少女二人パーティで挑む羞恥エロトラップダンジョン~でもこのダンジョン癖が強すぎる―!!~ 作:背骨ポキポキ
地獄のようなメイド喫茶風の部屋を後にし、心身ともにズタボロになった二人がくぐり抜けた地下九階の最後の扉。その先に広がっていたのは、これまでの卑猥で悪ふざけに満ちた空間とは打って変わって、厳かで神聖な空気に満ちた『大教会』のような空間だった。
高い天井には色鮮やかなステンドグラスが輝き、祭壇の奥からは、自動演奏のパイプオルガンが荘厳なメロディを奏でている。神に仕える僧侶であるミレイにとっては、非常に馴染み深く、心が洗われるような場所だった。
「わあ……すごい、本物の教会みたい……。こんなところで結婚式を挙げられたら、すっごく素敵だろうなぁ……」
先ほどまでのトラウマも忘れ、ミレイはうっとりと両手を組んで呟いた。
しかし、そんなロマンチックな空気を、祭壇の前に立てられた無情な立て札が粉々に打ち砕く。
『二つの指輪に真実を告げよ。さすれば扉は開かれん。
ただし、嘘で偽れば、指輪は新婦に過酷な罰を与えるだろう』
「……指輪?」
アルメルが祭壇の中央の机に目を向けると、そこにはビロードのクッションに乗せられた、二つの銀色のリングが置かれていた。
だが、アルメルは首を傾げる。
「ちょっと待って。あの指輪……人間の指に嵌めるにしては、やけに大きすぎない? スカスカになるわよ、あれ」
「え? そうかな……ちょっと見てみるね」
ミレイが不用意に祭壇へ近づき、その指輪の一つに指先で触れた、その瞬間だった。
ピカァァァァッ!!
「きゃあっ!?」
目も眩むような閃光が教会中を包み込み、光が収まった後――ミレイの装備は、純白の美しい『ウェディングドレス』へと強制的に書き換えられていた。
しかし、それはただのドレスではない。胸の先端部分だけが、ご丁寧に『ハート型』にポッカリとくり抜かれており、ミレイのガチガチに勃起しきった極太の乳首が、完全に外へと丸出しになっていたのだ!
そして、机の上にあったはずの二つの「大きな指輪」は、ミレイのその大きすぎる左右の乳首の根元に、ガッチリと、まるで拘束具のように嵌め込まれていた。
「うそっ!? なにこれ、取れない! 乳首に、指輪が食い込んで……っ!」
パニックに陥り、必死に指輪を引っ張るミレイだが、呪いの装備はピクリとも動かない。
狼狽する二人の頭上に、ゴーン、ゴーン……と、教会の鐘の音が鳴り響く。
そして、荘厳だったはずのパイプオルガンの音が、突如として間延びしたふざけた電子音声のような響きに変わり、言葉を紡ぎ始めた。
『ド・キ・ド・キ〜のぉ〜っ♪ 恥ずかしい〜、質問コ〜ナ〜〜〜ッ!!♪』
「はぁ!? なによその気の抜けたBGMは!」
『新郎(アルメル)は、今からするいくつかの質問に、嘘偽りなく答えること♡ もし嘘を吐いたり、隠し事をしたりすれば……新婦(ミレイ)の乳首に嵌まった指輪が、過酷な罰を与えまーす!』
「か、過酷な罰……!?」
ミレイは顔を青ざめさせ、自分の胸元で怪しく輝く乳首リングを震える手で覆い隠した。
「だ、大丈夫よミレイ! アタシが嘘をつかないで、ありのままを答えればいいだけでしょ! どんな質問がきても、正直に答えてみせるわ!」
アルメルは腹をくくり、祭壇に向かって大声で宣言した。
『それでは、第一の質問! ジャジャン♪』
オルガンが楽しげな効果音を鳴らす。
『これまでのダンジョン探索で、アルメルが【一番恥ずかしかった】と思っている恥辱の記憶はどーれだ!?』
「…………ッ!!」
その質問に、アルメルの顔が一瞬にして沸騰したように真っ赤に染まった。
これまでの数々の地獄。スライム責め、大画面での処女膜実況、ウ〇チお漏らし、ふたなり化、親友の穴への発情……どれもこれも人間として終わっている記憶ばかりだ。だが、その中でも「一番」恥ずかしいもの。
アルメルは数秒の葛藤の末、思い切って叫んだ。
