『秋の選抜』本戦の激闘が続く中、夕闇が迫る遠月学園の一角——汐見ゼミの研究室。
室内には所狭しと瓶詰めのスパイスが並び、香ばしく妖艶な香りが立ち込めていた。
「うぅ……っ。アキラの試合、すごくハラハラしたなぁ……。あの子、私のためって背負いすぎちゃうから心配で……」
小さな身体をさらに縮こまらせ、パイプ椅子で膝を抱えていたのは、ゼミの主宰者である汐見潤だった。見た目は中学生と見紛うほど可憐で幼いが、学園最年少講師でありスパイス研究の世界的権威である。しかしその性格は極めて気弱でおどおどとしており、日々葉山アキラに世話を焼かれているのが常だった。
「はぁ……私ももっとしっかりした大人にならなきゃいけないのに……」
自分の無力さに小さく溜め息をついたその時、研究室のドアが勢いよく開いた。
「おう、潤さん! 居た居た! ちょっとコレ食ってみてくれよ!」
「ひゃいっ!? こ、幸平くん!?」
入ってきたのは、白いバンダナを首に巻き、湯気が立ち上る一皿を両手に持った幸平創真だった。
「アキラとの対戦に向けてさ、俺もスパイスの深みをめちゃくちゃ研究したんだ。潤さんが論文で書いてた『香りと旨味のシナジー効果』、あれをヒントに一品作ってみたんだよ!」
「えっ……私の論文を……?」
創真がテーブルに置いたのは、香ばしい挽き立てスパイスの香気が弾ける『特製・ラム肉の芳醇和風スパイス焼き』。
粗挽きのクミンやカルダモンの爽やかな香りに、出汁と醤油のコクが合わさり、部屋全体の空気を一変させるほどの芳香を放っていた。
「アキラの凄さは重々分かってる。だからこそ、俺も本気でアイツと張り合える最高の料理を作りたいんだ! 潤さん、スパイスのプロとして評価してくれ!」
創真の瞳には、葉山アキラというライバルへの真っ直ぐな尊敬と、情熱の炎がメラメラと燃えていた。
その熱い眼差しと真摯な言葉に、潤は胸がギュッと締め付けられるような感覚を覚えた。いつも「保護者」のように大人ぶろうとしても空回りしていた自分を、一人の料理人・研究者として正当に頼り、情熱をぶつけてくれたのだ。
創真は胸を張り、眩しい笑顔で一言を叩きつけた。
「おあがりよッッッ!」
威勢の良い決め台詞とともに差し出された一皿。潤はおどおどとフォークを取り、小さく切り分けたラム肉を一口口へと運んだ。
その瞬間——潤の全身を、脳が痺れるほどの心地よいスパイスの香気と温もりが駆け巡った。
「っ……!? な……なにこれぇぇぇっ!? スパイスの刺激がまったく尖っておらず……お出汁とみりんの甘みが、全体を優しく包み込んでいる……っ!!」
鼻腔を抜ける爽快な香気と、口いっぱいに広がる濃厚な肉汁の旨味。創真の「食べた人を元気にしたい、安心させたい」という力強く優しい情熱が、潤の冷え切っていた心を内側からじんわりと温めていく。
「こんなに……力強くて、温かいスパイス料理……食べたことない……っ!」
潤の目から、ぽろぽろと大粒の涙がこぼれ落ちた。
いつも責任感とプレッシャーに潰されそうになっていた潤の心が、創真の大きな包容力によってふっと解き放たれていく。
「幸平くん……っ。私、ずっと強がらなきゃって思ってたの……っ。でも、幸平くんの料理を食べたら……なんだかすっごく安心しちゃって……っ」
「潤さん……」
創真が優しく微笑み、小さな潤の肩をポンポンと抱き寄せると、潤は「うぅ……っ」と泣き声を上げながら、吸い寄せられるように創真の広い胸元へとすっぽりもしがみついた。
「幸平くん……私を、もっとぎゅってして……っ。幸平くんの胸の中……すごく温かくて安心するの……っ!」
