※この作品はR-18です。

色劇のソーマ 〜至高の愛と絆のフルコース〜   作:坂本太郎

3 / 18
【第2章:編入試験編】 第2話:『薙切 えりな』

遠月学園・編入試験会場。豪奢な調理室の張り詰めた空気の中、薙切えりなは冷徹な眼差しを目の前に立つ少年に向けていた。

 

「課題は『卵』を使った料理……。ですが、庶民のあなたに『神の舌(ゴッドタング)』を持つ私を満足させられるはずがありませんわ」

 

腕を組み、不遜な笑みを浮かべるえりな。幼少期から最高級の美食のみを味わい、数多のシェフを絶望の淵に叩き落してきた彼女にとって、大衆食堂の息子など眼中にすらなかった。プライドと絶対的な自信に裏打ちされたその態度は、まさに学園の女王そのものである。

 

しかし、幸平創真は動じるどころか、どこか楽しそうにニッと笑ってみせた。

 

「へっ、食う前から決めつけるなって。まあ、黙って試してみなよ」

 

創真が白いバンダナをきゅっと締め直し、差し出したのは、湯気が立ち上るごく普通の白いご飯。そして、黄金色の煮こごりと香ばしく炒められた卵が入った小鉢であった。

 

「おあがりよッッッ!」

 

堂々たる叫びとともに差し出された一皿——『化けるふりかけごはん』。

 

「ハ……ッ、ふりかけごはんですって!? この私にそんな庶民の粗食を出そうというの……っ!?」

 

あまりの侮辱に怒りを露わにするえりなだったが、創真に促されるまま小鉢をとった。熱々のご飯の上へ黄金色の煮こごりをそっと乗せると、熱気によって瞬く間に艶やかに溶け出し、ご飯粒一つひとつを黄金色に包み込んでいく。立ち上る芳醇な香りに抗えず、えりなはレンゲを手にとった。一口分をすくい、半信半疑のまま口へと運ぶ。

 

次の瞬間——えりなの頭の中で、落雷のような衝撃が弾けた。

 

「ッ……!? な、なにこれ……っ!?」

 

口に入れた瞬間、熱々のポカポカご飯の上で溶け出した鶏手羽先の煮こごりが、濃厚で奥深い旨味となって弾け飛んだ。ふんわりとした甘い炒り卵と、コク深い旨味の濁流。それが口内を満たし、過敏すぎる『神の舌』を極上の温もりで包み込んでいく。

 

「鶏の出汁……!? 煮こごりが、ご飯の熱で溶けて……! 嫌……嫌よ、こんな庶民の料理で、私の舌が……体が……っ!」

 

拒絶しようとすればするほど、舌から脳へと駆け抜ける快楽は激しさを増していく。

これまでえりなが食べてきた完璧で冷徹なフレンチや高級和食にはない、圧倒的な「温もり」と「情熱」。常に高みで孤独に苛まれ、味覚の重圧に押し潰されそうになっていたえりなの心を、創真のふりかけご飯が優しく溶かしていく。

 

「あ……あぁっ……身体が、熱くて……頭が……どうにかなりそう……っ!」

「美味いだろ? 食堂の知恵と工夫、舐めんなよ」

 

創真が爽やかに笑いながら、目の前に歩み寄る。

プライドを完全に打ち砕かれ、息を荒らげて膝を折るえりな。彼女を支えるように、創真は優しくその華奢な肩を抱き寄せた。

 

「おっと、大丈夫か? えりな」

「っ……な、馴々しく名前で呼ばないで……っ! 私は……私は薙切えりなよ……ッ!」

 

強がりの言葉を吐くものの、創真の手から伝わる男らしい温もりと、先ほど食べた料理の余韻で、えりなの身体は微かに震えていた。創真の力強い瞳に見つめられた瞬間、彼女の誇りは甘い恋心へと完全に姿を変えていた。

 

「……こんな料理、認めたくない……認められるわけないじゃない……っ。でも……私の身体が……あなたを……っ♡」

 

