※この作品はR-18です。

進め!アシスタント道   作:ろくりん

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第16話:温泉宿でのユイの夜這い

奥多摩の山奥にひっそりと佇む老舗の温泉宿。

 

そこは、日々の喧騒や都心のタワーマンションでの果てしない原稿作業、さらには締め切りという絶対的な魔物の存在から完全に切り離された、まさに極上の癒やし空間だった。

 

窓の外からは、秋の訪れを告げる鈴虫やコオロギたちの涼やかな鳴き声と、宿のすぐ裏手を流れる渓流のせせらぎが、途切れることのない心地よいBGMとして聞こえてくる。広々とした純和風の客室には、真新しさを残す青々とした畳のい草の香りが漂い、部屋の隅に置かれた間接照明が、和紙越しに温かみのあるオレンジ色の光を落としていた。

 

葛城ヨウは、先ほどまで堪能していた豪華絢爛な夕食の余韻と、源泉掛け流しの露天風呂がもたらした極上の疲労回復感に浸りながら、部屋の端に敷かれたふかふかの布団に寝転がっていた。

 

山の幸をふんだんに使った繊細な懐石料理に、舌の上で雪のようにとろけた和牛の陶板焼き。そして何より、手足を思い切り伸ばせる広い露天風呂から見上げた満天の星空。秦谷ヒナの宣言通り、この温泉宿には「実地検証」という名目の過酷な労働やエロティックな実験は一切なく、ただ純粋な休息と慰安だけが用意されていたのだ。

 

ヨウは天井の美しい木目を眺めながら、自らの過去に思いを馳せた。

 

ブラック企業で働いていた頃の地方出張といえば、壁の薄い安ビジネスホテルの硬いベッドに身体を沈め、隣のベッドから聞こえてくる上司の不快ないびきを聞きながら、震える手で深夜までノートパソコンを開いて報告書を作成する地獄のような時間だった。栄養ドリンクとコンビニの弁当だけで命を繋ぎ、明日への希望など一ミリも持てなかったあの暗黒時代。

 

それが今やどうだろう。大好きな絵を描く仕事に就けただけでなく、最高の美少女二人と一緒に、高級温泉宿で極上の慰安旅行を満喫しているのだ。

 

「……最高すぎる。やっぱり、人間にはこういう本当の休日が必要なんだな」

 

ヨウが誰に言うでもなく一人ごちると、隣に敷かれた布団から、規則正しくも微かな寝息が聞こえてきた。

 

部屋の中央に敷かれた布団では、このサークルの絶対的君主であるヒナがすでに深い眠りに落ちている。彼女はここ数日間の冬コミに向けたプロット練りや、今日の過酷を極めた野外ロケハンでの露出プレイで、精神的にも肉体的にも完全に限界を迎えていたのだろう。夕食を終えて温泉から上がると、早々に布団に潜り込み、あっという間に夢の世界へと旅立っていった。

 

普段のクールで厳格なクリエイターとしての仮面は完全に外れ去り、その寝顔は年相応の、あどけなく無防備な少女のそれだった。少しだけ開いた桜色の唇から、スゥ、スゥと規則正しい寝息が漏れるたびに、彼女の着ている浴衣の胸元がわずかに上下している。

 

そして、ヒナのさらに向こう側、部屋の一番奥の布団では、後輩アシスタントの早坂ユイも静かに横になっている。いつもなら騒がしく動き回っている彼女も、さすがに今日は疲労困憊なのか、こちらに背中を向けて静かに丸まっていた。

 

「二人とも、本当にお疲れ様。俺も、今日はもうぐっすり寝るとするか」

 

ヨウは部屋の主照明を消し、豆球のわずかな光だけを残して目を閉じた。

 

心地よい疲労感と温泉の温もりが全身を優しく包み込み、意識がゆっくりと暗闇の中へと溶けていく。明日の朝は少し早起きして、朝靄に包まれた露天風呂を独り占めしよう。そんなささやかな楽しみを思い浮かべながら、ヨウは深い眠りの底へと沈んでいくはずだった。

 

シュルッ。

 

ふいに、畳の上を布が擦れるような、極めて微かな衣擦れの音がヨウの鼓膜を揺らした。

 

気のせいだろうか。ヨウが薄く目を開けると、豆球のオレンジ色の光に照らされた薄暗い部屋の中で、一つの影がモゾモゾと動いているのが見えた。

 

