寝室に連れ込まれた瞬間、俺はベッドに押し倒された。
いや、正確には座らされた。二人に両肩を押され、逃げ場をなくして座るしかなかったのだ。
目の前には、銀髪のエルフと水色の髪のエルフ。互いに一歩も譲らぬ様子で、俺の股間という戦場を睨み合っている。
「言いましたわね、エロゲ様。私のほうが優れていると」
「いいえ、エロゲ。私のほうが上だと認めるはずですわ」
(いや、俺はまだ何も言ってないんだが……!)
返答する暇も与えない。
二人は同時に動いた。
ジュルルッ!
粘着質な音が二重に響く。
ベータが、イプシロンが、同時にスライムスーツの胸部を溶解させ始めたのだ。
黒い粘液がドロリと剥がれ落ち、露わになる肌色。
だが、違う。
イプシロンの肌は、あまりにも綺麗すぎた。
シミ一つなく、毛穴の存在すら感じさせない、陶器のような滑らかさ。スライムが肌を完璧に再現している。だが、俺もベータもそれに気づく由もない。ただ、その圧倒的な造形美に息を呑むしかできない。
ベータの胸は、自然の摂理が生み出した至宝だった。
豊かに膨らんだ白い雪肌。重力に従い柔らかそうに形を変え、桜色の先端が甘そうに熟れている。揺れるたびに波打つ質量感。生々しいまでの温かさが伝わってくるようだ。
対するイプシロンの胸は、芸術品だった。
左右対称の完璧なフォルム。湾曲したラインは計算し尽くされたかのよう。先端の色合いは淡く、清潔感すら漂わせている。弾力がありそうで、それでいて硬すぎない絶妙なバランス。
「……」
「……」
二人は無言で俺のズボンに手をかけた。
チャックが下ろされ、下着ごと引き下ろされる。
むき出しになった股間の中心で、俺の男根がすでに半勃ちで鎌首をもたげていた。二人の美乳を間近で見せつけられたのだ。仕方ないだろう。
「ふふ……反応は正直ですね」
イプシロンが口元を綻ばせ、白魚のような指で竿を握った。
「エロゲ様……私の胸で、たっぷりおもてなしいたします」
ベータも負けじと反対側から割り込む。
二人の胸が、同時に迫ってきた。
むにゅううううっ!
左右から異なる質感の柔肉が俺の肉棒を包み込んだ。
左側。ベータの胸。
とろけるような柔らかさだ。
ふにふにとした乳肉が、俺のペニスに吸い付くように変形し、飲み込んでいく。温かい。生温かい汗ばむ肌の感触が、直接伝わってくる。乳首が竿の側面をカリカリと刺激する。
右側。イプシロンの胸。
弾力のある柔らかさだ。
ぷにぷにとした乳肉が、形を保ったまま俺のペニスを強力に圧迫する。スライム特有の摩擦の少なさが、ローションのように滑らかな快感を生み出す。完璧な半球が、竿の根元から先端まで均等に圧をかけてくる。
「あぐっ……!」
声にならない呻きが漏れた。
左右で全く違う快楽に、脳が混乱する。
柔らかさのベータ、弾力のイプシロン。
天然の重みと、造形美の圧力。
「どうですか、エロゲ様……私の胸、気持ち良いですか……?」
ベータが上目遣いで俺を見上げる。銀髪が俺の太ももに散らばり、くすぐったい。
彼女は自分の胸を両手で押し合わせ、サンドイッチにする圧力を強めた。むぎゅっと締め付けられ、先端からカウパー腺液がにじみ出る。
「ふふっ、顔が蕩けていますわよ、エロゲ」
イプシロンが耳元で囁く。甘い吐息が鼓膜を犯す。
