『BLUE』の熱狂的な全日程が静かに幕を閉じ、心地よい静寂が戻った大会会場の特設VIP控室。
重厚な革張りソファの上で、薙切えりなと母・薙切真凪の二人が静かに向かい合っていたのだった。
テーブルの上に置かれているのは、創真が「疲れたろ、二人で食えよ」と気遣って残していった、特製の『ゆきひら流・かぼちゃとマスカルポーネの濃厚温製スープ』と『黄金米のひとくち焼きおにぎり』であった。
「……信じられませんわ。あの幸平創真というお方が……私達二人を『神の舌』の絶望から解き放ち、これほどまでに心と身体を満たしてしまうなんて……」
えりなが頬をぽっと赤く染めながら温かいスープに口をつけ、うっとりと甘い吐息を漏らしたのだった。
「ふふ……えりな。貴女もすっかりあの子の虜になっていますのね。ですが……分かりますわ。あの幸平創真の料理と抱擁には……私達薙切の女を狂わせる、恐ろしいほどの温もりと包容力がありますもの」
真凪が優しく目を細め、胸元にそっと手を当てながら、娘であるえりなを愛おしそうに見つめたのだった。
「お母様まで……ッ。ですが……本当にお母様が生きる喜びを取り戻してくださって……私、どれほど嬉しかったか……っ」
えりなの美しく澄んだ瞳に、じんわりと涙が滲んでいくのだった。かつて「神の舌」の過酷な呪いによって幼い自分を置いて姿を消し、冷たく心を閉ざしていた母。その母が今、創真の料理と情熱的な愛によって温かな微笑みを取り戻し、こうして目の前で自分と向き合ってくれているのだった。
真凪は静かに立ち上がると、えりなの隣へと優しく寄り添い、その華奢で柔らかな肩を抱き寄せたのだった。
「えりな……今まで辛い思いをさせてごめんなさいね。でも……私達はもう大丈夫。幸平創真という共通の愛しい殿方によって、心も……『神の舌』も……すっかり一つに繋がれたのですから」
「お母様……っ」
えりなは母の豊満な胸元へと素直に頭を預けたのだった。
真凪の体温と、創真のスープがもたらした心地よい多幸感。母娘の間に長年横たわっていた確執や隔たりは、綺麗さっぱり溶けて消えていたのだった。
「えりな……あの子に抱かれている時、どんなお気持ちでしたの?」
真凪が耳元で甘く艶やかに囁くと、えりなは顔を耳まで真っ赤にして身をもだえさせたのだった。
「な……何を仰いますの、お母様……ッ!? は、恥ずかしいですわ……っ。でも……激しくて……温かくて……私、創真くんの前では……何も隠せなくなってしまうのです……っ」
「ふふ……私と同じですわね。私達母娘は……同じ少年に恋をして、同じようにすっかりメロメロにされてしまったのですわ……」
真凪の手が、えりなの繊細な背中からしなやかな腰へと滑らかに滑り落ちていったのだった。
創真という存在を介して結ばれた母娘の絆。二人の頬はカッと朱に染まり、控室には甘く火照るような情熱と、可憐で艶やかな百合の香気が急速に満ちていったのだった。
VIP控室。美味なるスープとおにぎりを残さず食べ終えた二人は、ソファの上で密着するように見つめ合っていたのだった。
「えりな……あの時の創真の手……どんな感じだったかしら……?」
真凪が細く滑らかな指先で、娘の朱に染まった頬を愛おしそうに撫で上げたのだった。
「あ……熱くて……っ。まるで溶鉄のように……私の冷えた身体を優しく溶かしていくようで……っ」
えりなが照れから瞳を潤ませながら頬を染めるのだった。真凪が微笑みながら、娘の華奢な手を取って自分の指を絡め合わせたのだった。
「わかるわ。私もあの熱で……絶望の淵から生き返らせてもらったの」
ふたりの指先が互いに強く絡み合う。えりなが甘く震える吐息を漏らしたのだった。
「お母様も……創真くに……深く愛していただいたのですね……」
真凪が優しく深くうなずくのだった。二人の視線が吸い寄せられるように重なり合い、自然と互いの唇を寄せ合ったのだった。
ちゅ……っ
触れ合うだけの可憐なキス。しかし「神の舌」という人並み外れた鋭敏な味覚を持つ二人にとって、互いの唾液と体温の味わいは、世界中のどんな珍味よりも極上の舌触りと甘美さを誇っていたのだった。
「甘い……えりなの綺麗な唇……っ」
「お母様のも……まるでお菓子みたいに甘くて……っ」
格式高いドレスの裾を激しく乱しながら、母娘は互いの体を強く抱き寄せ合ったのだった。真凪の滑らかな指先が、えりなの美しい背筋をゆっくりと這い上がっていったのだった。
ぴくっ!
