【R18】英梨々が処女卒業するまで終わらない話【画像付き】 作:きりぼー
大晦日の夜。俺は1人でカップ麺のそばをすすっていた。かき揚げはサクサクよりも汁でべしょべしょになったものが好きだ。
なんだか平和な大晦日だった。例年ならコミュケに行って『エゴスティック・リリィ』のサークルを手伝っている。
自分のオタク人生ともいえる一大イベントも、受験の前には我慢も致し方ない。
今年は英梨々も付き合って参加しない予定であった。しかし性分である。なんやかんやと同人誌は作っていたし、小百合さんのお手伝いをしていたようだ。
そしてコミュケも休むはずが、やっぱり売り子として駆り出されることになり、ときどきブツブツと愚痴のようなメッセージがSNSに届く。
詩羽先輩や出海ちゃんも手伝っているようで、メッセージがはいってくるので様子がなんとなくわかる。美智留も地下アイドルにしては有名になっていて、スペンサーおじさんの手伝いがてら舞台に立っているようだ。
他に気になるのは加藤ぐらいなのだが、向こうから連絡はない。加藤も受験生なので余裕がないのかもしれない。今が正念場だ。
俺は散々迷ったあげく、『加藤はコミュケにはいかないのか?』と送ってみたが、既読はついても返信はない。無視されていないだけ前よりは関係が修繕したと考えるべきか。
風呂に入り、部屋に戻って机に向かう。
23時を過ぎた頃、『疲れたから寄らずに寝る』という英梨々からのメッセージが届いた。俺は『了解、良いお年を』と返事する。既読がつかないのは風呂でも入りにいったのだろう。
しばらくして、着信音があり、確認すると加藤からのメッセージだった。
『今少しいいかな?』
『おう?どうした?』
『ん・・・さっきメールきたから』
『ああ、加藤はコミュケに行ったのかなって』
『うん行かなかった 安芸くんは?』
『一応、受験生だからな・・・行けなかった』
『そう ひとり?』
『そうだよ』
『ごはん食べた?』
『お母さんか?さっきソバ食べたが』
『インスタント?』
『そう。でも大盛のやつだから』
『ほかは?』
『バナナ』
そこでしばらく返事がこなかった。呆れたようだ。
こうなってくると行間を読みたくなってくる。去年までの関係なら加藤は泊りに来ていたし、『ご飯でも作りに行こうか?』などと言ってきた可能性が微レ存。それに俺から『ご飯でも作りに来てくれるのか?』と冗談めかして言うことぐらいできたかもしれない。
今は言葉を探すだけで、きっと想いは彷徨っている。
『良いお年を』
『良いお年を』
文脈を立ち切っての年末の挨拶で終わらせてきた。言葉にできないこともあるし、言葉にしてはいけない想いもある。なんていうと加藤が俺のことを好きみたいに勘違いしてしまうな。
※ ※ ※
一方、英梨々からのメッセージは言葉が多かった。やっと仕事から解放されて少しハイになっているのだろう。
おそらくはベッドの上でゴロゴロしながらメッセージを打っているのだろう。俺もあきらめてベッドの上に横になった。とてもじゃないけど勉強に集中できない。
『でねでね、今年はどーしてもコスプレ会場に来て欲しいって何度も誘われて』
『それで、少しだけ参加することにしたのよ』
『なんか、すっごい囲みができてしまって』
俺が返信をしなくても、メッセージが次々と送られてくる。
英梨々は毎年コスプレをして売り子をする。何しろ可愛いので毎年話題にはなるが、撮影禁止なのと、あくまでも個人なので勝手にネットにあげる事はできない。そのため、メジャーなコスプレイヤーには遠く及ばない知名度なのだ。知る人ぞ知るという感じだが、その分コアなファンは多い。
