楽と万里花の二人で歩く帰り道。
いつもであれば万里花はにこにことしているはずだが、どうも今は機嫌が悪い。
楽に対してはどこまでも心が広い万里花にしては、珍しい、と、言うよりは、初めて見る光景だった。
「な、なあ万里花…どうしたんだ…俺、おまえを怒らせるようなこと言っちまったか…?」
いつにない様子の万里花に慌てる楽。ここだけを見ると完全に尻に敷かれているようだ。
「…さっきの茶話会の最後、小野寺さんの言葉を聞いて頭がすっかりショートしていましたでしょう?あれは頂けませんわ…ぷう」
理由を述べつつ、拗ねて頬を膨らませる万里花。
「わ、悪かったよ…。でもびっくりしてさ。小野寺がまさか…あんなに」
「もーーー!小野寺さんの話は禁止です!き・ん・し!」
突然、万里花は楽の正面に立ち向かい合って大声を上げた。
「お、おう、…そうだよな、ごめんな。」
二人の関係の曖昧さ、その状況の理由を考えて、ようやく楽の心に罪悪感が膨れ上がって来た。
…少し、遅すぎる気もするが。
「らっくんたら…これは、お仕置きが必要ですわね!」
「うえ!?」
「らっくん、今から私の部屋に来て下さいまし!」
「え、あ、ああ…」
楽は戸惑いながらも、万里花に連れられ部屋へと向かう。
そして部屋に着く二人。
「はい!らっくん、まずはここに正座してください!」
「うえ!?あ、ああ…。」
戸惑いながらも万里花の言葉に従う楽。
「まったくもう…こんなにお近付きになれたのに、ずっと曖昧な関係のままで、まだ、私は不安なんですよ?自分であんな風に言ってしまったことを後悔するときだってあるんです…あんまり…私を不安にさせないでください…」
てっきり怒られるかと思いきや、優しく、寂しげに諭された。
「…ごめんな」
楽は立ち上がり、万里花を抱きしめながら優しく言った。
「…はい…」
万里花の声からは、安堵感がにじみ出ていた。
しかし。
「 で も 。 」
「!?」
「反省はしてもらいますよ、らっくん!そこのベッドに座ってください!」
「あ、ああ…」
戸惑いながらも楽はベッドに上がる。
ふかっ、と、ベッドが楽の体重で深く沈んだ。
そして万里花は急に楽のズボンのベルトに手をかけた。
「!?ま、万里花!?」
「今から、私がらっくんのモノを、手で、します。らっくんは何もせず見ていてください」
「は、はい…」
万里花からのきびきびとした指示に、楽は従わざるを得ない空気になっていた。
「…あ、急に脱がされても勃ちませんわよね…」
そう言うと、万里花は上着を脱ぎ、両腕で胸を寄せ、上目遣いで舌をちろちろと出して見せた。
「…!」
たったそれだけの行為で、既にパンツ1枚しかまとっていない楽のモノはあっと言う間に立ち上がった。
「うふふ…良かったですわ♪じゃあ…」
そのまま残りの1枚を剥ぐ。
ぶるん、と、楽のものがそそり立った。
「…おっきい…すごい…」
徐々に万里花の様子も変わって行く。初めのときのように楽を煽ろうとすることを忘れ、ただただ目の前のものに見とれている。
「…口を付けるのは、また今度にしますけど…」
そう言いながら、万里花は細い指で楽のモノを触り始めた。
裏筋を優しくなぞり、玉に息を吹きかけ、カリの部分をくすぐるように10本の指でさわさわと撫で回す。
「…う…あ…」
ものの数分で、楽の表情は完全にとろけきっていた。自分が好いている女の子が、こんな色っぽい顔をして、信じられないくらい卑猥なことを自分にしているという事実が、たまらなくむずがゆかった。
しばらくすると、万里花の手の動きは徐々にしごく動きに変わって来た。
しゅる…しゅる…しゅる…
乾いた状態で、優しく表面をなぞるようなしごき方。楽にとってはじれったい状況である。
「…は、はや…く…」
「うふふ…はやく…なんですか?」
万里花はいつものお返しと言わんばかりに意地悪く聞く。
「うう…しごいて…くれ…」
万里花の愛撫にすっかりやられてしまい、まるで女の子のような切なげな表情で懇願する楽。
「ああん…らっくん…かわいい…もう、我慢できません…!」
万里花はそう言うと、楽を見つめながら舌をだらんと伸ばし、亀頭にだらりと涎を垂らした。
普段あんなに上品な振る舞いをする女の子が、自分の前でこんなにもはしたない所を臆面も無く見せるのか。
楽の興奮はもはや止まらなくなっていた。
「では…行きますわよ?♪」
万里花は少しわくわくしたように言った。
ぐちゅぐちゅぐちゅっにちゃっ
「…うあ…!!」
先程までとは比較にならない程卑猥な音が室内に響く。
万里花の左手は玉を撫で回し、右手は大きくねちっこく亀頭と竿をしごきあげる。
顔はどこにやっているかと言うと、楽の顔の目の前である。
楽のちょっとした表情の変化も見逃すまい、一挙一動を楽しもうと、艶っぽい表情で見つめ続けている。
楽はと言うと、一気に激しくなった万里花の責めにすぐさま我慢の限界が来ていた。
