すぐに非公開に変更しようとしましたが、お気に入りに入れて読んで下さってる方々が居るのを知ったので
今はとりあえずこの物語だけこのままにしておきます。
物語作り以前にハーメルンの使い方が不慣れなので……大変申し訳ございません。
不慣れでミス等諸々ありますが、温かい目で読んで下さると幸いです。
記念すべき第1戦のカードとしてオールマイトが引き当てた組み合わせ。
それは、緑谷&麗日のヒーローチームVS爆豪&飯田のヴィランチームという、あまりにも皮肉で衝撃的な組み合わせであった。
【緑谷】
「…………えっ……(僕と……かっちゃんが……!?)」
【爆豪】
「………デク……てめぇ……!!」
早すぎる因縁の対抗戦とも言えるカードに、緑谷は顔色を大きく変え、恐れるように、そして様子を伺うようにちらりと爆豪を見る。
対する爆豪は、単なる勝負の領域を超えた、積年の怨恨と激しい執着が入り混じった鋭い殺気で緑谷を睨みつけていた。
【上鳴】
「な、なぁ……爆豪の奴、何か緑谷の事すげぇ目つきで睨んでねぇか……?」
【耳郎】
「昨日の"個性"把握テストの時もいきなり飛びかかろうとしてたし……あいつらの間に何かあるのかな」
一部のクラスメイトが両者の間に漂う重苦しくヒリついた空気を察し、ヒソヒソとざわつき始める。
だが、その緊張感あふれる雰囲気の中で、一人だけ全く別の理由で何とも言えない口惜しそうな表情を浮かべている男がいた。
【ストーン】
(ぐぬぁぁぁぁぁ……!!何だよ!!折角トゲトゲ頭と思いっきり喧嘩が出来ると思ったのによ!! まぁオールマイト先生が引き当てたクジの結果なら、おとなしく我慢する以外ねえな……)
【尾白】
「……………ストーン、言葉に出さなくても何考えてるか大体分かったよ……」
【葉隠】
「……よっぽど爆豪君と戦いたかったんだね……あはは……」
【ストーン】
「そりゃそうだ!!あんな好戦的で俺様に物怖じしねぇ奴、絶対強えに決まってんだろ!!殺り合ったら楽しいに決まってる!!」
【葉隠】
「どうどう!!ほらストーン君!私達の対戦相手も、もしかしたら爆豪君と同じくらいかそれ以上に強い人かもしれないよ!?その溢れ出るやる気は『最強チーム』の勝利の為にとっておこ! ね?」
【ストーン】
「ふむ……それもそうだな!早く俺様の出番が来ねえかなぁ……! 楽しみだ……!」
ストーンはウズウズとした身体を抑えきれず、楽しみのあまりソワソワと落ち着きがない様子で我慢している。
尾白は苦笑いを浮かべつつも、根が非常に単純なストーンと、すっかり慣れた様子で彼を上手く宥める葉隠のやり取りを見て、どこかほっこりとした気持ちになっていた。
数分後。
第一試合を行う緑谷チームと爆豪チームは、指定されたエリア内の所定の位置について準備を開始。
モニタールームで待機する他の生徒達は、壁一面に並んだモニターを通じて内部の戦況を観察する。
音声は届かず、リアルタイムの戦況を詳細に把握しているのはインカムを装着したオールマイトのみ。
モニター越しに繰り広げられる戦闘は、訓練という枠組みを遥かに超えた過激なものであった。
爆豪の尋常ではない殺気と激しい爆破攻撃、そして追い詰められながらも食らいつく緑谷の姿。
【上鳴】
「なぁ……緑谷と爆豪、何かただの訓練の域を超えて本気で揉めてねぇか? 一体何話してるんだろ」
【耳郎】
「……やっぱ元々相当仲悪かったのかなぁ。爆豪のやり方、見ててこっちがハラハラするんだけど……」
【切島】
「……いや、何かそんな生易しい喧嘩って感じじゃなさそうだぞ。なんていうか……積年のアレコレが爆発してるっつうか……そんな覚悟のぶつかり合いに見えるな……」
会話の内容までは分からずとも、爆豪が何らかの個人的な感情で異常に攻撃的になっているのは見て取れ、次第にエスカレートしていく様子にクラスメイト達は固唾をのんで心配した。
