フランス料理の名店での『スタジエール(実地研修)』。
圧倒的な味覚と完璧な指導力で即座に厨房の全権を掌握した薙切えりなと、持ち前の細やかな気配りと食材への深い愛情で的確な作業改善案を提示し、店を劇的に変革させた田所恵。
二人は見事な連携と絆で見事にスタジエール合格を果たし、研修最後の夜を迎えていた。
派遣先の高級ホテルが用意した、夜景が一望できる豪華なアテンダントスイートルーム。
静かな部屋の中で、お風呂上がりで上質なシルクのガウンを羽織った二人は、ソファの上に並んで深く腰掛けていた。
「田所さん……本当に見事な立ち回りでしたわ。貴方のあたたかな気遣いと作業工程の改善案がなければ、いくら私の舌があろうとも、あの混乱した厨房を一日で改革することは困難でした」
えりなが手元のアイスワイングラスを揺らし、芳醇な香りをくゆらせながら心からの称賛を口にする。
かつては遠く雲の上の存在であり、恐れすら抱いていた「神の舌」を持つえりなからの真っ直ぐな言葉に、恵の頬はぽっと朱に染まり、胸が熱く打ち震えた。
「も、もったいないお言葉です、えりな様……! 私……えりな様の足を引っ張りたくなくて、必死だっただけで……っ」
「いいえ。貴方はただの研修生ではなく、かけがえのない私の『パートナー』ですわ。……これまでも、そしてこれからも」
えりなの紫紺の瞳が、情熱的な熱を帯びて恵を見つめる。
郷土料理の温もりを持つ恵と、完璧な最高峰を歩むえりな。研修での激しい高揚感と、互いを認め合ったことで生まれた強い絆が、甘く切ない恋心へと形を変えて二人の胸の中で燃え上がっていた。
「えりな様……。私……私、えりな様と一緒に料理ができて……本当に夢みたいに幸せだったんです……っ」
「ふふ……言葉だけでは足りませんわ、田所さん。貴方が私に注いでくれたそのあたたかな情熱のすべて……この部屋で、肌で教えてもらいましょうか」
「えっ……え、えりな様……っ!?」
えりなが優雅にグラスをテーブルへ置くと、驚く恵の華奢な肩を引き寄せ、そのまま柔らかなソファの上へと押し倒したのだった。
「えりな様……っ! あ……私みたいな者が、えりな様にこんな姿お見せするなんて……恥ずかしくてたまらんのだべさ……っ!」
思わず地の方言が漏れ出るほどパニックになり、恵が必死に顔を覆おうとするが、えりなはその華奢な両手首を優しく掴み、頭上へと固定した。
「隠す必要などありませんわ、恵。今夜の貴方は……私を心から満足させてくれる、愛しいお姫様なのですから」
尊大で気品に満ちたえりなの囁き。呼び名が「田所さん」から「恵」へと変わった瞬間、恵の心臓は飛び出そうなほど激しく高鳴り、思考は甘く痺れて真っ白に染まっていく。
ちゅぷっ……れろっ……
「んんっ……!? んあぁっ……えりな様……っ!」
重なる唇。えりなのしなやかな舌が、恵の控えめで甘い口内を慈しむようにすべり込み、粘膜同士が淫らな音を立てて絡み合う。
どちらからともなくお互いの唾液を貪り合い、湿った音が部屋の中に響き渡る。唾液が糸を引き、恵の愛らしい唇の端から一筋流れ落ちた。
「ふはっ……っ。恵……貴方の唇、とてもあたたかくて甘いですわ……。私の『神の舌』が、貴方のすべてを味わいたいと叫んでいます……」
「あぁ……っ、えりな様……! 私も……えりな様のあたたかさ……もっと欲しいです……っ!」
えりなの細い指先が、恵のガウンの帯にするりと手をかける。
「解けっねえでけろ!」
絹の帯が解かれ、はだけたガウンの隙間から、恵の柔らかな白い素肌と、控えめながらも可愛らしく実った美しい胸が露わになった。
「まぁ……普段の素朴で大人しいコックコートの下に、こんなにも愛くるしい身体を隠していたなんて……」
「ひゃあっ!? み、見ないでけろ……っ! 恥ずかしくて……顔から火が出そうです……っ!」
「ダメですわ。私から目を逸らすことは許しません」
ふにゅっ……こりゅんっ!
「ひゃあんっ! あ……先端……弱いのぉっ! えりな様ぁっ!」
えりなの繊細な指先が、恵の淡いピンク色の突起をつまみ上げ、優しく転がす。指先で圧迫され、形を変える乳首から走る激しい快感に、恵の声が甘く裏返った。
「ふふ……素直でとっても可愛らしい声ですわ、恵。私に触れられて、そんなに感じているのですか?」
「は、はいぃっ……! えりな様に触っていただけるなら……私……どうにかなっちゃそうです……っ!」
恵も勇気を振り絞り、えりなのガウンの胸元へと小さな手を伸ばした。
はだけたガウンから、えりなの神聖なまでに白く滑らかな素肌と、気品ある豊満な胸が露わになる。
すりっ……ふにちゅっ……
「あっ……恵……っ! 貴方、私を……っ!」
二人の胸が直接重なり合い、体温と柔らかさが互いの肌を通じて伝わっていく。
えりなの豊かな乳房と、恵の柔らかな乳房が密着し、擦れ合うたびに二人は熱い吐息を漏らした。
「えりな様……っ! ずっと……雲の上の人だと思ってたのに……こんなにあたたかいなんて……っ!」
「恵……私を……私をもっと求めてみなさい……っ!」
互いに服を完全に脱ぎ捨て、神聖な静寂が包むスイートルームで、二人は貪るように肌を重ね合わせた。
「恵……私の指を、貴方の身体の奥深くまで受け入れなさい……」
えりなが恵の滑らかな太腿の内側を優しく撫で上げると、秘部からはすでにあたたかな愛蜜が溢れ出ていた。
「はいぃっ……! えりな様のお指……私の全部で……受け止めます……っ!」
くちゅっ……ぬちゅぅっ!
