※この作品はR-18です。

囮の実力者になりたくなくて!   作:ボルメテウスさん

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天然に喰われた日

「続きって」

 

「続きよ。私の10年分を補って」

 

「10年分を俺が補うのか」

 

「あなたがいるでしょ。今ここに」

 

ベアトリスは立ち上がった。そして何気ない動作でドレスの裾に手をかけた。

 

「あのちょっと待って」

 

「何?」

 

「何をしてるんですか」

 

「脱ぐのよ」

 

「脱ぐ!?」

 

「暑いから」

 

「暑いからって全裸になる必要ないですよね!?」

 

「全裸じゃないわよ。下着くらいは——」

 

「下着もダメです!」

 

「なんで?」

 

「なんでって」

 

「私ね10年間誰にも見せてないのよ。たまには見てもいいでしょ」

 

「見る側の意思は無視ですか!」

 

ベアトリスは聞く耳を持たなかった。ドレスがするりと滑り落ちる。白い肌が露わになる。

 

俺は見た。

 

見てしまった。

 

そして——

 

(アルファだ)

 

心の中で呟いていた。

 

身体のラインが似ている。腰の曲線、背中の筋肉の付き方、鎖骨の稜線。10年の時を超えて、同じ血が作り出した肉体がそこにある。

 

アルファとは違う部分もある。胸は少し大きいか。腰は少し細いか。だが根本的な美しさの質が同じだ。同じ彫刻家が別の素材で作った作品みたいだ。

 

(ああくそ。見てる自分がよくない)

 

「エロゲ?」

 

「何でもないです」

 

「見てるでしょ」

 

「見てない」

 

「体線が目で追ってる」

 

「追ってない」

 

「嘘」

 

ベアトリスはブラウスのボタンを外した。一つずつ。ゆっくりと。

 

「ねえ」

 

「何」

 

「私の身体見て何か感じた?」

 

「暑いなと」

 

「嘘。他に感じたことがあるでしょ」

 

「ないです」

 

「あるわよ。私のこと見て誰か思い出した顔してる」

 

ぐっ。

 

こいつ観察眼が鋭い。アルファと同じ血だ。

 

「ベアトリスさん。一つ聞いていいですか」

 

「何?」

 

「これ真的に天然ですか」

 

「何が」

 

「この流れ」

 

「流れ?」

 

「こういうの。全部」

 

「何言ってるのかわからないわ。脱いでるだけよ」

 

脱いでるだけ。脱いでるだけか。この状況で脱いでるだけか。いや脱いでるだけだろう。だが結果的に俺の心拍数が上がっている事実は変わりない。

 

ベアトリスは下着姿になった。白い。シンプルな。だがそれが逆にエルフの身体の美しさを強調している。

 

「さあ来て」

 

「どこへ」

 

「ベッド」

 

「待って待って待って」

 

「なんで待つの」

 

「いきなりベッドは無理です」

 

「私10年待ったのよ。あなたの10分が無理?」

 

「10分とか言わないでください」

 

「じゃあ何分ならいい?」

 

「そういう問題じゃない!」

 

「じゃあ何の問題なの」

 

ベアトリスはベッドに座り、俺の手を引いた。エルフの力。弱くはない。いや普通に強い。俺は抵抗する間もなくベッドに引きずり込まれた。

 

「あのなぁ」

 

「静かにして」

 

「静かにするのか俺!」

 

「私ね。10年間誰にも触れられなかったの。だから今日は触れたいの。あなたに」

 

「なんで俺なんですか」

 

「だって私の質問に答えてくれないから。だから体で聞くの」

 

「体で聞くって何!」

 

「こういうことよ」

 

ベアトリスは俺のズボンのベルトに手をかけた。

 

「ちょっ」

 

「静かに」

 

「静かにするけど触るな!」

 

「触るわよ」

 

「なんで!」

 

「私の体があなたに触れたいの。我慢できないの」

 

「我慢してよ!」

 

「10年分我慢した。もう無理」

 

ずり。

 

ズボンが下ろされた。下着ごと。俺の男根がむき出しになる。半勃ちだ。いやもう完全に勃っていた。見られてるせいだ。

 

「あら。元気ね」

 

「元気じゃないです!」

 

「嘘。元気よ。立ってる」

 

「立ってない!」

 

「立ってるわよ。見えてる」

 

「見るな!」

 

「ふふ。可愛い」

 

ベアトリスは自分の下着を脱いだ。何気ない動作で。本当に何気ない。脱ぐことへの羞恥がない。10年間誰にも見せてない身体を、今初めて俺に見せる。だがそこに躊躇がない。

 

白い肌が全て露わになる。乳房がこぼれそうになり、腰のくびれが曲線を描き、その奥に秘裂が覗いている。

 

(あああああああ)

 

俺は天井を見た。

 

「見なさいよ」

 

「見ないです」

 

「見て。私の体」

 

「なんで」

 

「見てくれないと始まらない」

 

「始めたくない!」

 

