【完結】 脚が好きだったのでケイト会長のパンストに堪らず自給自足してみる 作:hige2902
表生徒会室の扉が開かれ、現れたのはケイトだった。男嫌いの万里であるならば即、彼をプリズンへと収容するだろうということは予想がついた。しかし、その報告が理事長へと伝わっていないらしい。つまり何かしら懸念する事項があったということだ。それに気づかれる前にと来たが、どうやらその行動は正しかったようだ。
室内には、押収したTバックの秘密を理解した万里が、怨嗟のこもった表情で招かれざる客を見据えている。
だがどうして彼に悪戯をされたかもしれない芽衣子の下着を精査しようなどと思ったのかは、ケイトには謎だ。本来ならば触れたくもないそれを、なぜ万里が手に取ろうと思ったのかは。
「ケイトあなたは……知っていたのね。このTバックの事を」
「何の事かしら? それよりも、裏生徒会特権で彼を連行した件について、そろそろパパに報告したらどうなの?」
万里は下唇を噛みしめる。ハメられたのだ、ケイトによって。
その日、彼は最短出獄記録を更新することになった。冤罪という特例措置によって。
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体育の授業時間がなぜだか草むしりになる入獄生活に、彼は汗を流していた。黙黙とむしっては袋に入れ、手押し車に山盛り乗せてゴミ捨て場まで持っていく。単位が取れれば授業内容がサッカーであれ庭掃除であれ、なんでもいーのだ。
庭いじりに精を出していると、授業中にも関わらず校内放送で呼び出された。監督役である裏生徒会員の付き添いなしに単独行動で校内に入っていいのだろうか、という疑問を抱きながらも囚人服姿のままで表生徒会室まで足を運ぶ。ノックの後に入室すると、そこには表裏生徒会のメンバーが揃っていた。対立するように立ち会っている。
「あのー、いったい何事なんです」
と彼。事態を把握しているのか、どこか楽しそうなケイトと睨みあう万里に尋ねた。他のメンバーは状況を理解していないらしい。
「さあ、わたしにはよくわからないけど万里が説明してくれるそうよ」
はあ、といった視線を万里に向けると憎悪の表情を向けられる。こわい。
とは言え昨日の強姦があったばかりなのでしかたのないことだ。絞るように万里は言った。
「謝罪、しなければならないわ。あなたに。あなたは芽衣子の下着を盗んではいなかったのだから」
会長? と芽衣子が怪訝な声を投げかける。この下着は、と無視して続けた。
「この下着は、芽衣子の物ではなかった。Tバックの下着は芽衣子の物だという先入観が誤解した」
「それでも、彼が異性の下着を持っている事は問題なのでは?」
「いいえ違うの芽衣子……」
ケイトが腕を組み、密やかに笑って万里の告白を待った。
「これは、男性向けのTバックなの!」
言って灰色のビニール袋からTバックを取り出した。ボディービルダーくらいしか履くやついねーだろ、おまけ程度に恥部を隠し、お尻の丸い部分を美しく見せる為のってくらいの布面積の少なさである。つまりは一見すると芽衣子の下着と酷似していた。しかし彼が悪戯、をした可能性を考慮すれば詳しく調べる気にはなれないのは女性からすれば当然の心理で、加えて状況証拠と万理と芽衣子の男をくず呼ばわりする嫌悪感による死角。
ケイトの策は成った。惜しむらくは理事長に報告した際に事が露見すれば完璧だったことくらいか。しかしこれでも十分だ、彼は無実の主張をしたにも関わらず投獄された。その原因が碌な調査が行われなかったことにあるのは明らかだ。
「てゆーか普通、男がTバックなんて履くわけないだろ!」
花が彼に怒声をあげる。万里と芽衣子は視線を床に逸らした。
「履く人もいるんじゃないですか? 綺麗なお尻を見せつけたい男性がいたっておかしくはないと思います」
「そうよねえ、別に男がTバックを履いちゃいけないって校則があるわけないし、彼が私物として男向けのTバックを持っていたとしてもおかしくはないんじゃない? ま、不自然かもしれないけど、駄目じゃあない」
ケイトは彼を適当な椅子に座らせ、その膝の上に小さな尻を乗せた。薄手の囚人服の上から、その心地よい重みと肉を感じる。
「可哀想、自分は必死に無実を主張したのに入学早早プリズン行きなんて。知らないでしょうけど、周りの生徒はみんなあんたの事をばかにしてたわよ。ひどいわよね、冤罪なのに下着ドロの変態レッテルを貼られるなんて、出獄してもこれからの学園生活が不憫だわ」
変態であることは間違いないけど。さめざめと言いつつもケイトは彼の脚への執着心を思い出し、アホらしくなった。そのまま彼の胸板に体重を乗せて背を預ける。オーバーアクションで脚を組み、挑むように言った。
「ねえ、万里。責任を取らなきゃ、これだけ彼の心身共に負担をかけたんですもの。下着ドロの噂も全校生徒に広まっちゃってるから、校内放送かなにかで彼が無実であることをきちんと説明してあげないと」
ケイトが画策したという事は裏生徒会の目には明らかだった。盗まれた下着を、悪戯、されているなどと強調させるように言っていたし、今考えてみれば最初に彼を取り締まる際に素直に同席したのも不自然だ。犬猿の仲である万里の要請に従うのは。
おそらく呼び出されなければ表に入会したがっている生徒を弁護するという名目で現れる予定だったのだろう。
しかし、ということはケイトは彼が持っていた下着が芽衣子の物ではなく、真に彼の私物だったと知っていたはずだ。彼はケイトと共犯関係にあるのだろうか?