しかし──この凄絶な私闘は、最終的に緑谷の己を捨てた咄嗟の機転によって勝機が作られ、その隙を逃さなかった麗日が核兵器の回収に成功。
結果、緑谷の執念と麗日の機転により、ヒーロー組が見事な逆転勝利を収めたのだった。
満身創痍でボロボロになりながらも勝利を手にして医務室に運ばれていく緑谷と、己の自尊心を根底から打ち砕かれ、呆然と立ち尽くす爆豪。
その熱いドラマの余韻が残る中、オールマイトによって第二試合のクジが引かれた。
その結果───ヒーローサイド『轟&障子』チームVSヴィランサイド『尾白&葉隠&ストーン』チームの対戦が決まったのである。
【障子】
(……あの三人か。尾白と葉隠は対処可能だとしても……ストーンは嫌な意味で予測不能だな。何をしてくるか読めない)
【轟】
(………向こうは三人編成。しかも武闘派が2人に透明人間。時間をかけると厄介だ、一瞬で決着をつけたほうが良いな)
障子と轟は静かに相手チームを見据え、警戒の度合いを深める。
上鳴や耳郎、瀬呂、峰田、八百万、青山といった他の面々は、凶暴なストーンと直接対峙せずに済んだ事に心底胸を撫で下ろしていた。
特に青山に関しては、教室で壊滅的な机の破壊と共に殺害予告に近い脅しを食らったばかりなので、安堵も当然である。
一方、ヴィラン組となった尾白チームは──。
【ストーン】
「トゲトゲ頭と当たらなかったのは残念だが……あのタコ、確か腕力かなりあったな。それにあのストロベリーシェイク……あいつからは強者のニオイがぷんぷん漂ってきやがる……!!」
ストーンは重い足音をズシンズシンと響かせ、轟の元へとズカズカ近付いていく。
【尾白】
「ちょっ!?ストーン!?ここでいきなり戦うのはダメだって……」
【ストーン】
「分かってらぁ!相手の面構えをちょっと確認するだけだ!!」
周りの生徒達が短い悲鳴を上げて散り散りに避け、障子は万が一の突発的な攻撃に備えて即座に身構える。
そして、ストーンは轟の目と鼻の先に仁王立ちした。
轟は動じることなく、静かに目の前の巨躯を見上げている。
【ストーン】
「おい、ストロベリーシェイク」
【轟】
「……俺は轟だ。そんな美味そうな名前じゃない」
【ストーン】
「そうか!轟!轟だな……おい轟!お前めちゃくちゃ強えだろ!?正直に言え!!そうだろ!?」
【轟】
「…………まぁ……普通の人よりかは……強いかもしれないな」
【ストーン】
「何だそのボンヤリした言い方は!!強えならハッキリ『強え』と言えや!!あぁ!!?」
轟が推薦入学者である事は、同じ推薦枠の八百万はもちろん、クラス内でも噂として広がっており、何人か認識している。
だからこそ、相手がどれほどの強者であろうとお構いなしに詰め寄るストーンの圧倒的な好戦的性格に、クラスメイト達は怯え、ただ呆然と見守るばかり。
だが轟は少したじろぐ程度で、ストーンの鋭い目から逸らさずに堂々と対応した。
肝が据わっている証拠である。
【轟】
「…強い、と思う。だが自分ではまだまだだと思ってるから、軽々しくハッキリとは言えねえ」
【ストーン】
「謙遜かよ。だがテメェのその腹の括った態度は嫌いじゃねえぞ、面白そうだ!!そこのタコ!!てめぇも相当な腕力があったな!!すげぇ楽しみだぜ!!てめぇら絶対に手を抜くなよ!!本気で叩き潰しに掛かってこい!!手を抜いたらぶっ殺す!!」
【障子】
「あ、あぁ。勿論手は抜かない。最初から全力を出させてもらう」
ストーンは相手の覚悟を確認して満足したのか、ご機嫌な様子で尾白達の元へ戻っていった。
【オールマイト】
「さて! それでは第二試合だ!各自、設定上の定位置へ迅速に移動!」
オールマイトの合図を受け、轟と障子は冷静な足取りでエリアへと向かい、ストーンはというと……。
【ストーン】
「ガハハハハハ!!!俺様達『最強チーム』の初陣だ!!張り切ってぶっ殺しに行くぞ!!」
ガシッ!ガシッ!