「ま、万里花…も、出る…出ちまう…!!」
「あん…まだもう少し…♪」
そう言ってしごく速さを緩める万里花。
刺激が和らいだことに、楽は一瞬だけほっとする。
しかし、次の瞬間。
「やっぱりイってもいいですわよ?」
そう言って急に再びしごき始める。しかも先程までのしごき方と違い、右手の指の一本一本をまるでウェーブさせるかのように動かして、より刺激を強くしている。
「うああ…!!」
完全に不意打ちの形になり、楽は腰を引く。
「あん…逃がしませんよ?」
万里花はそう言うと、玉を触っていた左手を楽の腰に回し、楽が引いた分をしっかり戻した。
「…あ…だ、だめだ…もう…!!」
いよいよ限界を迎えた楽。
「あっ…と、あぶないあぶない。」
ここへ来て再び手を止める万里花。
「な…なん…で…?」
何とも言えない物欲しそうな顔をする楽。完全に期待を裏切られたという、切なげな顔を浮かべている。
今まで見たことがなかった楽の表情にときめく万里花。
「ああ…らっくんたら…もう…本当にかわいいです…♪」
そう言うと、再びゆっくりとしごき始めた。
「う…うあ…あ…」
「速くしてほしいですか?めちゃくちゃにしごいて欲しいですか?」
ここぞとばかりに目一杯の意地悪さを出す万里花。
「う…た、頼む、めちゃくちゃに…し、しごいて…くれうああああああ!!!」
もはや抵抗する気力も残っておらず、恥ずかしがりながらも懇願する楽の言葉を聞くや否や、万里花は急激にしごく速度を上げる。握る強さも一気に強めて、本気で楽をイカせにかかる。
「う…あ…い、イク、イク、イク、出る、出る、万里花、出る…」
「出るんですのね?私の顔にいっぱいかけてくださいまし…!」
そう言うと万里花は再び舌を楽のモノの前に出し、しごく速さと強さを最大にした。左手も全力で玉を撫で回す。
「ああああ…!!万里花、万里花、出る、うあ、万里花、出る、出る…!!!」
ぶばっ…びゅるるっっぶぼっびゅっびゅっびゅっ…びゅるっびゅっ…
楽のモノが一瞬膨れ上がると、次の瞬間、白い液体がまるで噴火のごとく飛び出して来た。
何度も脈打ち、絶え間なく万里花の顔を汚し続ける。
「…う…あ………」
「ふわ…熱い…すご…いっぱい…熱いよお…」
放心状態の楽と、恍惚とした状態で液体を舐める万里花。
「うふふ…じゃあ、今度は…♪」
「!?ば、ばか、万里花おまえ、何を…!!」
万里花は白濁した顔をティッシュで拭きながら、楽の背後に回り込んで、今度は楽の後ろから手を伸ばし再び楽のモノをしごき始めた。楽がイってからまだ数分と経っていないにも関わらず、である。
「この部屋に、ベッドに、らっくんの匂いをいーーーーっぱい染み込ませちゃうんです♪だから、今度は…ベッドに一杯出しちゃってくださいまし♪今度は焦らしませんから安心してください♪」
そう言うと万里花は左手で楽の乳首を刺激し、楽の耳と首筋に口付けしながら舐め回す。
「お…まえ…なあ…うあ…や、やばい…うぐ…!」
間髪入れず、しかもイったばかりで思い切り敏感になっている身体に、先程とはまた違う快感が叩き込まれる。
楽は快感のあまり屈みこんだ。
しかし万里花は手を緩めない。
「うふふ♪さあさ、いーっぱい出してくださいまし♪」
そう言うと万里花は、楽のモノを右手で持ち、左手で楽の尻を掴み、抱え上げて膝立ちの状態にした。
抱え上げて、とは言ったが、実際のところは楽が亀頭を引っ張られる刺激に耐えられず腰を上げた形だった。
屈みづらくなり、いよいよ押し寄せる快感から逃れられない状況になったところで、万里花はしごく速さを上げる。
「うあ、あ、ああ、あ、あああああ…!!」
「イって…?らっくん…イって…?ね…?」
「うぐああああ…!!!!!」
びゅるるっびゅっびゅっびゅるっびゅるっびゅるるっ…
2回目とは思えない量の液体を吐き出した楽。目も虚ろに天井を見上げている。
「んあ…すごい…すごい…らっくんの匂いがいっぱい…ふああ…」
楽の後ろから、万里花が悦に入りながら喋る。
「…あ」
「きゃっ…?」
短時間で2度もイカされた楽は、万里花を巻き込んで後ろに倒れた。疲労によるものであった。
「えへへ…いっぱい出してくれましたね…♪」
楽の胸元に顔を埋めて、満足げに微笑む万里花。
「ふ…ふふ…ふふふ…」
「…?」
急に笑い声を上げ始めた楽に、万里花が少し戸惑う。
「…よくも、よくもやってくれたな…お返しだ~!!!」
「きゃんっ!?」
突然叫び、万里花をひっくり返す楽。
ここからは、楽のターンである。
続く。
続きます。思ったより長くなると気付いたので、エロ部分を分けました。なんという()
次回はマリーがいつも通りになります。
仕事終わりのテンションで2話分一気に書きましたよ、ええ!土日にかけてゆっくり書こうとしていたのに!w
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!