※この作品はR-18です。

色劇のソーマ 〜至高の愛と絆のフルコース〜   作:坂本太郎

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【第15章:BLUE・真夜中の料理人編】 第67話:『薙切 真凪』

世界最高峰の料理コンテスト『BLUE』。その最深部、静寂と冷気が重く支配する最高審査室。

WGOの全執行官を統括する特等執行官(ブックマスター)であり、薙切えりなの実母である薙切真凪。着物姿に引眉の和風の険のある美女である彼女は、尊大かつ古風な口調で話す絶対者であったが、娘と同じ「神の舌」を持つがゆえの過酷な運命に苛まれていたのだった。

 

歴代の「神の舌」の持ち主たちと同様、鋭敏すぎる味覚によって現存するあらゆる料理に満足できなくなり、激しい失望の末に料理そのものへ絶望。まともに食事を摂ることすら叶わなくなっていたのだった。極端な虚弱体質に陥り、生きながらえるために点滴に繋がれ、その眼差しからは生きる希望の光が失われていた。

 

かつて薊の料理すら受け付けなくなって幼少のえりなを残し薙切家を出奔し、WGOの特等執行官となって表の料理人に見切りをつけ、異能を持つ「真夜中の料理人(ノワール)」をこの『BLUE』に解き放った張本人。真凪は虚ろな視線で創真を見つめ、細く冷たい息を吐き出しながら静かに呟いたのだった。

 

「……幸平創真。お前がどれほどの奇跡を重ねてこようと……この私を救うことなどできはせぬ。この『神の舌』は、世界のあらゆる料理を不完全と断じ、私から食す喜びも、生きる気力すらも奪い去った……。私にとって、料理とは絶望そのものなのだ……」

 

生きる気力すら途絶え、冷たく閉ざされた絶望の闇。真凪の周りには、他者の介入を拒む絶対的な孤立感が漂っていたのだった。

 

だが、創真は怯むどころか、白いバンダナをきゅっと力強く結び直すと、ニッとどこまでも温かく不敵な笑みを浮かべたのだった。

 

「へへ……絶望、ねぇ。だけどな、真凪さん。料理ってのは人を絶望させるためのもんじゃねぇ! お腹が減った時に頬張って、生きている喜びを体の芯から噛み締めるためのもんだ! 俺がこれまでに出会ってきた世界中の『5大料理』の美味さと情熱……その全てを注ぎ込んだ最高の一皿で、アンタの絶望を綺麗さっぱり吹き飛ばしてやるよ! 喰らいな……俺の『ゆきひら流・世界5大料理融合・至高の極旨合作炒飯(チャーハン)』だッ!」

 

創真が豪快に取り出したのは、中華の秘技によってパラリと黄金色に炒め上げられた極上の米粒。

そこへフランス料理の芳醇なバターとハーブの気品、イタリア料理の濃厚な熟成チーズの旨味、和食の厳選和風出汁と醤油の香ばしさ、そして中東エスニックの魅惑的なスパイスの芳香が、奇跡の黄金比率で融合していったのだった。

 

中華鍋から立ち上る爆発的な香気と、すべての食文化を包み込む圧倒的な美味の包容力が、冷え切っていた真凪の部屋と凍てついた心を一瞬で温かな光で満たしていったのだった。

 

創真が仕上げて提示したのは——『ゆきひら流・世界5大料理融合の至高の合作炒飯』。

 

「な……なんですの……この香りは……!? 中華、フレンチ、イタリアン、和食、エスニック……本来ぶつかり合うはずの5大料理の美味が、どうしてこれほど見事に手を取り合って……私を呼んでいるのです……!?」

 

絶望の瞳に驚愕の光を宿す真凪に対し、創真は胸を張り、力強い一言を叩きつけたのだった。

 

「おあがりよッッッ!」

 

威勢の良い決め台詞とともに差し出された一皿。真凪は震える手でスプーンを取り、一口口へと運んだのだった。

 

その瞬間——真凪の心の中に広がっていた冷たく暗い絶望の荒野に、温かく輝かしい命の太陽が昇り渡った。

 

「っ……!? あぁぁぁぁぁッ!? な……なにこれぇぇぇッ!? お口に入れた瞬間に弾けるパラパラの黄金米から、世界中の旨味が溢れ出してくる……ッ! 身体がアツい……! 私……生きてる! ご飯を食べるのがこんなに温かくて、こんなに幸せだなんて……ッ!!」

 

「神の舌」の呪いと絶望に苛まれていた真凪の心が、創真の包容力溢れる究極のチャーハンによって解き放たれていく。

 

