デルタは寝ていなかった。
目を閉じたのは三秒くらいだ。その後突然顔を上げ、赤い瞳で俺を真っ直ぐに見下ろした。
「エロゲ」
「なんだ」
「欲しい」
一言だった。
それだけ言って、デルタは俺のズボンに手をかけた。魔力で強化された爪が布を裂くように引き下ろす。下着ごと一気に足首まで引き抜かれた。
「ちょっ待て! いきなり何を——」
「欲しいの。エロゲ全部欲しい」
デルタは自分の黒い衣装の下腹部に手をかけた。禍々しい黒い布が裂け、白い肌が露わになる。太ももの付け根。その奥に、濡れて光る秘裂があった。
「え、ちょっとデルタ、そこ」
「エロゲ入れる」
「入れるってお前そういうことは普通に——」
ズブリ。
言い終わる前に乗ってきた。
俺の男根が、デルタの秘裂に一気に飲み込まれた。濡れている。凄く濡れている。普段のデルタとは比較にならないほど蜜が溢れている。魔神化したせいか、身体の芯から熱くなっているのがわかる。
「んっ…! エロゲ…入ってきた…!」
「お前なぁ! 人の話聞けよ!」
「聞いてる。聞いてるけど…止まらない」
デルタは俺の上に跨ったまま腰を沈めた。ずぶずぶずぶと根元まで飲み込んでいく。膣内がうごめいて、俺の肉棒を締め付ける。
「んっ…あぁ…! エロゲ…おっきい…!」
「くっ…!」
強い。締め付けが強すぎる。普段のデルタは元気いっぱいだが、膣内の制御は未熟だった。だが今は違う。魔神化したせいか、膣壁の襞が一本一本鋭く、力強く俺の肉棒に絡みついてくる。
「エロゲ…もっと奥…!」
「これ以上奥ないって! これ以上入れたら子宮に——」
ずぶんっ!
「ぐっ!」
「あぁぁっ…! 奥…届いた…! 子宮に当たってる…!」
限界まで沈められた腰。亀頭がデルタの子宮口を直接押し上げている。硬い感触と、その奥から溢れる熱い蜜が混じり合う。
そしてデルタは動き始めた。
ぱんっ!
最初の一撃が凄かった。腰を一気に打ち下ろし、俺の骨盤を粉砕する勢いで肉と肉をぶつける。
「あっ! エロゲ…! エロゲ…!」
ぱんっ! ぱんっ! ぱんぱんぱんっ!
「ぐっ、くそ…! デルタ、ペース早いって…!」
「止まらない…止まらないの…! エロゲ欲しい…もっと欲しい…!」
デルタの赤い瞳が俺を見下ろしている。獣の瞳だ。獲物を狩る目じゃない。もっと切実な、渇望する目だ。
「ずっと欲しかったの…! エロゲのこと…ずっと…!」
「ずっとって何だよ! 俺はここにいるだろ!」
「違う…もっと深いところ…! エロゲの中に入りたい…! エロゲでいっぱいになりたい…!」
腰の動きが激しくなる。上下運動に加えて、回すような動きが加わった。膣内の襞が亀頭を螺旋状に擦り上げる。
「くっ、うぅ…! すごい締め付けだ…!」
「エロゲ…感じてる? デルタのこと感じてる?」
「感じてるよ! こんなされたら感じるに決まってるだろ!」
「嬉しい…! もっと感じて…! もっとデロゲでいっぱいになって…!」
(デロゲじゃねぇよ! いや訂正してる場合じゃない!)
デルタの手が俺の胸についた。爪が食い込む。痛い。だがそれ以上に、上で揺れる胸から目が離せない。
魔神化した衣装は胸元が大きく開いている。黒い布の縁から溢れ出す白い双丘が、デルタの動きに合わせて激しく揺れていた。
ぱふっ! ぱふっ! ぱふんっ!
柔らかい肉が上下に暴れる。重みがある。質量がある。普通に揺れるのではない。暴れている。波打っている。質量保存の法則が泣くレベルだ。
「くっ…胸…すごい揺れてる…」
「見ていいの。エロゲなら見ていい。全部エロゲのだから」
デルタは胸をさらに前に突き出した。揺れる双丘が俺の顔の上で跳ねる。乳首が硬く熟れて、赤い魔力の光の中で桜色に光っていた。
「んっ…あぁ…! エロゲ…好き…大好き…!」
「くっ、俺も…お前のこと嫌いじゃないけど…!」
「好きって言って…!」
ぱんっ! ぱんっ! ぱんぱんぱんっ!
「好きだよ! 好きだから止めてくれ! 腰が砕ける!」
「好き…! 好き好き大好き…! エロゲ好き…!」
デルタは叫びながら腰を振り続けた。俺の言葉が届いているのかいないのか、ただひたすらに求めている。
膣内は限界まで締まっていた。膣壁の襞が俺の肉棒の形を一ミリの隙間もなく密着し、絞り取るように蠕動している。逃げ場がない。肉棒が逃げる場所も、快感が逃げる場所もない。
「くっ…もう無理…限界だ…!」
「いいの…出して…! エロゲ全部出して…! デルタの中にいっぱい注いで…!」
「くそっ…! 出るっ…! 出ちゃうよお前…!」
「注いで…! 子宮まで注いで…! デルタのお腹エロゲでいっぱいにして…!」
「くっ、あぁぁっ…!」
ドピュルルルッ!!
爆発した。
俺の肉棒がデルタの子宮奥深くに向かって白濁液を叩き込む。ドクドクと脈打ちながら、精液が注がれていく。
「あぁぁぁっ…! 来てる…! エロゲのが来てる…! 熱い…! 子宮が熱い…!」
デルタは全身を痙攣させ、俺の上に崩れ落ちた。赤い瞳が上を向き口が半開きになっている。絶頂だ。
「はぁ…はぁ…」
俺は力なく天井を見上げた。デルタの重みが腹にかかっている。汗ばんだ肌と肌が密着している。
(終わったか…)
そう思った。
だが——。
「んっ…まだ硬い…!」
「え」
デルタは顔を上げた。赤い瞳が爛々と輝いている。
「まだ終わってないの。エロゲまだ硬い。まだ出せる」
「いや待て。さっき出したばかりで——」
「足りない」
ズブリ。
腰がまた動き始めた。
俺の男根はまだ萎えていなかった。この身体どうなってるんだ。いや俺の身体の問題じゃないかも知れないが。
「くっ、まって、デルタ——」
「待たない。もっと欲しい。もっともっと欲しいの」
ぱんっ! ぱんっ! ぱんぱんぱんぱんっ!
再び激しいピストンが始まった。
さっきより速い。
さっきより深い。
さっきより激しい。
「エロゲ…! エロゲ…! 好き…大好き…! もっと…もっと私の中に出して…!」
「くそっ、止まらないのかお前…!」
「止まらないの…! 止まらないよ…! エロゲ欲しい…! エロゲが欲しい…! ずっとずっと欲しい…!」
揺れる胸。揺れる黒髪。揺れる赤い魔力。
俺は天井を見上げながら、心の中で静かに叫んだ。
(誰か助けてくれ。この狼、止まらない)
だが誰も来ない。
いつものことだ。
俺は覚悟を決めた。