※この作品はR-18です。

進め!アシスタント道   作:ろくりん

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第39話:春の祭典とまた次の締め切り

桜の花びらが春の柔らかな風に乗って舞い散る、四月の東京ビッグサイト。

 

柔らかな日差しが巨大な逆三角形の建造物を照らし出しているが、会場の内部は春の陽気など吹き飛ばすほどの、数万人規模のオタクたちの熱気と欲望の渦に包まれていた。

 

「最後尾はこちらです。近隣のサークルのご迷惑にならないよう、二列に並んでお進みください」

 

葛城ヨウはスタッフ腕章を腕に巻き、額に汗を浮かべながら列の整理に奔走していた。

 

秦谷ヒナの主宰するサークルスペースの前には、開場と同時に長大な列が形成されていた。春の新刊は、催眠術による精神の屈服や、視覚と触覚の乖離といったマニアックかつ極上のシチュエーションを詰め込んだ意欲作である。事前の告知の段階から、SNSでのファンの期待値は沸点に達していた。

 

そして、その長蛇の列の視線の先には、今回も新刊のヒロインを模したコスプレ姿で売り子を務める、二人の極上の美少女の姿があった。

 

「新刊セット、一冊ですね。ありがとうございますっ」

 

早坂ユイは、催眠術にかかって常識を書き換えられた無防備な生徒という設定のコスプレだった。胸元のボタンがいくつか弾け飛びそうなほど窮屈なブレザーと、限界まで丈を短くしたチェックのプリーツスカート。彼女が本を手渡すために身を乗り出すたびに、規格外の巨大な双眸がブルンブルンと暴れ回り、谷間の奥底までが見えそうになる。その暴力的なまでの質量と無防備な笑顔に、本を受け取ったファンたちは一様に顔を赤らめて鼻の下を伸ばしていた。

 

一方のヒナは、知的な女教師風のタイトスカートと黒いストッキングに身を包み、手には短い指示棒を持っている。

 

「お買い上げありがとうございます。今回の新刊は、読者の皆様の理性を根底から書き換えるような内容に仕上がっています。どうか、心してページをめくってください」

 

ヒナが指示棒で机をコツリと叩き、黒曜石のような瞳で冷たく、しかし妖艶に微笑みかける。そのクールでサディスティックな魅力は、ユイの健康的で爆発的な色気とはまた違う、強烈な引力でファンたちを魅了していた。

 

あの修羅場を乗り越えた作品が、今こうして物理的な形となって大勢の手に渡っていく。

 

列の整理をしながらその光景を見つめるヨウの胸には、ブラック企業では決して得られなかった深い充実感が広がっていた。あの新刊の背景には、自分の引いた線が生きている。そしてあのエロティックな描写の数々は、自分がモデルとなって美少女たちに搾り取られた実地検証の成果なのだ。

 

「先生、用意していた新刊セット、残りあと三箱です」

 

「頒布のペースが予想を上回っていますね。葛城さん、列の最後尾に完売間近のアナウンスをお願いします」

 

ヒナの冷静な指示に従い、ヨウは声を張り上げて完売のアナウンスを行う。

 

そして午後二時を回った頃。

 

「申し訳ありません、新刊セット、こちらで完売となりますっ」

 

ヨウが最後尾札を裏返し、『完売御礼』の文字を高く掲げた瞬間、周囲から温かい拍手と、買えなかったファンたちの悔しがる溜め息が入り交じった声が上がった。

 

「……終わりましたね。今回の春のイベントも、私たちの完全勝利です」

 

ヒナが空になった段ボール箱を見つめ、静かに、しかし確かな達成感を滲ませて息を吐いた。

 

「やったぁぁぁっ。完売だーっ」

 

ユイがヨウの背中に飛びつき、その爆乳をむにゅりと押し付けながら歓喜の声を上げる。

 

「本当にお疲れ様でした、先生、ユイちゃん。最高の春のイベントになりましたね」

 

ヨウもユイの背中に腕を回し、心の底からの笑顔を向けた。

 

会場からの搬出作業を終えた三人は、タクシーを捕まえて都内の高級ホテルへと向かった。

 

