これで誰からも何にも反応なかったら、ちょっとホントにやり方変えないといかんかも。
「離婚……してほしいだって……!?」
―――お話があります。
妻から、そう言われて席についた俺に、妻が……愛する妻が言ってきた内容がそれだった。端的に一言。
離婚をしてください、と。
心から愛する妻。彼女からの、突然の申し出に俺は激しく困惑する。
いったい、なぜ? なぜ急に?
狼狽えつつ、妻に理由を問いただす。
妻は口を開きづらそうに、どう切り出そうか、できれば話たくない、でも話さない訳にはいかない、と目まぐるしく悩むように顔を困らせる。
やはりなにか大きな理由があるようだ。
しかし。
しかし、正直に言うと、俺には心当たりがあった。
俺にはここ最近感じていた妻の違和感から……いや、妻と、そして息子にも感じていた違和感から、何となく話の内容を、話の流れを予感してしまう。
我が家のリビングにおかれたテーブルに、向かい合って座る夫婦。大切な家族の席。
まず夫であり家長である俺、渡羅世 泰与(とらせ たいと)。
その妻である渡羅世 愛花(とらせ あいか)。
そしてもう一人、妻である愛花の隣に座る若い男……俺と愛花の間に生まれ育った息子である、渡羅世 真依人(とらせ まいと)。
この二人が俺と向かい合って座っている。
俺と、妻と息子が向き合って座っているのだ。
そして妻から出された離婚届けがテーブルに載っている。
高校生ながら、覚悟を決めたような息子の顔。
そしてその息子と妙に近い距離のわが愛する妻。
おれは、ここ最近感じていた疑いを、もはや確信に変えて二人に問うた。
「……ま、まさか、お前ら、まさか……?」
「……はい、私は真依人と関係を持ってしまいました、だからもうあなたの妻ではいられ……」
「パパ、ごめん。でも俺、本気でママを……」
それを聞いた瞬間、俺は感情を爆発させた。
「いいいいよぉぉっっしゃゃああっ!!!」
「え?」
「え?」
魂の叫びである、勝手に出ちまった。
ヤバヤバ。二人ともポカンとしたよ、そりゃするわな。いかんいかん。
「いやなんでもない……こほん。続けてくれ。それで?」
なんでもなくないデカさの声を出して喜び、しかもガッツポーズまで決めてしまったが、本番はまだまだこれからだ。落ち着け。おおお落ち落ち落ち着けて。
俺は咳払いして、そ知らぬ顔で席に戻る。
そう、話はまだここからだ。
だが、だが内心は激しく乱れていた。とても落ち着いていられない。
妻と息子のいちゃらぶカップル成立。
それが達成され、そして報告されたことに感激しながら、二人に向き直った。
つーか息子よ、真依人よ! お前よくやった!
お父さんの性癖にぶっ刺さる偉業を成し遂げてくれるとは、何ていい子なんだお前! マジ神! マジリスペクト! 来月のお小遣いアップな!
しかしヤバイな。大河ドラマ並の期待感があるわ。
第一話。お父さんは満足。ってやつかな ?やば、毎週録画の覇権始まった気分だわ!
課金が止まらない!
俺はもうワクワクを抑えられない、しかしまだだ、まだまだ。
俺は鼻息を荒くしながら、二人に詳しく話を聞かせてくれと、ねだった。
はよう、はよう聞かせてくれ!
「えと、泰与さん……あなた? 今、よっしゃあって……?」
「気のせいだよ、愛花。それは気のせいだ、心の悪戯さ、ちょっと取り乱したよ。すまない……それより話を続けよう。聞かせてくれ。いったい何故なんだ? なにがあったんだ? 最初から途中を経て詳しく聞かせてくれ、もう幾らでも聞くから、全部聞かせて、お願い」
ガッツポーズしてたのを誤魔化すには無理がない? といいたげな妻の顔に、超真面目な顔で向き合うことで空気をシリアスに引き戻す。
チョロいんである妻の愛花は、確かに大事な話をするべき状況だと思い直してくれたようだ。ちょろくてかわいいなあ。チョロチョロ子ちゃん。
まあ、そこから興奮しつつ二人から聞いた話は大方予想通りだ。
そこらのエロ同人の母子ものを五冊ほど見ればだいたいそれで「あ、そーいう流れね」と終了する。
マジでつまらないのでだいぶ省く。
つか「私が悪かったの」とか「僕が悪いんだ」とかそんな事を聴きたいんじゃないんだよね?
