【完結】 脚が好きだったのでケイト会長のパンストに堪らず自給自足してみる 作:hige2902
プリズンは平屋の質実剛健な造りで、必要最低限の設備が整っていた。寝室には簡素な二段ベッドが四組 ――固定されている―― 、水道、トイレ、授業を通信する為のモニタ。
一人暮らしの賃貸部屋を無機質にすれば丁度このような具合だ。脱走を阻止するために小さな窓は上部に位置され、もちろん鉄格子となっている。通気の関係上、おそらく温度調節が難しいのだろう、エアコンが設置されていた。いかに囚人とはいえ熱中症や脱水症状を起こさせるわけにはいかない。
彼はヨコシマのいかにもな囚人服に着替えるように命じられた。学生服よりは気楽でいいかもしれない。
勉学に関係のない私物は基本的に没収された。希望すれば本などの貸し出しは許可されるようだが、とはいえ今時の高校生には退屈過ぎる。なるほど、懲罰棟の名だけはある。
翌日から本格的にプリズンでの生活が始まった。モニタの向こうの教師と黒板を眺め、ノートを取る。誰も見ていないのでサボり放題と思うが、八光学園の授業を何度も寝て過ごしていては試験で赤点を取ってしまうのは確実、故に自制心が問われる。
誰も見ていない場所でも真面目に授業を受けなければ留年すらありえる状況。居眠りを教師が注意してくれるというのは生徒にとってはやかましい事かもしれないが、やかましくしてくれているのがどれほど助かるかを身に染みて理解できる。
エアコンによる快適な温度調整は、ひょっとすると睡魔を誘って堕落へと導こうとしているのかもしらん。と、彼は他人事のように思った。伊達に八光学園に入学を果たしたわけではないのだ。至極真面目に授業を受けた。
昼休みになるとケイトがお弁当を持って面会にやって来た。弁当箱の内容物はサンドイッチとタッパーに入ったフルーツで、一応は花にチェックされたが異物は混入していなかったので許可が下りる。ケイトの後ろで花が昼食をとりながら監視しているのでめったな事は言えない。授業モニタのある部屋のテーブルで、風呂敷が広げられた。
「これ会長が作ってくれたんですか? おれのために? ちょっと言葉にして言ってくれませんか、三回くらい」 こんなとこに来たら怪しまれませんかと視線で訴える。
「買ったのを詰め替えただけに決まってるでしょ」 とケイト。その割には不揃いなパンの切り口。
裏生徒会からすれば、単なる嫌がらせ程度にしか認識されないわと返す。
――アイコンタクトで意思の疎通ができてしまった事に気付いてケイトが頭を抱えるのは午後の授業が始まってからである――
「学園に来て早早の監獄生活はどう?」
ハニーマスタードの甘酸っぱさとベーコンの塩辛さが妙なる技のアボカドサンドイッチをもりもりやって彼が言った。
「思ったよりも普通ですね。生徒会室に顔を出せないのがちょっと難点でしたけど、会長が来てくれたし」
「あそう。ま、そんなに急いで食べなくても」
「いやあ、つい。美味しいですね、これ。どこで買ったんですか、売店で売ってます?」
花は、まじかよこいつ……といった眼差しを彼に向けた。
「もしもだけど、この場にコーヒーか紅茶があったら、飲む?」 どこか探るような口調でケイト。
「そりゃ飲みますよ。麦茶しかないんですよ、ここ。いや嫌いじゃないんですけど」
「仮にだけど飲むのならどっちがいい?」
「コーヒーですかね」
「一口にコーヒーと言ってもいろいろあるじゃない? ほら、例えばホットだとか、ミルクとか」
「どっちかというとホット派ですね、砂糖は入れますよ。会長はどっち派ですか? なんとなく紅茶の方が好きそうですけど……これ何の肉ですか」
「それは合鴨……いやホント偶然なんだけど」 がさごそと鞄を漁り、魔法瓶を取り出した。ついでにスティック状の砂糖も。 「わたしもそうなの。たまたまだけど。どうしても飲みたいのなら、わけてあげるけど」
「いやそこまで見せたんならくださいよ。是が非でも飲みたい。というか、やっぱり砂糖は入れますよね」
花は、おまえそれは……といった眼差しを花は彼に向けた。