断定はできない。仮にそうであってもしらを切られるだけだ。決定的な証拠がない限りは。たとえばメールで――
『次の授業時間中に一階の東側にあるお手洗いに集合すること。十分くらいしたら教室に帰ってよし』
――などという履歴があれば別だ。もちろん当然にケイトの携帯端末の送信履歴は消去されているだろうし、仮に文面を鵜呑みにしただけで彼が着信履歴を消していない場合でも調べる訳にはいかない。
なにせ、万里の携帯端末から彼のアドレスに向けて、万里が犯されて精子にまみれた脚を見せつけている画像が送信されているからだ。そんなものをこの場で開示できるわけがない。証拠品として主張するのだから、第三者か少なくとも表生徒会員の立会いの下で囚人の貴重品を預かっている金庫から出して公然と行わなければならない。
あの暴行もケイトの指図だった? いやそれはない、万里が彼に話を聞きに来るという保証はないし、男嫌いであることをケイトが熟知しているとすればむしろあり得ない行動だ。また、真に共犯関係にあるならば脚を犯した画像はケイトに送るべきだ。つまり明確な関係はないように思える。
「それにやっぱり、責任は取らなきゃね。でも安心して、万理が不在の間はわたしが裏生徒会の仕事を掛け持ってあげるから」
冷笑するケイトに芽衣子が詰め寄り、胸ぐらを掴み上げる。はずだがいかなる身のこなしか、彼がケイトの腰を庇うように抱えて芽衣子の手首を掴んでいる。
「は?」 と、状況がよく飲み込めないケイト。
芽衣子は彼を恨めしく睨んだ後に手を振り払った。その光景に驚いたのは表生徒会の面面だ、まさか芽衣子の膂力と渡り合う人間がいようとは。
「ま、まあとりあえず」 ケイトが咳払いで言った。 「芽衣子と万理はプリズン行きで文句ないわよね」
「芽衣子は関係ないでしょう!」
「いまさっき、生徒会とは関係のない彼に暴力を振るおうとしたじゃない。仲良くお揃いの囚人服を着れば? 一人じゃさみしいでしょうし」
「いやあれは芽衣子さんが会長の胸ぐらを掴もうとしてたから防いだだけであって」
「あんたは黙って……じゃあそういうことで、花ちゃんはどうする? しばらくはわたしが裏生徒会の指揮を執るけど、いやなら辞めてもいいわ。幸い、彼が入会してくれるそうだから人員が不足することもないし」
「わたしは……」
花はちらと万里を伺う。頷かれたので溜息を吐いて覚悟を決めたように言った。
「わたしは、続けます」
「あらそう、じゃあ最初の仕事をあげる、万里と芽衣子をプリズンへと連行していってね」
言われて花は二人を連れて室を出た。一旦、金庫に保管しておく貴重品などを回収する名目で各自の自室へ向かう途中に万里が言った。
「芽衣子、あなたがわたしに付き合って囚人になる必要はないわ、手を出しそうになったとはいえ未遂だったのだから」
「いえ、あれは作為的にやったものです。きっとケイトは嫌がらせに彼を看守にさせるでしょうから、男にどのような辱めを受けるかわかりません」
「それは……そうね、きっと彼は獄中で二人きりになればわたしに……」 言いさして下腹部の熱を無視し、花へと言葉を投げかける。 「ごめんなさい、花。裏生徒会の下につくような役回りをさせてしまって。ただどうしてもケイトたちだけに裏生徒会を代行させるわけにはいかなかったから」
「それはかまわないですけど、これからどうするんですか」
「とにかく模範囚として早期出獄を待つしかないわ。それで済めばいいけれど、きっと何かしらの理由を付けて不正に刑期を伸ばしてくるはず。だからあるいはその証拠を捉えるしか。花はその場合に証拠を掴んで理事長に提出してほしいの」
「わかりました。それにしても、じゃあ芽衣子さんの下着はいったい誰が……」
「ケイトであることはほぼ間違いないと思うのだけれど、いったいどうやって更衣室から持ち出したのかは……」
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ケイトはリサとみつ子に表生徒会の後をつけさせた。もしも花が持ち込みなどを譲歩していれば彼女もプリズンに入れる為だ。