くそ長ったらしくて、まあつまらない退屈な話。途中の濡れ場はちょっと良いけどさ。
まあとにかく、そんな二人の話を要約、大事なところをまとめると、だ。
・思春期真っ盛りのギンギン童貞男子である彼女なしのわが息子。自家発電歴約三年の童貞くんだ。
16歳な。高校生な。 真面目な優しいお母さん子だよ。ちなみにデカチンだぞ、いいだろ?
もう寝ても覚めても女の子のことしか考えられない年頃だろう。いやママのことだったな笑。
・んで、若々しくてそして美しくてスタイル抜群でおっぱいもでかくておまけに優しい息子好きの甘やかし好きの巨乳小柄ママ。(ちなみによく透けブラとかパンツのライン透けとかしてるぞ良いだろ、ただし家の中だけでな、その格好で外には出さねーよ)。
・ある日、息子はそんなママに女を感じて飛びかかっちゃった。(その瞬間を直接見たかったちくしょう!)
・制御不能な若さに苦しんで、ついには母親に襲いかかってしまうほど追い詰められている息子にキュンと来てかわいそうになってしまった優しき妻が、だめよいけないわああごめんなさい貴方許してこれはこの子のためなの……と思いつつも受け入れてしまった。(録画ねーのかよ!録画!)
・そんでそれからはもうズッコンバッコンの日々。(なんで動画撮ってねーんだよ! 動画!)
・思春期爆裂させてる高校生男子の性欲猿っぷりを知らなかった妻は毎日毎日息子にそりゃーもう愛されてしまったらしい。(隠しカメラとか早く仕掛けておけばよかった)
・そんなこんなで、夫である俺とは違うたくましい雄のでっかい逸物に子宮をメロメロにされちゃった妻は、子宮恋愛しちゃったらしい笑。
・まあ、このままではいけないと息子をいさめはしたが、息子は母を独占したいとさらに燃え上がった。(上から目線と立場で止めさせようとしてくる女が、立場が下の男の子にわからせられちゃったてことだよ、たまんねえよなあおい!)
・性欲から始まり、快楽を通過、いつしかお互いに普通に求めあう関係に至った。(うんうん、王道だよね! やっぱりイチャラブこそ至高よ)
・ところがそこは人妻、俺という夫がいながら不貞を働き挙げ句その相手は息子、そりゃあ妻は悩んだらしい。
・で、俺との関係とそして息子への許されない想いの間で悩んだ妻は、色々考えて、夫である俺と正式に別れることを選択した。(日常の裏で想い悩みつつも息子と愛しあう妻とか最高ナンダヨナアー)
・以上。現在に至る。めでたしめでたし。
うん、これで終わり。
くそつまんねえわ、つまんねえだろ? 全然おもしろくねえ。願望が思わず漏れるよね。
こっちはもっとすごいの期待してんだよ。濡れ場とかさ、プレイの内容とか。
息子が性欲に苦しんでたときの妻の心配の仕方とか、その辺りで息子がいかに妻にギラギラした目を向けてたのかとか。そのイヤらしい目線に気づいてたのかそれとも気づかなかったのか。
油断して無防備に近寄り続けてきたそんな妻に、いかに息子が目を血走らしつつ、耐えて、でもやっぱり我慢しきれなくなる瞬間はどんなシチュエーションだったの? だとか。
そんで襲われたときの細かいやり取りとか。
受け入れてしまった直後の心境とか、どんなプレイしたのかとか、妻が嫌がりつつも結局受け入れてきたとか、中出しはしたの? とか授乳手コキはしたの? とかそーいうのを細々と色々と聞きてえんだよ! こっちはよ!
申し訳ないとか、ごめんなさいとか、悲しげに謝られてもハッキリいってなんとも思わない。
おれはなあ! 妻が息子に寝取られるのを何より楽しみにしてたんだよ!! 楽しみに生きてきたんだよ!
二人のいちゃらぶを聞かせろや!
まあ、そんなむちゃくちゃなことは叫ばずに心に留め、つまり無言で憤りを見せる俺だが。
さすがに口に出せる内容じゃねえだろ、そんぐらいはわかるわ笑。
しかし、俺の無言での憤りに、妻は不貞をなじられていると思ったのか、涙をこらえて気丈に言ってきた。
「言い訳はできません。愛するあなたを裏切りました。もう、あなたと一緒にいる資格は私にありません。どうか、捨ててください」
おれはヘドが出そうな展開を切って捨てる。
「それじゃお前らのいちゃらぶが見れなくなって、つまらないだろーが!!」
「え?」
「え?」
「いやなんでもない」
妻と息子に、今聞こえた事は気のせいだ、と言い、そして席に座り直す。オッホン!