「会長はもう食べないんですか」
と、彼。フルーツのさくらんぼを摘むケイトに言った。
「ちょっとお腹いっぱい、かな、わかんないけど。でも残すのはちょっと勿体ないかな」
「えじゃあ貰っていいですか?」
「ま、いいけど」
「いやあすみませんね、いただきます」
「おまえおい……」 花は、といった眼差しを彼に向けた。向けてから、口に出してしまった事に気付く。 「あーその、そろそろ面会時間が終わりそうな感じだから、つまり、そういうこと」
「そうね。それじゃあ、ええと。生徒会長としては、学生のプリズン入りというのは悲しい事だけど、腐らずに刑期を満了してね。脱走とか、絶っ対、に考えないように。わたしは信じてるわ、きっと更生して学友として戻ってくれるって、繰り返すようだけど生徒会長として。耐えていれば、そのうちいいこともあると思うし」
「いいこと、ですか」
彼がそのイントネーションの裏に潜む妖艶さに聞き返す。
ケイトは口内で結んださくらんぼの茎をぺろりと舌に乗せて見せながら、指で輪を作った手を口元で小さく縦に振る。上目づかいで淫猥にほほ笑み、軽いウィンクで席を立った。
ケイトの舌の熱さと艶めかしい動きを下腹部が想起し、彼が固唾を飲んだところで、彼女は重そうに鞄を手にするとあっけなくプリズンを後にする。水筒が何本も入った鞄をえっちらおっちらと運びながら、言い聞かせるように自答した。
あれは……餌付けだ。手の平を返さないようにするための。ここで監獄の生活に不満を持って脱獄されたり裏生徒会に口裏を合わせていたことをばらされると面倒だから。彼は手のかかるペットのようなものだと、自らを納得させて教室に戻った。
なんだあの可愛い生き物は。よろよろと帰るケイトの後姿を、花は黄昏にも似た感情で見送る。
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放課後は校内清掃などの肉体労働の時間らしかった。校舎裏などに植えられていた樹木の枝を剪定し、葉を落として麻ひもで纏める。
作業の合間に麻ひもを胴に巻き付けて失敬した。私物が何もないプリズンに、とにかくなにか自分の物を置いておきたいという欲求があったからだ。映画でよく見る、囚人が自分の牢に様様な物を規則下で、あるいは秘密裏に持ち込む気持ちがよくわかった。爪切りとスプーンを10セント硬貨で溶接しようとは思わないが。
しばらくは花が監督していたが、やがて交代にやって来たのは万里だった。念には念を入れて、芽衣子には表生徒会を見張らせているからである。
それより何よりも彼が驚いたのは、万里が黒タイツを身に着けていたという事だ。昨日はデスクが邪魔して上半身しか見えなかったが、ほどよく肉の乗ったすらりとした脚に目を奪われる。
なぜか作業の中断を命じられ、話があるとプリズン内の授業モニタ室に場所を移された。紙コップにやかんから麦茶を注いで万里に勧めるも、手を付けようとする気配はない。
「それで話とは」
「たいした事じゃないのだけれど」
「なんですか」
「お昼にケイトが来たらしいわね」
「脱走なんて考えないようにと、釘を刺されましたよ」
「芽衣子の下着を盗む計画を考えたのはあなた?」
「おれは、盗んでいません。反論できないから刑に服しているだけです。見苦しいと思われるかもしれませんけど」
「認めて模範囚となった方が出獄も早まるけど」
「刑期が長引くだけなら自己を優先しますよ。幸い、単位は取れるし。留年の心配はないですから、ここで三年間を過ごしてもいい」
「わたしは、あなたがケイトに何かしらの弱味を握られているのではないかと考えたのだけれど」
「仮にそうだとしたら?」
「教えてくれると助かるわ。あなたが無実であるのなら釈放を考えるし……」
「会長には罰を与える?」
「そうね、当然でしょう? 生徒をいたずらに獄刑に陥れたのだから。どのような弱味があったのかは聞いてから判断するけど、それでもケイトの指図で下着を盗んだのならそれは罰せられて然るべきよ」