一方でコスプレ会場にいって囲み撮影を受けてしまえば、流石に無風ではいられない。話題になるのは当然だし、ランキングなどにもちらほら顔を出す。
おまけに今年の英梨々はオタク人気的にもブレイクした『ドレスアップドール』のヒロインで、ギャル系だが金髪のロングが美しい女の子だ。本家の方はスタイル抜群のグラマーキャラだが、英梨々はそこは盛らずに正統派。中学生時代ともいうべき幼いメイクで勝負したのが、ファンのハートを射貫いたようだ。
そういうわけでランキング上位に進出した英梨々はご機嫌なわけでテンションが高い。
俺はその様子を詩羽先輩経由で知っていたが、本人の目線からの報告はなかなかリアリティーがある。
さっきから適当に相槌を打つだけで英梨々から沢山のメッセージが届いたが『やっぱり色気が出てきたのかしらね?』という発言には、俺は一考してしまう。
『俺が思うに・・・単純に今までは表舞台に出なかったからだろ』
『そうなのかしら』
『基本的に撮影禁止だし、ネット転載もモラル的には禁止だったろ』
『うん』
『解禁されたら、そりゃ騒ぎになるだろ』
『それって、今までも表に出てたら騒がれたってこと?』
『表にでなくても、界隈では騒がれてたからな』
『ふーん・・・』
『なんだよ』
『もう少し、素直に褒めてくれてもいいのよ?英梨々は昔から可愛かったよって』
『そうだな・・・』
『何よ』
『英梨々は昔からずっと可愛かったよ』
『あら、素直ね』
腐女子な事は写真には映らないからな!と余計な一言をいいたくなるが我慢する。
『じゃあ、そろそろ寝るぞ』
『除夜の鐘は聞かないの?』
『睡眠スケジュールがしっかりしすぎて、正直眠い』
『実はあたしも』
『おやすみ』
『ちょっと待ちなさいよ。そこはやっぱり、今夜は英梨々と過ごしたいっていうべきじゃないの?』
『今夜は英梨々と過ごしたい』
『・・・コピペしてどうするのよ』
『でも疲れているなら寝た方がいいぞ。どうせ初詣は混んでいるし』
『・・・そうね』
『じゃ、待ってるから』
『呼ぶんかいっ!って、行くにしても少し時間かかるわよ』
やっぱり年の最後ぐらいは英梨々に会いたい。あくびを一つして俺も外に行けるように着替えた。
※ ※ ※
冬空は綺麗だった。
良く晴れていて星座が良く見える。英梨々が来るというので、俺も迎えにいくことにした。迎えにいくとってもお互いの家が見える距離だ。いつもの坂を上って公園で夜空と街並みを眺めていた。
桜並木の先にある神社はボンボンが並んでいてとても綺麗だ。屋台が景気よく夜通し頑張っている。すでに行列ができている様子がわかる。町の中心ともいえる神社なので人気なのだ。俺は並ぶ気はしない。
除夜の鐘の荘厳な音がどこからともなく響いている。
頃合いをみて、英梨々の家の門の前に立つと、英梨々が勝手口から出てきた。ブラウンのダッフルコートを着ている。俺が手荷物を預かって持った。
英梨々の吐く息が白い。
「今何時?」
「23時45分」
「もう年が明けるわね」
「でも神社は混んでいるぞ」
「お地蔵様でいいわよ」
「そうだな」
英梨々の手をとって、俺のコートの中に一緒につっこむ。
「変なもの握らせようしているんじゃないでしょーね」
「どーしても下ネタがいいたいらしいな・・・」
「ねぇねぇ、星綺麗ね。どう?良く見える?」
「ここでは周りが明るいからそこまでじゃないけど、だいぶ観測しやすいな。星座が見える」
「じゃあ・・・上いく?」
「寝なくていいのかよ」
「何言ってるのよ。あたしはまだ若いのよ」
「んじゃ、いくか」
「ねぇねぇ・・・その前に」
英梨々が目をつぶった。