イベント後の打ち上げと休息を兼ねて、ヒナが事前にスイートルームを予約していたのだ。広々としたリビングの奥には、大人三人が余裕で寝転がれる巨大なキングサイズのベッドが鎮座している。

 

三人はルームサービスで注文した豪華な食事を平らげ、勝利の美酒に酔いしれていた。

 

「んんーっ。美味しいっ。お肉が口の中で溶けるぅ」

 

ユイはコスプレ衣装のまま、両手で頬を押さえて幸福の絶頂といった表情でローストビーフを咀嚼している。

 

ヒナもウーロン茶のグラスを傾けながら、リラックスした表情でサラダを口に運んでいた。タイトスカートに包まれた脚を優雅に組み替えるたびに、黒いストッキングが擦れ合う衣擦れの音が響く。

 

「いやぁ、本当に最高です。こうして美少女二人と一緒に豪華な打ち上げができるなんて。俺、アシスタントになって本当に良かったです」

 

ヨウが冷えたビールを喉の奥に流し込みながら言うと、ユイがニヤリと肉食獣のような笑みを浮かべてヨウにすり寄ってきた。

 

「ふふっ、美味しいご飯もいいけどさ。イベントの打ち上げの後は、お約束があるの、忘れてないよね」

 

ユイの唐突な発言に、ヨウは口元にビールを運んだまま動きを止めた。

 

「お約束って、まさか」

 

「イベントの後は、オフパコがお約束だよねっ。みんなで打ち上げして、その熱をそのままベッドに持ち込んで、朝までえっちしまくるの」

 

ユイが嬉しそうにヨウの腕に自らの胸を押し付けてくる。

 

オフパコ。もともとはネット上の知人同士がオフ会で会ってそのままホテルに行くという意味だ。しかし、このサークルにおいては「イベント終了後の打ち上げえっち」という意味で完全に定着してしまっている。

 

ヨウはもはや、言葉の意味を訂正しようなどという野暮な考えは一切持っていなかった。

 

可愛い美少女二人が、自分からえっちしようと誘ってくれているのだ。言葉の定義などどうでもいい。美少女とヤレるなら、それに越したことはない。これが絶倫アシスタントとしての正しい姿勢である。

 

「確かに、イベントの後はオフパコがお約束ですよね。俺、喜んでモデルになりますよ」

 

ヨウがスケベな笑みを浮かべて頷くと、ヒナがグラスを置き、ゆっくりと立ち上がった。

 

「その通りです。イベントの熱狂をそのまま快楽へと変換し、次なる創作への活力を養う。このオフパコは、私たちのサークルにとって不可欠な儀式なのです」

 

ヒナは指示棒を手に持ち、ヨウの胸元をツンと突いた。

 

「というわけです、葛城さん。私たちの英気を養うための生贄として、今夜は心ゆくまで搾取されてください。服を脱ぎなさい」

 

「はいっ。先生とユイちゃんがそういうなら、俺は喜んでアシスタントの役目を果たさせていただきます。いくらでも搾取してください」

 

ヨウは一切の躊躇いなく立ち上がり、着ていた服を一瞬にして脱ぎ捨てた。極限の修羅場を乗り越え、豪華な食事でエネルギーを充填したヨウの猛々しい分身が、空調の効いた室内の空気に勢いよく弾け出る。

 

「わああっ、アッシーくんのおちんちん、すっごく大きくてカチカチになってるっ。元気いっぱいだね」

 

ユイが目を輝かせて歓声を上げた。

 

「では、早速始めましょう。今回は、春の新刊で描いた『催眠術』と『視覚と触覚のズレ』のシチュエーションを、このコスプレ姿のまま完全再現します」

 

ヒナのドSな宣告とともに、極上のオフパコが幕を開けた。

 

「葛城さん。あなたは今、私の催眠術によって完全に理性を奪われた奴隷です。私の指示通りに動くことしかできません。まずは、ベッドの上に仰向けになりなさい」

 

ヒナが指示棒でベッドを指し示す。タイトスカートと黒ストッキングという女教師風のコスプレ姿で冷徹に命令を下すヒナの姿に、ヨウの男性ホルモンは瞬時に沸点に達した。

 

「はいっ、先生」

 