二人は、あんなハッキリ言ってて気のせいとかある? と、ちょっと困惑しているが、気にしたら負けだ。
この話し合いの主導権は渡さない。
俺は、やっと望みが叶うのだ、意地でも望む形にして見せる!
説明が遅くなった。
まあ、ここまでの流れで、もうわかる人間はわかってると思う。
おれは妻が取られるのに興奮する性癖の持ち主なのだ。いわゆる寝取られ、というやつである。
寝取られ趣味の持ち主なのだ。
しかし、俺をそんじょそこらの人間と一緒にしないでほしい。
誰でもいいわけではない。
血を分けた息子にとってほしいなあー、と。心から願ってきた人間なのである。
血を分けた実の息子に、愛する妻を心から寝取られる……最高じゃね? これ? なあ? 自分の血を継いだ男に妻を取られるだぜ?
さっぱりわかんねえ? そうか、まだまだ青いな。
思えば若い頃に見たいくつもの特殊性癖の代物達。書籍や小説。
あれらが俺の人生を狂わせた、いや、決定づけた。
息子と母のいちゃらぶこそ至高、それも行き着くところまでいった肉体関係ありのもの。
ああ~血を分けた息子が雄になり、女として接する母親の雌化していく姿がたまらねえ。
母である人を女として見て愛してしまう息子が、少しずつ雄になる姿もたまらねえ。
だがわかっている。
ありえない。わかっているのだ、そんなことは普通はありえない。わかってはいるのだ。
だが、だからこそおれは追い求めてきたのだ。どうしても諦められない願望だったのだ。
そしてそれを、なんとか生で見れないだろうか、なんとか生で体験できないだろうか、と考えまくった時に、ある閃きに至ったのだ。
結婚して、妻と、息子を、俺が用意すればいけるんじゃね? と。
それに気づいた時から、俺は頑張った。
メチャメチャ頑張った。
マジで中学んときから人生かけて頑張ってきた。
結婚した後の家庭内で、息子が妻とそういう関係になる……社会通年や一般的な価値観からするととんでもない背徳的かつ稀有な状況だろう。
ましてや一時の過ちではなく、本当に本気でお互いに愛しあい、恋仲になり、子を授かり。
心を通わせる真のつがいになる……母と息子から男と女へ。
いやちがうな。
母であり女でありながら妻になり、息子であり男であり夫になる……そんな、素晴らしい関係になってもらえるように。
そんでそれを間近で見るために!
俺はこれでもかと努力をしてきたと言えるだろう。
その努力は妻選びと確保から始まった。
まず、当然だが、妻を寝取られるためには妻に素晴らしい魅力がなくてはいけない。
息子が妻を食べたくなるように超えるべきハードルは、とてつもないものがある。
そりゃお母さんだからねえ。
息子から見る母は、美しければ美しい程よく、かわいければかわいい程よい。
スタイルだって抜群のものがほしいだろうし、途中で崩れるようでは困る。
むしろ結婚後もスタイルを維持できる才能が必要だし、なんならいつまでもモデル級のボディーを維持し、そして見せつける必要がある。
ここまででも相当に厳しい条件だ。
さらには、何よりも絶対的な基準点。
若い、という要素だ。
オスにとって子作りしたくなるくらいの若さをもった健康なメス、という絶対基準。
若さ。
思春期を迎え、それこそ無限の性欲に支配されるであろうわが息子が興奮するためには、息子にとって許容範囲となる若さを保てる年齢の雌。
それを用意するしかない。
ここまでですでにめちゃめちゃ厳しいだろ?
ついでに言えば性格破綻者では困る、息子にちゃんと愛を示せる心も必要なのだ。いやマジでな。
あと思春期真っ盛りの息子を、無自覚に誘っちゃうようなガバガバの隙も欲しい笑。
若さ、容貌、中身。あとは手を出したくなる隙……これを全て揃える妻を用意する必要があったのだ。
マジできつかったわ。
いや、だいぶ年齢のいった方にきちんと興奮できる方も世の中にはいらっしゃるだろうが、おれはさっさと息子に妻をとってほしかった。だから若い妻の確保に全力投球した。
他人と夫の間で揺れ動く妻、ではなく。血を分けた息子と愛する夫という究極の板挟みに苦しむ妻を見てえんだよ。
特にデカチン息子と粗ちん夫でな。オーソドックスだろ? そんなオーソドックスはねえ?