そんなわけで生徒会室には彼とケイトの二人だけになった。
「でまあ、あんたは晴れて自由の身。めでたしめでたしね。にしても芽衣子の腕を掴むなんて驚いたわ」
「体力には自信があるって言ったじゃないですか。それに実は古武術を身につけてるんですよ」
「へえ意外。流派とかなんかあるの?」
「いえ、学園で唯一の男子生徒といういかにもなシチュエーションを知ってから我流で覚えたんでそういうのはないですね」
「それ古くないじゃん」
「いやあ、そんな特殊な環境に入るとわかったら古武術はマスターしておかないという強迫観念におそわれて……あのー、ところでそのう」
歯切れ悪く彼。うん? と気軽に返す。
「おとなしくしてたら、いいことがあるって言ってましたよね」
「うーん、たとえば?」
思わせぶりな口調で彼の胸板に指を当て、そのままゆっくりと椅子に座らせる。
「フェラとかしてくれるのかなあって思ってたんですけど」
「まあ、言う事をちゃんと聞いてたし、ご褒美をあげてもいいけど。してほしい? ならちゃんとお願いして」
「口の中でさくらんぼの茎を結べる舌でしゃぶってほしいです。あの顔エロすぎましたよ」
その言葉にぞっと身を震わせて、ケイトはしょうがないなあとパンストを脱ぐ。
「でも絶対に動いちゃダメ、いい?」
「いいですけど、草抜きやってたんで結構汗かいてますよ」
「嫌?」
「嬉しいです」
ケイトがしゃがみこんで彼の囚人服のズボンを脱がすとぱんぱんに膨らんだ男根が跳ねる。むっとすえた臭いにケイトの秘部は痺れた。体温の残る脱ぎたてのパンストを男性器に履かせ、焦らすように手淫した。さらさらの生地に包まれた肉棒が柔らかい掌でしごかれる。汗でほのかに湿ったつま先の部分を亀頭に感じた。
じんわりとした快楽に、パンストの先端がカウパー液で浸みる。
「あんたってほんと変態よね、呆れるわ」
「会長の脚がかわいいから」
「脚だけ?」 ぺろりと舌をのぞかせる。
「舌も、すごいえろいです」
「正直でいい子ね。じゃあ、ご褒美あげる」
言うが早いかケイトは亀頭にむしゃぶりつき、パンストに浸みこんだ我慢汁を吸った。
「うあっ、熱っつ」
彼の反応を見て猫のように笑い、唾液を口内に貯めながら舌先で裏筋をほじるように愛撫する。パンスト越し故に直接舐められる程の刺激はないが、もどかしさが堪らなかった。徐徐にストロークが深くなり、手淫の速度もそれに合わせて早くなる。なにより、ケイトが自らの脱ぎたてパンストをしゃぶっているという事実にそそられる。
「んじゅ、んん、んむうっふぅう、んっちゅずっ」
「あーすげえいい、やっぱり会長の舌凄すぎ」
いいのはあんたのちんぽだ。ケイトはカリ首を舐めまわして思った。シャワーを浴びさせなくて正解だった。汗で蒸れた男の臭いに鼻孔を犯される。本当は生で頬張りたいところだが、こちらが求めているようで癪だ。変態にはこのくらいが丁度よさそうだし。
空いた片手で玉袋をくすぐってやると彼の腰が浮く。
「んちゅっ、ぷはっ……あーあ、動くなって言ったのに」
悪戯に微笑みながらも手コキを続ける。涎でべとべとになったパンストがくっちゃくっちゃと卑猥な音を立てた。
「すみません、ちょっとびっくりして」
「ちんぽがすっごいびくびくしてる。ねえ出そう? このまま出す?」
「いやできれば会長の口の中に」
「なあに? 命令を破ったくせに飲んでほしいの? それなら相応の頼み方ってもんがあるんじゃないの。ほらほらあ、早く言わないとあんたの節操のないちんぽからザーメンが出ちゃうわよ」
乱雑にしごきながら、言いようのない高揚をケイトは感じていた。淫語を口にする恥ずかしさもあったが、彼の男性器を脚でもてあそんだ時のような感覚がある。彼が射精を頼み込み、それを自分が許可するという主従関係に強い興奮を覚える。
「っく、会長の小さくて可愛い口を汚い精液で汚したい。脱ぎたてパンストに包まれながらあったかい口の中に出したいです」
「ん~しょうがないなあ。従順な下僕の臭い精子、飲んだげる」