「お、温泉の階よ!! アタシが、ミレイの股間から出た愛液を、何の疑問も持たずに『高級美容液みたい♡』とか言って、自分の顔面に塗りたくったことよ!! あれは親友の体液をスキンケアに使うっていう、倫理観の底が抜けた最悪の恥辱だったわ!!」
『…………ブッブーッ!! 偽りあり! または、自己保身による無意識の隠蔽と判定!』
「なっ……!?」
『ペナルティ、執行ぉぉぉっ!!』
オルガンの無情な宣告と共に、ミレイの乳首に嵌まった二つの指輪が、バチバチッと強烈なピンク色の光を放った。それは痛みではなく、神経に直接『純度100%の強烈な快楽電流』を流し込む、悪魔のような魔法だった。
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!!???」
弱点である極太乳首に、脳が焼き切れるほどの快感をモロに叩き込まれ、ミレイはウェディングドレス姿のまま、のけぞるようにして背中を激しく反らせた。
「ああっ、あひぃぃっ! だめ、ちくび、ちくびいぃぃぃっ! もげる、気持ちよすぎて、あたま、おかしくなるぅぅぅっ♡♡♡」
バチバチと光る指輪のせいで、ミレイの乳首は限界を超えてさらに腫れ上がり、先端からは母乳がスプリンクラーのように四方八方へと撒き散らされる。
それだけではない。あまりの絶頂の連鎖に、ウェディングドレスの純白のスカートの内側から、「ビュワァァァァッ!!」と凄まじい勢いで潮が噴き出し、教会の床を水浸しにしていった。
「ミレイ!! ちょっと、なんでよ! アタシは本当のことを言ったわよ!! あれ以上恥ずかしいことなんて――!」
アルメルが涙目で抗議すると、オルガンはクスクスと笑うような音階を奏でた。
『本当にそうですかぁ? アナタ、一つ前の階で、
「あ…………っ」
その指摘に、アルメルの全身からスッと血の気が引いた。
脳裏にフラッシュバックするのは――『アイスクリームDE射的屋さん』の出口で粉砕した、あの一枚の記念写真。
自分のア〇ルから真っ白なモノが発射され、同時に尿道から盛大に潮を吹いている激写バックショット。
(あれは……あれだけは、絶対に言いたくない……!! アタシの、普通の女の子としての根幹が破壊された、あの記憶だけは……っ!!)
「あぎゃあああっ! あ、アルメル、助けてぇっ! もれる、おしっこも潮も、全部出ちゃうぅぅっ!!」
乳首への暴力的な快感に耐えきれず、白目を剥いて痙攣しながら床をのたうち回るミレイ。
その姿を見て、アルメルはついに精神の限界を迎えた。
「わかった!! わかったから止めてぇぇぇっ!!」
アルメルは祭壇の前に崩れ落ち、涙と鼻水で顔をグシャグシャにしながら、心の奥底に封印した「本当の最も恥ずかしい記憶」を絶叫し始めた。
「前の階のアイス射的よぉぉぉっ!! アタシが、アタシのア〇ルから、真っ白なソフトクリームを、ウ〇チみたいにいきんで発射したことよぉぉぉっ!!」
『ほうほう? それの、何が一番恥ずかしかったのかなぁ? 感情を赤裸々にどうぞ♡』
「うわぁぁぁん!! 気持ちよかったのよぉぉぉっ!! ただの排泄行為なのに、お尻の穴の粘膜が擦れて、括約筋が押し広げられる感覚が、信じられないくらい気持ちよくてぇっ!! あんな便意と変わらない感覚で、アタシ、頭がおかしくなるくらい興奮しちゃってたのよぉぉぉっ!!」
もはや羞恥心など微塵も残っていなかった。アルメルは自らの尊厳をズタズタに引き裂きながら、己の性癖の歪みを懺悔し続けた。
「最終的に、お尻からモノを射出する快感だけでイッちゃって、潮まで吹いて!! トイレで絶頂する変態女に成り下がった自分が、たまらなく興奮して、もう普通の女の子には戻れないって……それが一番、恥ずかしくて、気持ちよかったのよぉぉぉぉぉっ!!」
教会に響き渡る、あまりにも赤裸々で下品すぎる、魔法使いの血を吐くような大懺悔。
その直後。
ピタリ、とミレイの乳首リングの光が収まった。
カラン、カラン、カラーン……♪
祝福の鐘の音が、清らかに鳴り響く。