影は、中央で熟睡しているヒナの布団を器用に、そして全く音を立てずに跨ぎ越し、ヨウの布団のすぐ横まで忍び寄ってくる。そして、ヨウの掛け布団の端が静かにめくられ、スルスルと温かく柔らかい何かが、直接ヨウの身体に密着するように潜り込んできたのだ。

 

「えっ」

 

ヨウが驚愕に目を丸くし、思わず大きな声を上げそうになったその瞬間。冷たい指先がヨウの唇をピタリと塞ぎ、言葉を物理的に遮断した。

 

「しーっ。アッシーくん、声出さないで」

 

耳元で囁かれた、鼓膜を直接くすぐるような甘い声。温泉上がり特有の微かな硫黄の香りと、フルーティーなシャンプーの甘い匂いが、狭い布団の中に一気に充満する。

 

ヨウの布団に潜り込んできたのは、宿の指定する藍色の浴衣をだらしなくはだけさせた、早坂ユイだった。

 

「ユ、ユイちゃん。どうしたの、こんな夜中に。トイレなら部屋の外に」

 

ヨウが口を塞がれたまま、極力声を潜めて尋ねると、ユイは暗闇の中でもわかるほど悪戯っぽい肉食獣のような笑みを浮かべ、ヨウの胸元に自らの顔をすり寄せてきた。

 

「トイレじゃないよ。アッシーくんに、夜這いに来ちゃったの」

 

「よ、夜這いって……」

 

「だって、先生は『今日はこれ以上の検証は行わない』って言っただけで、『個人的にえっちしちゃダメ』とは一言も言ってないでしょ? 私、今日の昼間に大自然の野外でアッシーくんに中出しされたあの強烈な興奮が、お風呂にゆっくり入っても全然冷めなくて。ずっとムラムラしてお股の奥がうずうずしてたんだもん」

 

ユイはそう囁きながら、ヨウの着ている浴衣の帯にするすると器用な手つきで手を伸ばし、あっけなくそれを解いてしまった。

 

「ちょ、ちょっと待って。ヒナ先生がすぐ隣で寝てるんだよ。もし物音で起きられたら」

 

「大丈夫だよ。先生、今日はすっごく疲れてるから、朝まで絶対に起きないって。それに……」

 

ユイはヨウの耳たぶを甘く、そしてねっとりと甘噛みしながら、とろけるような声で耳の穴に直接息を吹き込んできた。

 

「先生にバレないように、声を出さずに息を殺して隠れてえっちするのって……すっごくドキドキして、スリル満点じゃない? これは、ヒナ先輩には絶対に内緒の、二人だけの秘密ね♡」

 

そのあざとすぎる誘惑の言葉と、布団の中で密着する彼女の驚異的な柔らかさを持つ肉体の感触に、ヨウの理性の防壁は砂上の楼閣のごとく瞬く間に崩れ去った。

 

ユイは浴衣の下に、下着を一切身につけていなかった。はだけた浴衣の隙間から、彼女の小柄な体格には全く不釣り合いな規格外の巨大な双眸がこぼれ出し、ヨウの胸板にダイレクトに押し付けられている。温泉の効能で芯まで温まった肌は信じられないほど滑らかで、柔らかなマシュマロのような圧倒的な弾力が、ヨウの全身の神経を猛烈に刺激した。

 

「ユイちゃんって子は……本当に底なしだな」

 

「えへへ。アッシーくんの下半身だって、とっても素直じゃない。もうこんなに、私の肌に触れただけでカチカチに硬くなってる」

 

ユイの手がヨウの開いた浴衣の下に滑り込み、熱を持って反り上がり始めていたヨウの分身を、優しく、しかし的確に下から握り込んだ。

 

「うおっ」

 

ヨウの口から漏れそうになった歓喜の悲鳴を、ユイがすかさず自らの柔らかい唇で塞いできた。

 

チュッ、んちゅ、れろっ、ちゅむっ。

 

音を立てないように、深く、そして執拗なねっとりとしたキスが交わされる。ユイの甘い唾液がヨウの口内に流れ込み、舌と舌が複雑に絡み合い、互いの体温を交換し合う。その間も、ユイの手はヨウの分身を巧みに扱き、温泉の熱気とは全く違う、強烈な快楽の熱を急速に帯びさせていった。

 

「んっ……ぷはっ。アッシーくん、もう準備万端だね。じゃあ、入れて」

 

ユイはヨウの口から唇を離すと、布団の中でモゾモゾと動き、ヨウの太ももを跨ぐようにして腰を浮かせた。

 