俺は何も言わず英梨々の薄い唇にキスをする。リップを塗っていないけど、乾燥防止クリームのミントの香りがした。
「どうよ。このランカーコスプレヤーのキスは」
「大変美味しかったよ」
「倫也の1人占めね」
「光栄だよまったく」
なんだかテンションの高い英梨々と手をつないで上に昇っていく。ここは私道で車も行き止まりになるため人通りはない。
旧奥屋敷といった感じの石垣のある豪邸がいくつかあるだけだ。
一応電灯が点いているが、オシャレな形で光量は少ないし、たくさんあるわけではないから、上るほどうっすらと暗くなる。
昔はこの年末行事の時に若いカップルなどが散策しながら上ってきたものだが、今は下でチェーンロックされて侵入禁止の立札がある。時代の差だろう。
自然と小さな声でしゃべるようになる。
どこも庭が大きく緑が豊かな場所なので、都心とは違った音が聴こえる。
フクロウの少し不気味な鳴き声、ズィーズィーという冬の渡り鳥の声、風の吹き抜ける音、木々のざわめき、時々『ミシッ』と木の枝が折れる音がする。最近ではタヌキだかハクビシンだかがいるらしい。
その静寂を揺らすように、遠くから除夜の鐘の音が鳴っている。
俺と英梨々は手をつないだまま道路の上まで上ってきた。そこから夜はさらにわかりにくい脇道の石段を上っていく。
一番上は緑地になっている。ボロい東屋があるだけで雑草だらけの場所だ。犬の散歩コースにはちょうどいい。
「あら、誰もいないわね」
「世知辛い世の中になったもんだな」
「いいじゃない、この場所が2人きりなんて」
「エッチなことがしたくなる?」
「バカ・・・でもそうか・・・」
「どうした?」
「初詣で結ばれるカップルも多いらしいわよね」
「何事も勢いは大事だからな」
「あたしたちのこないだのクリスマスのように?」
「あれは・・・未遂で終わったな」
「ヤったら我慢できたかしら?」
「・・・どうだろうな」
『ヤったら』というのは、セックスはしないけど、お互いの性器をくっつけてみる試みのことだ。美智留が戻ってきたことで興が削がれてしまった。
あれから一週間近くたつが、エッチなことは2人ともなんとなく自粛している。
そう、俺はさっきからムラムラしてしまっているし、英梨々も発情しているのかもしれない。そうじゃなければ、疲れているのにこんなに寒い中会うわけがない。
「じゃあ、抱きながら星の事でも話しなさいよ」
「そうするか・・・」
俺は英梨々を後ろから軽く抱きしめる。
「冬はなんといっても冬の大三角形だな」
「うん」
英梨々のシャンプーの匂いを鍵ながら、星の話を俺は始めた。
※ ※ ※
冬の大三角形、オリオンの三ツ星、そして北斗七星。東京から見える簡単なものを説明した。周りが暗いので目がなれてくると星の数が増えてくる。これなら他の星座も説明できそうだ。
「ごめん、倫也・・・話しの途中だけど」
「ん?」
「寒くなってきたかも」
「ああ、そうだよな・・・帰るか」
「その前に・・・」
英梨々が振り向いて、コートの上から俺の股間を触った。
「なんか、膨らませてるわよね?」
「・・・いやぁ、溜まっているからな・・・」
「こないだ邪魔されたもんね」
「・・・そうだな」
英梨々がしゃがんだ。
「シャワー浴びたわよね?」
「ああ、もうすんでる」
「なら、コート少し広げて・・・」
「お前・・・まさかここで!?」
「年の終わりのサービスよ」
英梨々が俺のスラックスとブリーフを膝までずりおろした。俺は着ていたコートを両手で少し広げる。
「いったい何に興奮しているのよ?星空見てチンコって勃つの?」
「英梨々のこと後ろから抱きしめて、いい匂いがしたからだろ」
「ほんと、単純よね」
