世界最高峰の料理コンテスト『BLUE』。
煌びやかな審査会場の中央で、タイトな黒スーツに身を包み、知的な眼鏡の奥から冷徹な眼差しを送るのは、WGO(世界美食機構)一等執行官・エソールであった。
『BLUE』という世界規模の巨大イベントを取り仕切る責任と重圧。エソールは全身からピンと張り詰めた緊張感を漂わせ、冷徹な声で手元の書類に目を落としながら語りかける。
「……幸平創真。この『BLUE』は全世界の注目の的であり、WGOとしても一切の妥妥は許されません。私達執行官もまた、この厳格な審査に全責任を負っているのです。生半可な大衆料理で私達の緊張を解こうなど、不遜も極まりませんわ」
知的なキャリアウーマンとしての冷徹な佇まい。だが、その瞳の奥には、連日の過密日程と重圧による深い疲労が色濃く滲み出ていた。
創真はその疲れを鋭く見抜くと、白いバンダナをきゅっと結び直し、ニッと温かく眩しい笑みを浮かべたのだった。
「へへ、WGOのエソールさんね。世界大会を取り仕切るってのは、相当肩に力が入ってるみてぇだな。だけどな……料理ってのは審査されるためだけの道具じゃねぇ! 疲れ切った身体と心を、優しく解き放つためにあるんだぜ! 喰らいな……俺の『ゆきひら流・特製和風出汁と白身魚のポワレ〜柚子香る黄金ポタージュ仕立て〜』だッ!」
創真が取り出したのは、表面をカリッと香ばしく焼き上げた旬の白身魚と、昆布と鰹の極上和風出汁に豆乳と柚子の香気をあわせた黄金色のポタージュ。
香ばしい魚の旨味と、優しく温かい出汁の芳香が一気に立ち上り、会場のピンと張り詰めた緊張をふんわりと解きほぐしていったのだった。
創真が仕上げて提示したのは——『ゆきひら流・白身魚のポワレ 黄金和風ポタージュ』。
「……な……なんですの、この香りは……? 長時間のプレッシャーで重く沈んでいた私の胃と心が……急激にこの温もりを求めている……!?」
知的な瞳を大きく揺らすエソールに対し、創真は胸を張り、力強い一言を叩きつけた。
「おあがりよッッッ!」
威勢の良い決め台詞とともに差し出された一皿。エソールは吸い寄せられるようにスプーンを取り、黄金色のスープとともに一口口へと運んだのだった。
その瞬間——エソールの全身を、まるで極上の温泉にじっくり浸かったかのような圧倒的な癒やしと多幸感が包み込んだ。
「っ……!? な……なにこれぇぇぇッ!? カリッとした魚の香ばしさの後から、優しく温かいお出汁と柚子の香りが……私の中に深く染み渡っていく……ッ! 身体の力が抜けて……重圧も、疲れも……全部溶けて消えていくわ……ッ!!」
『BLUE』の責任者として気を張っていたエソールの緊張が、綺麗さっぱり解き放たれていく。
あまりの美味しさと温かな包容力に、エソールの知的な理性が完全に溶けてしまった。
極上の旨味が全身を駆け巡り、彼女の白い肌がポカポカと熱く朱に染まると、着用していたタイトな黒スーツが音を立ててしなやかに弾け飛んだ(おはだけ・授与(おさずけ))。
「あぁぁっ……あはぁっ……! 創真の料理……温かくて……すごぉく気持ちいいの……っ! 私……こんなに解放されたのは初めて……ッ!」
クールだった眼鏡の奥の瞳がとろりと蕩け、無防備な笑顔を浮かべるエソール。
世界大会のプレッシャーから解き放たれた彼女は、子供のように無邪気で無防備な表情を浮かべ、創真の腕の中へと幸せそうに飛び込んで甘え始めたのだった。
薄暗いVIP控室。
『BLUE』予選会場の喧騒は遠く離れ、室内には密着する二人の荒い息遣いと衣擦れの音だけが淫らに響いていた。
「……んっ……もう……創真ったら……こんなところで……急に抱き寄せるなんて……」
壁際へとじわじわ追い詰められたエソールは、はだけて乱れたタイトスカートの裾を必死に手で押さえながらも、潤んだ瞳で創真を見上げていた。