ベアトリスは俺の上に跨った。膝でベッドを挟み、俺の腰の上に座る。

 

「重いわね」

 

「体重くらい言うな!」

 

「あなたのことよ。腰が重い。力入ってる」

 

「入ってますよ! こんな状況で力抜けとか無理だろ!」

 

「力抜いて。ね。お願い」

 

ベアトリスは俺の肉棒を掴んだ。直接。冷たい指先が熱を帯びた竿に触れる。

 

「ひっ!」

 

「冷たい?」

 

「冷たい!」

 

「ごめんなさい。すぐ温まるわ」

 

ベアトリスは俺の肉棒を自分の秘裂にあてがった。

 

ぬるり。

 

濡れている。凄く濡れている。さっきからずっと濡れていたのだ。10年分の渇望が蜜となって溢れている。

 

「入れるわよ」

 

「待って」

 

「待たない」

 

ずぶり。

 

先端が飲み込まれた。

 

「あっ……!」

 

ベアトリスの声が漏れた。俺の声じゃない。彼女の声だ。

 

驚きの声だった。

 

「なに」

 

「い、入ってきた……」

 

「入ってるのは知ってる!」

 

「違う。私が驚いてるの。あなたが。私の中に。入ってる」

 

「入ってるけど」

 

「久しぶりなのよ。10年ぶりなの」

 

「10年ぶりって何を」

 

「人と繋がるのが。10年ぶりなの」

 

俺は何も言えなかった。

 

ベアトリスは腰を沈め続けた。ずぶずぶずぶ。根元まで。奥まで。俺の肉棒が彼女の膣内を押し広げながら沈んでいく。

 

「んっ……! あぁ……! 大きい……!」

 

「くっ……!」

 

締め付けがすごい。10年間使っていなかった膣内は狭い。だが濡れている。蜜が溢れている。そのアンバランスが凄い。狭いのに滑る。締まっているのに包み込む。

 

「はぁ……! 入った……! 全部入った……!」

 

ベアトリスは腰を沈め切った。根元まで完全に飲み込んでいる。結合部が密着している。

 

彼女は少し驚いた顔をしていた。

 

「あら。すごい……! あなたの中で動くの……!」

 

「動くな! 動くなよ!」

 

「まだ動いてないわよ。入っただけ」

 

「入っただけでもヤバいって!」

 

「何がヤバいの」

 

「締め付けが!」

 

「ふふ。年頃の体ね」

 

「年頃って何だよ!」

 

ベアトリスは俺の胸に手をついた。そしてゆっくりと腰を動かし始めた。

 

ずぶ、ずぶ。

 

ゆっくりとしたストローク。まだ慣れていないのか試すような動きだ。

 

「んっ……! あぁ……! エロゲ……!」

 

「くっ……!」

 

(やばい。マジでやばい。アルファと似てる)

 

俺は思った。

 

膣内の感触が似ている。襞の質が。締め付けの角度が。同じ血が作った膣内なのだ。構造が似ている。だがアルファよりも狭い。10年分の未使用が狭さを作っている。

 

(アルファと似てる。でも違う。アルファより狭い。アルファより熱い)

 

「んっ……! はぁ……! エロゲ……あなたの……中で動いてる……!」

 

「くっ……! お前なぁ!」

 

「何?」

 

「その言い方。何か。変な気持ちにさせる」

 

「変な気持ち?」

 

「変な気持ちです」

 

「ふふ。いいわね。変な気持ち」

 

ベアトリスは腰の動きを速めた。

 

ぱんっ、ぱんっ!

 

肉のぶつかる音が響き始める。

 

「あっ! あぁっ! いい……! これ……! 久しぶり……!」

 

「くっ、うぅ……!」

 

「あなたの……! すごい……! 私の中に……! いっぱい……!」

 

「いっぱいって何が!」

 

「あなたが! 私の中にいっぱいなの!」

 

俺の魔力が流れている。結合部から。エロゲの魔力がベアトリスに流れ込んでいる。

 

「あっ……! 何これ……!」

 

ベアトリスの動きが止まった。

 

「何か……来てる……! あなたの……中から……! 何か……!」

 

「魔力です。俺の」

 

「魔力……!? これが……!?」

 

ベアトリスの碧眼が見開かれた。

 

無表情だった。さっきまでの楽しそうな顔が消えている。驚いている。純粋に驚いている。

 

「すごい……! これが……! あなたの魔力……!?」

 

「くっ……! 止めてくれ……! 制御できてない……!」

 

「制御? これを制御してるの? 普段から?」

 

「してるけど。今は——」

 

「今は?」

 

「今は無理だ!」

 

「なんで!?」

 

「お前に触られてるからだ!」

 

「触ってるけど。だって気持ちいいもの」

 

「気持ちいいとかそういう問題じゃない!」

 

ベアトリスの碧眼が揺れた。

 

魔力が流れ込んでいる。俺の魔力が。制限なしで。装置なしで。結合部から直接。膣内の粘膜を通じて。彼女の魔力核に直接流れ込んでいる。

 

「あっ……! これ……! 私の体……! 震えてる……!」

 

「くっ……!」

 

「あなたの魔力……! 私の中に……! 入ってくる……! すごい……!」

 

ベアトリスの腰が再び動き始めた。

 

さっきより速い。

 

さっきより深い。

 

ぱんっ! ぱんっ! ぱんぱんぱんっ!