溢れ出す甘えたい感情を抑えきれず、潤は顔を真っ赤に染めながら、一人の女の子として創真にすがりついたのだった。
静まり返った汐見ゼミの研究室。
散乱するスパイス瓶と実験器具がひしめく空間で、潤は創真の胸の中にすっぽりと収まったまま小さく震えていた。いつもなら誰よりも小さく見えた自分が、今日だけは何故かとても無防備で可憐な女の子として感じられる。
「……んぅ……っ! 幸平くん……っ? えっ……あっ……?」
気づけば創真の手が潤の細い腰をしっかりと掴み、壁際へと優しく押し付けられていた。白衣越しでもはっきりとわかる彼の逞しい腕の感触に、潤は顔をカッと真っ赤に染めた。
「だめよ……っ! ここは大切な研究室で……私は一応先生だし……っ」
「気にすんなよ潤さん。今は俺たち以外誰もいないし」
創真が優しく微笑み、まっすぐに見つめ返してくる。その男らしい眼差しに、潤の小さな心臓がキュンと音を立てて大きく跳ね上がった。
「先生なのに……生徒にこんなこと……ダメなのに……っ」
おどおどとした抵抗の言葉を口にする潤だったが、創真の力強い腕にすがるように小さな両手を添えると、視線を恥ずかしそうに泳がせた。
「でも……幸平くんの体温……すごく暖かくて……」
潤は覚悟を決めるように小さく頷き、自分の意思で創真の胸へとさらに体重を預けた。カチャリと、白衣のボタンが一つ外れる音が静かな室内に響く。
「創真くんの胸の中……まるで身体の中を熱いスパイスが駆け巡るみたいで……すごく心地いいの……っ」
次の瞬間——創真の大きくて温かい手が、潤の小さな尻を白衣越しに優しく揉み始めた。柔らかな肉感が創真の手の中で形を変えていく。
むにゅっ……もみもみっ……
「ひゃぁっ!? そ、そこは……っ!」
「可愛い声出すじゃねえか。スパイス博士のくせに敏感なんだな」
「うぅ……っ! 幸平くんのイジワル……っ!」
口では抗議するものの、嫌がるそぶりは少しもない。創真の手つきに翻弄され、潤の華奢な足がガクガクと震え始める。
創真がさらに腰を寄せて密着させると、ズボン越しでもハッキリと分かるほどに彼の男性器が固く怒張していた。
「幸平くんのが……当たってる……っ」
「悪いな。潤さんの可愛い反応見てたら我慢できなくなってよ」
創真がベルトをカチャリと緩めると同時に、潤の白衣の裾とスカートをそっと持ち上げた。可憐な純白の下着が露出し、驚くべきことにその中心は既にしっとりと蜜の湿り気を帯びていた。
すりすりっ……
「あっ! 下着の上からなんて……っ!」
「いいじゃねえか。先生がこんなに興奮してるんだから」
創真の指先が布越しに秘裂を撫で上げると、潤が甲高い喘ぎ声を漏らした。
ぴちゃっ! ぬるぅっ!
「ひぁあぁんっ! スパイスより刺激的ぃっ!」
創真は下着を一気に脱がすと、潤を研究用デスクの端へ浅く腰掛けさせた。露わになった小さな秘裂は、彼女の純粋な興奮と恥ずかしさを示すように、うっすらとピンク色に染まり、甘い蜜を滴らせている。
創真はその前にひざまずくと、覗き込むようにニカッと不敵に微笑んだ。
「へぇ……潤さんの秘部、すごく綺麗で可愛らしいな。本番の前にさ……潤さん特製のスパイス、俺に味見させてくれよ」
「え……? あ、味見って……幸平くん、何しようとして……ひゃあんっ!?」
言うが早いか、創真は潤の細い太ももを左右に押し開き、溢れ出る蜜で濡れた秘裂へと直接顔を埋めた。熱い舌先が、縦に走る繊細な割れ目を一筋になぞり上げる。
れろぉ……ちゅぷっ!