どこかしら万里の口調が前のめりになっている気配があった。本当に彼が脅されてやったのならば、因縁があるらしいケイトの非を責められるからだろう。冷静沈着に見えるが、そういったところで我を出してしまう性格らしい。
「まあ、弱味というか。逆らえない理由はあるといえばあります……だから命令されて下着を盗んだわけではないですけど」
と、意味深に顎に手をやって彼。
「教えてくれるかしら」
「じゃあちょっとテーブルの上で正座してもらっていいですか。ブレザーを脱いでもらえると教えやすいんですけど」
「かまわないわ」
何の疑いもなく従った万里のその状態で、彼は剪定の時にこっそりと拝借した麻ひもで脚を固定し、前腕は頭の後ろで締めた。首輪のように巻かれた部分と交差しているので、前面に手を持っていくことはできない。
うん? 何かがおかしい、というか全部おかしい。万里がそう気付くのはあまりにも遅すぎた。
正座するにあたって、当然にスカートは腿とふくらはぎの間に挟まれており、張った生地が如実に美しい曲線を描く尻を浮き上がらせている。教科書のような無駄のない背筋の通った姿勢で、足裏は慎ましく揃えられていた。白いブレザーに艶やかな黒髪が流れている。
彼はおもむろに万里の背後から、雲の上しか歩いてこなかったような柔らかい足裏に顔を埋め、両手は腿とふくらはぎの間に滑り込ませる。
「ちょ、ちょ、ちょっとあなた!」
予想外の事態に慌ててなんとか背面の彼をうかがおうと上半身を捻るが、自身の足裏に顔を擦り付ける彼の頭の一部しか視界に入らない。
厚手のタイツという事もあり、汗の湿り気が若干あった。ケイトとはまた違ったかぐわしさで、果実に似た甘い芳香を堪能する。
「嗅ぐなあっ!」
と顔を真っ赤にして万里。ぐにぐにと身をよじって下半身を動かす。しかしそれは彼にとって妨害にもならず、むしろ可愛らしい足指が顎のあたりをくすぐってくるようで、頭部にはぷにぷにとした尻肉のマッサージ程度だった。お構いなく深呼吸を続け、ざらざらとしたタイツ越しの柔らかな足裏に夢中になる。
「いやすごいい匂いですよ。会長といい万里さんといい、なんでこんなにいい香りがするんだろ。霞でも食べて生きてるんですか?」
「そんなわけ、ないでしょ! ひゃっ!」
万里の脚に挟んでいた両手でふくらはぎを揉むと、面白いように反応が返ってきた。
「ちょっと気分出し過ぎですよ」
「っ何これ……わざとやってるんじゃ……っく! 脚を触るのをやめなさい! 自分が何をしているのかわかっているの!?」
「いえ会長に握られた弱味を教えようと」
彼は一旦手を引き抜き、今度は掌を上に向けて正座する脚に差し込み、ももの裏から肉を鷲掴みにすると万里は反射的に俯いた。同時にきつく目を閉じて下唇を噛みしめて懸命に堪える。
「あなたいったいケイトに何して……んんーっ!?」
「あー、厚手のタイツに締め付けられた太腿の弾力がすげえいい、揉みがいがあります……ほんとにその感じ方って演技とかじゃなく?」
「感じるって……どうして、フリなんかしなきゃいけないのよ」
「いやなんか気持ちよさそうだから、普段のオナニーとかもそんな感じなんですか」
「お、オナっ……!」 それまで自身の身体の変調に、怪訝な表情だった万里が軽い驚愕を見せた。 「するわけ、ないじゃない! 指一本だって入れたりしてないわよっ!」
「どうしてするわけがないかはわからないですけど、クリとか自分で触ったりしないんですか?」
「しないわよ普通っ」
「でも知識はあるんですね。女性にとっての普通かどうかはともかく、会長はしてるっぽかったけど。でも俄然やる気が出てきた。がんばって万里さんの初逝き、忘れられないくらい気持ち良くさせますから」
「このっ、変態男!」
「いやまあ尖った性癖だとは思いますけど、万里さんの腰からの香りも強くなってきてますよ。直接触ってもいないのに、足裏の匂いを嗅がれまくって、太ももを触られただけで濡らしたんですか」
万里の顔が羞恥から赤に染まった。
彼がようやく顔を上げ、今度は頭の後ろで手を組まれたせいで無防備な腋に顔を密着させて深く吸った。同時にスカートのホックへと手を伸ばす。