【尾白】
「え!?ちょ、ちょっとストーン!?俺は自分の足で歩けるから!! 大丈夫だから!!(汗)」
【葉隠】
「わわわ!? 私まで!?」
【ストーン】
「本当の最強はお互いの助け合いも重要だってさっき言ってたろ!!全部この俺様に任せておけ!!敵を全部ぶっ殺していつでも助けてやるからな!!ガハハハハハハハハ!!!」
【葉隠】
「ありが……いやだから殺しちゃ駄目だってば!!それに自分で歩けるよぉ〜!降ろしてぇ〜!!」
【尾白】
(びっくりするくらい急激に打ち解けたな……良いことだけど、ダイナミックすぎるだろ……)
ストーンは尾白と葉隠を両脇にガシッと抱えると、そのまま機嫌よく大股でエリアへと歩いて行った。
【瀬呂】
「あ、あいつ……もしかして関わり方のコツさえ掴んだら、案外打ち解けやすいのかな?」
【上鳴】
「……だとしても距離感も威圧感も圧倒的におっかねぇよ。尾白はともかく葉隠、いつの間にあんな仲良くなってんだ……」
数分後。
舞台となる廃墟エリアの中央に位置する、巨大なビル内部。
【ストーン】
「ほほう。こいつを守りつつ、入ってきたあいつらを返り討ちにしてぶっ殺せば良いんだな!ふんふん……」
ストーンは拠点に鎮座する核兵器のダミー(ハリボテ)をバンバンと叩き、戦いはまだかと待ちきれない様子でウロウロと徘徊していた。
【葉隠】
「……さて!開始の合図はまだみたいだし……今のうちにとりあえず作戦を立てておこ!!」
【尾白】
「そうだね、改めてお互いの“個性”や戦闘スタイルを大まかに把握しておけば、連携も格段に取りやすくなるし」
【葉隠】
「そゆこと!ほらストーン君!最強チームの作戦会議だよ!こっち来て座って!」
【ストーン】
「あぁん!?分かった分かった!!」
ウロウロと徘徊していたストーンを呼び寄せ、三人は床に座り込んで、まずは簡単な"個性"の復習を始めた。
【尾白】
「じゃあ改めて……俺の"個性"は見ての通り『尻尾』。所謂第三の手足みたいに自由自在に動かせるんだ。昨日ストーンに話した通り、この尻尾を組み込んだ独自の武術『尾空拳』で戦うのが俺のスタイルだよ」
尾白は自身の太く立派な尻尾を、言葉通りぐねぐねと器用に動かしてみせる。
【葉隠】
「改めて近くで見ると、凄く太くて逞しいよね! ストーン君の丸太みたいな腕より少し細いくらいだもん!」
【ストーン】
「しかもかなり芯まで鍛え込んでやがる。古武術を体に叩き込んでるってのも納得だな。それに『尾空拳』か……絶対ぇ強えだろ!!お前とも一度思いっきり喧嘩してぇなぁ!!どうだ!!ここでいっちょ手合わせ……」
【尾白】
「そ、それは訓練が終わってまた今度ね……でも評価してくれてありがとう」
【葉隠】
「じゃあ次、私ね!私の"個性"は『透明化』!ご覧の通り生まれつきの透明人間だよ!!だからコスチューム(ブーツとグローブ)を脱いではだかんぼになれば、相手に全く気付かれず動き回れるの!脱いだら実質無敵!!」
【尾白】
「奇襲や偵察に於いては圧倒的に強いね。ただ問題は……完全に脱がれたら味方の俺達からも位置が分からなくなる点だけど、そこはどうやって……」
【ストーン】
「そこは何も問題ねぇ。この俺様がバッチリ位置を把握してるから、万が一の時は教えてやる!!」
【葉隠】
「え!? ストーン君私が見えるの!?透明なのに!?」
【ストーン】
「見えてるんじゃねえ!『ニオイ』で一発で分かるんだよ。俺様は耳だけじゃなく、鼻も良く効くからな!ガハハハハハハハハ!!!」
