進め!アシスタント道 作:ろくりん
タワーマンションの窓から見える空は高く澄み渡り、秋の深まりを感じさせる季節となっていた。
冷暖房が完備された秦谷ヒナの作業部屋は、季節の変化に関わらず常に一定の快適な温度が保たれている。数台のパソコンと大型液晶タブレットが低い駆動音を立てる中、葛城ヨウは自分専用のサブデスクで背景のペン入れに没頭していた。
秋のイベントに向けた合同誌の制作は佳境を迎えており、ヨウの作画スピードも限界を超えて加速している。ブラック企業で培われた理不尽への耐性と、ヒナから与えられる極上のフェラチオという報酬システムが見事に噛み合い、ヨウはアシスタントとして覚醒状態にあった。
そんな集中しきった部屋の空気を切り裂くように、メインデスクに座っていたヒナがふいに立ち上がった。
「葛城さん、ユイ。ペンを置いてください。次の検証に移ります」
ヒナの鶴の一声で、ヨウと、隣のマットレスで作業していた早坂ユイは即座に手を止めた。
ヒナは部屋の隅に置かれていた段ボール箱から、見慣れない黒いポーチを取り出し、中央のテーブルに無造作に広げた。
「これは」
ヨウが目を丸くする。テーブルの上に並べられたのは、大小様々な形をした、色鮮やかなシリコン製の大人のおもちゃだった。ピンク色の小型ローター、リアルな形状をしたバイブレーター、そして複雑な曲線を描く電動マッサージ器など、秋葉原の専門店でしか見かけないようなラインナップだ。
「次作の合同誌において、ヒロインが強制的に機械で開発されるシーンを予定しています。しかし、人間の指や生身の肉体とは違う、機械特有の均一で暴力的な振動が、女性の身体にどのような筋肉の痙攣や表情の変化をもたらすのか。私はその正確なデータを持っていません」
ヒナはピンク色の小型ローターを手に取り、スイッチを入れた。
ヴィイイイインという甲高いモーター音が室内に響き渡る。
「想像だけで描いたエロは、読者の性欲を根底から揺さぶることはできません。本物の振動が粘膜に触れた時のビクつき、そして機械に快楽を支配されていく屈辱と悦び。それをこの目で観察し、完璧にスケッチする必要があります」
ヒナのクリエイターとしての探求心は、もはや留まるところを知らなかった。縛りプレイの次は、大人のおもちゃを使った公開実験だ。ヨウは男として、この狂気的で最高にエロティックな職場環境に感謝の念すら抱き始めていた。
「なるほど。つまり、誰かがこのおもちゃの実験台になる必要があると」
ヨウが尋ねると、ヒナの横で目を輝かせていたユイが、勢いよく右手を高く突き上げた。
「はいはいっ。私やりたい。私、こういうの使ったことないから、すっごく興味ある」
ユイの立候補は、ある意味で予想通りだった。自由奔放で底なしの性欲を持つ彼女が、この未知の快楽の実験を見逃すはずがない。
「良いでしょう。ユイのプロポーションと反応の良さは、検証モデルとして最適です。葛城さん、あなたは私の助手として、ユイにこれらの機材をあてがう役目を担当してください」
「俺がですか。先生がやるんじゃなくて」
「私は全体の筋肉の動きと表情をスケッチすることに集中しなければなりません。それに、男性の手でおもちゃを操作されるというシチュエーションが、より強い羞恥心と興奮を引き出すはずです」
ヒナの完璧な論理に、ヨウは大きく頷いた。
「わかりました。助手として、ユイちゃんを徹底的に開発させてもらいますよ」
ヨウが喜々としてローターとバイブレーターを手に取ると、ユイはすでに着ていたダボダボのTシャツを脱ぎ捨て、下着もすべて外して全裸になっていた。
部屋の中央に敷かれたマットレスの上に、ユイが仰向けに寝転がる。
空調の効いた室内で、彼女の健康的な白い肌が眩しく輝いていた。小柄な身長には全く不釣り合いな巨大な双眸が、重力に従って左右に豊かに流れ、その先端にある桜色の突起はすでに期待でわずかに硬くなっている。
「アッシーくん、準備できたよ。優しく、でも激しくお願いね」
ユイが両脚を大きく開き、無防備な秘部をヨウの目の前に晒す。彼女の入り口は、まだ何もされていないというのに、すでに愛液で艶やかに光っていた。