「あーたまらん。ブラウスの上から頬ずりしても綺麗な腋だってわかります」
スカートの裾を挟まれた脚から引っ張り、きちんと畳んでからその辺に置いた。
「やめ、ろ! ……くずっ! くず男!」
下半身はパンティとヘソあたりまで覆う黒タイツのみの状態で、万里は背に当たる固い肉棒を感じ、拒絶は絶叫に近くなった。自慰すらしたことのない無垢の肉体に未知の快楽は恐怖でしかなかった。それだけならばまだしも、異物を純潔の秘所に蹂躙されることを考えれば畏怖もしかたがない。
「わかった、わかりましたよ。あわよくばめちゃくちゃ万里さんとセックスしたかったけど、諦めます」
彼の諦観の声色を察し、純潔は守られたという安堵と共に、乱れた吐息の万里は吐き捨てるように告げる。子宮の落胆にも似た疼きを無視するように。
「ほんと、どうしようもないのね、男って。いやらしい事しか頭にない」
「まあ、少なくともおれはそうですね。誰にでもってわけじゃないですけど」
「どうかしらね」
「おれだってこんな事しょっちゅうやってるわけじゃないですよ。こんなに情欲に突き動かされたのは、いまのところの人生で会長と万理さんだけです。自分でもどうしてこんな事をするのか、欲望以外にわけがわからん」
何やら万里の耳に金属が打ち合う小さな音が背後より聞こえたかと思うと、衣擦れがそれに続いて耳に入ってくる。まさか、と背筋が凍る。ぐいと腰が彼の方へと引き寄せられ、熱いモノを足裏に感じる。
「冗談でしょう? さっき諦めるって言ったじゃない! わたし処女なのよ! そうでなくともあんたなんかに」
「まんこに挿入はしませんけど、脚には入れていいですよね」
「は? あし? 言ってる意味が……くひぃん!」
彼はカウパー液が鈴口に珠を作る肉棒を、親指から土踏まずと、尻肉と、ぷっくりとした恥丘の隙間に差し込んだ。やはりというか、秘部から染み出た愛液がタイツを湿らせており、やや痛いがこれはこれで快感だった。にちにちとカリの上部が大陰唇をいたぶり、竿が土踏まずをこそばゆく行き来する。正座という姿勢に押しつぶされた太ももとふくらはぎの肉が先端に擦れる。
腰を動かすたびにつま先が玉袋に当たり、溜まった精液の決壊を促しているようだった。
「やっぱり濡れてる、マン汁と汗が正座された脚肉と厚手の黒タイツで蒸れてあったけー」
「ちょっ、何? あなたどこに入れて!? 動かすなぁっ! わたしの大事な所が擦れっ、てっ……っくぅう。さっきより、身体がっ、なによこれぇ」
「愛撫で感じてるんじゃないですか? 突くたびにエロい液が出てきて、だんだんすべりが良くなって、ますよ。これ、なんかすごい興奮する、くせになりそう」
「あくっ、ひぁあ、んんん、んふう、ふぅ、んうう」
「万理さん、演技とかじゃなくてほんとに感じてるんですね、脚に挿入されて。たぶん一回逝ったらオナニーにも抵抗なくなると思いますけど。まあやり方くらいは知ってそうだし、その辺は大丈夫ですよね」
口元をきつく結び、快楽に耐える万里の甘い腋をブラウス越しにしゃぶりながら、彼は尚も性行のように腰を動かした。
「やっ、くっ。腋を舐めるな、ひぃいん。んんっ、く……っはあ、ふう、んむ」
「そんなに喘ぎ声を聞かせたくないなら、これとか咥えておいたらいいんじゃないですか?」
そう言って、彼は万里の品のよい小鼻を摘んだ。呼吸が出来ず、思わず開いた口に先ほど脱がせたスカートの端を丸めて捻じ込む。
「ぷはぁっ!? っもご! んぐう、ふぐぐ! んむむ、ぐっ!」
瞠目する万里の頭をテーブルに押し付けて上体を伏せ、突き出た尻に腰を打ち付ける。紙コップが倒れ、麦茶が床に滴る。
「こうしてみると、かなり贅沢ですね。マンズリしながら脚コキしてるようなもんだし、足裏で作ったちんこの通り道と下半身全体で作った穴を犯しまくれるなんて。最初はちょっと痛かったけど、万里さんが感じてくれるからたっぷりの愛液で、もうこんないやらしい音が出るまでぐちょぐちょだし」
「ふっぐうう、んもも、もごご」
「抵抗して身体揺らされると……そんなに脚を擦り合わされたら、すぐっ……出ちゃいますよ」