【尾白】「そういえばそうだったね。その時は轟や障子に悟られないように静かに合図を出してくれると助かるよ」
【ストーン】
「任せておけ!!」
【葉隠】
「で、ストーン君の"個性"はやっぱり見た目通りのワニ人間??さっき教室で重い机を噛んで持ち上げてたの凄かったし!(…壊滅的に怖かったけど…)」
【ストーン】
「いや惜しいな!俺様はただのワニじゃねえ!!この世のあらゆる『爬虫類』の力を、強化した形で身体に宿す事が出来るんだ!!」
【葉隠】
「爬虫類……って事はワニだけじゃなくてヘビとかカメとかトカゲとか……カエルとか!?」
【尾白】「カエルは両生類だけどね……wでもそう、そういう"個性"なんだって。副作用で常時ワニの力が強く出てるから見た目もワニっぽいし、驚異的な回復力と再生能力も備わってるんだ」
【ストーン】
「解説ご苦労同胞よ!!そう!!それこそが俺様の誇り高き"個性"『オールグリーン』だ!!」
【葉隠】
「爬虫類なら何でもなれちゃうなんて実質最強じゃん!!しかも本物より何倍も強い力で!」
【尾白】
「あぁ。シンプルかつ応用力が極めて高い。けど…………」
【葉隠】
「?どーしたの尾白君??まさかこんな凄そうな“個性”に意外な弱点とかあるの?」
【尾白】
「ある意味で決定的な弱点かな……あはは……」
【ストーン】
「おい尾白!てめぇまだそれを言うか!!別に弱点じゃねえだろ!!俺様を馬鹿にしてんのか!!?」
【葉隠】
「ひい!?」
【尾白】
「いや違う違う!!馬鹿にしてないよ!?葉隠さん、こいつの"個性"もポテンシャルも確かに凄いんだ。ただ…………」
【葉隠】
「ただ………?」
葉隠は、何とも言えない苦笑いを浮かべてストーンをチラリと見る尾白と、バツが悪そうにムスッとそっぽを向くストーンを交互に見比べた。
【尾白】
「こいつ、爬虫類についての知識を殆ど知らなくて……今まで『3種類の爬虫類』しか使った事がないらしいんだ……」
【葉隠】
「え。ええっ!?勿体無っ!!?怪力爬虫類人間なのに!?」
【ストーン】
「あのなぁ!俺様は別にこの見た目だからって、爬虫類の図鑑を読み漁るほど詳しくも興味がある訳でもねえんだよ!!」
【葉隠】
「じゃあ何でそんな"個性"持ってるの!?」
【ストーン】
「知るかぁ!!んなもん親父とお袋に直接訊け!!俺様だって知りたいわ!!」
【葉隠】
「た、確かに……ごめんね。じゃあその使える3種類ってどんな爬虫類なの?それに何でその3種類だけ知ってるの??」
【ストーン】
「アメリカアリゲーター、ヨウスコウワニ、イリエワニだ!! ガキの頃に"個性"が発現して医者に例を出されて、どんなのか知らなかったから姉貴に聞きまくって覚えた!!」
【葉隠】
「見事にワニばっかりじゃん!!もうワニワニパニックじゃん!?ヘビは!?カメは!?それにトカゲとかは!?」
【ストーン】
「あんまカッコよくねぇだろ!強くも無さそうだしよ!!ヘビなんざ細いモヤシみてぇだし、カメなんざただのノロマ!!トカゲに関してはあんなの全部一緒だろ!!」
【尾白】
「…俺も昨日最初に聞いた時ポカーンとしたよ。買い物の時に砂藤も葉隠さんと同じリアクションしてた……」
【ストーン】
「良いだろがワニ!!めちゃくちゃ強えだろ!?あれこそが爬虫類の絶対的な猛者だろ!?」
【葉隠】
「いや確かに強いけどさ!!絶対勿体無いよ……!!トカゲとかヘビとか、絶対色々便利な力があるよぉ……」