ヨウはキングサイズのベッドに仰向けに寝転がった。

 

「アッシーくん、私がいーっぱい気持ちよくしてあげるね」

 

ユイがブレザーのボタンをすべて外し、下着をつけていない爆乳を露わにしてヨウの上に跨ってきた。短いプリーツスカートの中は、すでに彼女自身の愛液でぐっしょりと濡れている。

 

「ユイちゃん、その格好で上に乗られたら、俺」

 

「声を出していいのは、私が許可した時だけです。葛城さん、目を閉じなさい。そして、これからあなたの身体に何が起きるのか、触覚だけで感じ取りなさい」

 

ヒナの鋭い命令に、ヨウは慌てて目を閉じた。

 

視覚が遮断された瞬間、ヨウの触覚は異常なまでに鋭敏になった。

 

ユイの柔らかな太ももがヨウの腰を挟み込み、彼女のたっぷりと濡れた入り口が、ヨウの熱く硬い先端にピタリと当てがわれる。

 

「いれるよ、アッシーくん」

 

ユイがゆっくりと腰を沈め、ヨウの分身を自らの奥深くへと飲み込んでいく。

 

「んっ……」

 

ヨウは声を出すことを禁じられているため、歯を食いしばって強烈な快感に耐える。ユイの狭く熱い内部が、ヨウの分身を四方八方から強く締め上げてくる。

 

同時に、ヨウの顔に、ユイの巨大な胸がむにゅりと押し付けられた。

 

息をするたびに、ユイの甘い体臭と汗の匂いが鼻腔をくすぐり、窒息しそうなほどの快感がヨウの脳髄を真っ白に染め上げていく。

 

「葛城さん。あなたの下半身は今、ユイの熱い粘膜に完全に支配されています。しかし、上半身はどうでしょうか」

 

不意に、ヒナの冷たく滑らかな手が、ヨウの胸板を這うように撫でてきた。

 

「んんっ」

 

ヒナの手がヨウの乳首を捉え、爪の先でチリチリと刺激する。

 

下半身はユイの激しい騎乗位によって極限の摩擦を与えられ、上半身はヒナの巧みな愛撫に翻弄される。視界を奪われているため、いつどこを触られるかわからない恐怖と期待が、ヨウの快感を何倍にも増幅させていた。

 

「あはっ、アッシーくん、おちんちんすっごくビクビクしてるよ。気持ちいいの。じゃあ、もっと激しく動いちゃうね」

 

ユイが腰の回転速度を上げ、パンッ、パンッと肉がぶつかり合う音がベッドの上に響き渡る。

 

「くっ……んあぁっ」

 

ヨウはたまらずに低い喘ぎ声を漏らした。

 

「葛城さん、私はまだ声を出すことを許可していませんよ。罰として、さらに強い刺激を与えましょう」

 

ヒナがヨウの顔の横に膝をつき、タイトスカートの裾を捲り上げた。そして、黒ストッキングに包まれた足を、ヨウの顔に押し付けてきたのだ。

 

「むぐっ」

 

ヨウの鼻と口が、ヒナのストッキング越しに伝わる足の裏の感触と、微かな汗の匂いに塞がれる。

 

「私の足を舐めなさい。そして、私がどれだけあなたを支配しているか、その身に刻み込みなさい」

 

ヒナのドSな命令に、ヨウは本能のままに舌を伸ばし、ストッキングのナイロン生地を舐め上げた。

 

上からはヒナの足による顔面制圧。下からはユイの爆乳騎乗位。

 

二人のコスプレ美少女に完全に支配され、搾り取られるという究極のシチュエーション。ヨウはもう、この理不尽で最高にエロティックな快楽の渦から抜け出すことなど不可能だった。

 

「すごいっ、アッシーくん、めちゃくちゃ硬くなってるっ。私のお腹の中、全部かき回してぇっ」

 

ユイの腰の動きがさらに激しさを増し、ヨウの最奥を的確に抉り抜いていく。

 

「葛城さん、あなたの限界はこんなものではないはずです。もっと、もっと私を楽しませなさい」

 

ヒナの冷徹な声が、ヨウの理性のストッパーを完全に粉砕した。

 

「先生、ユイちゃんっ、俺、もう無理ですっ。出ますっ」

 