えりなは頬を真っ赤に染め、潤んだ瞳で創真の胸元にしがみついたのだった。

 

「なにす……っ!」

 

えりなの言葉が途中で途切れたのは、創真が突然彼女の制服の襟元に手をかけたからだ。ブレザーのボタンが一つずつ外されていく。その指の動きさえも、神経を逆なでするような快感となって伝わってきた。

 

「や……やめなさいよ! こんなところで……!」

「こんなところだから燃えるんじゃないか。それに、合格かどうかの判断材料は味だけじゃなくて……その後のリアクションも大事なんだろ?」

 

創真は悪びれもせずえりなの身体をソファに押し倒す。開かれた制服の隙間から純白のブラウスと薄桃色のキャミソールが露わになり、えりなの透き通るような肌を強調していた。

 

「お前がどんな顔して俺の料理を味わうのか……見てみたいんだよな」

「バ……バカなことを言わないで! 合格なんてあり得ませんわ……んっ!」

 

反論する暇もなく、創真の唇がえりなの首筋に押し当てられた。強く吸い付きながら舌が肌を這い回る。まるで熱いスープを啜るような粘着質なキスだ。

 

「や……そんな所……舐めちゃだめぇ……っ♡」

 

普段人の視線に晒されることなどない箇所に与えられる刺激に、えりなの声は裏返ってしまう。必死に耐えようとすればするほど、過敏な神経が創真の唾液の温度を鮮明に捉えてしまっていた。

 

れろっ……ちゅぷっ……くちゅっ……

「はぁ……っ! 息……かかって……んあぁっ♡」

 

ブラウスが捲り上げられると、シンプルながらも上品なレースのブラジャーがあらわになった。創真は遠慮なしにそれを下げると、形の良い乳房がこぼれ落ちる。乳首は既に紅潮し、尖り始めていた。

 

「おいおい、随分敏感だな。神の舌だけじゃなくて全身が超感覚持ちなのか?」

「違う……っ! これは……その……あああっ!?♡」

 

否定する間もなく尖った突起を吸われて仰け反る。舌先で転がされたり歯で挟まれたりするたびに、強烈な電流が走った。

 

「ひゃうぅ! 強く吸わないでっ……頭が……おかしくなるぅっ!♡」

 

これまで誰にも触れられたことのない神聖な場所を蹂躙される恐怖と、それ以上の未知の快楽にえりなの意識は混乱する。創真の手がスカートの中に潜り込んできた時にはもう、抵抗する気力さえ残っていなかった。

 

「こっちの方はどうだ? もう準備万端みたいだけどよ」

「あっ……そこは……ダメよ……! 触らないで……っ!」

 

命令形を保とうとする言葉とは裏腹に、下着越しでも分かるほどその部分は熱を帯びて湿っていた。創真の指が布地の上から割れ目に沿ってなぞると、えりなは切なそうな喘ぎ声を上げる。

 

「んんぅ……っ! だめだって……言ってるのにぃ……っ♡」

 

指はすぐにショーツの中に潜り込み、直接花弁を刺激し始めた。初めは優しく円を描くような動きだったが、すぐにその水音は激しさを増していく。

 

くちゅっ……ぬちゅっ……ぐちゅっ……

「いやぁあぁっ! 指が……中に入ってぇ……! そこばっかり弄っちゃダメえぇっ!♡」

 

激しい水音が会場の静寂を切り裂く。えりなの肉体は完全に快楽に支配されていた。

 

「認めてくれよ。俺の指の動き、堪んないだろ?」

「認めない……わ…っ! こんな……雑な……庶民の手つきなんかぁ……っ! ああっ!」

 

強がって見せても膣内の壁を擦られるたびに腰が浮き上がり、言葉とは裏腹に絶妙な反応を見せる。二本に増やされた指が中のGスポットを探し当てると、えりなは悲鳴のような声を上げた。

 

「ひぃいっ! そこぉ……やめてぇ! イッちゃうからぁあぁっ!♡」

「イケよ。思いっきりな」

 

ぐりゅっ! ずりゅっ! ぐちゅぐちゅっ!