「あひぃんっ! 来たぁっ! えりな様のお指入ってきたどぉっ!」
えりなの滑らかな二本の指が、愛液で濡れそぼった恵の最奥へと滑り込む。急激に高まった体温と感情に、恵の口から思わず地の方言が溢れ出した。
温かな思いやりに満ちた恵の膣内は、えりなの指を強く締め付け、極上の歓喜に震えていた。
「っ……すごいですわ、恵……っ。こんなにも私を求めて締め付けてくるなんて……っ」
「ん、んだがら……えりな様が愛おしくて……私……溢れるの止められないんです……っ!」
ぐちゅぐちゅっ! ぴちゃぴちゃっ!
えりなが指先をくねらせ、最も敏感な天井部分を擦り上げると、恵の理調は完全に吹き飛び、激しい喘ぎ声がスイートルームの中に響き渡った。
さらにえりなは恵の身体の上に跨がり、自身の秘部を恵の秘部へと直に密着させた。
すり……ぬちゅちゅっ……!
「あぁっ! えりな様ぁっ……! 直接……当たってるだべさっ!」
「ふあ……っ! 恵……貴方のあたたかい蜜と私の蜜が交ざり合って……たまらなく気持ちいいですわ……っ!」
二人は互いの脚を絡め合わせ、秘部と秘部を強く擦り合わせる。
愛液が二人の結合部から泡立ち、ぬちゅぬちゅと淫らな音を奏でるたび、全身を貫くような快感が二人を襲った。
「あぁっ! そこ……そこ凄ぇんだどぉっ! えりな様ぁっ! 私、もう……っ!」
「まだ……まだ終わりませんわ、恵……っ! 私にもっと貴方の愛を刻み込みなさい……っ!」
えりなは擦り合わせを止めると、体を反転させ、恵の顔の上に自身の秘部が重なるように向きを変えた。そう、二人は上下逆さまに身体を重ね合わせる「シックスナイン」の姿勢をとったのだ。
目の前に広がるえりなの神聖で美しく濡れた秘部に、恵の呼吸が止まる。
「えりな様……私……こんな……っ!」
「恥ずかしがることはありませんわ……恵。私の『神の舌』で貴方の全てを味わうと同時に……貴方の舌で、私の全てを満たしてご覧なさい……」
「は、はいぃっ……! えりな様……いただきます……っ!」
じゅるっ……れろぉ……っ!
恵が意を決して舌を伸ばし、えりなの最先端を優しく舐め上げると、えりなもまた恵の溢れ出す蜜壺へと顔をうずめた。
「んぁああっ……ッ! 恵……舌の使い方が……上手ですわ……っ!」
「んぐっ……んちゅっ……れろ……えりな様……美味しいです……っ!」
互いの口腔が互いの秘部を貪り合い、舌先で愛撫し合う。
えりなの「神の舌」が恵の最も敏感な部分を舐め転がすたび、恵はシーツを強く握り締め、腰を跳ねさせた。恵もまた、えりなを満足させたい一心で必死に舌を動かし、愛液を吸い上げていく。
ジュポジュポっ……くちゅくちゅ……っ!
「あぁ……っ! 恵……! 貴方の舌……とってもあたたかくて……私、もう抑えがききませんわ……っ!」
「んんぅっ……! えりな様ぁっ! 私も……私ももう……いっちゃうんだどぉっ!」
二人は互いの蜜を貪りながら、最高潮の快楽に向かって互いを突き動かしていく。
「えりな様……っ! 好き……大好きです……ッ!」
「恵……っ! 私の愛しい……恵ぇっ!」
びくんっ! ぷしゃぁぁっ!
二人の肢体が同時に激しく弾け、潮吹きとともに至高の快楽が二人の全身を駆け巡った。
あふれ出た愛の蜜がスイートルームの高級ソファを湿らせ、静かな夜に重なり合う二人の荒い息遣いだけが響き渡っていた。
月明かりが静かに差し込むスイートルーム。
甘く濃厚な余韻と、かすかに漂う上質なワインの香りが部屋を包む中、二人は乱れたガウンを羽織り直し、ぴったりと抱き合ったまま余韻に浸っていた。
恵はえりなの豊満な胸元に顔をうずめ、幸福に満ちた表情で荒い息を整えている。
「……ふあぁっ……えりな様……っ。私……えりな様とこんなにひとつになれるなんて……夢みたいです……っ」
えりなは愛おしそうに恵の髪を撫で上げ、その額にそっと優しいキスを落とした。
「夢などではありませんわ、恵。貴方が見せてくれた優しさと情熱……すべて本物ですわ」
えりなの紫紺の瞳には、かつてないほど温かく、確かな愛の光が宿っていた。
「これからの遠月での試練も……そして私の人生も、貴方なしでは成り立ちません。ずっと私の側にいなさい、恵」
「はい……っ! どこまでもついていきます……えりな様……っ!」
二人はとびきり可憐で美しい笑顔を交わし合うと、深まる夜の中で、再び甘く濃厚な誓いのキスを重ね合わせたのだった。
(第44話 おわり)