あまりの美味しさと生きる喜びの多幸感に、真凪の瞳からポロポロと大きな涙が溢れ落ちたのだった。

極上の旨味が全身の神経を駆け巡り、真凪の身体が命の輝きでカッと真っ赤に火照ると、着用していた格式高い和風のドレスが音を立てて激しく弾け飛んだ(おはだけ・授与(おさずけ))。

 

「あぁぁっ……あはぁっ……! 創真の料理が……私に生きる歓びをくれたの……っ! 創真……私を……私を助けてくれてありがとう……ッ!」

 

絶望を脱ぎ捨て、涙を拭った真凪。

自分を救ってくれた創真に身も心も捧げる決意をした彼女は、一人の愛を求める女性として、創真の胸の中へと温かく抱かれたのだった。

 

『BLUE』最深部、静まり返ったVIP専用休息室。

長年彼女の命を繋いでいた点滴器が撤去されたベッドの上で、格式高い着物ドレスが弾け飛んで半裸に近い状態となった薙切真凪は、創真の逞しい体に跨っていたのだった。

 

かつて点滴に頼り切っていた病的で虚弱な身体には大きな負担であるはずだったが、その瞳には失われていた強い生の輝きが満ち溢れており、青白く冷たかった素肌は情熱的な薔薇色に火照っていたのだった。

 

「創真……私……こんなにも温かく熱いものを知らないまま……ただ料理に絶望し、死を待っていたのかしら……っ」

 

震える細い指先で、創真の厚い胸板にそっと触れる。指先から伝わってくる彼の脈動と体温の重みが、今の彼女にとって何よりの生きている実証であったのだった。

 

「へへ……今さら気づいたって遅くはねぇさ。俺がこれから、生きる喜びってやつを全部教えてやるよ」

 

創真が彼女の細い腰をしっかりと両手で支えながらニッと優しく笑うと、その温かい手のひらの熱が伝わっただけで、真凪の身体はビクンと愛おしく跳ね上がったのだった。

 

「あっ……そこ……優しく触れてくださいませ……っ」

 

創真の手が滑らかに上昇し、彼女の豊かな乳房を優しく包み込んだのだった。長年の絶望と栄養不全によって病的なまでに痩せていたその胸は、創真の黄金炒飯がもたらした驚異的な生命エネルギーによって、僅かに豊かな膨らみを取り戻し始めていたのだった。

 

むにゅ……くりゅ……

「んあぁっ! お口で炒飯を食べた時と同じように……胸の奥までじんわりと温かさが広がっていく……っ」

 

「神の舌」という孤独な呪縛によって硬く閉ざされていた真凪の心が、創真のどこまでも優しい愛撫に応えるかのように、柔らかく解きほぐされていくのだった。

「もっと欲しいんだろ? 正直になっていいんだぜ」

 

創真は彼女の顎をそっと撫で上げると、尖り始めた愛しい乳頭を舌先で転がすように舐めしゃぶったのだった。

 

れろ……ちゅぷっ……

「ひゃあんっ! そこ……っ! 世界中のあらゆる美食を知り尽くしたこの私が……こんな胸の先端を弄られただけで、こんなにも気持ちよくなってしまうなんて……っ!」

 

溢れ出す恥じらいと未体験の歓喜が混ざり合った可憐な悲鳴。創真は彼女の細い脚の隙間へと、大きな手を滑り込ませていったのだった。

 

ぐちゅり……

「あああっ! そこは……ダメですわ……っ!」

 

予想を遥かに超える秘壺の濡れ具合に、真凪自身が驚愕の声を上げたのだった。絶望の深淵に沈んでいた時には決して湧き出ることのなかった命の泉が、創真の手によって完全に開かれていたのだった。

 

「ほら、生きてる喜びってのは、こういうことだろ?」

 

創真の長指が、濡れそぼった花芯を優しく撫で回すのだった。

 

くちゅ……ぴちゃ……

「んんっ! あっ……そこ……すごく良い心地です……っ!」

 

「世界中のどんな珍味より、今の真凪さんの味の方がずっと美味そうだぜ」

 

創真が耳元で甘く低く囁くと、真凪は顔を耳まで真っ赤に染め上げて俯いたのだった。

 

「そ……そのような破廉恥なことを言わないでくださいませ……っ!」

 

羞恥に耐えかねて身を捩ろうとする真凪であったが、創真はその細い腰を逃がさず捉え、自分の方へと力強く引き寄せたのだった。

 

ぬぷぷ……

 

ぬめり気を帯びた創真の指先が、密壺の奥へと滑らかに沈み込んでいくのだった。

 

「ひゃあっ! 指が……お腹の深くまで入ってきますわ……っ!」

「どうだ? 俺の炒飯みたいに熱くて美味いか?」

 