見せつけるように大きく口を開き、腫れ上がったペニスを咥えた。最後の仕上げと言わんばかりに手で竿をしごき、陰嚢の睾丸をふにふにと転がし、艶やかなぷりぷりの唇でがっちりとカリ首を捕まえて無茶苦茶に亀頭を舐めまわした。
最後に上目づかいで彼を見上げる。必死に耐えている様がかわいい、とケイトは思った。同時にいじめたいとも。
「出、る。会長のフェラ顔に見つめられながら」
「んう~? んふふ……んむっ、ちゅぶっ、んぼっうちゅむ、んん? じゅぐっずろぉっ、んっくんっく。んむうううっんんんんぢゅぅぅぅうう!」
亀頭が焼けるほどの愛撫に耐えきれず陰茎が大きく跳ねあがり、大量の白濁液がパンストにこされてケイトの口内に放たれた。ケイトは彼が逝っている最中でも構わず敏感な亀頭を責め続け、余裕の表情を見せながらも貪欲に吸い出し、その淫液に魅了された。とろんとした思考で残り汁を求める。
前回は直接胃に注がれたので味わえなかったが、こんどは全部口に入った。そんな多幸感に朦朧としながら出し残しを確かめるように金玉をまさぐり、パンストに残った精液もねぶりつくしてから大きく口を開けて彼が出した量を見せつける。
洋人形のような高貴さのある顔がはしたない大口を晒し、悪臭ただよう白濁液を赤い口に溜め込んでいる光景はこの上なく淫靡だった。
んあ~、と彼の性欲と興奮の度合いを示す量を、自らが出したことをぞんぶんに誇示した後に口の中で転がし、ゼリーのような塊を噛みしめ、舌でぐちゃぐちゃと音を立てて掻き回し、喉を鳴らして飲み下した。最っ高、と充実感に身を委ねて。
ぺろりと小さな舌で口回りの精液を舐めとってから彼の手を取り、人差し指をしゃぶった。指から伝わる暖かい口内のどこにも精子は残っていなかった。この指先を絡め取る愛らしい舌が先ほどのような淫猥な動きで男を悦ばせるとは、とてもではないが思えなかった。
「れろっ、んちゅう……ふぉうらっふぁ?」
「腰が抜けるかと」
「ちゅぱっ。ふぅ、何か言うことは」
「あ、ありがとうございます」
満足げに頷き、片足がべしゃべしゃになったパンストを半立ちのペニスから抜き取る。被せていない方の生地で丁寧に男根の涎を拭き取るとゴミ箱に放った。
「ああ」
「なにちょっと残念そうにしてんのよ、欲しいんだったら、その……」 と縦ロールの毛先をくるくると弄り、そっぽを向いて。 「あげるわよ、わたしのを。履いたやつがいいんでしょ、変態」
「本当ですか!? ……でも誕生日とかかなり先なんですけど」
「いや別にそんな特別な日じゃなくても……生徒会長であるわたしの命令を従順に聞く生徒会員であるならってことよ」
なんだかまぬけな雰囲気になってしまったぞ、とケイトは愛液が足首まで伝っている事を彼に気付かれないようにしながら考えた。挿入してもいい、という許可を与えたいが、許可とは要求なくして成立しない。どうにものほほんとした空気で、彼も襲い掛かる様子はない。
ま、いっか。とにかく万里と芽衣子を排除できたわけだしと、彼が取って寄越したティッシュで口元と秘部を拭う。そろそろ次の授業が始まる時間だ。
「あんたはシャワー浴びてから授業に出てね。それで放課後にまた、そうね、裏生徒会室に集合」
「表生徒会じゃないんですか?」
「裏の方が設備が整ってるのよ……コーヒーメイカーとかあるし」
「へー、いいですね。今度はおれがコーヒー淹れますよ」
「いやわたしは紅茶の方が」 言ってしたりと表情を固める。 「最近は、好きなの」
「最近って、あれ昨日まではコーヒーに砂糖じゃなかったでしたっけ?」
「そのあと、紅茶が好きになったの。でもどうしてもって言うのならミルクと砂糖ありありでなら飲んであげなくもない、けれど?」
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なんか獄中とあまり変わらんなあ、とペンをくるくると弄びながら身も蓋もなく彼は思った。
休憩時間に好奇心から女子に話しかけられるも内容は似たり寄ったりで、まあ下着ドロが事実かどうかを遠回しに尋ねるか、部活の勧誘か、携帯端末の連絡先交換くらいだ。