俺のオーソドックスはそれなんだよ。
そんで愛する夫の隣ではなく、なんやかんやで息子の隣で肩を抱き寄せられながら心苦しそうに、しかし男に求められて悦びを隠しきれないメス……そんな妻の顔を見てえんだよ。
そーいうのが見てえんだよ!
そーいうのが見たいんですけど!? 見たいんですけど!?
そのために俺は頑張った。
将来の息子が寝取りたくなるように、あらゆるツテやコネを使いとにかく若いお嬢様と婚姻するべく血ヘドを吐きつつ頑張った。
マジで漫画や小説の単行本にして五~六冊の量になりそうな程の艱難辛苦と修羅場と鉄火場を越えて(修行編とかもあるぞ、すげえだろ?)
最終的にはほぼ理想の妻をゲットしたのだ。
えっへん!
当時14歳の超絶美少女だった愛花……旧姓、大瀧川愛花という結構な家の一人娘であるお嬢様。
彼女を妻としてゲットしたのだ。
ちなみに当時の大瀧川家の親類縁者と血で血を洗う一歩手前レベルの抗争もしたが、勝って黙らせた。
あたりめーだろ、こちとら賭けてるものが違うんだよ。
最後の辺りなんて、俺が勝ちまくるのをいよいよ認めるしかなくなったのか、俺が血を流しながら当主であるオッサンの前に立ったら「……いいだろう、おまえなら跡継ぎにふさわしいと認める。そんなにこの家がほしいのなら」と言われたが、それは断った。
そりゃーそうだろ。
欲しかったのは愛花だけだ。
家はいりません、欲しいのは彼女だけです、といったら向こうさん絶句してたなあ。
『え、家いらないの? これだけ暴れておいて? 家名が欲しかったんでなくて? マジで娘だけ? ホントに?』とかショック受けてた名家の皆さんの顔はそれはそれでよかったが、まあ本命じゃないしな。
ちなみに、それを隣で聞いてた妻は号泣しながら『あなたは私の運命の方です! なにがあろうと一生添い遂げます! 私をさらってください!』と喜んでくれたのはいい思い出だ。
つまり、それなんだよ! 愛だよ! 愛! わかる!?
そういう愛が深ければ深いほど、息子とにゃんにゃんした時、しちゃった時の妻の複雑な胸の内がたまらないのだ。
性処理や義務的な相手ではなく、心を通じさせてしまう。それがいい。
それを想像しながら頑張ったよ。
話が逸れたな。
とにかく。
14歳の愛花を手に入れ、一日でも若い母親を作るべく、速攻で種付け。そのかいあって15歳では出産させる事に成功。
見事にチンチンのでかい息子を産んでくれた愛花に、マジで泣きながら感謝したもんだ。いやマジで。
そして結果はご覧の通りよ。
息子の真依人が16歳で、妻の愛花は31歳。
おそらく、かなりいいのではないかと思う。
上を見るとキリがないが、俺という凡人が用意したとするならばこれ以上はない条件だろう。
実際、こうして改めて見てみると、今の妻はマジでチート級のビジュアルをしているのでは? と思う。
30代に入ったというのに、ギリ10代でも通用しそうな程の可憐さ。
だというのにちゃんと大人の落ち着きをまとわせ、隠しきれない色気をあわせ持つのだ。
格好だってすごいぞ。
腕や肩をよく出させるためにノースリーブやカットソーを主に着させている。
当然清楚さを出すために白色が主だ。たまに白い肌を映えさせるために黒も着せるが。似合うんだこれがまた。
肌は出てりゃいいってもんじゃない。
控えめに、しかしちょっとは出す。これがいいのだ。そのちょっとが男を誘うのだ。
息子をな。
もちろん下品なのはだめなので、あくまでもノースリーブやカットソー、タートルネックを丁寧に、丁寧に着させてきた。
特にふんわりとしたスカート! フレアスカート! またはロンスカ!
ふわふわするスカートが好きだから着てくれっておねだりしまくったけ。
懐かしい。
まあ、上はボディーラインがしっかりわかるように、ぴっちり目のサイズやデザインのものを着させてきたけどな!
上は清楚でかつちょい攻め、下は大人っぽいけど、ちょっときちんと色気あるロンスカか、ふんわりスカート!
