【R18】英梨々が処女卒業するまで終わらない話【画像付き】 作:きりぼー
英梨々にキレられたことで疎遠になり、勉強に集中できるようになったのは皮肉だろうか。けれど完全に怒っているわけでもないらしい。連絡をしても返信はないのだが、俺が学校から帰ると玄関先にお弁当が3つ置いてある。
3つともぽっかぽか亭のノリ弁ということに陰湿な性格が見え隠れするが、食事の心配はしてくれているようだ。
それが5日間も続くと流石に飽きる。ただのカロリー摂取と考えて弁当を食べた。週末には機嫌が直るころだと予想していたが、案の定、英梨々から連絡がきた。
「少しは反省した?」
「反省した」
「まったく」
これで夏休みはお盆に突入し、学校の特別授業もしばらくはお休みになる。お盆明けに模試を受けて、そこで大まかな進路が決まる。重要な時期だ。
土曜日に英梨々が俺の部屋に来た。ずいぶんとひさしぶりな気がする。英梨々はデニムのワンピースを着ていた。ズボンならサロペットやオバーオールと呼ばれるが、ミニスカートだと何か特別な名称はあるのだろうか。
しかも、スリットがはいっていて爽やかなのに少しセクシーだ。
「また、いやらしい目で見ているわね・・・」
「それは被害妄想だろ」
ずばりその通りなのだが。俺は英梨々が来るだろうと思ってこの2日間はオナ禁を自主的にしている。むしろしっかりと今朝もヌいて賢者タイムでのぞむべきだったか。
「まぁいいわ。お昼ご飯食べに出かけましょ」
英梨々に誘われて商店街の方まで歩き、駄菓子屋の2階にあるお好み焼き屋に入った。英梨々行きつけのお店である。
商店街に合わせて火曜日が定休日で、平日は夜のみの営業でランチはやっていない。
今は代替わりが進んで店長は若い(といっても30歳ぐらい?)の娘になったが、その母親も祖母も現役である。大ババ様の雰囲気の出てきた先々代は、頼めば厨房から出てきて常連客のお好み焼きを目の前で焼いてくれる。明るい方でよくしゃべる人だ。
英梨々はメニューも見ずに、豚玉とミックス玉とソース焼きそばと塩海鮮焼きそばを頼んだ。俺は別に反論はない。
「倫也、何飲む?」
「ラムネ」
「じゃあ、あとラムネ2つ」
すぐに瓶入りのラムネが運ばれてくる。軽く瓶の底をキーンと当てて乾杯した。
店構えは下町の老舗といった感じでところどころが古い。油で汚れているが不衛生という印象は受けない。
「今年の夏コミュは参加しない気持ちは変わらない?」
「ああ、そうさせてもらう」
「あたしもどうしようかしら・・・」
「英梨々はサボれないだろ」
「別に売り子なんてバイトでもいいし」
「いやいや、全国の隠れ英梨々ファンのためにもいかないと心配されるぞ」
「そうかしら?」
小百合さんが運営する『エゴスティック・リリィ』は老舗の同人サークルで、今はコミュケの運営会社の一翼を担っている。そういうわけで同人会場の角を占拠して大きく出店していた。二日間で売り上げが1千万円を超えるのだから驚く。
俺と英梨々は小学生の時から手伝っていたが、本格的に英梨々が売り子を始めたのは中学生になってからだ。
毎年なんらかの人気アニメのコスプレをするのが恒例になった。選ぶコスプレは英梨々に合わせた金髪ツインテールではないところも面白い。
ちなみに今年は『2.5次元の誘拐』をやるようだ。あれもメインキャラはツインテなのだが、それ以外を選んでいる。青髪ショートの子にするらしい。
「楽しみにしている人もいるんだからな」
「はぁ・・・」
英梨々が深くため息をついたところで料理が運ばれてきた。
まずは豚玉とミックス玉を焼く。あまり粉を混ぜすぎず、小さい円で高く焼くのがコツだ。上からヘラで押すのはご法度。じっくり中まで火を通す加減が腕の見せどころだ。
英梨々が豚玉を担当し、俺がミックス玉を担当する。このあたりから真剣になる。
「それで勉強は順調なの?」
「わからん。得意不得意があるからまだまだだと思う。相対的だしな。次の模試の成績次第では第一希望は諦める時期だな」
「なんか大変そうね・・・」
「野球やってる奴が甲子園目指したり、スポーツやっている奴がインターハイ目指すのと同じだからな。これはこれで青春なんだろうな」
「エロ同人描いている青春よりはマシかもしれないわね」
「そう自虐することもねぇだろ。好きでやってんだから、それが一番だ」
コスプレでふと思ったのだが、彼氏である以上は英梨々にコスプレさせて、あんなことやこんなことをさせることが可能なのだろうか。それとも公私は別だろうか。
