※この作品はR-18です。

Lily EP4 ~evil beast of the lust~   作:YU-GO

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新章、開幕。


第一話 ~虚な少女~

とある世界にある名も無き島。その島には収容所があり、主に黒の国の者や彼らに関わった者、そして闇の化身などが囚われている所だった。

 

しかし今では、何者かによる襲撃により既に陥落しており、殆どの牢の中は完全に開放され、囚人達が全員開放された事を物語っていた。

 

リリィ「ここも酷く荒らされた跡が目立つわね…」

 

ジャック「こっちの方は何やらデカいバケモンが大暴れした跡が残ってるな。きっとここを捕らえていた『何か』が…」

 

リリィとジャックは、この収容所跡地を調査をしていた。それに続いてガレオンもバルトらアカシックの戦士達や、ジュウソルジャーらセイリア同盟国の戦士達も調査をしていた。

 

ガレオン「この刑務所。噂では性欲やら色欲に満ちた哀しき獣…っちゅう異名を持つ奴がこの中で牢にぶち込まれたって聞いたで。その性欲に満ちた哀しき獣って、どっかで聞いた事あるんやが…名前、誰だっけな?」

 

ガレオンは瓦礫の上に座り、頭をポリポリと掻きながらその『性欲に満ちた哀しき獣』と異名を持つ人物の事を思い出そうとしていた。

 

バルト「”性欲に満ちた哀しき獣”か…闇の化身では無い可能性が高いな…。」

 

◇◆◇

 

リリィ達は収容所にある所長室にて、この収容所内で起きた複数のビデオカメラに映った過去の映像を見た。

 

収容所は黒の国らしきゲリラ部隊がここに襲撃や奇襲を行った事を物語っており、中でも『マーラ』が大暴れしている所も映っていた。

 

ガレオン「マ、マーラって、あのマーラかいなぁ?」

 

カレン「マーラ?」

 

ガレオン「あ…ん〜…何というか…その…下品な奴やけど…」

 

ガレオンはカレンやリリィの様な女達が嫌悪になりそうな説明をしない様にしたが、カレンがどうしても気になったのでガレオンは仕方なくそのマーラという名の魔物について説明した。

 

ガレオン「マーラっちゅうのはな…緑色のチンポ野郎のモンスターやねん。煩悩の化身と呼ばれる奴で、色欲塗れの台詞を吐いてくる見た目も中身も下品過ぎるマジで性的にヤバい奴やねん。」

 

カレンはガレオンから聞いたマーラの紹介を聞いて、彼女は思わずドン引きし、青ざめた。自分はかつて奉仕国家で地獄を味わったトラウマが蘇り、そのマーラがあの奉仕国家に相応しい魔物である事を強くイメージした。

 

バルト「因みに、コイツがマーラっていう奴だ…(汗)」

 

カレン「うげぇ…これが…マーラ…???」

 

カレンはバルトが見せたマーラの絵を見て、思わず青ざめた。緑色に男性器と思わせる姿。その姿が、カレンの脳内に強く反映してしまった。

 

カレン「こんな魔物がいるなんて…外の世界は怖いんですけど…(汗)」

 

カレンがそう言った時、ジャックがカレン達に向けて大きく叫んだ。

 

ジャック「おい!!地下の牢屋の所をリリィと調べたら、虚な女の子がいた!」

 

ドリータ「その女の子なんじゃが、どう会話しても中々喋ってくれんのじゃ…」

 

リリィがその女の子を連れて来て、それを見たガレオンは戦慄した。

 

ガレオン「なぁ、おい…ちょい待ち…!」

 

バルト「ガレオン?まさか、あの少女は知り合いか?」

 

ガレオン「いや、知り合いちゃうねん…まさか、あの女…」

 

ガレオンはそうワナワナとしながらその虚な少女の名前を言った。

 

ガレオン「……………桂…言葉…?」

 

バルト「桂 言葉?」

 

ガレオン「ってか、なんでアンタがこの中で囚われてたんや…?」

 

収容所の中で囚われていたのは、桂 言葉と名乗る少女で、その第一印象は、完全に心そのものが失い、ただ虚な瞳を浮かべるだけの虚無に支配されたか細くてか弱い少女の様な存在だった。

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