そしてそれを彩る黒髪にしてショートヘアスタイルよ、いわゆるボーイッシュママだ! 結婚前はロングで結婚後はショートにしてもらった、趣味だ!
たまんねえよなあ!
落ち着いた大人の女性、露出は控えめ、なのに腕や肩を出すことで逆に女性の魅力はがっつりアピール。
ぴっちりめの白ノースリーブやカットソーシャツや、タートルニットなので豊かな上半身のボディーラインはこれでもかと主張。
なのに顔を見るとショートヘアの美人にして育ってきた中身はお嬢様。
見よ!
どこのラブコメやエロゲーに出しても恥ずかしくない、立派な寝取られ用のチート妻だ! Fカップだぞ!
もちろんそーいうのが俺の好みだといって、着させてきたのだ。立ち振る舞わせた。
将来の息子に食べさせるためになあ!!
ナンパ? ああ、すごいよ、すごかったよ。
待ち合わせともなれば俺と合流するまでにかならず男がよってきてる始末だった。
ゴキブリだよあいつら。バル○ン炊きたくなったのは数えきれん。
職場でも買い物でも、なんなら旅行に、妻の趣味事や親類筋との付き合い関係と、まあーあらゆる場所で男ホイホイみたいに次々と声をかけられる有り様だった。
息子に食べさせるまでに、死にもの狂いで守ったけどな!
だって息子に申し訳ないじゃん。使い古しだと。
俺? 俺と妻の仲?
ああ、もちろん妻との間は良好だ。当然じゃん。
仲悪いのに取られてなにが面白いんだよ。
仲がちゃんといいのに、ちんぽで取られるのがいいんじゃねえか。しかも息子だから愛情はむしろ俺よりもあるしな。
息子から妻にいろんなプレイを仕込ませるために、妻とはギリギリ不仲にならないぐらいに淡白な肉体関係にとどめてきた。
別に俺ロリコンじゃないしね。
フェラもさせた事はないし、尻もいじった事はない、複雑な体位もしたことはない、道具も使ってない。
清く正しい男女交際ってやつだ。ちなみにいかせてあげたこともない。
ちょっと物足りないかも……を常に狙ってきた。酷いだろう? ニヤニヤ。
息子との関係で、女の悦び初体験をさせまくるためにだ!
息子にはじめての絶頂を教えられさせるために、慎重に抱いてきたよ! 誉めてくれ!
当然ながら精神的にはむちゃくちゃ大切に扱ってきたが。
何度も言うが、夫婦仲が不仲では取らせる意味がないだろう?
心から愛する夫、でも小さい逸物と淡白な夜。
比べて、こちらも愛する息子、しかも女の悦びを教えてくれて雄としていっぱい雌である自分を喜ばせてくれて、お腹を痛めて生んだ最愛のデカチン。
この狭間で心を苦しめる妻の姿が見たいがために死ぬほど頑張ったのだ。
笑うんじゃねえよ! 必死だぞこっちは!
性欲に支配された愛しい息子に抱かれる内、身体に起こる変化。
そして生まれてはじめて絶頂されられることで自分が誰の女なのかを理解させられてしまう美しく可憐な妻。
その母親を性処理ではなく、真剣に想い、心を通わせ、そして夫である父親から本気で取りたくなる息子。
いいだろ?