豆球のわずかなオレンジ色の光の中で、ユイのはだけた浴衣から覗く健康的な白い太ももと、その奥にある柔らかな秘部が見え隠れする。シャワー上がりで完全に清潔なそこは、すでに彼女自身の強い興奮によって、とめどなく溢れる愛液で濡れそぼっていた。

 

ヨウはゴクリと生唾を飲み込み、ユイの華奢なくびれた腰に両手を添えた。

 

「ユイちゃん、絶対に音、出さないように気をつけてね」

 

「うんっ。ゆっくり、焦らさないで、奥まで……」

 

ユイは自らの手でヨウの熱く硬い先端を的確な位置に誘導し、自分の体重をかけてゆっくりと、じわじわと腰を沈み込ませた。

 

「んぁっ……ふぅっ……」

 

ユイの口から、必死に押し殺したような甘くかすれた吐息が漏れる。

 

激しいピストンで一気に押し込むのとは違う、粘膜と粘膜をじっくりと擦り合わせながら侵入していく生々しい感覚。ユイの狭く熱い内部が、ヨウの分身を一本の太い杭として少しずつ、しかし確実に飲み込んでいく。摩擦によって生じる静電気のような快感が、ヨウの背筋を駆け上がった。

 

「すっごい……ユイちゃんの中、めちゃくちゃ熱くて、とろとろに溶けてるみたいだ」

 

「ああっ……アッシーくんの太いのが、ゆっくり入ってくるの、お腹の奥のほうが、ジンジンして……すっごく、気持ちいい……」

 

完全に根元まで繋がり合った瞬間、二人は深い安堵の吐息を共有した。

 

布団という極度に密閉された空間の中、すぐ隣には絶対的君主であるヒナが寝ているという極限のスリル。野外での見られるかもしれない恐怖とはまた違う、「すぐ横にいるのにバレてはいけない」という濃密な背徳感が、二人の快感を何十倍にも増幅させていた。

 

「アッシーくん、動くね……布団が擦れる音、出さないように、ゆっくり……回すから」

 

ユイはヨウの胸板に両手をつき、すり鉢で何かをすり潰すように、腰をねっとりと円を描くように回し始めた。

 

パンッパンッという激しい打撃音を出さないための、グラインドと呼ばれる特殊な動きだ。しかし、これが逆にヨウの分身の最も敏感な部分を全方位から執拗に擦り上げ、単純なピストン以上の強烈な摩擦と快感を生み出していた。

 

「くっ……これ、ヤバい。めちゃくちゃ奥の粘膜を抉られてるみたいだ。ユイちゃん、上手すぎる」

 

「んんっ……ああっ。私も、アッシーくんの硬いのが、お肉の中をグリグリって回って……声、出ちゃいそうっ。もっと、中をぐちゃぐちゃにして」

 

ユイは必死に声を殺すため、ヨウの肩口に顔を深く埋め、自らの浴衣の布地をきつく噛み締めた。

 

彼女が腰を回すたびに、浴衣からはみ出した暴力的な質量の爆乳が重力に従ってゆさゆさと揺れ、ヨウの胸板に押し付けられては豊かに形を変える。ヨウはその柔らかな双眸を両手で下から持ち上げ、指の間にあふれ出る極上の肉を感じながら、親指の腹で硬く尖った先端をチリチリと執拗に弾き続けた。

 

「ひゃんっ! ダメ、おっぱい、そんな風にいじられたら、下と繋がって……っ」

 

ユイの身体がビクンと大きく跳ね、内部の肉ひだがヨウの分身をギュウッと信じられないほどの力で強く締め上げた。

 

「ユイちゃん、声、大きいよ。抑えて」

 

ヨウが慌てて注意すると、ユイは快感の涙で目を潤ませながら、ヨウの唇を自らの唇で塞いできた。

 

お互いの喘ぎ声を口づけで完全に封じ込めながら、腰の動きはさらに深みを増していく。

 

布団が擦れるカサカサというわずかな音と、二人の荒い鼻息、そして粘膜が深く絡み合う卑猥な水音だけが、薄暗い部屋の中に微かに、しかし確実に響いていた。

 

その時。

 

隣で寝ているヒナが、寝返りを打って「んんっ……原稿、まだ……」と小さく寝言を漏らしたのだ。

 

その瞬間、ヨウとユイの身体がビクッと硬直した。ヨウの心臓が早鐘のように激しく鳴り始め、全身の毛穴から冷や汗が吹き出す。

 

二人は完全に息を殺し、結合したままの体勢でヒナの様子を伺う。ヒナはそのまま反対側へと寝返りを打ち、布団を抱きしめるようにして、再び規則正しい寝息を立て始めた。

 