彼女は胸を上下に動かし始めた。スライムの滑りを利用し、濡れた音が響く。速度が速い。技術的だ。
「んっ……負けませんわ……!」
ベータも対抗するように胸を揺らす。
と柔肉がぶつかる音が、左右非対称のリズムで俺の股間を支配する。
天然の揺れと、魔力制御の摩擦。
二つの快感が俺の肉棒を奪い合う。
「くっ、やべ……!」
強烈な刺激に、腰が浮きそうになる。
どちらが上かなんて、もうどうでもよかった。
ただ、二つの異なる極上の柔肉に責めさいなめられ、俺の理性はとっくに蒸発していた。
「くっ、うぉ……!」
喉から絞り出すような声しか出ない。
左右から迫りくる暴力的な快楽の狭間で、俺の肉棒は悲鳴を上げながらもビンビンに反り返っていた。
ベータの胸は、とろける雪のようだ。
むにゅむにゅと形を変え、俺のペニスに吸い付くように包み込んでくる。生々しい温かさと、重力に従った重み。桜色の乳首がカリ首をカリカリと刺激するたびに、背筋がゾクゾクと震える。
「んっ……エロゲ様、私の胸、気持ちいいですか……? ほら、もっと、こう……むぎゅぅって……!」
ベータが両手で自分の乳房を押し付け、さらに圧力を高める。
むぎゅぅっ! 密着度が増し、汗ばんだ肌と肌が滑り合うヌルヌルとした感触が、脳髄を直接撫で回すようだ。
対するイプシロンの胸は、弾力のあるゼリーのようだ。
ぷにぷにとした質量が、形を保ったまま俺のペニスを強烈に圧迫する。スライム特有の摩擦の少なさが、まるで初めから潤滑剤まみれかのような滑らかさを生み出している。
「ふふっ、顔が蕩けてますわよ、エロゲ。……私の技術、どうですか?」
イプシロンが胸を上下に動かし始めた。
ずるんっ、ずるんっ!
スライムの滑りを利用した高速ストローク。粘膜が肉棒を擦り上げるたびに、じゅぽっ、じゅぽっという卑猥な水音が響く。技術的だ。あまりにも技術的すぎる。
「あぐっ、うぅ……! お前ら、刺激強すぎ……!」
左右で全く違う快楽に、脳がバグり始めている。
天然の包容力と、造形美の攻撃力。
二つの異なる極上の乳肉に挟まれ、俺の理性はとっくに蒸発していた。
「負けませんわ……! エロゲ様、私の胸のほうが、温かいですよね……!」
ベータが対抗するように胸を揺らす。ぱふぅっ、ぱふぅっ!
柔肉がぶつかる音と、ぐちゅぐちゅという粘着質な音が混ざり合い、左右非対称のリズムが俺の股間を完全に支配する。
「温かさだけで勝負しませんこと。エロゲ、私の動き、見逃せませんわよ……!」
イプシロンのストロークがさらに加速する。
もう、どちらが上かなんてどうでもよかった。
ただ、この二つの快感が俺の肉棒を奪い合い、競い合う状況そのものが、限界を超えた興奮剤になっていた。
「くそっ、やべぇ……もう、限界……!」
股の奥から熱いものがドクドクとせり上がってくるのを、どうしても止められない。
ベータの優しい包容と、イプシロンの容赦ない搾り取り。
二重の責めに、俺の理性の堤防が決壊した。
「でるっ……! 出るぞ、お前ら……!」
「あっ、エロゲ様……! 私に……!」
「エロゲ……! 私の顔に……!」
二人が同時に顔を寄せてきた。
俺の肉棒を挟んだまま、互いに譲らぬよう顔を突き出す。
その無防備な美しい顔が、左右に並んだ瞬間——。
ドピュルルルルッ!!