いや、熱くなりすぎた。すまん、自分語りはやめよう。
それよりも大切なことがある。
おれは目の前で座る二人に意識を戻した。
どんな罰でも受け入れる。その覚悟をして、俺と向き合うように並んで座る二人に。
うっわヤッバ、妻が俺の隣じゃなく、息子の隣に座るってこの光景たまんねえわ。
ヨダレ出そう。
だから、おれは聞くべきことを、聞くことにした。
「真依人、お母さんは……愛花は、お前とエッチしてた、時、気持ち良さそうだった?」
俺がそう、とても、とても大切な事を聞くと、二人が固まった。
そして妻が慌てだした。
「……ちょ!? ちょちょっちょっとあああなた!? ななな何を聞いてるのよ!?」
「大切な事なんだ! 答えてほしい」
妻の愛花はええーっ!? という顔をしながら真っ赤になって下を向いた。
慰謝料とか今後の予定とかの話ではなく、下も下の話だということに激しく動揺しているようだ。
うん、いい。
そんな妻を見ながら内心満足していても、息子には真面目な顔を崩さない。
これは大事な話ですよ感を出すためだ。実際、めちゃめちゃ大事だしな。
むしろ本命だろ。寝取った息子に妻の……母の痴態を尋ねる。うーん、いい。
息子の真依人は思ってた質問や断罪とは違ったことに戸惑っているが、父親である俺の真剣な顔に、気を取り直して真面目に答えてくれた。
「え、ええと、う、うん、ママは僕とエッチしてる時、スゴく気持ち良さそうだったよ」
「……どんな風にだ? 教えてくれ。誠実に答えてくれ」
「えっと『まいとさんのおちんちんおっきい!』とか『硬いの! 素敵!』とか『やめて奥をいじめないで!』とか」
妻はもうゆでダコ状態だ。「……まいとさん、あんまり……詳しく、言わないで……」とか小声でお願いしてる。
必死でかわいい。もっと苛めたくなる。やばヨダレが出るわ。
そんなニヤニヤしちゃう気持ちは押し隠して、俺はさらに真面目な顔で重々しく口を開く。
「そうか……パパとのエッチとどっちがいいか、比べさせる事は聞いたか?」
「ちょおっ! あなた!? 泰与さん!? 何を聞いてるの!?」
「大切なことなんだ! 答えてくれ!」
普段からおしとやかでかわいい妻が軽くパニック起こしてる様を心のハードディスクに納めながら息子を問いただす。
まるでその質問に答えることが、罪を償うことなのだ、だから、答えなさい、と。
そういう空気を出すために。人生でも有数の重々しい空気で望んだ。
息子は俺の緊張感をしっかり感じたのか、ちゃんと答えてくれる。
「う、うん。僕……ママとエッチできて、スゴく興奮して、それで、パパに勝ちたくてママに聞いて言わせたんだ、パパと僕のおちんちんどっちが好き? どっちが気持ちいい? って」
「うん、それで? ママは? 愛花はなんて言ってた? お前の? お前のだろ?」
「ママは最初は『そんな事答えられません』とか『あの人のことを愛してる』とか『言いたくない』とか言ってた」
「うん、それで、その段階を過ぎたら? 最初はって事は今は違うのか? 変わったりしたか? 変わった後は何ていってる? 今は? お前は当然、俺に勝ちたくて何回もママに聞いたんだよな? 『パパと僕とどっちのおちんちんが気持ちいい?』って 聞いたんだろ? 最新版は? 上書きされちゃった愛花はなんて言うんだ?」
そこまで聞くんですか? と大きなお目目を真ん丸にしてもはや顔から湯気が出てる妻を手で制して、息子に答えさせる。
息子はごくりと息をのんでから、俺の質問に答えてくれた。
「『まいと! まいとさんのがいい! まいとさんの大きいおちんちんがいいの! あの人の小さなおちんちんと全然ちがうの! お願いママをもっといじめて! 奥をついて! ママを愛してえ!』って喜んでくれたよ!」』
「いやあー! ちょっとやめて、まいと! そんな細かく説明しないで! 嘘! 嘘です! それは言っ……いい、ました、……けど! でも違うんです! 気持ちが高ぶったからつい出てしまっただけです、あなたの、泰与さんのお、おち……お逸物が小さいなんて思ってません! 本当です!」
「ママはこういってるけど違うんだな?」
「うん、ママは、僕のオチンチンがスゴくたくましくて好きって、言ってくれたんだ!」
「いやあああ……」
愛花が床に崩れ落ちる。
やべえー!
息子がやべえ! 母でありそして愛する女である愛花に選ばれた、そして満足させているという自信をみなぎらせる息子!
そしてその隣で、自身の情事の最中に口走ってしまった夫への侮辱的な言葉と乱れっぷりを説明されて恥ずかしさと申し訳なさで涙目で真っ赤っ赤の妻!
た、たまんねえわ。たまんねえよおい! このために生きてきたんだ! おれはよぉー!
そのあともセクハラ質問をさんざん楽しんだあと、いよいよどうでもいい話題になったので、満足しつつ聞くと、看過できない流れになってきた。
そう、二人とも出ていくとぬかしやがったのだ。
「ふざけるな! 勝手はゆるさんぞ!」
「あなた……泰与さん、ごめんなさい。でも、私は、あなたを裏切ってしまいました、もう顔向けできません……どうか。私を棄ててください」
「ぼ、僕もだ、パパを裏切ぎったんだよ? パパだって僕の顔なんて見たくないでしょ?」
いや、見てーよ? 見てーけど?
ちげーよ! ばかたれ! 裏切りとかはどうでもいいんだよ!
そうじゃなくて追い出したら、それじゃ次の展開が見れないだろ!?