ずぷ……ぬちゃっ……

 

指先を緩やかに抜き差ししながら熱い内壁を優しく擦り上げると、真凪は悲鳴にも似た甘い嬌声を上げたのだった。

 

「あぁぁんっ! 指が……世界中の極上素材を味わってきた私の口の中と同じ……っ! 刺激的で……でもどこまでも優しく私を満たしてゆく……っ!」

「そろそろ、もっといい極上品をくれてやるよ」

 

創真がズボンの前をゆっくりと押し下げると、脈打つ凶悪なまでに太く硬い怒張が姿を現したのだった。真凪はその圧倒的な存在感に思わず息を呑み込んだ。

 

「な……なんですの……この雄々しいお肉は……!?」

 

最高峰の料理人たちの食材を見極めてきた真凪であっても、この生命力そのもののような器官の迫力には完全に圧倒されていたのだった。

 

「食べてみるか? 俺の本当の最高傑作をさ」

 

創真に優しく促されるまま、真凪は震える華奢な手でその熱い怒張を包み込んだのだった。

 

ちゅぷ……

 

まずは先端の亀頭へ、おそるおそる可憐な唇を寄せる。温かく、どくどくと脈打つ感触——それはまさしく命そのものの味であった。

 

「あっ……とっても熱いですわ……っ」

「遠慮すんなよ。時間をかけてじっくり味わってくれ」

 

真凪は意を決すると、小さな口を大きく開けて熱い先端を含み込んだのだった。

 

じゅぽ……れろ……

 

拙い舌使いではあったが、その必死に創真を求めようとする姿が何よりも愛おしかったのだった。創真は彼女の艶やかな髪を優しく撫で上げたのだった。

 

「んふぅ……っ」

 

褒められた少女のように嬉しそうに目を細めると、真凪はさらに奥深くへと極太の茎を飲み込んでいったのだった。

 

ぐぷぅ……じゅるっ……

「おお……いいぞ。そうやって俺の熱さを味わってくれ」

 

喉の奥まで咥え込むと苦しいはずであったが、同時に凄まじい多幸感が全身を包み込んでいったのだった。世界中のどんな美食や珍味よりも、今この瞬間に味わっている創真の体温こそが、何よりも愛おしく美味しかったのだった。

 

「ぷはぁ……っ! もう……我慢できませんわ……っ!」

 

限界を迎えた真凪が顔を上げたのだった。その瞳には、かつての絶望の陰りは微塵もなく、純粋な欲望と歓喜の色彩が渦巻いていた。

 

「創真……私の中に……貴方の熱いものを入れてくださいませ……っ!」

 

創真はニヤリと不敵に笑うと、彼女の身体を優しくベッドの上へと仰向けに寝かせたのだった。

 

「いくぜ、真凪さん」

 

激しく昂った怒張が、濡れそぼった割れ目の入口へとあてがわれるのだった。

 

ぬぷ……っ

「あっ! はいって……きますわ……っ!」

 

「苦しくねぇか?」

「大丈夫ですわ……っ! 貴方の存在を……私に深く感じさせてくださいませ……っ!」

 

創真は彼女の体調を気遣いながら、少しずつ丁寧に腰を進めていったのだった。狭く締め付ける花園が、じわじわと押し広げられていくのだった。

 

「くぅっ……! 満たされていきますわ……っ! 創真……貴方で私の中がいっぱいになっていきます……っ!」

 

絶望によって空洞と化していた真凪の心と身体が、創真という存在によってみっちりと埋め尽くされていく感覚。それはどんな至高の料理よりも強い、生の実感であったのだった。

 

ずぶぶ……っ!

 

ついに根本まで深々と到達したのだった。

 

「全部入ったぜ。どうだ?」

「ああぁっ……! 素晴らしいですわ……っ! 世界中の美食を知り尽くしたこの私が……今、人生で最も美味しいものを味わっております……っ!」

 

涙を流しながら幸福そうに微笑む真凪。それはまさしく、絶望の深淵から救われた者の顔であったのだった。

 

創真はゆったりとした、しかし確かな力強さで腰を動かし始めたのだった。

 

ぬちゃ……ずぷっ……

「あっ! 動いていますわ……っ! 貴方の熱が……私の中で激しく踊っています……っ!」

 

「もっと気持ちよくしてやるからな」

 

創真がピストンのペースを上げていく。結合部からは溢れ出た愛液が飛散し、卑猥で情熱的な水音が部屋中に響き渡るのだった。

 

ぱちゅんっ! ぬちゃっ! ぐちゅぐちゅっ!