『大・正・解〜っ!! 新郎の素晴らしい、変態的な真実に拍手! まずは第一問、クリアでーす♡』
「はぁっ……はぁっ……あぁぁ……」
告白を終えたアルメルは、魂が抜けたように床に突っ伏し、もはやピクリとも動かなくなっていた。
「ひっ……ふぅっ……ふぅっ……」
快感地獄から解放されたミレイもまた、乳首から煙を上げ、ウェディングドレスを潮と母乳でドロドロにしながら、仰向けの状態でビクンビクンと痙攣している。
だが恐るべき「真実の問い」は、まだ始まったばかりだった――。
「み、ミレイ……っ! 大丈夫!? しっかりして……っ!」
ぐったりと床に倒れ込んでいるミレイに、アルメルは慌てて駆け寄った。だが、ミレイの息は絶え絶えで、白目を剥いたまま口からポタポタとヨダレと母乳を垂れ流している。そして何より異様なのは、彼女の胸元だ。
罰の快感電流を何度も浴びせられたせいで、指輪が食い込んでいる極太の乳首は、限界を超えてパンパンに充血し、肥大化していた。そしてよく見ると、元の倍以上に「長さ」が不気味に伸びていた。
「はっ……はぁ……私、の、おっぱい……」
かすかに意識を取り戻したミレイが、震える手で自分の胸元に触れる。そして、伸びきったそのグロテスクな肉の棒を見て、絶望の涙をぽろぽろと零した。
「うそ……嘘でしょ……? なんでこんなに長くなってるの……? このままじゃ、このまま罰をくらい続けたら……私、牛さんみたいな、長くて太い乳首してる、お乳を垂れ流す怪物になっちゃうよ……やだぁ、人間でいたいよぉ……っ!」
ミレイの切実な悲鳴を聞き、アルメルは激しい罪悪感に胸を締め付けられた。
「ご、ごめんねミレイ……! 全部アタシが最初から正直に言ってれば、こんな目に遭わずに済んだのに……っ!」
アルメルは本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。
――しかし、人間の脳髄とは実に卑しいものだ。
罪悪感の裏腹で、アルメルの視線は、ウェディングドレスの裂け目から露わになった「異様に長く太く伸び、先端が指輪でギュッと締め付けられて紫掛かったミレイの肥大乳首」に、どうしても釘付けになっていた。
(ミレイの乳首、あんなに太くて……)
アルメルは慌てて頭を激しく振って、頭の中に湧き上がりかけた邪悪な妄想を必死に追い払った。親友が苦しんでいるというのに、淫らなことが頭に浮かぶなんて、人間として完全に終わっている。
だが、そんな葛藤などお構いなしに、教会のパイプオルガンは軽快で悪意に満ちたメロディを再び奏で始めた。
『さあさあ、お楽しみの第二問へ進みましょーう♪』
「くっ……もう次なの……!?」
『第二の質問! 今、痛みに耐える無惨な新婦の姿を見て、新郎さんは【本当は、何をしたいと思いましたか】ぁ♡?』
アルメルはハッと息を呑んだ。さっき頭をよぎったあの最低最悪の妄想が脳裏をよぎるが、それを口にしたらどうなるか分かったものではない。
「っ……! アタシは、早くこんな理不尽な試練から、ミレイを解放してあげたいって……早くあの指輪を外してあげて、抱きしめてあげたいって……そう思ったわよ!!」
『…………ブッブーッ!! またしても大嘘つきーっ!!』
「なっ……嘘じゃないわよ! 本当にそう――」
『ペナルティ、追加執行♡』
「ひぎぃぃぃぃっっっ!!???」
再び、ミレイの胸元の指輪が狂ったように強烈な光を放った。
「あひゃああっ! いや、無理、もう無理、おっぱいが、おっぱいがちぎれるぅぅぅっ!!」
指輪の締め付けと容赦ない快感電流に、ミレイは弓の反りのように身体をのけぞらせた。純白のドレスの隙間から、濁った母乳と、制御不能になった体液の大噴水が再び教会中にブチ撒けられる。
『新郎さん、ウソをついちゃダメダメ♡ 新婦さんの乳首がどんどん牛さんに近づいちゃいますよぉ? 本当は、頭の中でどんな卑猥でエロいことを考えていたのか……包み隠さず、一言一句残さず、あ・ま・り・に・も・浅ましいその欲望を、全部お言いなさい!♪』