流石に寒い。冷たい空気の刺激で亀頭の先が寒い。
「はむっ」と、英梨々が俺のちんこを咥えた。ペロペロと裏筋を舐める余裕はないらしい。
確かに言われてみると俺も寒くなってきた。そんなに長い間外にいる予定はなかったので、仲はパジャマに近い状態なのだ。
もしかしたら英梨々も同じかもしれない。
英梨々のフェラはほんと上手になってきた。バキュームフェラで吸引力強め、舌先を動かしながら裏筋を舐めつつ、首を前後にピストン運動させる。
「うぅ・・・気持ちいい」
「んぐっ・・・んっ・・・じゅるぅ・・・」
吸引力強めのまま前後に動かすので高速ピストンはできないようだが、その分刺激が強い。溜まっていることもあり、俺はすぐにイキそうになってしまう。
「ぷはっ・・・」
「はぁはぁ・・・」
「ねぇ、そろそろよね」
「何がだ?」
「年明けよ」
「ああ、そうだな。そういえば除夜の鐘も聴こえなくなってるな」
英梨々がまたチンコを惜しみなく咥えた。できるだけ奥まで咥えようとしてるのは、ディープスロートへの挑戦もあるだろう。ただ喉の方へ入ると気持が悪いものらしい。それはそうだろう。
奥まで咥えこむ時は吸引力は落ちる。その分だけ唇と舌には力が篭っていて、俺は挿入感を感じる。腰を動かしたくなるがじっと我慢して英梨々のペースに任せる。
「そろそろ・・・イきそうだ」
「んっ・・・じゅるる・・・」
時々、口から空気が吸い込まれて涎とまじった卑猥な音が鳴る。
ポケットからケータイを取り出して時刻を確認する。0時をすでに過ぎていた。
「はぁはぁ・・・英梨々・・・出る・・・」
「じゅる・・・ズボボッ・・・」
「うっ・・・!あけおめ!」
「・・・っ!?」
英梨々の後頭部をぐっと抑え込んで、中に出す。だいぶ奥まで咥えこんでいるので少し引き抜いてから口内射精をする。
「んっ・・・はぁはぁ・・・」
大量に精子が注ぎこまれていくのがわかる。英梨々はじっと耐えている。暗くてはっきりとは見えないが、いつものように少し涙目になっているはずだ。
「んべぇ・・・」
英梨々が引き抜いて、その場で精液を吐いた。
「ハァハァ・・・倫也、多すぎ・・・」
「溜まってたからなぁ・・・」
「どれくらい溜めたのよ・・・まったく」
「フルに溜まっていると思うぞ。あの日以来ヌいていないからな」
「あんたずっと我慢してたの!?別にオナ禁っていってないわよね」
「いや、なんとなく自戒をこめて・・・」
「別に倫也は悪くないでしょ」
「そうかもしれないけど、英梨々が怒って帰ってしまったし」
「怒ってないわよ。機嫌が悪くなっただけ。居心地だって悪いししょうがなかったでしょ」
「そうだな」
「ところで倫也」
「ん?」
「あけおめ」
「おう、今年もよろしくな」
「今年もいっぱいエッチなことして欲しいわけね」
「あのな・・・」
「何よ・・・」
「今年は・・・エッチ最期までしような」
「・・・」
「なんで黙るんだよ」
「エッチなことばかり考えているなって」
「英梨々がな」
「ふん」
俺はスッキリしたが、英梨々はどうだろう。フェラでヌき終わると何か一仕事終えたみたいに満足そうな顔をする。
「ほら、帰りましょ」
「そうだな」
「お風呂って沸いてる?」
「お湯は抜いてしまったけど、すぐ沸くよ」
「なら一緒に入りましょ。体冷えちゃったし、風邪をひくわ」
「そうだな・・・」
「それに・・・」
「それに?」
「あたしも、気持よくして欲しいし」
英梨々はスッキリしていないようだ。しょうがない、もう眠たいがゆっくりと風呂場でサービスすることにしよう。
煩悩がまったく払えず、108つがすべて色欲で埋まった一年が始まりそうだ。
(了)
画像未作成