「正直、どうしていいのかわからないのよね」
「何が?」
「夏コミュよ」
「ん?売り子して、休憩時間にぐるっと回って好きなもの買い漁るんだろ?」
「そうよ。でもいつもは倫也が荷物もってくれたし、倫也がいるからナンパされることもなかったし」
「ああ、なるほどな・・・」
「少しは想像力働かせなさいよ」
「恵や詩羽先輩は?」
「誘ったわよ」
「それで?」
「初日は恵が来てくれるって。二日目は詩羽が調整してくれたわ」
「それなら良かったな」
「なんかお守りされてるみたいでしょ」
まったくその通りなのだが、それはそれでしょうがない。英梨々が1人だからって問題が起こるほどコミュケは治安は悪くない。心配することは何もないのだが。
話をしているうちに、いい感じに焼きあがってくる。ヘラで少し持ち上げて底面の焼き色を確認する。しっかり焼くことでひっくり返す時に失敗がなくなる。俺はサクッと手際よくひっくり返して、英梨々にヘラを渡した。
英梨々はちゃんと立ち上がって正面の正位置にポジションを取り、呼吸を整えてからひっくり返す。ここで何十回と挑戦し、失敗することもなくなった。昔は半べそかきながら作ったものだ。形が崩れても焼けば食べられるのだ。
英梨々の夏コミュの心配ごとを整理すると、「どう過ごせばいいかわからない」という事になる。そこで俺は丁寧に状況をシミュレートして英梨々にアドバイスをする。もっとも女性の相談や愚痴の半分は話した時点で半分解決しているなんていうらしいから、英梨々も本気で心配しているわけではないだろう。
スペンサーおじさんが当日はいるし、加藤も詩羽先輩も昨年の夏コミュをサークル側で経験している。売り子などのバイトを少し手伝ってお小遣いを貰えば充分だろう。もっとも詩羽先輩は相当稼いでいるからバイト代の日当では割りが合わない。
頃合いをみてお好み焼きにソースを塗って、鰹節と青のりで化粧をほどこす。マヨネーズは半分ほど食べたあとの味変のために活用する。
二つに割って半分を交換する。ここまではお決まりのパターンで聞くまでもない。
「だいたいあんた彼氏なのに、彼女のコスプレ姿に興味はないわけ?」
「ここで俺の想いを率直に伝えたら不審者扱いされるぐらいには興味があるが?」
「それはそれで嫌ね・・・」
「自分で選んだことには後悔したくないんだ。だから受験は頑張りたいと思ってる」
「わかったわよ・・・」
「でも、うちに着てくるなら歓迎だぞ?」
「それも怪しいわよね」
「だよな」
そこで二人で似たような妄想をしたのか赤くなって下を向いた。黙々とお好み焼きを食べ始める。半分食べたところでお好み焼きを皿に移して焼きそば作りを開始する。
焼きそば作りは手順が大事だ。まずはソース焼きそばから。
麺を焼きつつ、残りのスペースで豚肉も焼く。麺をひっくり返して反対側も焼き色を付ける。豚肉は焼きすぎないように麺の上に避難しておく。野菜を鉄板に投入したら軽く炒めてから麺を上に乗せて蒸し焼きにする。野菜の蒸気で麺がほぐれていく。
程よく焼きあがったらソースを回しかけて混ぜるように焼く。ソースの香ばしい匂いがしてきたら完成だ。お好みで青のりや鰹節をかける。
「なんか手馴れてきたわね」
「まぁな。動画もけっこうみているしな」
何しろ焼きそば好きの彼女なのだ。彼氏としてはここは頑張りどころだ。英梨々は一口食べて満足そうに微笑んだ。
笑顔がカワイイ、八重歯に青のりついているけど。
※ ※ ※
満腹になった俺と英梨々はそれから家に戻るか、デートを続行するか迷った。一週間も合わないというのが久しぶり過ぎて、気持ちが二人とも高ぶっていたのだと思う。
駅まで歩いて電車に乗った。それから相談してボートの乗れる公園まで移動した。日差しが強いので英梨々はバックから折りたたみの傘を出して広げる。
公園の中は緑も多く、木漏れ日の下を歩くのは気持ちがいい。野鳥も観察できるこの公園は混んでいた。ボート乗り場についても順場待ちの状態だ。
「平日に来れば良かったわね」
英梨々がぼやいた。
「気長に待とうぜ」
せっかくなので英梨々とボートに乗りたい。英梨々と付き合ってから少しずつ不健全な関係になっているが、こういう普通のデートをもっと重ねたいところだ。大学生になったら国内にとどまらず旅行もすると思うが、高校生のうちは高校生らしいデートをしたい。
