楽は万里花を仰向けにさせると、先にベッドを降り、万里花の腕を引っ張り立たせた。
「きゃんっ!…。」
万里花を立たせた後、ふふふと不敵に笑いながら万里花を見つめる楽。
「ら、らっくん…?」
様子のおかしい楽を見て、万里花は不安そうに尋ねる。
「ふふ、ふふふ…よくも散々イジリ回してくれたな…」
そう言って顔を万里花の耳の方に持って行く。
「…お返しだ」
「…!」
これからされることへの期待と不安と興奮が入り混じり、万里花は小さく息を切らす。
「…な、なにを…するんです…か…?」
目を潤ませながら楽を見上げるその表情に、楽は言いようもない快感を覚える。
「まずは…脱いでもらおうか」
「ふえ!?」
楽は言葉を言い終えると、おもむろに万里花のお腹に手をやり、服を脱がしにかかる。
「ひゃんっ!あ、らっくん、そ、そんな急に…」
顔を真っ赤にしながら戸惑いの言葉を話す万里花だが、行動としての抵抗は見られない。
「…脱がすぞ。」
「…っ」
楽はそう言うと、ボタンを一つ一つ外して行く。
万里花はその間、目を閉じて、少しだけ震えていた。
はらり、と、服が床に落ち、下着姿の上半身が露になる。
「…今日は、すぐ外すからな」
「…は…い…」
言われるがまま、万里花は楽に身を委ねる。
ホックを外され、下着も床へと落ちた。
立ったまま上半身を裸にされた万里花。
外したものの、楽はじっと見つめるだけである。
「あの…らっくん…は、恥ずかしいです…っ」
耳まで真っ赤にした万里花が、羞恥心で震えながら楽を見詰める。
「おう…わりいわりい。見惚れちまってて…」
「ほわっ!?…う、うう…そがん事…」
楽の正直な感想を聞き、万里花は更に赤くなる。
「そういやさっき、万里花だけ何カップか聞いてなかったよな」
「そ、そうですわね…」
「何カップなんだ?」
「…ふふ、当ててみてひやああん!!」
楽の質問に対しクイズを出そうとするも、言葉を終える前に両突起をつままれて膝ががくがくと震える万里花。
「そういうの、なーし」
楽は意地悪く笑いながらそう言う。指はまだ万里花のものをつまんだままだ。
「ひ、ひぐ…ごめんなさ…ああん!!うあ…あの…い、E…ですひいいいいん!!?」
「Eか…たまんねえな」
「な、なんで答えたのに…うああああん…!!」
正直に答えたにも関わらず、更に強くつままれたまらず楽の肩に手を置く万里花。
「ん?どっちにしろ責めるのは変わらないだろ?あとそうだ、今日は手で口を押さえるの禁止な!」
「…そんな…」
自分の部屋とは言え、きっと、いや、確実に、この後自分は大きな声ではしたない嬌声を上げる。そのとき手を使えずその声がだだもれになれば、どれだけ恥ずかしいことになるのか…想像に難くなかった。
「いいな?」
「は…はい」
もはや二人の立場はさっきと逆転、いや、それ以上の状況になっていた。
「じゃあ、最後に…」
「!はうう…!」
楽が万里花のスカートに手をかけ、ゆっくりと引き下ろす。
…はっ…はっ…はっ…
もはや恥ずかしさと緊張でどうにかなってしまいそうな万里花。
「じゃ、最後は…」
そう言って、下着をずり下ろす。
万里花の一糸まとわぬ姿が、楽の目の前にさらされた。
しかし、万里花は恥ずかしさのあまり、両手で胸と陰部を覆ってしまった。
この状況を見て、楽は更に万里花の羞恥心をかき立てる。
「じゃあ、今から数分くらいかな、おまえの身体を見ていたいから、その手、背中にやってくれ」
「ふえ!?そ、そんな…」
「…だめか?」
「う、うう…わ、わかりました…」
自ら手を外すという、あまりに恥ずかしい行為ではあったが、楽の惜しむような表情に負けてしまい、万里花はゆっくりと両手を後ろにやった。
楽はそれを確認すると、すぐ後ろのベッドに腰をかけた。
全裸の女性と、それを目の前で座ったまま眺める男性。
楽が何か道具でも持っていればヌードデッサンにでも見えたかもしれないが、この状況ではただただ妖しい光景にしか見えなかった。
3分ほど経ったであろうか。
万里花は真っ赤になったまま、楽から少し目線を逸らしていたが…さすがに羞恥心の限界が来たようだ。
「あ、あの…らっくん…そろそろ…」