「……ふぅ。びっくりしたぁ……心臓止まるかと思った」

 

ユイがヨウの耳元で、震える声で安堵の吐息を漏らす。

 

しかし、この一瞬の強烈な緊張と弛緩が、二人の交感神経をさらに異常なまでに刺激し、下半身の熱を爆発的に高めてしまった。

 

「アッシーくん……もう、我慢できない。音を出さないように、でも激しくして。奥の奥まで、限界まで突き上げてっ」

 

ユイの要求は、声を出さないというルールをギリギリで維持しつつも、より深く暴力的な快楽を求めるものへと変化していた。

 

ヨウはユイの腰を両手でしっかりとホールドし、下から突き上げるように、短く、しかし力強い無音のピストンを開始した。打撃音を一切出さないように筋肉をコントロールしながら、確実に一番奥の性感帯を叩き続ける絶妙な腰使い。ブラック企業で理不尽に耐え抜いて鍛え上げられた忍耐力と、アシスタント生活で培われた絶倫技術が見事に融合した、究極のテクニックだった。

 

「あっ、ああっ、ああんっ! そこ、すごい、そこばっかり、擦れてっ」

 

ユイは声にならない無音の絶叫を上げながら、ヨウの首に強くしがみつき、自らも腰を激しく打ち付けてくる。

 

「ユイちゃん、中、すげえ締まってる。俺も、そろそろ限界だ」

 

「出してっ……ヒナ先輩に内緒で、私のお腹の中に、いっぱい、熱いの出してぇっ。私の中、アッシーくんの精液でいっぱいにしてっ」

 

ヨウの突き上げが最高潮に達し、ユイの全身が弓のように限界まで反り返った。

 

「いくっ、私、イッちゃううぅぅっ……!」

 

ユイはヨウの肩に深く噛み付くようにして絶頂の叫びを完全に押し殺し、内部の肉ひだを極限まで収縮させた。

 

その極上の圧力に導かれ、ヨウもまたヒナの規則正しい寝息が聞こえるすぐ隣で、渾身の力を込めて自らの欲望のすべてを解き放った。

 

ドクン、ドクンと脈打つたびに、熱く濃密な液体がユイの最奥へと勢いよく注ぎ込まれていく。声を出せないという制約の中で迎えた無音の絶頂は、視覚や聴覚が制限されている分、触覚の快感を何十倍にも引き上げ、二人の脳髄を完全に白く焼き尽くした。

 

「……はぁ、はぁ……」

 

ユイは完全に脱力し、ヨウの胸の上に重なるようにしてペタリと崩れ落ちた。二人の肌は汗でピタリと張り付き、浴衣は完全に乱れきって、もはやただの布切れと化している。

 

「……すっごく、気持ちよかったぁ。先生に内緒の夜這い、最高に興奮したね」

 

数分後、ユイがヨウの耳元で満足げに囁いた。彼女の吐息はまだ熱を帯びている。

 

「俺も、最高だったよ。スリルがありすぎて寿命が縮むかと思ったけど……でも、これでようやく本当に寝られるな」

 

ヨウが深い安堵の息を吐きながら、ユイの汗ばんだ背中を優しく撫でていると、ユイはヨウの胸の中でクスクスと悪戯っぽい笑い声を上げた。

 

「何言ってるの、アッシーくん。温泉宿の夜はまだまだこれからだよ?」

 

「えっ」

 

「私、さっきの一回じゃ全然満足してないもん。次は横向きになって、密着したまま後ろから入れてみて。それならもっと音が出ないし、朝までずっと繋がっていられるでしょ?」

 

ユイはそう言って、再びヨウの分身へと柔らかな手を伸ばしてきた。

 

ヨウの分身は、つい先ほど限界まで放出したばかりだというのに、ユイの温かい手と柔らかな肉体の感触に即座に反応し、すでに再び確かな硬さを取り戻し始めている。

 

「喜んで! 朝まで、徹底的にユイちゃんを気持ちよくしてあげるよ」

 

ヨウは心の中で特大のガッツポーズを決め、嬉々として自らの絶倫ぶりを発揮する覚悟を決めた。温泉宿という非日常の空間で、こんなにエッチで可愛い美少女と一晩中こっそり愛し合えるなら、睡眠時間など全く惜しくはないのだ。

 

静寂に包まれた温泉宿の夜は、ヒナの寝息のすぐ隣で、夜明けまで果てしなく続く濃厚で密着したエロティックな快楽の渦へと、さらに深く、深く沈んでいくのだった。

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