順番待ちのカードをもらい、呼ばれるまでは冷房の効いた待合室の中で待機する。ところどころに公園で観察できる野鳥の写真と解説が飾ってある。
冷房の苦手な英梨々は俺にぴったりとくっついた。それから手を握る。顔をこちらに向けて目が合うと、口をパクパクと金魚のように動かして何かを言いかけたが、また正面を向いて耳を赤らめた。
俺だってキスしたい。
待合室にいる人はケータイをいじって時間をつぶしているが、俺も英梨々も手をつないだままじっとしていた。ケータイはいつでも観れるが二人でここにいる時間は限られている。
番号を呼ばれて外に出る。次の次だ。外はムワッとした熱気で暑かった。温度差が激しいので外にいたままの方が楽かもしれないが、熱中症対策を考えるとそうもいっていられない。
俺らが選んだのは普通の手漕ぎボートでスワン型ではない。
先に乗り込んでから座る。ここで立ったまま手を取ろうとするとバランスを崩すので重心を低くするのが大事だ。英梨々も乗り込んできた。
ちょこんと前に座る。脚を閉じて少し斜めにする座り方がお嬢様っぽい。
係が棒をつかってボートを押した。まずは広い場所を目指して漕いでいく。
「ボートの上でも暑いわね・・・」
「傘さしていいぞ」
「そうするわ」
英梨々がまた傘を開いた。白い傘が良く似合う。それにしても人が多い。
「あっちの方が涼しそうだな」
縦長の池なので、奥へ進むと木々が多くなって日陰ができている。1時間あるので充分に往復できるだろう。
「そうそう、やっぱり高校生はこういうことをすべきなのよ」
「それはそうだろうな」
「あんな風にエッチなことはしちゃいけないと思うわよ?」
「・・・俺のせいか」
「倫也のせいでしょ。あたし1人ではできないんだから」
そう言いながら笑っている。腹いっぱい食ったので苦しかったがようやく落ち着いてきた。英梨々が買ってきたペットボトルのお茶を一口飲んだ。俺も自分のお茶を一口飲む。
「とはいえ・・・倫也。チャンスはチャンスよね」
「なんの?」
「パンチラ目撃の」
「わかっていたのか・・・」
「そりゃわかるわよ・・・というかこの服装でボートなんてのったらダメよね。短すぎるわ」
「もうやってることがAVなんだよなぁ・・・」
「こういうAVもあるのかしら?」
「あるんじゃねーかな」
そう、英梨々のデニムドレスがミニスカートな上、スリットも入っているので立っているだけでもかなり刺激的なのだ。道行く人が振り返るのもうなずける。
その上、今はボートに乗って目の前に座っている。英梨々が脚を閉じてその前をハンドバックで視線をさえぎっているから見えないが、どう考えても見えそうなのだ。
「でも、倫也だって困るでしょ?こんなところで勃起しても」
「手遅れだけどな」
「あんたね…みえてないわよね?」
「見えてないけど、溜まっているんだよ」
「なんで溜めてるのよ。あたしは何も言ってないわよ」
「自戒的にオナ禁したんだ」
「今日を楽しく過ごすために・・・でしょ」
「そうともいう」
「バカよね・・・」
「英梨々もな」
ボートを漕ぐのは得意な方だ。別に速く漕ぐ必要性は微塵もないのだが、この細長い池に入ると奥まで一気に行きたくなる。俺は後ろ向きなので前方確認で安全を確保するのは英梨々だ。
「大丈夫。30メートル先にスワン。右側よ」
英梨々の誘導にしたがいボートを左側に寄せて漕ぐ。漕ぐ時は夢中になって漕ぐ方がスピードが出る。
「速度ゆるめて、前方に2隻。混雑しているわね」
そういう時は俺も振り向いて確認する。大きくボートを曲げて迂回するようにして抜いた。ここまでくるとボートの数も減ってくる。下手だと時間内に戻ってこれるか心配なるからだ。
少し汗をかいたところで一番奥まで到達した。
ここでボートを水に任せて漂わせる。すると水の音や虫や鳥の鳴き声が聴こえてくる。木陰なのでそこまで暑くないのもポイントだ。英梨々が傘をいったんたたんだ。
「ここでわざと見せるというのは、いかにも変態的よね・・・」
エロ同人作家なのである。男側の気持ちを理解してこそいいマンガが描けるのだ。もちろん女性向けの場合は別だが。
そしてその男側の目線というのは、すなわち俺の目線でもある。要するに英梨々はエロ同人を作成しつつ、俺の性癖を熟知しているともいえる。まぁ鶏と卵みたいな関係ではあるが。
「じゃあ、そうね・・・」
「苺だな」
「まだ何も言ってないわよ。でもって見えてただけでしょ」
「いや、見てないぞ」