「ん、そうか。俺はあと30分くらい見たいんだけど…」
「そんなことやったら私恥ずかしさで気絶しちゃいますー!」
ここに来て初めて万里花が抵抗を見せた。
「…ふふ。じゃあ、万里花、俺の足の上に乗っかってくれ。」
「…!」
それは、いつかの朝の教室でとった同じ体勢だった。
だが今はあまりに状況が違う。
時間はまだ夕方に差し掛かるくらい。夜も迎えていない。
そしてここは万里花の自室。今日は万里花の父はいないため、邪魔など入りようがない。
そして万里花は今この時点で一糸まとわぬ姿になっている。
最後に、何より、楽が最初から万里花をめちゃくちゃにする気満々だと言うことがわかり切っているのだ。
「…は、はい…」
心臓が早鐘を打つのを感じながら、万里花はゆっくりと楽の前に腰を下ろす。
顔も。首も。胸も。そして、陰部も。
緊張で頭がどうにかなりそうだった。
「はは。そんなにこわばらなくていいよ」
そう言うと、楽は万里花を優しく抱きしめる。
優しく、とは言っても、上裸の状態、ましてこんなに興奮が高まった状態では、普通に抱きしめられただけでも敏感に反応してしまう。
「ひあっ!…あっ…あん…」
きっと、この程度の反応で済むのは今だけだ―直感で思う万里花。
そして次の瞬間。
「ひっ…!!!あうあああああああああ!!?い、いや、いきなり、そんな、だめえええええ…!!!」
万里花は悲鳴にも似た喘ぎ声を上げた。
楽は左手で万里花の右胸の突起を、舌で左胸の突起を同時に責める。
万里花の頭の中は一瞬で真っ白になった。
「あぐ、あぐ、あぐ、んぐううううう…!!!」
切なげな声を出しながら、必死に口をつぐんで声を上げるのを我慢する万里花。
しかし楽の責めは止まらない。
「ここか…よっ、と」
「!!!!!」
楽の右手の中指が、万里花の陰部へいとも簡単に入り込んだ。
万里花はもちろん処女であったが、今まで、そして今日ここまでに与えられた刺激により、どうしようもないほど濡れていた。そのため、楽の中指をいとも簡単に受け入れたのである。
「…あっ…かはっ…」
少し上を向き、焦点の定まらない目でぱくぱくと口を開け閉めしている。
「え~と…あ、ここかな?」
楽は何か探している様子で中指を動かしていたが、途中で目的のものを見付けたのか指の動きを止め、くいっ、と関節を折り曲げた。
そこは、いわゆるGスポットと呼ばれる場所だった。
自分で触ったことが無い訳ではない。しかし、愛する楽に、力強くそこを刺激されたことによる快感は、今まで味わって来た快感が霞むほどのものであった。
しかも、楽はGスポットを刺激すると同時に、再び両突起を刺激したのだ。しかも今度は舌ではなく、甘噛みで。
「~~~~~~~あああああああああ!!!!!」
万里花の、抑えようのない絶頂の喘ぎ声が部屋中に響き渡った。
ぷしゅっぷしゃっぷしゃああああ…
それと同時に、楽の太ももへ万里花の小が勢いよく放たれる。
楽の中指は万里花の膣の締め付けできゅうきゅうと圧力をかけられていた。
「…うあ…あ…」
「おっ…と」
万里花は楽の胸元に倒れ込み、そのまま二人はベッドに倒れる形になった。
「…大丈夫か?」
「…らっくん…これ…すごいよお…こんなの…知らないよう…もっと…もっと…」
完全にスイッチが入ったのか、更に楽を求め始めた万里花。
「…!!…わかった」
「ひゃっ…?」
楽はそう言うと、万里花を抱きかかえ、四つん這いにさせ、尻を自分に向けさせる形になった。
陰部も尻の穴も、完全に見える状態になっている。
「らっくん…これ…恥ずかしいよう…」
スイッチが入っても流石にこの状態は恥ずかしいのか、万里花は甘えながら恥ずかしがる。
「…万里花、本当に綺麗だし、めちゃくちゃ…エロいよ」
「うう…恥ずかしか…そがん事言わんで…」
楽が至極真面目に話すが、万里花は照れに照れてまともに楽の言葉を受け取ることが出来ない。顔は楽の方からはよく見えないが、恐らく真っ赤になっているのだろう。
「この状態で…と」
「!?ひぐうううう!!!」
楽は万里花の陰部に再び中指を入れ愛撫を始める。更に中指が無理なく入ったことを確認すると、すぐさま薬指もねじ込んだ。