不可知の絶頂から逃れるように身悶えする万里の胴に腕を回し、思うが儘に快楽を喰い散らかす。彼が汗ばんだ万里の首筋を舐め上げ、吸い付くと華奢な体が苦悶のよがり声と共に小刻みに震える。
秘部と脚を擦り上げる熱い男根に女の下腹部は痺れた。万里にとって、オナニーもしたことのない肉体にとっての初の快楽、初対面の男に変態じみた愛撫で犯されるなどとは耐え難い屈辱だった。夢ならば覚めてほしい。それでも子宮から身体の芯に浸透する、鈍麻的な淫靡の刺激は現実だった。
処女の肉壺から寄せては返す波のような感覚が、彼に肉棒を突き入れられるたびに大きくなって込み上げてくる。その感覚は、おそらく本来は生物に多幸感を与えるであろうという事は知識として理解している。故に本能としては好奇心に類される欲求は、万里にはある。生物学的にはそれで正しい。だが、それでもこんなアブノーマルな、それも好きでも身体を許したわけでもない相手に強制されたくないという理性がある。その理性を――
「けっこう限界かも……このまま出しますから、万里さんの黒タイツに包まれて愛液と汗で蒸れ蒸れの柔らかい脚の中に出させてください。あーやばい、ちんぽが蕩けそう、脚から洩れる匂いもたまらない。逝ってください。脚を犯されながら、射精されて、初逝きしろっ! おれに穢されて快楽を覚えて、これからオナるたびに変態プレイで達したことを思い出すくらいに!」
「んっんっんっ、ぐううん、んふう! んんむぐふぐぐ、んぐっ!?」
――理性を踏みにじられているという悲壮に、凌辱されているはずなのに、どうしようもないほどに胸が高鳴り、濡れる。下腹部よりいたる強烈なナニかが肉体をほとばしり、万里は背を逸らして感覚の正体を、潮吹き絶頂と共に実体験した。
「ぐっ! んぐ、んぐぐ! んぐうぅう~~~っ!」
男根に熱い潮が下着越しからでも勢いよく当てられ、同時に彼は種付けするかのごとく下半身に力を込めて、脚で密閉された温潤の肉穴にたっぷりと白濁液を注入した。万里の繊細な足の指が丸められ、それが陰嚢をくすぐり、更なる精液を催促しているようだった。
長い射精が続き、その後もしばらく彼は万里を背から抱いたまま彼女の汗を舐めとり、香りを精一杯吸い込んだ。
忘れていたとばかりに、万里の口に突っ込んだスカートを抜き出してやると、浸みこんだ涎が甘ったるい匂いを強く放つ。
「この、はぁ……変態最低男……」 息も絶え絶えで、呂律も怪しく万里は零した。
「マンズリされて脚を犯されたのに潮吹きで初逝きして射精を促すような万里さんもかなりの……いややっぱり基本的にはセックスしたいと思ったおれが悪いんですけど」
「……抜いて。気持ち悪いのよ、べとべとして」
まだ硬さを残す男性器を音を立てて引き抜く。次いで万里の拘束を解いた。正座から解放された脚は精液とカウパーや愛液、潮と汗が混ざり合った淫液で卑猥に糸を引いており、熟成させていた性臭をもわりと解放した。
長い拘束に足がくたびれたのか、テーブルから降りると、床に尻もちをつく。
それを見て、彼は固唾を飲んだ。遠慮がちに口を開く。
「あのう万里さん」
「なによ」 虚脱感から気のない返事。
「写メ撮っていいですか。なんかその脚がめちゃくちゃえろいんですけど、いやそれは最初からだったんですけど。とにかくもうそれで我慢するんで、お願いします」
そのふざけた要求に、万里は呆れ果てた顔を彼に向ける。ナマコのような男性器が、むくりと頭をもたげだしている。断れば、再びその性欲の捌け口にされるかもしれない。
「……いいわよ、勝手にすれば」
「わーいうれしい。ちょっとポーズとかお願いできます? できればでいいんですけど」
彼はさっそく万里のブレザーを探って携帯端末を取り出した。
倦怠感から思考力を鈍らせた万里は言われるがまま、汗で下着の透けた上半身を床に寝ころばせ、両ひざ裏を左右の手でそれぞれ抱えて大きく股を広げた。開脚された太ももとふくらはぎの間はべちゃべちゃで、ねちゃりと糸を引く淫液や小さい泡、彼の陰毛。それに、黒タイツとは対照的な塊のような白い精液が大量にこびり付いていた。
