少女二人パーティで挑む羞恥エロトラップダンジョン~でもこのダンジョン癖が強すぎる―!!~ 作:背骨ポキポキ
地下七階へと続く重厚な階段を降り、二人が足を踏み入れたのは、これまでの自然や温泉といった趣とは打って変わり、冷たい金属と歯車が剥き出しになった、薄暗い古代遺跡のような巨大なフロアだった。
「なんか、空気が一気に変わったわね……気をつけて、ミレイ」
「うん、なんだか機械の動く音が――きゃっ!?」
ミレイが警戒の声を上げた、その瞬間だった。
ガキンッ!! と、天井や壁の隙間から、無数の機械仕掛けの頑丈なアームが突如として飛び出した。まるで生き物のように俊敏にうねる古代機械の腕は、二人の予測を遥かに超えるスピードで襲いかかる。
「くっ、離しなさいよ、この鉄屑ども……っ!!」
「なっ、何これ!? 動けない……っ!」
複数のアームが一斉にミレイの四肢をガッチリと捕らえ、そのまま天井付近に張り巡らされた別の通路へと引きずり込んでいく。
「ミレイっ――!!!」
助けようと短杖を構えようとしたアルメルだったが、彼女の身体もまた、別の太いアームによって強引に両腕と両足を拘束されている。身動きが取れなくなったアルメルの目の前に、一本の機械アームがスルスルと忍び寄る。
その先端には、妖しく脈打つ禍々しい赤い魔法石が嵌められていた。
「え……? 何よ、これ……」
アームの先端から放たれた熱を帯びた赤い光が、ピンポイントでアルメルの股間――まさに秘所の先端を強烈に照らし出した。
「ひゃっ……!? 熱い、なんか、そこがじわじわして……っ!」
次の瞬間、アルメルの下腹部に激しい電流が走ったような衝撃が走る。
ペタンコだったはずの秘所の中心が、まるで空気を入れられた風船のように急激に膨らみ、熱を帯びながら外側へと突き出すように形を変えていく。
「うそ……嘘でしょ……!? また……また生えてくる……っ!?」
見覚えのある、しかし決して女の子が持つべきではない熱の塊が、みるみるうちに肥大化していく。かつて地下四階で味わったものと同じ、いやそれ以上に立派で脈打つ『男性器』へと、アルメルの陰核は変貌させられてしまった。
(――そうか、以前アタシに男のモノを生やしたあの忌々しい呪いの正体は、この魔法石だったのね……っ!)
アルメルの脳裏に、かつての屈辱と理不尽な改造の記憶が蘇る。
それと同時に、ガチャン、と彼女を縛っていたアームのロックが外れ、アルメルは冷たい床へと放り出された。
「はぁっ、はぁっ……くそっ……!」
荒い息を吐きながら床を這いつくばったアルメルの視界に、硬い石畳に刻み込まれた、新しい文字が飛び込んできた。
『大事な友達は、奥の部屋に丁重に拘束させてもらった。
この階は、一人きりでクリアしてみせろ。君に与えたその立派(笑)な「剣」が、この試練を切り抜けるための唯一の鍵となるだろう』
『だが、あまりのんびりしている暇はないぞ。可愛い友達が、いつまで過酷な「拷問」に耐えられるか……心配なら、急ぐことだ』
「ミレイが……拷問を受けてる……っ!?」
メッセージを読み終えた瞬間、アルメルの背筋を冷たいものが駆け抜けた。
ふたなりにされた恥ずかしさや怒りなど、今の彼女の脳内からは完全に吹き飛んでいた。頭を支配するのは、親友であるミレイを絶対に救い出さなければという焦りと恐怖だけだった。
「待っててミレイ……今すぐ助けに行くわよ……っ!」
アルメルは服の隙間から無様に主張する立派な『剣』を必死に抑え込みながら、よろよろと立ち上がり、メッセージが指し示す奥の扉へと猛然と走り出した。
***
その頃。
アルメルが必死の思いで駆け抜けているその裏で、隔離された薄暗い小部屋。
そこでは、驚くべき光景が広がっていた。
「うう……私、どうなっちゃうの……?」
冷たい金属製の台に仰向けに寝かせられ、両手足をガッチリと固定されているミレイ。
彼女の顔には恐怖と不安の色が浮かんでいたが、しかし、ダンジョンのメッセージにあったような凄惨な「拷問」の気配は微塵もなかった。
それどころか――。
カチッ、カチッ……と、天井からぶら下がった一本の細い機械アームが、気だるそうに動いている。
ペチッ。
「ひゃっ……!?」
アームの先端に付いたゴム製の小さなパッドが、ミレイの豊かな曲線を描く柔らかいお尻のふくらみを、なんとも間抜けな音を立てて弱々しく叩いた。
ペチ、ペチ……。
「……あの、これって……拷問、なの……?」
ミレイはあまりの拍子抜けさに、恐怖がすっかりどこかへ吹き飛び、ただただ呆然と呟いていた。
機械アームの動きはロボット特有の機械的なものだが、与える刺激は人肌程度で、まるで
さらに、ミレイの視線の先――目の前の壁に設置された巨大な水晶モニターには、まさに今、必死の形相でトラップをかいくぐり、罠と格闘しながらこちらへ走ってくるアルメルの姿が、リアルタイムで映し出されていた。