ヨウはユイの開かれた太ももの間に正座し、手に持ったピンク色の小型ローターのスイッチを入れた。
ヴィイイイイン。
「まずは、ローターの微細な振動から検証します。葛城さん、ユイの胸の先端にそれを当ててください」
ヒナが傍らにパイプ椅子を引き寄せ、スケッチブックと鉛筆を構えて鋭い視線を送ってくる。
ヨウはヒナの指示通り、振動するローターをユイの右胸の先端にそっと押し当てた。
「ひゃうっ」
ユイの身体がビクンと大きく跳ね、巨大な胸が波打つように揺れた。
「すっごい、これ。指で触られるのと全然違う。細かくビリビリして、胸の奥まで震えが伝わってくるぅっ」
ユイは自分の胸を両手で揉み込むようにしながら、ローターの振動を全身で受け止めている。ヨウはもう一つのローターのスイッチを入れ、左胸の先端にも同時に押し当てた。
「ああっ、んんっ。両方からビリビリきて、頭の中が痺れるみたいっ」
「ユイ、胸の筋肉の収縮を抑えないで。ありのままの反応を見せてください」
ヒナの鉛筆がスケッチブックの上を猛烈な勢いで走り、シャッ、シャッという音が室内に響く。
ヨウはローターを押し当てる強さを微妙に変えながら、ユイの胸を執拗に攻め立てた。機械の振動は疲労を知らず、均一で強烈な刺激を与え続ける。ユイの肌はみるみるうちにピンク色に染まり、彼女の口からは押し殺しきれない甘い喘ぎ声が漏れ出し始めた。
「葛城さん、胸のデータは十分です。次は下半身、最も敏感な部分への直接的なアプローチを」
ヒナの指示を受け、ヨウはローターの一つをユイの太ももの内側へと滑らせ、そのまま彼女の秘部の入り口、最も敏感な豆粒のような突起へとピタリと押し当てた。
「ひゃあぁぁっ」
ユイは背中を反らせ、マットレスの上で腰を激しく跳ねさせた。
「ダメ、そこ、いきなり機械当てられたら、私、おかしくなっちゃうぅっ」
「ユイちゃん、これめちゃくちゃ濡れてるよ。ローターが滑って、すごい音立ててる」
ヨウの言う通り、ユイの溢れ出す愛液とローターの振動が混ざり合い、ジュジュジュッという水気を帯びた卑猥な音が響き渡っていた。
「ああっ、アッシーくん、動かさないで。そこ、そのまま押し付けててぇっ」
ユイはヨウの腕を両手で掴み、自分からローターを強く押し付けようと腰を突き出してくる。機械の振動が彼女の神経を完全に支配し、理性を根こそぎ奪い去っていくのがわかった。
「素晴らしいです。筋肉が自らの意思とは無関係に痙攣し、快楽に屈伏していくプロセス。ユイの大きく見開かれた瞳と、だらしなく開いた口元。これが、私が求めていた圧倒的な屈辱とエロティシズムです」
ヒナはクリエイターとしての狂気を瞳に宿し、ページをめくって次々とユイの乱れた姿をスケッチしていく。
ヨウはユイの急所にローターを押し付けながら、自らの下半身も限界に近い熱を帯びているのを感じていた。目の前で大好きな美少女がおもちゃの快感に溺れ、自分にすがってくる姿は、男の征服欲と加虐心を猛烈に刺激する。ズボンの生地を突き上げる分身の硬さは、すでに痛いほどになっていた。
「先生、ローターでの検証はこれくらいにして、次はこっちを使ってみませんか」
ヨウはローターをユイの股間から離し、傍らに置いてあった太くリアルな形状のバイブレーターを手に取った。
「ええ。内部からの物理的な振動と圧迫感が、腹筋や太ももの筋肉にどう影響するか。検証の最終段階です」
ヒナの許可を得て、ヨウはバイブレーターのスイッチを入れた。先ほどのローターとは違う、低く重厚なモーター音が響く。
「ユイちゃん、今度はこれを入れるよ。力抜いてね」
「んっ、はぁ、はぁ。アッシーくん、早く。お股の奥が、空っぽで寂しいよぉ」
ユイは完全に快感に狂った目でヨウを見つめ、自らの指で秘部を大きく押し開いた。
ヨウはユイの愛液をバイブレーターの先端にたっぷりと塗りつけ、滑りを良くしてから、彼女の柔らかな入り口にゆっくりとそれを挿入していった。
「ああっ、大きいのが、入ってくるぅ」
ブーンという低い振動音とともに、太いバイブレーターがユイの内部へと飲み込まれていく。