「いいですよ、葛城さん。あなたの全部、私たちに捧げなさい」

 

「出してっ、私のお腹の中に、いっぱいいっぱい中出ししてぇっ」

 

ヨウは全身の筋肉を硬直させ、ユイの最も深い場所に向けて渾身の力で腰を突き上げた。

 

ドクン、ドクンと脈打つたびに、生命の熱がユイの奥底へと勢いよく注ぎ込まれていく。ユイは「ひぃんっ」と甘い悲鳴を上げて全身を弓のように反らせ、強烈な絶頂の波に飲み込まれた。

 

同時に、ヒナもヨウの顔に足を押し付けたまま、自らの太ももをギュッと擦り合わせて小さく喘いだ。

 

永遠にも感じられる絶頂の時間が過ぎ去り、ヨウは完全に脱力してベッドの上に大の字になった。

 

「……はぁ、はぁ。アッシーくんの生中出し、最高に気持ちよかったぁ」

 

ユイがヨウの胸の上に崩れ落ち、満足げに囁く。

 

「……見事な検証でした。視覚を奪われた状態での精神の屈服と、肉体の快楽。素晴らしいデータが取れました」

 

ヒナもベッドの上に腰を下ろし、乱れたタイトスカートを直しながらクリエイターとしての笑みを浮かべた。

 

ヨウは心地よい疲労感に包まれながら、二人の美少女の肌の温もりを全身で感じていた。

 

「俺、アシスタントになって本当に良かったです。美少女二人にこんな風に搾り取られるなんて、役得すぎますよ」

 

ヨウが心からの本音を漏らすと、ヒナはヨウの頬を優しく撫でた。

 

「ええ。葛城さんは私たちのサークルにとって必要不可欠な存在です。あなたのその絶倫な体力には、これからも大いに期待していますからね」

 

ヒナの言葉に、ヨウは幸せな笑みを浮かべて目を閉じようとした。

 

春のイベントも大成功に終わり、極上のオフパコで身も心も満たされた。これでようやく、少しだけゆっくりとした休息の時間が訪れる。

 

そう思っていた、次の瞬間だった。

 

「さて、葛城さん、ユイ。休息は十分ですね」

 

ヒナの、全くブレのない、冷徹で凛とした声が室内に響いた。

 

「えっ」

 

ヨウが驚いて目を開けると、ヒナはすでにベッドから立ち上がり、手帳を開いてスケジュールを確認していた。

 

「つい先ほど、次の夏のイベントの申し込みが完了しました。明日から早速、夏のイベントに向けた新刊のプロット会議と、新たなシチュエーションの準備に取り掛かります」

 

ヒナの口から放たれた、恐ろしい宣告。

 

春のイベントが終わったばかりだというのに、彼女のクリエイターとしての歩みは決して止まらない。終わりのない同人制作のサイクルが、すでに次の回転を始めているのだ。

 

「な、夏の申し込み、完了したって……休む間もないんですか」

 

ヨウが引きつった顔で尋ねると、ヒナは妖艶な笑みを浮かべてヨウを見下ろした。

 

「同人作家に休息などという概念はありません。読者の期待は常に前作を超えていく。私たちは、立ち止まることは許されないのです。葛城さん、休んでいる暇はありませんよ」

 

「あははっ、アッシーくん、またいっぱい搾り取られちゃうねっ」

 

ユイもヨウの胸の上で楽しそうに笑っている。

 

この無茶苦茶で、理不尽で、下半身を極限まで酷使される職場。

 

だが、不思議とヨウの心に嫌な気は全くしなかった。

 

可愛い美少女たちと毎日えっちしながら、彼女たちの素晴らしい作品の一部になれる。これほど最高な環境は、世界中探してもどこにもない。

 

「わかりましたよ。先生とユイちゃんのためなら、俺、一生アシスタント続けますよ。干からびるまで付き合いますから」

 

ヨウは大きく笑い声を上げ、ユイの豊かな背中を優しく撫でた。

 

終わりのない原稿地獄と、底なしの快楽。葛城ヨウのアシスタント道は、これからもドタバタと騒がしく、そして最高にエロティックに続いていくのだった。

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