「あっ……アルメル、すごい必死な顔して走ってる……。あれ、私のこと本気で心配してくれてるんだ……」
モニターの中で、ふたなりの不自然な膨らみを必死に押さえながら、涙目で罠を突破していく親友の姿。
「……ねえ、このダンジョン、いったい何がしたいんだろう……?」
痛くも痒くもないお尻へのペチペチ攻撃を受けながら、ミレイは目の前のモニターに映るアルメルの慌てふためく姿を眺め、複雑すぎる困惑の溜息を吐く。
***
「はぁっ、はぁっ……くそっ、どこまで私を翻弄すれば気が済むのよ……!」
ミレイを救うため、息を切らして回廊を駆け抜けるアルメル。しかし、彼女の目の前にはまたしても冷徹な石造りの扉が立ち塞がり、その手前には、シリコンのような壁面を持つ、謎の『立て板』が設置されていた。
扉の表面には、冷酷な光の文字が浮かび上がっている。
『その「剣」で、板を五回殴れ』
「……は? 剣って……あ、あたしのこれのこと!?」
アルメルは自分の服の隙間から不本意に突き出している、さっき強制的に生やされたばかりの忌々しい男性器を慌てて指さした。信じられない指示に顔を真っ赤にして抗議の声をあげる。
「ふざけないでよ! 人の体に勝手にこんなもの生やしておいて、壁を殴れってどういうことよ! だいたいね、ここまで必死に走ってきたんだから、その……少し萎んできてるのよ、だから無理よ!!」
アルメルが必死に叫んだその瞬間、扉の文字がシュルシュルと書き換わった。
『なるほど、それは最もだ。では、君の闘志を取り戻すための特別映像を提供しよう』
「は? 映像って、何のこと――」
拒絶する間もなく、回廊の壁面に設置された巨大な魔力モニターがパッと明るく輝いた。
そこに映し出されたのは、他でもない、地下五階の水晶の部屋で繰り広げられた――『ミレイの超接写&大爆音おしっこ』映像だった。
『ジョォォォォォォォォォォォォォッ……!!』
「ひゃあああっ!? や、やめて、見ないでアルメルぅぅぅ――!!」
隔離された別室のベッドに拘束されているミレイは、自分の過去の羞恥の極みである大放尿シーンが再び大音量で大公開されたことに気づき、真っ赤な顔でジタバタと暴れて絶叫した。もちろん、その恥ずかしい叫び声は防音の壁を越えてアルメルの元へ届くことはない。
しかし、その圧倒的な視覚的・聴覚的破壊力は、アルメルに対しても容赦なく牙を剥いた。
「なっ……! なんでミレイのおしっこ映像を見せられなきゃいけないのよ! こんなもの見せられても――って、え……?」
あまりの衝撃に言葉を失いながら、アルメルが恐る恐る自分の下半身に視線を落とした。
すると、どうだろう。さっきまで少し萎えかけていたはずのその愚息は、親友の恥ずかしい姿を見せつけられた背徳感と、怒りと興奮が入り混じった複雑な刺激に反応し、文字通り「ガチガチ」に硬さを取り戻してビクンビクンと脈打ち始めていた。
「嘘……なんでよ……! なんでこんなもので反応しちゃうのよアタシの体……っ!!」
自分の不甲斐なさに絶望しながらも、アルメルは真っ赤に茹で上がった顔で両手で頭を抱えた。
しかし、ここで立ち止まっている時間はない。人質に取られているミレイのためだ。
「もうっ! やればいいんでしょ、やれば!! この変態ダンジョンめ!!」
羞恥心と怒りが限界を突破し、アルメルは半ばヤケクソの自暴自棄になって腰を思い切りひねった。
彼女は、服の隙間から剥き出しになった熱を帯びる男性器を、まるでしなやかなムチのように、あるいは頑丈な棒のようにブンと振り回し、目の前のシリコン板へと叩きつけた。
「くらえぇぇぇッ!! これがアタシの怒りの一撃よ――っ!!」
パシーンッ!! と、エッチな効果音を伴う乾いた打撃音が回廊に響き渡る。
「くぅっ……! 見たかっ、これが人間のプライドよ……っ!」
強気のセリフを叫びながら、アルメルは一回、二回、三回と、自らの誇り(?)をムチのようにしならせてシリコン板に激しく打ち付けていく。
「いっ、痛くないけど! 精神的にすごく削られるぅぅっ!!」
その姿は、本人は必死の戦闘のつもりなのだが、別室のモニターでその様子を――これまた監視カメラ越しに一部始終見せつけられているミレイの視点からすれば、全裸一歩手前の格好で自分の股間のアレをひたすら壁にビシバシと打ちつけているという、果てしなく滑稽な曲芸にしか見えなかった。
「ああ……アルメル、くらえって言ってるけど、はたから見るとすごい情けない姿だよぉ……」
『五回目、完了』
冷徹な機械音声が響き渡ると同時に、シリコンの壁面がスルスルと溶解するように消え去り、次へと続く通路の扉がガチャンと音を立てて開いた。
「はぁっ、はぁっ……どうよ……まいったか……っ!」
息を荒くし、股間をヒリヒリさせながら、アルメルは荒い足取りでその扉の先へと飛び込んでいく。
しかし地下七階の過酷な羞恥の試練は、まだ始まったばかりだった。