 

「あぁっ! あぁぁっ! いい……! すごい……! 魔力が……! 私の中を……! 満たしていく……!」

 

「くそっ! 止まらない……! お前の腰!」

 

「止まらないわよ……! 止まらないの……! 身体が動くの……! 自分でも止められない……!」

 

ぱんぱんぱんぱんぱんっ!

 

「あっ! あっ! あぁぁっ! エロゲ……! エロゲ……!」

 

「くっ! うぅ……!」

 

(アルファだ。この締め付け。アルファと同じだ。同じ質の膣内だ。同じ血だ。同じ作りだ。でも——)

 

(アルファより熱い。アルファより狭い。アルファより——必死だ)

 

「あっ! あっ! あぁぁぁっ!! エロゲ……! あなたの……! 魔力……! すごい……! 私の体が……! 燃えてくる……!」

 

「くっ! もう限界だ……!」

 

「いいわよ……! 出して……! 私の中に……! 全部……! 注いで……!」

 

「くそっ……! 出るっ……! 出ちゃう……!」

 

「いいの……! 来て……! あなたの全部……! 私の全部に……! 注いで……!」

 

ドピュルルルッ!!

 

爆発した。

 

俺の肉棒がベアトリスの子宮の奥に向かって白濁液を叩き込む。ドクドクと脈打ちながら。注がれる。注がれる。

 

「あぁぁぁっ!!」

 

ベアトリスが絶頂した。

 

彼女の身体が弓なりに反った。背中が反り、豊満な胸が天井に向かって突き出される。長い金髪が揺れる。碧眼が上を向く。

 

全身が痙攣している。俺の上に座ったまま、腰がガクガクと震え、膣内が俺の肉棒を限界まで締め付ける。

 

「あっ……! あぁ……! これ……! 何……! 魔力が……! 私の中に……! 溢れてる……!」

 

彼女の碧眼が完全に見開かれた。

 

俺の魔力だ。射精と共に。俺の魔力が流れ込んでいる。制限なしで。ベアトリスの体の中に。彼女の魔力核に。直接。

 

「すごい……! これ……! すごい……! あなたの……! 魔力……! 私の中に……! 溢れて……! あぁぁっ……!」

 

興奮を隠せない。無表情だが。碧眼が爛々と輝いている。頬が赤い。唇が震えている。

 

「あっ……! あぁ……! エロゲ……! あなた……! すごい……! すごいの……!」

 

彼女は俺の上に崩れ落ちた。胸が俺の胸に押し付けられる。汗ばんだ肌と肌が密着する。

 

「はぁ……! はぁ……! すごい……! すごい……!」

 

「くっ……! はぁ……!」

 

俺は力なく天井を見上げた。

 

ベアトリスの重みが胸にある。彼女の髪が俺の顔にかかっている。甘い匂いが鼻腔を満たしている。

 

「ねえエロゲ……!」

 

ベアトリスの声が震えていた。

 

「何……!」

 

「あなたの魔力……! 私の体に……! 残ってる……! まだ……! 溢れてる……!」

 

「くっ……!」

 

「これ……! すごい……! すごいわ……! あなたの魔力……! 私の中に……! まだ入ってくる……!」

 

彼女は俺の胸に顔を埋めたまま、碧眼を輝かせていた。

 

「もっと……!」

 

「もって?」

 

「もっと欲しい……! あなたの……! 魔力……! もっと……!」

 

「お前なぁ……!」

 

「お願い……! まだ終わらないで……!」

 

ベアトリスは俺の上で動き始めた。

 

まだ硬い。俺の男根はまだ萎えていない。この身体どうなってるんだ。

 

「あっ……! あぁっ……! いい……! まだ入ってる……! まだ硬い……!」

 

「くっ……!」

 

「もう一回……! もう一回出して……! 私の中に……! 全部……!」

 

俺は諦めた。

 

抵抗する意思が消えた。

 

この魔女は天然で最凶だ。アルファと同じ血が。アルファとは違う方向性で。俺を搾り取ろうとしている。

 

(ああくそ。アルファに殺される)

 

心の中で呟いた。

 

(でも気持ちいい)

 

それも呟いた。

 

俺はベアトリスの腰を掴んだ。

 

「やるのか」

 

「やるの」

 

「何回やればいいんだ」

 

「足りるまで」

 

「足りるって何回だ」

 

「わからない。試してみるしかない」

 

俺は腰を突き上げた。

 

ぱんっ!

 

「あぁっ!!」

 

ベアトリスが嬌声を上げた。

 

俺は天井を見上げながら、心の中で静かに叫んだ。

 

(アルファ。ごめん。お前の親戚に食われた)

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