黒スーツは胸元のボタンが弾け飛んで大きくはだけ、レースの下着から溢れ出んばかりの豊かな双丘が覗いている。知的な眼鏡が少し鼻腔へとずれているのが、かえって彼女の内に秘められた無防備な色気を引き立てていたのだった。
「あんなに美味い顔して俺の料理食っといてよく言うぜ? それに……」
創真の指先がそっと彼女の滑らかなタイトスカートの裾から忍び込み、柔らかい内腿の皮膚をじっくりとなぞり上げていく。
「……ここも『癒やし』が必要なほど、熱く疼いてるみたいだしな?」
「ひゃっ!? や……やめなさい……っ! 私は審査員で……貴方は挑戦者なのですから……っ!」
口では毅然と拒みつつも、身体の反応はあまりにも正直であった。エソールは逃げ出すどころか、創真のシャツの襟元を細い指先で弱々しく掴み、「はぁ……っ」と熱く甘い吐息を彼の首元へ漏らすのだった。
「……そこは……今は……触らないで……お願いだから……っ」
「なんでだ? さっきのスープみたいに、もうすっかり温かくなって濡れてるのに」
創真が核心である秘唇へ直接指先を押し当てると、そこはすでにしっとりと甘い蜜で濡れそぼっていたのだった。エソールの端正な表情が、羞恥と期待によって艶やかに歪んでいく。
「そんな……っ! それは……貴方の淹れたお出汁が……私の身体を内側から……熱く温めているからで……っ!」
「じゃあ、俺がちゃんと責任を取って鎮めてやるよ」
創真はニヤリと不敵に笑うと、エソールの身体をくるりと反転させたのだった。
重厚な窓枠に細い両手をつかせ、背後から突き出させるようなバックスタイルの体勢をとらせる。タイトなスーツに包まれた後ろ姿は芸術品のように美しく曲線を描いていたが、今はそれが彼女の破廉恥な欲望を否応なしに掻き立てていた。
「や……こんな恥ずかしい格好……見ないでっ……!」
「最高の景色だぜ? ほら、もっと腰を高く突き出してみろよ」
「……っ! 貴方は本当に……意地悪なのですから……っ!」
創真の言葉責めに甘く抗議しながらも、エソールは自らゆっくりと柔らかいヒップを持ち上げたのだった。背中のファスナーが滑らかに下げられ、黒い下着ごとタイトスカートがすり落ちていく。完璧に整えられた形の良い双丘が、窓から差し込む静かな月明かりに照らし出された。
「すげぇ……めちゃくちゃ綺麗だぜ」
「そんな風にじろじろ見ないで……恥ずかしくて死んでしまいそうだわ……っ!」
創真の手が直接、柔らかく温かい双丘を左右から強く掴むと、エソールの口から可憐で小さな悲鳴が漏れ出た。
「ひゃあっ……! 急に触られたら……びっくりするじゃないの……っ!」
「さっきのポタージュに沈む極上の豆腐みたいに、すげぇ柔らかさだぜ?」
「私は……豆腐なんかじゃ……ありませんわ……っ!」
言い返そうとした次の瞬間、割れ目をなぞるように創真の長指がツーッと滑り込んだのだった。
「ああんっ……! 指が……入って……っ!」
くちゅり、という滑らかで卑猥な湿り気が、静寂に包まれた控室の中に高く響く。指一本でさえ何ら抵抗なく、奥深くまで飲み込んでしまうほど、彼女の秘壺は熱く熟し切っていたのだった。
「すげぇことになってるぜ……。お出汁が留まることなく溢れてきやがる」
「やめて……そんな変な言い方で煽らないでぇ……っ!」
羞恥に顔を真っ赤に染め上げるエソール。しかし、指先が膣内を優しく掻き回すように動き始めると、理性に反して甘い嬌声が口から溢れ出てしまうのだった。
「あっ……んんっ! や……そこを強く擦られたら……っ!」
Gスポットを正確に抉るような刺激に、エソールの細い膝がガクガクと小さく震え始める。知的な眼鏡のレンズが、生理的な快楽の涙によってうっすらと曇っていたのだった。
「あぁっ! 創真……っ! もう……私、立っていられないわ……っ!」
「もう何だ? 我慢できねぇのか?」
「んんっ! ……お願い……私に……創真の温かいものを……ちょうだい……っ!」