それよりも気になったのは、さぞ裏生徒会からの抑圧からの解放に対する声が大きいだろうと思いきや、まさかあの会長が、信じられない、といった落胆的な話題を多く耳にしたことだ。
ケイトの話によるところとだいぶ違う。てっきり表生徒会に対する称賛の嵐かと思っていたが。
「ねえねえ、放課後暇?」
「いやおれ生徒会があるから」
彼はざっくりと複数人の放課後のお誘いを断り、足早に裏生徒会へ向かった。それにしても主従プレイというか、なかなか燃えるシチュエーションだった。こんどはこっちが命令する立場でヤってみたい。芽衣子さんのような見るからにドSな人を言いなりにするセックスが出来れば楽しそうなのだがと妄想に胸を膨らませた。
裏生徒会室に入ると、表生徒会の面面と花がたっぷりとした黒色のソファで紅茶を飲みながらのほほんとしている。いや、ケイトだけ飲み物がない。
「あれ、おれが最後ですか」
「新入りのくせに重役出勤とはいい身分ね」
「いやあちょっとクラスの子に付きまとわれて。コーヒー淹れていいですか? 会長のも用意しますよ」
「会長は喉が渇いてないらしい」 と、リサ。
「うーん、ちょうど何か飲みたくなってきたかな。まあ、ついでくらいになら飲んであげてもいいけど」
「ええっ!? 数分前までいらないって」
「急にね、ちょっとだけね、喉を潤したくなって」
ほのかに顔を赤らめながらすまし顔のケイトを見て、なんだこの可愛い生き物はと花は茫然した。裏生徒会と対立するケイトを嫌いになれない理由でもある。
しばらくの談笑の後、ケイトは彼を連れてプリズンへと向かった。無論、万里たちに看守役として紹介する為である。
男嫌いの彼女たちからすれば、自分たちの生活を赤裸裸に管理されるのは耐え難い屈辱であろうことは想像に容易い。もちろん羞恥心の火に油を注ぐため、万里の囚人服の首回りはダボダボで胸元は大きくとってあり、芽衣子のは二回りほど小さいサイズだ。どちらもお腹は丸出しで、かろうじて局部が見えないほどの超ローライズのスパッツ。尻の割れ目は丸見えなうえ、全体的にぴっちりとタイトな作りなので身体のラインがはっきりと見える。
思春期の男子学生が見れば、否が応でも反応してしまうセクシャルないで立ちだった。
「今日から彼があなたたちを監督するから、ちゃんと言う事は聞いてね。あんまり態度が悪いと刑期も伸びちゃうから」
芽衣子は普段から痴女ルックなので動揺は無さそうだが、万里の方は黒いブラが見えないように胸元を押さえている。ケイトはその様子に優越感を覚えた。
彼はというと、その恥じらう乙女に愕然として言葉を失っていた。
ちらとその表情をケイトが盗み見て、彼のつま先を踵で踏みつける。
「気を付けてね、このオスすっごいえっちで性欲の塊のようなやつだから。ひょっとしたら冤罪の件を盾にセクハラまがいのこともしちゃうかもだし」
もはや彼はそんなケイトの言葉などは耳に入らなかった。規定通りに肉代労働に励む女囚を監督し、定刻にプリズンへと収容する。配膳をし、洗濯物を回収した。
下着をも差し出さなければならない屈辱に耐え、万里たちは初のプリズンの夜を迎えた。
彼は寮の洗濯機に、こどもが興味のないおもちゃを見るような表情で女の体温と香りが色濃く残る下着を放り込む。
深い悲哀に暮れて、もう何百回にもなる堂堂巡りを呟く。
「タイツ履いてない」
彼の目から悲壮の粒が零れ落ちて頬を伝った。芽衣子さんもニーハイ履いてないし。
囚人服は太腿程度の丈のスパッツなので致し方ないとはいえ、声も出ない。震える拳を握りしめる。毛細血管がみしりと切れ、掌に食い込んだ爪によって血が滴る。
この夜、彼は決意した。あの二人を可及的に出獄させる。何を犠牲にしても。そう、たとえ自分自身でさえ。
次回 High need ニーハイ
たぶん一週間前後。
芽衣子さん最初はパンストだったのにニーハイになっちゃってますよね、原作では。
いいんですけどね、ニーハイも。いやいいんですけど。好きですよ、ニーハイも。