「んっ……そこは……創真くんが優しく舐めて……くれた場所で……っ」
真凪が優しく娘の豊かな乳房を、着物越しに愛おしそうに包み込んだのだった。
「ふふ……この柔らかさも、創真が教え込んだのね……」
えりなが顔を赤らめながら、真凪の豊かな胸元へと深く顔を埋めたのだった。
「お母様の温もり……創真くんと同じくらい……すごく安心しますわ……っ」
真凪が愛おしそうに娘の金色の美髪を撫で上げるのだった。
「えりな……私、貴女に創真から与えられた悦びを……もっと教えてあげたいの。母としての、そして女としての悦びも……」
えりなが上目遣いに顔を上げたのだった。
「お母様……そんなこと……恥ずかしいですわ……っ」
言葉とは裏腹に、真凪の滑らかな指先が、えりなのドレスの隙間から太腿の奥、密かな股間へと滑り落ちていったのだった。
ぐちゅ……っ
「でも……ここ、もうすっかり準備ができてるわよ……?」
「あっ……っ! お母様……そこは……っ!」
真凪が母としての温かな微笑みを浮かべながら、娘の耳元に優しく囁きかけたのだった。
「ほら……感じるでしょう……? 創真の代わりに、私の温もりを感じてちょうだい……」
くちゅ……ぴちゃ……
滑らかな指の動きが、えりなの密壺の入口を優しく擦りほぐしていくのだった。えりなは耐えかねるように真凪の首筋に抱きつき、その滑らかな皮膚に熱い唇を吸い付かせたのだった。
「んちゅ……っ! お母様も……私の熱さを感じてください……っ!」
「あ……んん……っ! えりな……っ!」
真凪の耳元で甘い呼吸を漏らしながら、えりなもまた母の着物の胸元へと手を伸ばし、その豊かな膨らみを柔らかな指先で優しく揉みしだいたのだった。真凪の口から、母とは思えぬほど可憐で艶やかな喘ぎ声が漏れ出すのだった。
「ふふっ……母子でこんな風に愛し合うなんて……創真がくれた最高の悪戯ね……っ」
「ひゃあっ! お母様……っ!」
真凪はえりなの可憐な身体をソファの上へと優しく押し倒すと、滑らかな指先をえりなの濡れそぼった秘所へと深く沈め込んだのだった。
ずぷっ!
「ああんっ! 入って……きますわ……っ!」
真凪が手指を優しく、しかし確実に奥深くへと滑らせ、内壁の敏感な部分を滑らかに撫で擦り上げるのだった。
ぐちゅっ! ぬちゃっ!
「はぁあっ……! お母様の指……すごく温かくて……創真くんの愛撫と同じくらい……頭が解けてしまいそうですわ……っ!」
「えりな……可愛い我が子……。創真に教えてもらった愛の深さを、私と二人で分かち合いましょう……」
真凪もまた自らの手指を娘の密壺の中で滑らかに動かし続けながら、えりなの瑞々しい乳房を優しく吸い上げ、舌先で転がしたのだった。
れろ……ちゅぷっ……
「ひゃうんっ! 胸とお腹の下……両方同時に弄られたら……私……っ!」
「いいのよ、えりな。全てを解放して……私の中で弾けてちょうだい……っ!」
「ひっ……お母様ぁっ! もう……耐えられませんわっ!」
激しい指の抽送と母からの濃厚な愛撫に、えりなの感覚は一気に限界を超えて弾け飛んだのだった。
「ああっ! 行きます……行ってしまいますわぁっ!!」
ぷしゃあっ!
甘い悲鳴とともに、えりなの可憐な秘所から熱い潮が勢いよく飛び散り、真凪の指とドレスを濡らしたのだった。えりなは四肢を小さく痙攣させながら、真凪の首にしっかりと抱きついたのだった。
「はぁ……はぁ……お母様ぁ……っ。わたし……お母様の中で……こんなに激しくイってしまいましたわ……っ」
真凪が溢れ出る母性と女の愛しさで、娘の汗ばんだ身体を優しく深く抱き返したのだった。
「可愛い子……愛してるわ、えりな……っ」
えりなが真凪の胸の中で、潤んだ瞳で愛おしそうに見上げたのだった。
「私も……お母様が……世界で一番大好きですわ……っ」
母娘は互いの熱い唇を再び重ね合わせ、深く、どこまでも濃厚な舌の交わし合いを繰り広げたのだった。
しんと静まり返ったVIP控室。
甘く濃厚な百合の余韻と、ほのかな温製スープの香気が漂う部屋の中で、大きな革張りソファの上に重なり合うように身を寄せ合っていた母娘は、満ち足りた静かな息を整えていたのだった。
真凪の豊かな胸元に頭を深く預けるえりなと、そのえりなの身体を慈しむように後ろから深く抱きしめる真凪。二人とも乱れたドレスの胸元を手で優しく押さえたまま、朱に染まった美しい頬を寄せ合っているのだった。
「……ふあぁっ……お母様……っ。私達……本当にお母様とこんな風に愛し合ってしまうなんて……っ」
えりなは甘い吐息を漏らしながら、乱れた金髪を綺麗な指で整えつつ、隣の真凪へとうっとりと体をすり寄せたのだった。
「ふふっ……良いではありませんか、えりな。創真の優しさに救われた私達だからこそ……こうしてお互いの温もりを、世界で一番深く理解し合えたのですから……」
真凪が優しくえりなの額へちゅっと愛おしいキスを落とすと、えりなは「んっ……っ」と照れくさそうに、しかし心底嬉しそうに目を細めたのだった。
「……ええ。お母様とこうして温もりを分け合えて……私、すごく幸せですわ……」
「さあ……これからは二人で、あの幸平創真をたっぷり愛してあげましょうね。あの子の美味しい料理と激しい愛を……私達二人で永遠に受け止め続けるのです」
「……はい、お母様……っ!」
創真への愛おしさを共有し、母娘の絆をより一層深く、永遠のものとして結んだ二人は、互いの体温に包まれながら、とびきり艶やかで美しい笑顔を浮かべたのだった。
(第69話 おわり)