創真は満足げに笑いながら指を引き抜くと、自分のベルトのバックルに手をかけたのだった。下着の前開きから露わになった猛々しい屹立を目にしたエソールは、思わず息を呑んだ。
「あ……っ! あれは……なんて大きくて……熱そうなの……っ!」
「驚いたか? お前のポタージュを完食させるための、一番大事な具材だぜ」
「こんな……太くて逞しいなんて……私のお腹に入り切るかしら……っ!」
彼女は恐る恐る振り返り、脈打つ硬直した肉棒を熱視線で見つめたのだった。普段の冷静沈着な彼女からはとても想像もつかないほど、熱っぽく蕩けた眼差しであった。
「……ねぇ……舐めても……いいかしら……?」
「おう、遠慮なくたっぷり味わってくれ」
創真が優しく彼女の髪を撫で上げると、エソールは床にそっと膝をつき、彼の目の前でしなやかに跪いたのだった。知的な眼鏡越しに見上げる彼女の表情には、期待と緊張が濃厚に混ざり合っていた。
「んっ……いただきます……っ」
小さな唇が、亀頭の傘の部分にそっと触れたのだった。最初は遠慮がちに舌先で転がすようにくすぐる程度であったが、創真の熱さを肌で感じるにつれ、彼女の奉仕は次第に大胆さを増していったのだった。
れろ……ぺろっ……じゅぷっ……
「んんっ……すごく美味しい……。出汁の風味と……創真の男らしい匂いが混ざり合って……頭がクラクラしてしまいそうだわ……っ」
「随分と熱心にしゃぶってくれるじゃねぇか」
「だって……私を重圧から癒やしてくれる味だから……もっと奥まで味わいたいの……っ」
献身的なフェラチオ。創真の手が彼女の柔らかい髪を指先で梳くように撫でると、エソールはさらに喉奥深くへと肉棒を誘導するように激しさを増していったのだった。
じゅぽっ! ぢゅるるっ! ぺちゃっ!
「んん〜っ! ぐぽっ……んちゅ……っ!」
喉奥まで使って一心不乱に奉仕するその健気な姿に、創真は限界の訪れを感じ、彼女の肩を掴んで優しく引き剥がしたのだった。
「ちょっと待て……それ以上やられたら、マジで口の中で出ちゃいそうだ」
「ぷはぁっ! ご……ごめんなさい……美味しくてつい夢中になってしまって……っ」
名残惜しそうに唇を濡らして見上げる彼女を優しく立たせると、創真は再び彼女の背後へと回り込んだのだった。窓枠にしっかりと手をつけさせ、再び豊かな臀部を高く突き出させる。
「もう充分すぎるくらい準備万端だろ? 入れるぜ、エソール」
「え……また……後ろから……深く突かれるの……?」
答えを待つことなく、太く熱い剛直が濡れそぼった花弁の入口へとあてがわれたのだった。温かい肉の壺が、待ちわびたように吸い付いてくる。
「んんっ……あぁっ!」
「いくぞ……!」
ぬぷぅ……ずぶぶぶっ!
ゆっくりと奥深くへと挿入されていく極上の感覚に、エソールのしなやかな背中が美しく反り返るのだった。
「ああっ! 深く入ってくるぅっ! 創真の……すごく太くて硬いのが……っ!」
「お前のここも……すげぇ熱くてギチギチに締め付けてくるぜ?」
「貴方の具材が熱すぎて……私の中が溶けてしまいそうなほど……心地いいの……っ!」
創真は最奥の根元まで深く埋没させると、一度腰の動きを静かに止めたのだった。一番深い子宮口のコリコリとした感触を、亀頭で優しく撫でまわすように愛撫する。
「んぁ……そこ……一番深いところは……ダメぇ……っ!」
「ここを突かれるのが好きなんだろ?」
「好き……っ! 好きなの……だからもっと……激しく動いて……っ!」
ついにエソールの理性の殻が完全に剥げ落ちたのだった。
創真がゆっくりと腰を後ろへと引いていく。
ぬちゃあっ……
卑猥な水音と共に、粘り気のある愛液の糸が艶やかに引かれた。そして一気に、力強く腰を叩きつけたのだった。
パンッ!!
「ひゃあんっ!」
密室全体に響き渡るような乾いた打撃音。エソールの身体が衝撃で前後に大きく揺さぶられるのだった。
「どうだ? 全身が温まってきただろ?」
パンッ! パンッ! パンッ!