英梨々が言おうとした事は、ただで見せるのはつまらないのでクイズを出そうとしたのだ。「下着の色当て」は以前もやったが、この場合はお約束みたいなものだろう。
「絶対見たでしょ」
「正解だったか」
「じゃあ、見てないっていう証拠を出しなさいよ」
「証拠と言われてもな。予想だな」
「でもデニムと苺柄じゃ結びつかなくない?」
「ふむ・・・まずだな・・・英梨々は俺が期待しているということを知っている」
「それで?」
「ということは、下着を見せるつもりだったと推論する」
「・・・なんか、その言い方だとあたしが変態みたいじゃないの」
「そこは認めてしまったらどうだ?」
「・・・いやよ。あたしは彼女として変態彼氏の受験をサポートしようとしているだけだもん」
「ふむ、それはありがたいな」
さて、サポートされているのはオナニーであって、受験ではないと思うのだが。ここでそんなことを問い詰めるのは愚策だ。
「次に喧嘩明けだからな。英梨々はメンタル的に少し退行しているはずだ」
「たいこうってなによ?」
「子供の頃に戻るってことだ。自信満々に喧嘩から仲直りできないだろ?不安があって、戸惑いがあって、後悔があって・・・」
「・・・」
「だから、子供に戻った英梨々は子供らしいものを選ぶ」
「そんなつもりはぜんぜん無かったけど・・・そういうものだったのかしら?」
「じゃあ、どんなつもりで選んだんだ?」
苺パンティーなどというクセの強い柄は小さな子供までだ。高校生になってはくのはある種の性癖だろう。幼稚園コスプレに近いものがある気がする。
それでもアニメ好きには人気だし、大人バージョンでいろいろなパターンが売っているのも事実だ。
「あたしとしてはデニムの大人コーデのつもりだったのよ。だからスニーカーじゃないでしょ?襟付きの落ち着いたデザインだし・・・ギャップを狙ったつもりなんだけど」
「ふむ・・・それこそまさに心理そのものの表れだよな。内面と理想の差」
「ほんとにそんな風に心理学でわかるものなのかしら?」
「心配するな。テキトーに言ってるだけだから」
「じゃあどうしてわかったのよ」
「それだけ短ければな・・・」
「見てたんじゃないの」
「視界にはいっただけだろ・・・ちゃんと目線をそらしたし、気にしないようにしてたつもりだけど」
「それはなんとなくわかってたけど・・・」
英梨々が傘をバックにしまいボートの中央に置いた。それから脚の膝をくっつけて八の字に開いた。内股にしている。白いミュールが夏らしいデザインで指先がみえている。
「今気が付いたが、足の爪に何か塗ってるな」
「ペディキュア。いいでしょ?夏休みだから塗ってみたの」
「自作か・・・器用だなぁ」
そんなに目立つ色ではない。淡いピンク色にワンポイントで小さな飾りが付けられて輝いている。
「まっ、これに気が付かない程度にはパンチラに気を取られていたのね」
「それはもう否定もできねぇよ・・・」
水に揺れていたボートが端まで流されたので、いったん漕いで中央あたりに戻す。一番奥でクルクルと旋回している状態だ。
「流石にここではヌかないでよ」
「当たり前だろ・・・」
「ほら、さっさとチンポジ直しなさいよ。まったく人が多いわね」
さっきからチラホラと奥まで来るボートがいるのだ。みんなすぐに引き返していくけれど、落ち着かないのは心が疚しいからだろう。
「OK」
チンポジの修正をおえた。勃起しているというよりは少し興奮して太くなりつつある状態だ、
「どうしてこんなにエッチな彼氏になってしまったのかしら?」
英梨々は不思議そうに首を傾げたが、エロ同人を描いている美少女に育つ方が特殊だと思う。
英梨々がゆっくりと足を開いた。
白くて細い太ももが木漏れ日でところどころ斑に輝いている。スカートの中は暗いけれど、白い生地に苺がいくつも並んで描かれている柄が確認できた。
M字開脚なので見える部分は少ないが、その分ヴァギナの柔らかそうな膨らみがあって、縦筋がどこらへんかわかる。
「ふふふっ・・・すごい目よ」
「キスしようぜ」
「それは名案よね。変態の彼氏にキスしてあげるわ」
「じゃあ俺はそれを叶えてくれる素敵な英梨々にキスしてもらう」
昔からいろんなバカップルがしてきたように、ボートの上で唇を重ねた。
(了)
イメージ画像
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爽やか英梨々なり
挿絵はあんまりエロいの作る気しない時期だった