十分すぎるほど濡れていた万里花の陰部は、もう一本の指もたやすく迎え入れる。
「だ、だめだめだめそんなのむりむりむりむりおかしくなっちゃうよおおお…!!!」
万里花はシーツを力いっぱい掴んで震えている。
「もっと、って言ったのはおまえだろ?いくらでもイっていいからな」
楽はそう言うと、まるで揉みしだくかのようなストロークでGスポットを刺激する。
強烈な刺激にはなるが、決して乱暴にはならないよう、万里花の反応を窺いながらどんどん強くしていく。
「ああああああ~~~~~!!!もう!!もうだめ!!またイク!!イク!!いっちゃ…」
言葉は途中で切れ、万里花は激しく痙攣した。
しかし、楽の手は尚止まらない。
「!!??!?待ってらっくん止めて止めて止めて本当におかしくなっちゃううあああああ!!!!!」
万里花は更に激しく痙攣し、海老反りになった。
陰部からは潮が吹き、ぱしゃぱしゃと楽の身体にかかる。
そして崩れ落ち、うつ伏せ状態になった。
「う…うあ…あ…」
声自体は小さくなっているが、ずっと呻くような喘ぎ声を上げている。痙攣も断続的に続いている。
「…この辺にしとくか」
楽は万里花の様子を見て、行為を切り上げることにした。
「…万里花、仰向けになれるか?」
「…ふえ?」
楽の優しい声に万里花が反応する。
「…は、はい…」
戸惑いながらもそれに応じ、楽はひっくり返るのを手伝う。
とすっ、と言う小さな音を立てて、万里花が仰向けになった。
そして楽は万里花の顔やお腹を、優しい表情で撫でる。
右手は撫でるのに使い、左手はどちらから言うともなく手を繋いでいた。
「…気持ち良いか?」
「…うん、らっくんの手、あったかいです…」
万里花はそう言うと、楽の右手を優しく持って頬ずりをした。
そのあまりに幸せな表情を見て、楽の顔は思わず綻ぶ。
―ああ、やっぱり俺は、この子が、マリーが、橘万里花が、好きだ。ずっと一緒に居たい―
楽は改めてそう思い、そして万里花に話を切り出す。
「…あの、さ」
「?なんでしょう?」
少し照れながら切り出す楽を見て、万里花は優しく微笑む。
「…少し先で悪いんだけど、1ヶ月後の土曜日、デートに行かないか?」
「…!!!」
以前の約束。次、想いを告げるときは、きちんとしたシチュエーションで。それも、出来れば金曜日の夜か土曜日。
万里花は、そのデートの意味を、楽からわざわざ説明を受けなくてもたやすく察した。
「いや本当に待たせて申し訳無い!!…その、なんだ、きちんと…準備をしたくてな。」
楽はそう言うと、頬をぽりぽりとかいてたははと笑った。
万里花の顔が、楽が今まで見たことが無いくらいに幸せいっぱいの顔になった。
「…ここまで来たら、1ヶ月くらいどうってことないですわ!!ゆっくり準備なさってくださいまし!!♪ああもう楽しみですわ楽しみですわ…♪♪♪」
万里花は嬉しさのあまりベッドの上をごろごろと転がる。ちなみに全裸のままである。
「まさかそんなに喜んでくれるとは…」
楽は余計に照れくさくなったようだ。
「ううう…だって、だって、だって…やっと、その日が来るタイミングがわかったんですよ!!ああもう嬉しいですわーーーどんな言葉と指輪でプロポーズしてくださるのかしら…手帳に結婚記念日とメモしておきませんと…♪♪♪」
ぶほおっっ
楽は派手に吹き出した。
「ば、ばか、プロポーズじゃねえだろ、まだ!」
「…え」
「…あ」
…『まだ』と言う、この先の二人の未来を想起させるような言葉をツッコミの中でわざわざ口にしてしまった楽。
言った方も言われた方も真っ赤になった。
…ちなみに、もう一度言うが、二人とも、全裸のままである(楽は描写をしていなかったが、万里花に責められている時点で最終的に全裸になっていた)。
「「…」」
しばしの間、お互い目を合わせては逸らし、しばらく黙り込む二人。
すると、万里花が途中から急に俯いてしまった。
「お、おい、万里花、どうした…?」
楽は心配そうに聞く。
「う、うう…」
「!?おい、大丈夫か!?」
「うううう…」
「どうしたんだ、まさか発作か何かじゃ…」