オルガンの煽るような音色に合わせ、ミレイの絶叫がこだまする。
アルメルは頭を抱え、絶望に打ち震えた。これ以上隠し事をすれば、ミレイの身体が本当に怪物になってしまう。
「わかった、言う! 言えばいいんでしょ、この変態がぁぁぁっ!!」
アルメルは床に膝をつき、血走った目で絶叫した。
「アタシは……アタシはね……っ!! ミレイが牛みたいな極太の長乳首になっていくのを見て……その、太くて長くなった、ガチガチの乳首を……っ」
「アタシの、この開発し尽くされたア〇ルに、ズプズプ挿入したら、どんなに気持ちいいだろうって……そんなことばかり考えてましたぁぁぁっ!!」
教会に響き渡る、あまりにも破廉恥すぎるゲスな告白。
「極太乳首でア〇ルの粘膜をミチミチって押し広げられて……! リズミカルにお尻の穴を締めて、ぎゅっぎゅって、お尻で搾乳するプレイしたらすごい気持ち良さそうって……! そして締め付けるたびにミレイのおっぱいミルクが注ぎ込まれて、お腹の中を親友ミルクでタプタプにしたいって……そんな最悪で下劣な妄想をしてましたぁぁぁっ!! ごめんなさい、助けたいとか言いながら、脳内は変態の欲望で真っ黒でしたぁぁぁっ!!」
赤裸々すぎる自白の数々。
その瞬間、ピタリとミレイの指輪の光が止まった。
カラン、コロン……♪
『大・正・解〜っ!! 新郎のあまりのド変態っぷりに、教会の神父様もドン引きの真実の告白でしたぁ! お見事です♡』
「はぁっ……はぁっ……あぅ……」
光が収まり、全身の力が一気に抜けたミレイは、その場でドサリと床に崩れ落ちた。
全身の筋肉が完全に弛緩し、ぐにゃぐにゃになった彼女の身体からは、もはや自力で立つ気力すらない。
そして、第二問をクリアした代償として――ミレイの胸元にある乳首は、先ほどよりもさらに二倍、いや元の三倍もの長さにまで伸びきっていた。太さは大人の親指ほどもあり、先端の指輪が食い込んで赤く腫れ上がり、だらしなく床にダランと垂れ下がっている。
「うう……っ、息が……体が、もう動かないよぉ……」
あまりの脱力感に、ミレイの身体は全ての締まりを失っていた。
弛緩しきった彼女の尿道や、そして下半身の奥底からは――。
ビチチッ……! ブビュッ……! と、あまりにもお上品とは言えない汚らしい音を立てて、黄色いおしっこや、柔らかい大便の塊が、弛緩したア〇ルからダラダラと床へと漏れ出し始めていた。
「あ……うう……私、お尻の感覚がなくなって……ウンチも、おしっこも、全部……出ちゃってる……」
純白のウェディングドレスの裾が、自分の排泄物と母乳と潮の混ざった悪臭を放つ液体で、ぐっしょりと汚されていく。
その無惨すぎる姿を目の当たりにしたアルメルは、複雑怪奇な感情に胸を撃たれた。
(あんなに汚らしくて、最低な姿なのに……なのに、なんか……むしろ、この変わり果てたミレイの姿に、少しだけゾクッとしてしまっているアタシは、もう本当にどうしようもない変態女になっちゃったのかな……)
罪悪感と、拭い去れない奇妙な性癖の覚醒の間で揺れ動くアルメルに、オルガンは容赦のない追撃を告げた。
『さあ、お待たせいたしましたぁ♪ 新郎新婦の愛の絆を試す、最後の質問のお時間です……!』
『いっぱい恥ずかしいことを告白した新郎ですがぁ……まだ一つだけ隠してることがありますよねぇ? 最近自覚した、一番恥ずかしい【性癖】を教えてください?♡』
その絶望的な音色に、アルメルはガタガタと震えながら深く息を吸い込んだ。
すぐ横では、ミレイがウェディングドレスの裾を自らの排泄物や体液でぐっしょりと汚し、極太に伸びきった乳首をダランと垂れ下げて床に突っ伏している。
(ここで間違えたら……本当にミレイの身体が異形に変わり果ててしまう……! もう、これ以上隠し事なんてできるわけがない。アタシの汚い本音も、プライドの欠片も、全部ここで吐き出してやるわよ……っ!)
