自分で腰動かしたら……どんどん深くなって気持ちよくなっちゃうぅっ!」
「そうだ……上手いぞ、もっとだ!」
創真も美代子の腰を力強く掴み、下から突き上げるようにピストンの速度を早めていく。
どちゅんっ!
「ひぃっ! 深いぃ……っ! 子宮口に直接当たってるぅっ!」
「ここをこうやって激しく擦られるのが好きなのか?」
ぐりぐりぃ……ずちゅぅっ!
「好きぃ……っ! そこ攻められると……あたし溶けちゃうぅっ!」
意地を張っていた美代子の理性が完全に崩壊した。彼女は自ら狂ったように腰を激しく振り、創真の剛直を貪るように受け入れていく。
ぱんっ! ぱんぱんっ!
「創真くぅん……っ! あたしもうダメぇ……っ! 一緒にイキたいよぉっ!」
「ああ……よし、一緒に行くぞ!」
創真のピストンが極限の加速度に達し、最奥の子宮口を連続で打ち据える。
どちゅっ! どちゅんっ! ずぼぉぉっ!
「あぁぁんっ! 来るぅ……っ! 子宮の奥から熱いのが昇ってくるぅっ!」
極限の絶頂へ向かって登りつめる二人。創真は彼女の腰を極限まで引き寄せ、肉棒の根元を子宮口へ密着させると、マグマのような熱い精液を一気に解き放った。
どぴゅるるぅっ! ぶしゃあぁぁっ!
「イグッ! イッグゥゥッッ!!」
「ぐぉっ……締め付けすげぇ……中から全部搾り取られるぅ……っ!」
ドクドクドクンッ……!
「はぁ……はぁ……出てるぅ……っ。あたしの中が……創真くんでいっぱいに満たされてるぅ……っ」
激しい射精が終わった後も、二人は繋がったままソファの上で重なり合い、甘い余韻に身を委ねていた。
「……創真くん」
「ん?」
「ありがとう……意地ばっかり張ってたこんなあたしを……優しく受け入れてくれて……」
「当たり前だろ? 俺を好きになってくれたんだ、これからはずっと側にいろよ」
「うん……ずっと創真くんと一緒だよ」
美代子は幸せそうに微笑むと、汗ばんだ身体で創真に強く抱きついたのだった。
静まり返ったアリーナ裏の選手控え室。
甘く濃厚な情熱の余韻と、炒飯の香ばしいスパイスの残り香が漂う中、美代子は乱れたコックコートを肌けさせたまま、創真の膝の上にすっぽりと収まり、彼の首元へしがみついていた。
普段の凛々しい雰囲気とは打って変わって、赤くなった耳と潤んだ瞳を覗かせ、恥ずかしそうに創真の胸元へ頬をスリスリと擦り寄せている。
「……うぅ、幸平……っ。あたしったら、あんなに威張ってたのに……こんなに惨敗して、身体までメロメロにされちゃうなんて……っ」
美代子は甘く潤んだ瞳で上目遣いに創真を見つめると、赤面しながらも彼にしがみつく腕をギュッと強めた。
「でも……すごく温かくて、かっこよかった……。幸平のあの力強い腕に抱きしめられた時……あたし、女の子として生まれてきて本当に良かったって思えたんだから……っ」
「へへ、北条。お前の鍋振りもマジで凄かったぜ。これからは意地張らないで、俺に甘えたい時はいつでも言ってくれよな」
創真がぽんぽんと優しく美代子の引き締まった背中となで肩を撫で上げると、美代子は「ん……っ」と甘い吐息を漏らし、創真の頬へそっと手を添えた。
「もう……あんたが男前すぎるのが悪いんだからね……っ。これからは『北条楼』の娘としてじゃなく……あんたの可愛い女の子として……ずっと側にいさせてよね……っ」
男勝りな強がりから一転、一途な乙女の可愛らしさを爆発させて甘えてくる美代子の姿に、創真は胸を張り、力強い笑顔で手をとった。
「お粗末!」
その決め台詞とともに、美代子はとびきり眩しい笑顔を浮かべ、創真の唇へとそっと甘く濃厚なキスを落としたのだった。
(第28話 おわり)