「ううううううう…」
「くそ…本田さんはいますか!絶対死なせたりしないからな万里花…!!」
「らっくん」
万里花が急に顔を上げ、楽の名を呼ぶ。顔色は悪いどころか健康そのものである。
「…へ?」
事態を飲み込めない楽は、素っ頓狂な声を上げた。
「らっくん………大、大、大、大、大好きば~~~~~~~い!!!!!」
がばっっっ
どざざざざざっっっ
「ぐほおっ!?」
万里花の突然の、タックルと見紛う程のハグに、楽はベッドの端からもう一方の端まで吹き飛んだ。ちゃんと万里花は楽に抱き付いたままである。
「お、おまえなあ…首が変な方向に曲がっちまうだろう…」
楽は呆れながら言う。
「はう!ご、ごめんなさい…でも…嬉しくて♪その言葉もいずれ、もう少し先に、頂けるんですよね?♪」
あまりに純粋な笑顔に、楽はたじろぐ。
「う…ま、眩しい…!!…い、いずれは…な。」
「!!わーい!!では2年後くらいには…」
「早いな!?卒業直後!?」
「いいじゃないですかー♪」
「いやいくらなんでも…」
そんな会話をしつつも、楽はまんざらでもない様子だった。
最後はいつも通りの雰囲気になり、その日を終えた。
―男女が一度付き合ったからと言って、そのまま結婚するとは限らない―
そんな、誰もが知っていることは、楽自身もちろん分かっていた。
だが、この子となら、万里花となら、苦労はあれどその道に進むことは絶対に出来る…と、確信に近い予感を持っていたのだろう。
告白の前という立場上、プロポーズ云々の話をはぐらかすのは当然と言えば当然なのだが(ちなみに、言ってしまえば、この状況自体相当特異なものであるから、そんな常識を当てはめるのも間違いなのかもしれないが)、いっそ開き直って『ああ、絶対プロポーズしてやるからな!待っとけ!』くらいのことを言っても良かったのかな、と後で楽は思ったりした。
ちなみにその日楽は家に連絡をして、万里花の家に泊まった。泊まった、とは言っても、現時点でやれることはヤっているので、特にこれ以上の何かが進展した訳ではない。多少のイジリ合い(この言葉の響きはだいぶ卑猥だが)をする程度に収まった。
しかし、初めて自分が好きで、尚且つ、自分を好いてくれる子と一緒に寝るという行為が、とてつもなく幸せなことなのだと楽は知った。
寝る前におやすみの言葉を笑顔で交わし、起きたときにおはようの言葉をまた笑顔で交わす。たったこれだけの行為でも、楽は今まで味わったことが無い幸せを感じていた。
ちなみに万里花も楽と同様…いや、それ以上の幸せを感じていたようで、翌日以降楽と目が合う度に幸せいっぱいの顔でにへらっと笑ってしまうため、しばらくの間楽は、茶話会の会話のことも+して、しばらくの間千棘と鶫に致命傷を何度も負わされ、小野寺は目が合う度に湯気が吹き出してまともに会話が出来ないという状況を何度も繰り返すことになる。
続く。
最後の二人のやりとりがいつも通りになって、何か安心するものがありました。
最近になって初めて小説をどんどん読むようになって、書き方がころころ変わっているかと思います。読みづらかったらすみません!上手くなるための試行錯誤だと思いお許し頂ければ…!
「1ヶ月ってなんやねん長すぎるだろこら」と思われた方もいらっしゃると思いますが、この後デートまでに書いておきたいエピソードがまだちらほらとありまして!
ちなみに、以前書いたように、ゴールイン後も余裕で続けます!エロ具合がだいぶ半端なくなってきたので、以前感想で書いて頂いたように他のR-18作品を見てみて考えたんですが、時間をある程度置いた後、同じタイトルでR-18の方にも作品を置き、今ここに書いてあるエロの回やその他のエロ回、思い付いたニセコイのハーレムものエロ(これは単発になるのか…まだ予想はつきませんが、確実に書きます)等を載せてみようかと思っています。こちらの小説情報や前書き・後書きで情報を載せて行きますので、そちらをご覧頂ければと思います!
長くなりましたーすみません!
それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!