人間の肉体とは違う、硬質なシリコンの感触と、休むことなく続く強烈な振動。ユイの内部の肉ひだが、異物を押し出そうと本能的に収縮するが、その収縮が逆にバイブレーターの振動をダイレクトに子宮の奥まで伝えてしまう。
「ひゃあっ、んああっ。お腹の中が、ビリビリして、内臓が震えてるみたいっ。これ、ヤバいっ」
ユイは両脚をバタバタと暴れさせ、マットレスのシーツを両手で強く握りしめた。
「ユイ、腹筋の収縮が素晴らしいです。バイブの形が、お腹の表面からわずかに浮き出て見えるほどの緊張感。そのまま、快感にすべてを委ねなさい」
ヒナの冷徹な指示と、ヨウの手による容赦のないおもちゃの出し入れ。
ヨウはバイブレーターを根元まで沈め、そこから一気に引き抜き、再び奥深くへと突き入れるピストン運動を開始した。
ズボッ、ジュルルッ。
機械の振動とピストン運動が組み合わさり、ユイの内部を徹底的にかき回す。
「ああっ、ダメ、アッシーくん、それ以上奥突かれたら、私、イッちゃう。機械でイッちゃううぅぅっ」
ユイは涙目になりながら首を激しく横に振り、全身を弓のように反らせた。
彼女の巨大な胸がブルンブルンと暴れ回り、ピンク色に染まった肌から玉の汗が吹き出している。
ヨウはその姿を見て、自らの理性のストッパーが完全に吹き飛ぶのを感じた。
自分の好きな女がおもちゃで果てようとしている。その光景は最高にエロティックであると同時に、男としての強烈な嫉妬心と独占欲を掻き立てた。機械なんかにユイをイかせてたまるか。俺の肉体で、俺の熱で、こいつを完全に狂わせてやる。
「アッシーくん、無理、いくっ、私っ」
ユイが絶頂の叫びを上げようとしたまさにその瞬間、ヨウは彼女の内部からバイブレーターを勢いよく引き抜いた。
「えっ」
突然快感を奪われたユイが、虚ろな目でヨウを見上げる。
ヨウは自らのズボンと下着を一気に脱ぎ捨て、限界まで膨張しきった猛々しい分身を露わにした。
「機械の実験はここまでだ。ここからは、俺の身体で続きをしてやる」
ヨウはユイの太ももを掴んで腰を引き寄せ、彼女のたっぷりと濡れた入り口に、自らの熱く硬い先端を当てがった。
「葛城さん、まだスケッチが」
ヒナが驚いて声を上げるが、ヨウは構わず、一気に腰を前へと打ち込んだ。
ドスンッ。
「んああっ」
ユイの口から、おもちゃの時とは全く違う、魂の底から絞り出されたような歓喜の絶叫が漏れた。
機械の冷たさとは違う、人間の体温。均一な振動では絶対に生み出せない、肉と肉がぶつかり合い、擦れ合う生々しい摩擦。ユイの内部は、ヨウの侵入を待っていたかのように凄まじい力で吸い付き、分身を全方位から締め上げてきた。
「すっごい、アッシーくんの、めっちゃ熱いっ。機械より全然大きくて、奥の奥まで届いてるっ」
ユイはヨウの首に腕を回し、自らも腰を激しく打ち付けてきた。
「おもちゃなんかに負けてたまるか。俺の方が絶対に気持ちよくしてやるからな」
ヨウはユイの華奢な腰を両手でガッチリとホールドし、野生の獣のように激しく、そして容赦のないピストンを開始した。
パンッ、パンッと、肉が打ち据え合う卑猥な打撃音が室内に響き渡る。
「あっ、ああんっ。アッシーくん、最高っ。生のお肉が擦れるの、頭おかしくなるぅっ」
ユイは完全に快楽の波に飲み込まれ、ヨウの背中に爪を立てて喘ぎ声を上げた。おもちゃの振動で極限まで高められていた彼女の感度は、ヨウの生の肉体による刺激を受けて、完全に臨界点を突破していた。
傍らでその光景を見ていたヒナは、一瞬呆気にとられていたが、すぐにクリエイターとしての笑みを浮かべ、再びスケッチブックに向かって鉛筆を走らせ始めた。
「なるほど。機械による無機質な快感から、人間の生々しい熱と愛情への劇的な切り替え。その落差がもたらすカタルシスと、女性の表情の劇的な変化。素晴らしいデータです。葛城さん、そのままユイの理性を完全に破壊してください」
ヒナの実況と指示が、ヨウの男性ホルモンにさらに火をつける。
「言われなくても、徹底的にやってやりますよ。ユイちゃん、全部受け止めろっ」