「ひゃあんっ! すごいですわ……っ! このような幸福な感覚……知りませんでしたの……っ! 生きているということは……こんなにも素晴らしいことですのね……っ!」

 

絶望から解き放たれた反動のように、真凪は生まれて初めて味わう本物の快感に全身を狂おしく悶えさせたのだった。まるで新しく生まれ変わったかのような、新鮮な喜びに満ち溢れていた。

 

「これから毎日教えてやるよ。生きるってのは最高に楽しくて美味いってことをな」

 

創真の力強い言葉に、真凪は涙を拭いながら強く頷いたのだった。

 

「はい……っ! 私に教えてくださいませ……っ! 貴方なしでは二度と生きていけない身体にしてください……っ!」

「任せておけって!」

 

創真がフィニッシュに向けて一気にラストスパートをかけたのだった。

 

どちゅっ! ずぼっ! パンパンッ!

 

激しい肉の衝突。最奥の子宮口を何度も強く叩かれ、真凪は歓喜の絶叫を上げたのだった。

 

「あぁぁんっ! 激しいですわ……っ! 貴方の愛が……お腹の底まで直接流れ込んできます……っ! 私……もうダメですの……っ! イってしまいますわ……っ!」

「一緒に最高のところへイこうぜ!」

 

創真が最奥の壁を深々と突き穿ったのだった。

 

ズボォッ!

「ひゃああっ! 来ますわ……っ! 大きいのが来ますわ……っ!!」

 

どくんっ! ドクドクドクッ!!

「ああぁぁっ!!」

 

灼熱のスペルマが、彼女の胎内へと勢いよく注ぎ込まれたのだった。あまりの熱量と多幸感に、真凪も同時に激しい絶頂を迎えたのだった。

 

「んはぁっ! 出ていますわ……っ! 創真の愛が……私の身体の隅々まで満たしていきます……っ!」

 

ビクビクと歓喜に四肢を跳ねさせながら、真凪は恍惚とした表情を浮かべたのだった。その瞳には、決して消えることのない確かな生の輝きが宿っていた。

 

長い射精が終わり、二人はぐったりと身体の力を抜いたのだった。しかし創真は、彼女の体を抱きしめたまま離そうとはしなかった。

 

「創真……っ」

 

荒い息を整えながら、真凪は彼の胸にそっと頬を寄せたのだった。

 

「私……これから一生、貴方の味しか受け付けない身体になってしまったようですわ」

「そりゃあ良かったな。お粗末!」

 

創真は優しく微笑みながら、彼女の髪をいつまでも撫で続けたのだった。

 

静まり返った『BLUE』最深部の特設VIP控室。

甘く濃厚な愛の余韻と、ほのかな黄金炒飯の芳醇で温かい香気が漂う中、大きなソファの上で、乱れたドレスの胸元を押さえたままの薙切真凪は、創真の膝の上に優しく乗っかり、彼の胸元へすっぽりと顔をうずめていたのだった。

 

かつての絶望に満ちた冷徹な最高幹部の面影は微塵もなく、朱に染まった頬と生気を取り戻した蕩けた瞳で、創真の胸の温もりと鼓動を感じ取っているのだった。

 

「……ふあぁっ……創真……っ。私……料理に絶望し、ただ死を待つだけの存在でしたのに……貴方の手と身体の熱さに……こんなにも生きて愛される歓びを教えていただけるなんて……っ」

 

真凪は甘い吐息を漏らしながら、創真の首筋に何度も濃密で愛おしそうなキスを重ね、彼の手を自分の腰へと優しく引き寄せたのだった。

 

「でも……胸の奥がこんなに温かくて、幸せ……。貴方のあの炒飯のように……私の身体も心も、創真の熱で優しく満たされていくわ……っ」

 

「へへ、真凪さん。絶望なんかして引きこもってるより、そうやって俺の胸の中で美味そうに食って、笑ってる方がずっと綺麗だぜ。これからも俺の料理で、生きる喜びたっぷり味わわせてやるからな」

 

創真が優しく笑い、彼女のしなやかな身体を力強く抱き締め返すと、真凪は「んふぅ……っ」と幸せそうに目を細め、上目遣いに創真を見つめたのだった。

 

「ええ……っ! これからは貴方だけに心も身体も捧げる特別な女性として……私をずっとずっと温かく愛してくださいね……っ」

 

絶望の呪縛を完全に脱ぎ捨て、真実の愛と生きる歓びを爆発させる真凪の姿に、創真は胸を張り、力強い笑顔で彼女の身体をしっかりと抱き直したのだった。

 

「お粗末!」

 

その決め台詞とともに、真凪はとびきり美しく艶やかな笑顔を浮かべ、創真の唇へとそっと背伸びをして甘く濃厚なキスを落としたのだった。

 

(第67話 おわり)

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