リズミカルで激しいピストン運動が打ち続けられる。腰が叩きつけられるたびに、彼女の黒いタイトスーツの生地が大きく波打ったのだった。
「あっ! あんっ! すごく温かいっ! 全身が……創真のポタージュでぐつぐつ煮込まれてるみたい……っ!」
「俺の特製スープで、体の芯までドロドロに溶けちまいな!」
「やだぁ……私……こんなに淫らに乱れてしまうなんて……っ!」
知的な瞳はもう完全に蕩けきり、可憐な口元からは一筋の涎が伝い落ちていたのだった。創真は片手で彼女の豊満な胸を力強く掴み取ると、ブラジャーのカップをずらして固く尖った乳頭を指先でキュッと捻り上げたのだった。
きゅっ!
「あああっ! 胸までそんなに強くされたら……っ!」
「お前のこんなに素直な反応、マジで最高だぜ」
「創真ぁ……私……もう……快楽でおかしくなっちゃうぅ……っ!」
限界が極めて近いことを悟った創真は、一気にラストスパートをかけるべく、腰の回転と叩きつけを激しく加速させたのだった。
ダンッ! バコンッ! ズシンッ!
「あっ! 早すぎるっ! もう耐えられない……ダメぇぇっ!!」
怒涛の絶頂の予感。エソールは必死に窓枠へと爪を立てて耐えようとするのだが……。
「イケ、エソールッ!」
創真の情熱的な猛攻が、それを決して許さなかったのだった。
「ああぁぁんっ!! イクぅぅぅっ!!」
激しい絶頂。膣内の肉壁が歓喜の悲鳴を上げるように収縮し、創真の肉棒をギチギチと強く締め付けるのだった。それでも創真の腰は止まらない。最後のひと押しとして、子宮口へ深々と肉杭を沈め込んだのだった。
ドクンッ!! ビュルルルッ!!
「ああっ! 出てる……! 創真の温かいスープが……私の中にいっぱい注がれてるぅぅっ!」
灼熱のスペルマが子宮の中に溢れるように注ぎ込まれる幸福感に、エソールは陶然とした表情を浮かべたのだった。
「こんなに……たくさんのお出汁を……注ぎ込まれて……っ」
長い射精が終わると同時に、膝から崩れ落ちそうになる彼女の身体を創真が優しく抱き止めたのだった。荒い息をつきながらも、彼女の表情はこれ以上ないほど満ち足りていたのだった。
「……創真……っ」
「満足したか、エソール?」
「ええ……とても……。貴方の温もり……人生で最高の癒やしですわ……」
静まり返った『BLUE』会場のVIP控室。
甘く濃厚な愛の余韻と、ほのかな柚子とお出汁の優しい芳香が漂う中、大きなレザーソファの上で、乱れたスーツの胸元を押さえたままのエソールは、創真の膝の上にちょこんと座り、彼の首元へうっとりと頬を擦り寄せていたのだった。
かつての冷徹で知的なWGO責任者の面影は微塵もなく、眼鏡を少しずらしたまま、朱に染まった頬と蕩けた瞳で創真を見つめている。
「……ふあぁっ……創真……っ。私……WGOの執行官として冷静に審査するはずでしたのに……貴方の手と抱擁の温もりに……すっかり甘え切ってしまうなんて……っ」
エソールは甘い吐息を漏らしながら、創真の首筋に何度も濃密なキスを重ね、彼の手を自分の腰へ愛おしそうに引き寄せたのだった。
「でも……身体の奥がポカポカして、信じられないくらい軽くて幸せ……。貴方のあのポワレみたいに……私の疲れも心も、創真に優しく癒やされてしまったわ……っ」
「へへ、エソール。そんな難しそうな顔して肩肘張ってるより、そうやって俺の胸の中で笑ってる方がずっと綺麗だぜ。これからも俺の料理で、いつでも癒やしてやるからな」
創真が優しく笑い、彼女の頭をなでなでと撫で上げると、エソールは「んふぅ……っ」と無防備で可憐な笑顔を弾けさせ、創真の唇を見つめたのだった。
「ええ……っ! これからは貴方だけに甘える特別な私として……私をずっとずっと優しく愛してくださいね……っ」
知的な仮面を脱ぎ捨て、素直な甘えを爆発させるエソールの姿に、創真は胸を張り、力強い笑顔で彼女の身体をしっかりと抱き直したのだった。
「お粗末!」
その決め台詞とともに、エソールはとびきり眩しく無防備な笑顔を浮かべ、創真の胸の中へと幸せそうに顔を埋めたのだった。
(第64話 おわり)