たとえば、夫婦の寝室で共に眠るはずの妻が、こっそりと、しかしはっきりと息子の部屋に行こうとする姿とかが!
俺は聞くのだ「今日は、あの子の……息子の部屋で眠るのか?」と。
すると、その俺に申し訳なさそうにしつつも、しかしはっきりと「……はいあなた。真依人さんが、どうしても一緒に夜をすごしたいからって。今日は、あの子と一緒にいてあげようかと……お許しをいただけますか?」と、愛花は聞いてくるのだ!
夫に、デカチン息子のところに一晩行っていいかと聞いてくる清楚妻! たまらねえだろうがよ!
そんで、俺が夜中に妻がいない隣のスペースを見ながら、耳をこらすと聞こえるのだ。
息子の部屋からギシギシという音が!
『……音……大き……待っ……お願……』『……ママ……ママ……!』『……ダメ……ダメぇ……! パパに、泰与さんに……聞こえちゃう……』とかよお!
それが夜中ず~っと続いて! 明け方に一際大きくギッシギッシしたあと、ピタッと止まる!
愛しあう二人の力強い行為が終わった瞬間を壁越し天井ごしに音だけで把握させられる夫、いいよね! いい!
そんで朝!
俺、聞いてませんよ? 眠ってましたよ? 的なふりをして、普通におはようとかいう俺に、妻がいかにもいつも通りで答えようと努める姿を見せてくんだよ!
変な真似は慎みました、今日もきちんと先に起きましたとかいう雰囲気で『おはようございます、あなた』と穏やかに笑みを浮かべるのだ。
実はあんまり寝てませんみたいな気だるげな笑顔を、いつもは着ないはずのニットの長袖を着たりしながら!
あちこちにつけられたであろう、息子からのキスマークを隠すようによお!
そして寝不足なのに、たくさん雄に愛されて幸せ、みたいに無意識に鼻歌とか歌いなから俺に朝飯を用意してくるのだ。
そして俺に暖かい料理を出す時にふと見えるのだ、首筋にキスマークとかがうっすらと!
たたたまらねえー! やべえ! そんなの同居をするしかないじゃん! 同居続けるしかないじゃん! 追い出してどうする、ばかかよ! サブスクサブスク!
見てえんだよ!
それが見てえのに離婚して追い出してどうする! 馬鹿かよ!
頭おかしいのか!? 俺はおかしいよ! じゃあいーじゃん。
だからおれは二人を説得するのただ。
「お前たちを、追い出したりしない」
俺も、お父さんも。愛花を、妻を愛してるんだ。
もちろん真依人も愛していると、ハッキリ宣言する。
しかし、愛花は感激しつつも隣の真依人の事を気にしている。夫の俺には情も想いもある、しかしもう女としては真依人に惹かれている、という感じだ。
真依人はさらに複雑そうな表情だ。
そりゃーそうだろうな、父親から追い出されるが愛花を手に入れられるだろう、と思ったら、父親が追い出さないと抜かすのだ。
二人きりになれないじゃん、殺そうかな? 位は考えてるだろう。
女のために父親殺そうとするとか愛が重くて素晴らしいよね!
過激すぎる? いや、俺の息子にはそのくらい考えていて欲しい。女のために男の一匹や二匹、ぶち殺す覚悟持っててほしいわー。
まあ見とけ、ここからが腕の見せどころよ!
俺は困惑する二人に、だからこうしようと思う、と伝えた。
家庭内で二つの夫婦にならないか? と。
二つの、夫婦? と、首を傾げる二人に俺は説明する。
めんどいからぶっちゃけると、俺と真依人の二人は数日おきに愛花をベッドに引っ張り込んで一対一で夜を過ごす。
もちろんエッチはOKだ。しなくてももちろんOK。
これなら同居が続けられるよと。
もちろんこれまで通り、昼は家族だ。ただ、夜に、妻の愛花がどっちで寝るかがちょっと変わるだけだと。
それらを提案すると二人はさすがに困惑した。
そりゃそうだ、殴られるか追い出されると思ったら、あまりにも甘すぎる意味不明な対応を提案されたのだから。
二人はまだ納得いってないようだが、これなら丸く収まるのだ。
真依人はこの家を出ていかないので高校大学と安心して通えるので、焦って生活を破綻させなくてすむ、あと愛花を堂々と抱ける。パパである俺も満足。
愛花は夫の許可をもらって堂々と俺と真依人の両方から愛してもらえる。夫である俺も大歓迎。
そんで俺は息子とギシアンする妻を間近で楽しめる。俺、ダブルピース。
ほらみろ最高じゃねえか!?