「いやぁああぁっ!! 初めてなのに……指でぇ……っ!!♡」

 

今まで誰にも許したことのない領域を容赦なく攻め立てられ、えりなは全身を痙攣させて果ててしまった。息も絶え絶えになりながら、潤んだ瞳で創真を見つめる。

 

「はぁ……はぁ……っ。なんで……こんなに……気持ちいいのよぉ……っ」

「へっ、俺のテクニックだけじゃないさ。お前さんの身体が俺を欲しがってる証拠だろ?」

 

創真は勝ち誇ったように笑うと、ベルトを外して下半身を露出させた。凶暴なまでに屹立した雄の象徴が姿を現す。

 

「ひっ……! そんな大きなモノ……私の中に入るわけないでしょ……っ」

「大丈夫だよ。まずは慣らしてやらねえとな」

 

創真はえりなの顔にペニスを近づけると強引に唇へ押し付けた。むせ返るようなオスの匂いと熱量にえりなは目眩を覚える。

 

「咥えてみろよ。お前のその神の舌でよ」

「やっ……こんなの……舐めるなんて……ああっ!?」

 

有無を言わさず口内にねじ込まれる。太い茎が頬の内側を圧迫し、舌の上を占領する感覚。それなのに過剰なまでに鋭敏なえりなの味覚神経は、先端から滲み出る濃厚な先走り汁の豊かな塩気とコクを、至高の美味として感じ取ってしまっていた。

 

「んむぅ! オスの匂いが凄いのに……なぜか……不味く……ない……っ!?」

 

戸惑いながらも舌を使い始めるえりな。創真が腰を揺らすたびに喉奥を突かれそうになりながらも必死に奉仕を続けた。

 

ずちゅっ……じゅぽっ……くぷっ……

「うお……上手えじゃんか。やっぱり神の舌はすげえな」

「んむぅ~っ! ほめないで……変な感じになっちゃう……っ!」

 

褒められたことでより熱心に舌を動かしてしまう自分が悔しくてたまらない。しかしその矛盾した感情さえも今の彼女を高揚させるスパイスとなっていた。

 

「やべえ……もう出ちまいそうだ。最後に強く吸ってみろよ」

 

言われるままに頬を凹ませて吸引すると、創真の腹筋がピクリと動いた次の瞬間——

 

「いくぞ……!」

びゅるるっ! どぴゅっ! どぷどぷっ!!

「んんぅうぅ~~~っ!!♡」

 

灼熱の奔流がえりなの口内を蹂躙する。強烈な苦味と青臭さが広がるはずなのに、神経回路はこれを「至上の旨味」と認識してしまっていた。

 

「飲めよ。全部な」

 

無慈悲な要求に涙目になりながらも小さく頷く。喉を鳴らし、溢れ出る濃厚な液体を飲み干していく行為さえも一種の官能的な儀式となっていた。

 

ごくんっ……ごくっ……

「はぁ……はぁ……。強烈な味なのに……なぜか……癖になりそうで……♡」

「ほらな? お前さんも俺と相性バッチリじゃねえか」

 

創真が優しく頭を撫でると、その掌の温かさにえりなの警戒心は急速に溶かされていく。先程までの抵抗は影を潜め、代わりに切ない渇望感が湧き上がってきた。

 

「創真……さま……っ♡」

 

初めて口にした呼び方は情けなくも甘美だった。創真は満足そうに微笑むと再び彼女の身体へと覆いかぶさる。そしてゆっくりと股間の秘所へと先端を宛がった。

 

「いくぞ」

「あっ……お願い……ゆっくり……優しくして……っ♡」

 

懇願する声など聞く耳を持たず、創真は一気に腰を突き入れた。

 

ずぶぶっ! ずちゅううぅっ!!