「ひやあぁぁぁっ!? そこ、お口で直接舐めるなんて……っ! ダメぇっ、恥ずかしすぎるよぉっ!」
「んぐ……ちゅる……潤さんの蜜、ほんのり甘くて……最高の隠し味だな」
「そんな解説しないでぇっ! あはぁっ、舌が……当たってる……っ!」
創真は潤の可愛らしい抗議に構うことなく、熟練の料理人の手つきのように丹念な愛撫を続けた。先端の小さな突起を唇で優しく含み、ちゅーちゅーと吸い上げながら、舌先を巧みに円を描くように転がす。
ちゅぷぅっ! じゅるるっ……ぺろぺろっ!
「んああぁぁっ!? 幸平くんの舌……あつくて、すっごく激しいぃっ! 脳みそが痺れちゃうよぉっ!」
「潤さん、すげー溢れてきてるぞ? スパイスのプロなのに、自分のエキスはコントロールできないんだな」
「うぅ……っ、いじわる言わないでぇっ! 幸平くんが……そんなに上手に舐めるから……身体が変になっちゃうんだよぉっ!」
創真はさらに勢いを強め、密着させた口内で秘裂全体を吸い上げながら、二本の指を繊細な秘道へと浅く滑り込ませた。
くちゅっ! じゅぽっ!
「ひあぁぁぁんっっ!! 指と舌が同時に……っ! もうダメ……わたし、挿入される前にイッちゃいそう……っ!」
激しい舌使いと指の交錯により、潤の腰がデスクの上で大きく跳ね上がり、つま先までピンと突っ張る。
「あはぁっ……イクっ! 幸平くんのお口で……私、イッちゃうぅぅっ!!」
びくびくっと小さな身体を激しく震わせ、潤はクンニリングスだけで早くも一つ目の甘い絶頂を迎え、大量の蜜を創真の口内へ吐き出した。創真はその甘露を逃さず「ゴクン」と呑み干すと、唇を白濁で濡らしながら立ち上がった。
「ごちそうさま。すげー美味しかったぜ、潤さん」
「うぅ……全部呑んじゃうなんて……幸平くんのエッチ……っ」
潤がうっとりと潤んだ瞳で喘ぐ中、創真がズボンを下ろすと、大きく固く立ち昇った男性器が姿を現した。潤の大きな目が驚きで見開かれる。
「えっ……こんな大きいなんて……私の論文の想定外だよぉ……っ」
「論文より実験だろ?」
創真が潤の白く細い太ももの間から剛直を静かにあてがった。
にゅるぅっ……
「待って……ゴムがないよ……っ?」
「いらねえよ。先生だったら理解できるだろ?」
「そ……そうなの? でも……赤ちゃんができちゃうかも……っ」
不安げに瞳を揺らす潤。しかし創真は優しく彼女の額を撫で、柔らかく微笑んで語りかけた。
「もし出来たら俺が責任取るよ。だから安心して身を任せてみな?」
その頼もしい一言に、潤の心がドクンと激しく跳ね上がる。
「幸平くん……っ! そんな風に言われたら……もう断れないよぉ……っ!」
潤がぽおっと頬を染めて小さく頷いたのを確認し、先ほど創真の舌で徹底的に解きほぐされ、密で溢れた入口へとゆっくりと腰を進め始めた。
ずにゅぅっ……!
「ひゃあぁぁっ! おっきいのが入ってくるぅぅっ!」
未経験の潤の狭い最奥を破り、処女膜を力強く貫き通す感触。
ずぶんっ!
「痛っ……でも幸平くんの温もり……嬉しいよぉ……っ」
結合部分から伝い落ちる鮮血に、創真の表情が一段と引き締まる。
「悪いな潤さん……っ! けど気持ちよすぎて止まれねぇ!」
創真の力強い腰つきにより、激しいピストン運動が開始された。
ぱんっ! ぱんぱんぱんっ!