一方、そんなやりとりをモニター越しに観ていたモニタールームの面々は……。
【瀬呂】
「……何か葉隠がすごい身振り手振りでバタバタしてるけど、何の話してんだ?」
【峰田】
「……作戦会議っぽいけど尾白は苦笑いしてるし、ワニ男は何か叫んでるし……」
【耳郎】
「……葉隠、あいつ怒らせて殴られたりしないよね……見ててヒヤヒヤするし怖いんだけど……」
【砂藤】
(……多分葉隠、ストーンの"個性"のバリエーションの少なさを知ったな……『勿体ねぇ』とか何とか言われて揉めてんだろうなぁ……たはは……)
【蛙吹】
(……あの子、座っててもやっぱり大きいわね。大きな柏餅みたい)
一方その頃、ビルの外で待機していたヒーローサイドの障子と轟。
障子は自身の"個性"『複製腕』によって生み出した沢山の耳を使い、ビルの壁を伝う音から作戦会議の内容をバッチリと盗み聞いていた。
【障子】
「……ストーンの"個性"の正体が分かった。単純な肉体強化ではなく、爬虫類の力を身体に宿すらしい。ただ本人の知識不足により、実質3種類のワニの力しか使えないようだが……」
【轟】
「……爬虫類か。爬虫類は変温動物。なら凍らせれば、他の二人もろとも動きを止められる。試合開始と同時にあのエリアを凍らせるか」
【障子】
「頼んだぞ轟」
そうこうしているうちに────。
プァーーーーーン!!!!
広場全体に戦闘訓練開始を告げる合図が響き渡った。
【葉隠】
「!!始まっちゃった!!どうしよ!作戦が全然決まってないよぉ!」
【尾白】
「仕方無い!葉隠さんは核の守りを!俺とストーンは迎撃で!!ストーン!!轟は推薦入学の実力者だ!昨日の把握テストの感じだと、広範囲を氷漬けにする"個性"だと思う!お前が一番氷や寒さに弱いかもしれないから気を付け……」
【ストーン】
「あぁん!!?俺様が弱点持ちだと!!?尾白てめぇブチ殺すぞ!!!」
【尾白】
「え!?いや別に馬鹿にしてるわけじゃなくて……爬虫類はほら、寒さに弱い特性があるから……」
【ストーン】
「過去に似たような氷使いのチンピラを叩きのめした事がある!!己の弱点くらい百も承知だ!! 『その弱点を補う為のワニの力』があるわ!!尾白、葉隠!!状況がヤバくなったらすぐ俺様を頼れ!!相手をぶっ殺して助けてやる!!」
【葉隠】
「凄く頼りになるけど、だから殺しちゃ駄目だってばぁぁぁ!!」
【尾白】
(……なんとなく分かってきたけど、多分コイツの今言った『ぶっ殺す』は、ただの『倒す』ってニュアンスなんじゃ……)
運命の第二試合──戦闘訓練が、いま開始された。
[今回のステータス]
●:ストーン
爆豪と戦えなかったのは不満だったが、轟や障子といった強者との戦闘にワクワクしている。
相変わらず発現は物騒で短気だが、尾白と葉隠を仲間と認め、助け合う意欲が非常に高い。
●尾白:
ストーンの『ぶっ殺す』の真意をなんとなく理解。
チームの作戦をまとめるリーダーとして奮闘中。
●葉隠:
恐怖感が少し薄れ、ストーンのおバカさに容赦なくツッコミを入れる余裕が出てきた。
尾白、ストーンを頼りにして戦闘態勢。
●轟:
ストーンの"個性"は変温動物と同じ弱点があると判断し一撃で氷結させる作戦に絶対の自信を持つ。が………
●障子:
『複製腕』で情報を的確に取得し、轟のサポートに徹する構え。
次はいよいよ戦闘です。
今はワニばっかりですが、後からどんどん爬虫類の力を出していきます。