ただ、俺の趣味を伝えちゃうと愛花の恥じらいがなくなりそうだから、そこは伝えない。夫婦っていっても隠し事のひとつや二つはあるもんねえ。ニヤニヤ。
とにかく愛花には「お前は気に病んでいるようだが、それでも俺は二人を愛している、大切な妻と息子。家族なんだ。一緒に居てくれ、真依人の将来だって大切だろう?」と愛情と息子の将来から攻め立てて。
真依人には「逃げるのか? ママを、愛花を欲しいというなら堂々と選ばれてみろ、パパだって愛花を好きなんだ簡単には負けないぞ?」とよくわからんライバル宣言で煙に巻く。
ガキなんて単純に勝負事にしときゃ大抵乗ってくるもんよ。
「……だから、取りあいだ、競争だ。どっちがママを、愛花を手にいれるか。どうする真依人? 諦めるか?」
妻の愛花はマジでびっくりしてる。
数日ごとにどっちの部屋で眠るかを彼女に選んでもらうという夜の過ごしかたに。
夫が、もはや息子との浮気を半ば認めるような提案をしてきたことに。
エッチできるのは選んでもらえた方だけ。選ばれなかった方は我慢して一人で寝る。昼は家族として仲良く過ごすがエッチは夜だけ。
理解が進むにつれ愛花はさすがに反論してきた。
「ちょっと、泰与さん……!? そんなの、無茶です! そんな失礼なことはできません! わ、私に、男性の寝室を選べって、そんな……そんなはしたないこと……」
つまりどっちのちんぽをたべたいか数日ごとに公言しろ、選べということだ。ニヤニヤ。
妻は一週間ごとに俺か息子の部屋を、夜にどちらの女になるかを選ぶという事だ。
選ばなくてはいけないということだ。
どちらに夜、抱かれるかを、抱かれたいかを選ぶということだ。
う、やば、そのときの妻の心境を考えると、鼻血が出そう。もはや最高すぎる! 絶対やらせる! ぜってーやらせる!
息子はいかにも若き雄っぽく俺をライバル認定して乗り気になったようだ。
いいねー、ガキでチョロくて最高だよわが息子よ! 是非とも愛花を部屋に誘いまくってくれ。
「わかったよパパ。卑怯な真似じゃなくて、正々堂々としろって言うんだね。
パパに隠れてママとエッチしてごめん。でも、これからは堂々とママを、ううん、愛花さんを手にいれるから!」と宣言。
やばっ! かっけえ! 俺の息子最高! 堂々とメスをモノにすると言い放つ雄ってすげえ!
子育て成功じゃん! よくやった俺! よくやった愛花!
そんでそんな男を見せた息子に、「まいと、さん……」と夫婦の修羅場のはずの場なのに、思わずときめいてしまって、きゅんってなってる妻の姿がたまらねえ!
俺の前でそんな感情を見せる訳にはいかない、それは失礼すぎると思いながらも、それでも愛する息子……否、愛する雄の宣言に瞳を潤ませ切なげに見つめてしまう乙女の顔。
俺の前でしか見せなかった女の顔、いや正しくは、俺以外にも心を許した別の、別の愛する雄に向ける、別の顔。
た、たまらねえよおー!
同居してたら見放題なんたぞ! これ! ボーナスタイムかよ!
同居にきまってんだろ! 同居同居! 同居一択!
最終的には、真依人の赤ちゃんを心から望んで産もうとする愛花を見てえ。
見てえー! そんで俺を愛しつつも俺の要望にはちょっと冷めた苦笑い顔で、そんで真依人とその子供が一番に書き換わる妻の姿が見てえよおー!
絶対同居だわ!
おれは培ってきた交渉能力をフルに発揮して、とにかく二人を納得させて。
愛花に夜、眠る部屋を選ばせるという、家庭内寝取られ夫婦の構築をなしとげたのだ。
とりあえずいきなり生活の心配をしなくてすんだ二人は複雑に感じつつも、俺の要望! という言い訳を内心でしつつ申し訳なさからまずは受けてくれたようだ。
ありがてえありがてえ。
真依人が愛花に向ける情欲と愛情とが混じった目を見せる、それに応えるように熱っぽい目を向ける愛花。
二人の姿を見て、とりあえず盗聴機と隠しカメラを用意しようと決意した。
俺の人生はここから始まる!
どうでしたでしょうか?
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