美しく長い黒髪を惜しげもなく床に広がらせたまま、わずかに残った理性が羞恥の色をほんのりと顔に浮かべた万里の痴態を、足裏の陰影までもを携帯端末のカメラに収めて、彼はシャッターを切った。
「われながらよく出たなー、黒タイツにべったり付いた白い精子がエロすぎる。ま、待ち受けにしたい。人前で操作できなくなるけど。とりあえずおれの番号に送っとこう。いちおう残しておきますね、万里さんの精通記念に」
「なんでもいいから、とりあえず下履いて」
「すみません、ついうっかり」
彼の手に引き起こされ、再び張り詰めた男根を盗み見ながらふらふらとスカートを履いた。デリカシーのかけらもない。
「あとオナニーの仕方とか大丈夫ですか? 処女って言ってたし、おれからしてみれば、誤った知識で膜を破ってしまうのは不憫ですし」
「あなたに会った事が、不憫そのものよ」
「すみません、としか」
忌忌しげに黒タイツとパンティをその場に脱ぎ捨て、プリズン内のシャワーを浴びた。替えはないので汗ばんだブラウスはそのままにブレザーを着こむ。スカートも、まさか洗濯して乾くまでここに居るという訳にもいかず、我慢してプリズンを後にした。
自室に戻り、裏生徒会特権というべきか、かなりの広さの個人浴場で入念に身体を清めた。普段は副生徒会長である芽衣子と共に入浴するのだが、どうしても性臭が気になったので体調が悪いと断った。
肩まで湯に浸かり、無意識に太腿をさする。彼のことだ、きっと今頃、感触を思い出しながら自慰に精を出しているのだろう。サルのように。やはり男はどうしようもない。
そう蔑み、万里は秘部に手を伸ばす。いつの間にか勃起しているクリトリスにためらいがちに触れる。小さな痺れが下腹部に感じられた。おそるおそる指を膣内に入れ、膣壁を摩擦する。
だんだんと先ほどの光景が脳裏に浮かび上がり、怒りが再燃する。屈辱だ、男なんかにいいようにされるなんて。足裏に指を這わせ、舐められる感覚を真似る。
冗談じゃない、自由の利かない縛られた身で、彼にレイプされるなんて。二度目はきっとないだろう。今度こそ嫌がるわたしを押し倒し、前戯もなく挿入される。そうしておかまいなしに、つい今しがた脚に出されたような溶鉄とも思える熱い白濁液を子宮に注がれる。腹立たしく、悔しい。
「っん……んう……」
色のついた吐息で、いつの間にか閉じていた視界を開ける。湯船には膣口から愛液が漂っていた。
達した? のだろうか。ぬめついた秘部を再び洗い流して、自慰をしてしまった後悔からベッドに倒れこんだ。表現できない内生的な衝動を抱えたまま、ナイトテーブルに置いた携帯端末のフォトライブラリを閲覧する。
タッチスクリーンの大きな液晶には、蹂躙された自分がいた。はしたなく脚を広げ、犯された脚を見せつけている。生唾を飲み下し、太ももの裏へと手をのばす。ここに出されたのだ。
画像のタイツに付着しているむせ返るほど濃密な臭いの精液を想起して、太ももから女性器へと指を移した。
酷い。物のように扱われて、股を開かれた状態を撮影されるなんて。
そうして万里は自慰にふけった。どこか紅潮したようにみえる、犯された自分の画像を眺めながら。踏みにじられた無垢に胸を躍らせて。
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身体に物足りないもどかしさを抱えたまま、万里は翌朝一番に生徒会室へと向かった。蜜に誘われる蜂のように、証拠品が保管してある机の引き出しを開けて灰色のビニールを手に取る。
本来ならば見たくもないそれを、背徳感から高鳴る動悸を抑えて覗く。
だがそこにはケイトの言う、彼の悪戯の痕跡はなかった。それに覚えた落胆を別の理由で上書きする。
ハメられた。
どっと冷汗が出てくる。じゃあ芽衣子の下着は、誰が持っているというのか。いや決まっている。でも、どうやって? 身体検査はしたはずだ、誰かに手渡して預かってもらうことのできる代物でもない。いや違う、問題なのはこのビニールの中の下着が――
堂堂巡りの思考を断つようにノックが鋭く響く。