「あ゛ぁっ! 急激すぎるぅっ! 身体中のスパイスが爆発しそうだよぉっ!」
「へへっ……可愛いじゃねえか。もっと鳴かせてやるよ」
創真が潤の細い腰を両手でしっかりと持ち上げ、挿入の角度を深く変化させた。
ずちゅんっ! どちゅどちゅどちゅっ!
「ひぃんっ! ダメダメぇっ! 最奥まで届いてるぅっ!」
激しい衝撃のたびに、潤の小さな身体が跳ね上がる。限界まで広げられた膣壁が、創真の肉棒をぎゅっと強く締め付けた。
「潤さんの中……すごく気持ちいいぜ……っ!」
「私も幸平くんに貫かれて……幸せ過ぎておかしくなりそうだよぉ……っ!」
潤の細い指が創真の背中に必死に食い込む。爪痕がつくほどにしがみつき、彼の体温を感じ取ろうとする。
「イク……私…イッちゃうぅっ! 先生なのに……幸平くんに初めてを捧げてイカされちゃうぅっ!」
「俺も限界だ……っ! 全部受け止めろよ!」
びゅるるるぅっ! どくどくどくぅっ!
「ひゃああぁぁっ! 中に出されてるぅぅっ! 幸平くんの精子で身体が熱いスパイスみたいだよぉっ!」
熱い精液が溢れんばかりに注ぎ込まれ、絶頂の波に震える。放出後も創真は優しく愛おしむように腰をゆるやかに動かし続けた。
ずるぅっ……ぬるるぅっ……
「はぁ……はぁ……幸平くん……私の初めて……大切にしてくれてありがとう……っ」
潤が潤んだ瞳でうっとりと見上げると、創真は愛おしそうに彼女の唇へ優しくキスを重ねた。
「こちらこそ感謝してるぜ。俺の人生で忘れられない夜になった」
潤が創真の首に小さな両手を回す。
「これからも……辛いときはこうやって抱きしめてね……? 幸平くんの温もりがあれば……私強くなれるから……っ」
創真が力強く頷き抱きしめ返すと、潤は心からの安堵の表情を浮かべ、彼の暖かい胸へと顔を埋めたのだった。
「うん……もう離さないよ。俺の大切な先生だからな」
静まり返った汐見ゼミの研究室。
甘く濃厚な情熱の余韻と、ほのかなスパイスの香りが漂う中、大きな研究用デスクの上で、潤は乱れた白衣を羽織ったまま創真の膝の上にすっぽりと収まり、彼の首元へ小さく抱きついていた。
真っ赤に染まった頬と照れくさそうなうっとりとした瞳で、創真のコックコートの胸元を小さく握りしめている。
「……ふあぁっ……幸平くん……っ。私……講師なのに、生徒の幸平くんにこんなに甘えちゃって……照れくさいよぉ……っ」
潤は甘い吐息を漏らしながら、創真の首筋におでこをこてんと預け、照れ隠しのように身をよじらせた。
「でもね……幸平くんの腕の中、本当に温かくて……こんなに心が満たされたの、初めてだったの……っ」
「へへ、潤さん。俺の前では大人ぶらなくていいんだぜ。いつでも頼ってくれよ」
創真が優しく笑い、彼女の華奢な背中と柔らかい髪を大きな手でなで上げると、潤は「ん……っ」と愛おしそうに目を細め、上目遣いに創真を見つめた。
「うん……っ! これからは幸平くんのこと、一人の凄く格好いい男の子として……たくさん頼らせてね……っ」
おどおどとした殻を破り、素直な愛おしさを込めて甘えてくる潤の姿に、創真は胸を張り、力強い笑顔でその小さな手を握りしめた。
「お粗末!」
その決め台詞とともに、潤は可憐な笑顔を浮かべ、創真の唇へとそっと背伸びをして甘く濃厚なキスを落としたのだった。
(第35話 おわり)