爆発した。
蓄積された白濁液が、勢いよく噴き出す。
ビクビクと脈打つ肉棒から、精子が二人の顔めがけて放たれた。
「ああっ……! エロゲ様の……熱いのが……!」
「んっ……! 顔に……たくさん……!」
ドクドクと白い粘液が、ベータの銀髪と碧眼にかかる。
同時に、イプシロンの整った眉間と、口元にねっとりと張り付く。
精液が鼻筋を伝ってつうと垂れてきて、二人の顔を白く染め上げていく。
「はぁ……はぁ……」
俺は荒い息を吐きながら、射精後の余韻に身体を震わせた。
視界の先には、精液まみれの顔で俺を見上げる二人のエルフがいた。
「ふふ……エロゲ様、私の顔、白く染めてくださいましたね……」
「んぅ……これが、エロゲの……私の顔にかかった……」
二人は互いの顔に付いた白濁液を指先で拭いながら、恍惚とした表情で俺を見つめていた。
俺はただ、力なくベッドに沈み込むことしかできなかった。
(……次、殺されるかもしれない)
完全に抜け殻になった俺の脳裏に、そんな愚かな予感がよぎった。
ベッドの上、二人は精液を拭いながらゆっくりと身体を起こした。
銀髪のベータが首を傾げ、碧眼がとろりと溶けたような上目遣いで俺を見る。指先に付いた白濁液をちゅぷと音を立てて舐め取った。
「エロゲ様…まだ、終わっていませんわよ?」
対するイプシロンも、頬に付いた精液を手の甲で拭いながら艶然と微笑む。だがその瞳はまったく笑っていない。むしろ競争心で燃えたぎっている。
「そうよエロゲ。今のは胸……次は、もっと確かめていただくんですの。どこが一番優れているのか」
二人は一度顔を見合わせた。視線が交差した瞬間ビリッと魔力の火花が散り、室内の空気が張り詰めた。明らかに未知の生き物を睨み合っている。
「今度は私が先ですわ! エロゲ様、私のここを見てくださいませ…!」
ベータが立ち上がり、スライムスーツの胸元をさらに溶かす。今度は下腹部まで一気に露出させた。肌色が扇情的に広がる。スラリと伸びた脚の付け根銀色の産毛がほんのり浮く白い肌。下着を兼ねたスライムが、蜜の溜まっている場所を覆い隠すことなくうっすら透けていた。
「負けませんわ。エロゲ、私のここを評価してくださいませ…!」
イプシロンも腰の部分のスライムを溶解させた。完璧に再現された肌秘丘の膨らみが露わになる。本来の体型を補正したはずの造形は、本物よりも官能的で一ミリの無駄もない曲線を描いている。スライムは発光するように濡れ、そこはもう蜜でほぐれているらしかった。
互いの秘部を隠すことなく、真っ直ぐに俺へ突きつけてくる。
二つの肉襞が、くぱぁ…と息づくように開閉した。
生々しい牡蠣の檻だ。
閉じたくとも瞑れない。本能が視姦を命じる。幾重もの襞が欲望に飢えて蠢いている。蜜が糸を引いてこぼれ落ちる様まで幻視できるようだった。
「さあ、エロゲ様。私のここを選んで…?」
「いえ、私のここが貴方の一番になれると証明しますわ…!」
二人は一歩ずつ迫り、ベッドの俺の両側に膝を付いた。
秘裂の位置までを見せつけながら、ゆっくりと開く。貝のように僅かに裂けた襞から滋味が滴る。熱を帯びた淫香が鼻を衝き塞がれた気道を犯す。
「お、お前ら正気か…? 俺、今さっき出したばっかで…」
喉の奥がひり付いた。腰がずくんと重くて、立ち上がれそうにない。
「正気ですわ。だからこそ、今日は最後まで決着をつけますの」
「エロゲ様、私たちがどれだけ本気かその目でたっぷりとご覧ください…?」
左右から伸びてきた手が、俺の腕を掴んだ。
有無を言わさぬ力で引き寄せられ、無理やり二人の秘裂の前に顔を押し付けられる。
「次は、私が先に逝かせますから…」
「私も負けませんの…」
二人の熱っぽい舌が、ほとんど同時に俺の耳を這った。