「ひゃああああっ!! 太いっ! キツいのに……入ってきちゃうぅっ!♡」

 

処女膜が破られて血が滲む感触さえも、今は痛みではなく異常な充足感として受け止めてしまう。串刺しにされるような圧迫感でさえ愛おしい。

 

「全部……入ったぜ」

「はぁ……っ! 苦しいけど……変だわ……嫌じゃないなんて……っ♡」

 

結合部から伝わる生々しい脈動。創真が軽く腰を揺らすだけで内部が蠢いて快楽を産み出していく。馴染ませるように慎重に動きが始まった。

 

ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぐちゅっ♡

「あっ! はぁっ! 動かさないでぇ……まだ慣れてないからぁっ!」

「すぐ良くなるさ。お前の中……最高だな」

 

褒められると中がキュンと収縮してしまう。認めたくないのに身体が肯定してしまう事実。それが更なる羞恥と快感を呼ぶ悪循環だった。

 

「そこぉ! 弱いからぁ……突いちゃだめぇっ!♡」

「ここが感じるのか? もっと突いてやるよ!」

 

ずこんっ! どちゅっ! ぐりゅりゅっ!

「やぁああっ! 強いのダメえぇっ! 死んじゃうっ!♡」

 

快楽の波が押し寄せる度に背中が反り返り頭がクラクラする。創真は逃げようとする腰をがっちりと押さえつけて執拗に弱点を攻め続ける。

 

「イクぞ! 中に全部出してやる!」

「あっ! 出して……くださいっ! 私の中に……創真さまのせーし……いっぱい下さいませぇっ!♡」

 

全身を駆使して懇願すると同時に最奥まで突き込まれる。

 

ずぶぶっ! どちゅんっ! びゅるるるぅぅっ!!

「んひぃぃいぃっ!! 来てるぅっ! 熱いのぉ!♡」

 

灼熱の精子が子宮口を叩く感覚。それに伴ってえりなも盛大な絶頂を迎え全身を痙攣させた。

 

「はぁ……はぁ……。もう……ダメ……っ♡」

 

ぐったりとしたえりなを創真が抱き起こす。お互いの汗と体液で濡れた肌を密着させながら抱擁すると幸福感で胸が満たされる。

 

「美味しかったか? 俺の特製ふりかけセックスはよ」

 

茶化すような問いかけに対し、えりなは涙とよだれでグシャグシャになった顔で微笑んだ。

 

「最高でしたわ……ご馳走様……ですわ……♡」

 

こうして学園一の高嶺の花は完全に陥落したのであった……

 

静まり返った試験会場の奥、控え室のソファ。

激しい情熱の余韻が漂う部屋で、えりなは創真の膝の上にすっぽりと収まり、彼の胸に顔をうずめていた。

 

先ほどまでの高飛車な女王の面影は微塵もない。乱れた制服のまま、創真の腕に小さく身を寄せ、彼のシャツの裾をギュッと細い指で掴んでいる。

 

「……信じられないわ」

 

えりなは微かに口元を綻ばせながら、熱を帯びた吐息をついた。

 

「この私が……こんな庶民の男に、身も心も屈してしまうなんて……っ」

 

「へへ、屈したっていうか……仲良くなれたんだろ?」

 

創真がポンポンと優しく彼女の頭を撫でると、えりなは「ん……っ」と愛おしそうに目を細め、さらに深く身体を預けてきた。

 

「バカ……。こんな風に抱きしめられたら……もうあなたなしじゃ、いられなくなってしまうじゃない……」

 

彼女は創真の顔を見上げ、上目遣いに潤んだ瞳を向けた。高貴で完璧だった『神の舌』の少女が見せる、とびきり可愛らしく素直な恋顔だった。

 

「ねぇ、創真……。試験は……不合格にしてあげないわ。だから……これからも私のために、あの温かい料理……作ってくれますわね?」

 

創真は胸を張り、眩しいほどの笑顔でえりなの手を握り返した。

 

「お粗末!」

 

その力強い決め台詞に、えりなは誇らしげで愛おしそうな笑みを浮かべ、彼の首筋にそっと甘いキスを落としたのだった。

 

(第2話 おわり)

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。