ヨウは腰の回転速度を極限まで引き上げ、ユイの最も深い場所を的確に抉り抜いていく。
ユイの巨大な胸がヨウの胸板に打ち付けられて弾け、彼女の口からは言葉にならない嬌声が絶え間なく漏れ出す。
「ひゃああっ、いくっ。アッシーくんの生で、私、イッちゃううぅぅっ」
ユイの内部の肉ひだが、ヨウの分身を千切らんばかりの勢いで強く収縮を繰り返した。その極上の圧力と熱に導かれ、ヨウもまた自らの限界を迎えた。
「俺も、出ますっ」
ヨウはユイの最奥を強く突き上げ、渾身の力を込めて自らの欲望のすべてを解き放った。
ドクン、ドクンと脈打つたびに、熱く濃密な液体がユイの奥底へと勢いよく注ぎ込まれていく。おもちゃでは決して味わえない、生命の熱が直接内側に流れ込む感覚に、ユイは「ひぃんっ」と甲高い声を上げて全身を弓のように反らせ、ヨウの胸の上に崩れ落ちた。
部屋の中に、二人の荒い呼吸音と、汗ばんだ肌が擦れ合う微かな音だけが響いている。
「……はぁ、はぁ。アッシーくんの生、最高すぎた……機械なんて、もういらないよぉ」
ユイがヨウの胸に顔をすり寄せながら、夢現の声で呟いた。彼女の表情は、完全にヨウの快感に満たされ、この上なく幸福そうだった。
ヨウも深い満足感と心地よい疲労感に包まれながら、ユイの汗ばんだ背中を優しく撫でた。
「完成しました」
パタン、とスケッチブックを閉じる音がして、ヒナが満足げな声を出した。
「機械に翻弄される屈辱から、生の肉体に救済されるカタルシス。この表情の対比は、次作の最大のハイライトになります。葛城さん、ユイ、完璧な検証でした」
ヒナは立ち上がり、二人の様子を冷徹に、しかしどこか優しげな目で見下ろした。
「さて、機械から生の肉体へと切り替わるカタルシスの素晴らしいデータは取れました。しかし……」
ヒナはスケッチブックをパラパラとめくり、ピシャリと閉じて冷酷な宣告を下した。
「葛城さんが途中で乱入したせいで、純粋におもちゃ単体で絶頂を迎える瞬間のスケッチが未完成のままです」
「えっ!?」
ヨウとユイの驚愕の声が、部屋の中で見事にハモった。
「というわけで、検証のやり直しです。葛城さん、そこに転がっているバイブレーターを拾って、もう一度ユイの奥深くに突き入れてください」
「先生、いくらなんでも鬼畜すぎませんか。ユイちゃん、今俺の生でめちゃくちゃイッたばっかりですよ」
「クリエイターに妥協は許されません。ユイ、あなたも自ら実験台に立候補した以上、最後まで責任を持ちなさい」
「ひゃああっ、先生のスパルタっ。でも、アッシーくんの生の余韻で中がとろとろなのに、また機械入れられたら、私……っ」
抗議する間もなく、ヒナの有無を言わさぬクリエイターとしての眼差しに逆らえず、ヨウは再び太いシリコン製のバイブレーターを手に取った。
スイッチを入れると、ブーンという無機質で重厚なモーター音が再び室内に響き渡る。
「ごめん、ユイちゃん。先生の作品のためだ。俺のアシスタント業務だと思って諦めてくれ」
「ああっ、アッシーくん、ダメ、ちょっと待って……ひゃんっ」
ヨウはユイのたっぷりと濡れた入り口に、容赦なくバイブレーターを挿入し、ヌコヌコと激しい出し入れを再開した。
生の肉体の温もりと余韻が残る中、再び機械の冷たく暴力的な振動がユイの内部を無慈悲にかき回す。
「や〜んっ♡ また機械でかき回されるぅっ♡ お腹の中、ビリビリして、連続でイかされちゃうぅっ♡」
先ほどまでの感動的な余韻は完全に吹き飛び、ユイのだらしない嬌声と、機械の振動音、そしてジュルジュルという水音が響き渡る。
「いいですよユイ。その強制的に快楽を貪られる表情、今度こそ完璧に描き切ります。葛城さん、もっと激しく出し入れして」
「了解です。ほら、ユイちゃん、機械の絶頂しっかり見せてね」
「ひゃあぁぁっ♡アッシーくんの鬼ぃぃっ♡」
ブラック企業では絶対に味わえない、この狂気的で極上のアシスタント生活。
秋のイベントに向けた彼らの熱狂的な同人制作は、終わりのないドタバタでエロティックな実験とともに、底抜けの明るさでまだまだ続いていくのだった。