覚悟を決めたアルメルの眼光に、もはや迷いはなかった。
彼女は祭壇の前にまっすぐ立ち、血走った目でオルガンを見据える。
「わかったわよ……! アタシが、この人生で一番隠したくて、誰にも知られたくなかった、一番最低でド変態な性癖を教えてあげるわよ!!」
教会全体に響き渡る、アルメルの決死の絶叫。
「温泉の階でね……! スライムと間違えて、アンタの目の前で自分のウ〇チを豪快に排泄しちゃった時も! その後の階で、アタシのウ〇チのカケラが混じったソフトクリームを、ミレイが『美味しい』って言って完食してくれた時も……!!」
ミレイが「ひっ……」と、床の上でか細い声を漏らす。
「アタシは心の底で気づいてたのよ! 『あぁ、私、今すごく興奮している』って……! 自分のそんなおぞましい汚物や、恥ずかしい失敗を、一番の親友であるミレイに見られているっていう事実だけで、下半身が熱くなって、とろけるほど気持ちよくなってたってことに、気づいてたのよぉぉぉっ!!」
アルメルは自分の髪を掻きむしり、涙を浮かべながら、そのあまりにも背徳的な快感を赤裸々に自白した。
「本当は……! ミレイに自分の汚いところを見られるのが、たまらなく興奮するの! アタシの排泄物や、恥辱にまみれた姿を、ミレイに目撃されたり……あまつさえ、アタシの汚いものを、知らずにとはいえ美味しく食べられたりなんかしたら……脳が焼き切れるくらい、いけない快感でいっぱいになっちゃうのよ!! そんな、人間として完全に終わってる最低の欲望が、アタシの中にはあるのよ、どうだ満足かっ……!!」
すべてを曝け出し、肩で激しく息をするアルメル。
その場には、ただただ重苦しい静寂が支配した。
「…………」
ミレイは、床に突っ伏したまま、信じられないものを見るような――文字通り「ドン引き」の目で、我が親友の背中をじっと見つめていた。
(まさか、アルメルがそんな風に思ってたなんて……私、知らず知らずのうちに、彼女にとっての
そのあまりのショックと、妙な共感の狭間で、ミレイの脳内は大パニックを起こす。
だが、その沈黙を打ち破るように、教会のパイプオルガンがけたたましく鳴り響いた。
コオオオオオオオオオオオオオオオン……!!!!
清らかで、しかしどこか悪意に満ちた、盛大な正解の鐘の音が教会の天井を突き抜けるように轟いた。
『大・大・大・正・解〜っ!! 新郎のあまりにおぞましく、そして愛の深すぎる(?)極上の変態的性癖に、神父様も号泣の全面降伏でーす! お見事、すべての試練を突破しましたぁ♡』
カシャン、と音を立てて、祭壇の奥にある地下十階への重厚な扉のロックがすべて外れた。
「はぁっ……はぁっ……」
すべてを奪われ、プライドも羞恥心も、人間としての尊厳すらもすっかりズタズタに引き裂かれたアルメルは、その場で力尽き、ドサリと床に膝をついた。
(もういい……これで地獄から解放されるなら、どうにでもして……)
「……アルメル」
背後から、ぐにゃぐにゃの身体を引きずりながら、ミレイが這い寄ってきた。
彼女は伸びきった極太の乳首を床に引きずりつつ、ウェディングドレスを汚しながら、フラフラとアルメルの背中にしがみついた。
「ミ、ミレイ……? ごめん、アタシ、もう変態すぎて、顔合わせられないわよ……」
「ううん……」
ミレイは潤んだ目でアルメルを見つめ、どこか晴れやかな、そして底知れぬ狂気を孕んだ笑みを浮かべてこう言った。
「アルメルって……とんでもないド変態さんだったんだね……」
「うっ……否定はしないわよ……」
「でもね、私、なんだかすごく嬉しかったの。だって……私も、アルメルの前で色々恥ずかしいところを全部見られちゃったけど……心のどこかで、それも嫌じゃなくて、むしろもっと見てほしいって思っちゃってたから……」
ミレイはトロンとした目でアルメルの頬に自分の顔をすり寄せ、その弛緩した両腕でギュッと強く抱きしめた。
「私たち、もうお互いに隠すものなんて何もないよね? ねっ、これからはただの親友じゃなくて……本当の恋人同士として、ずっと一緒にいよ……?♡」
「――は?」
アルメルの全身の血が、一気に逆流した。
(恋人同士? ここまでお互いの排泄物やら変態性を骨の髄まで曝け出し合って、おまけに乳首が牛みたいに伸びきった変態僧侶と、お尻でイッちゃう変態魔法使いが恋人同士!? そんなのを受け入れたら、もう一生このダンジョンの呪縛から逃れられなくて、二人で永遠に地下室の住人になっちゃうわよ!!)
恐怖と理性の限界を超えた危機感を覚えたアルメルは、青ざめた顔で力強くブンブンと首を横に振った。
「い、いやよ!! そんなの絶対に認めないわ!! 恋人なんて認めちゃったら、アタシたち、本当にこのダンジョンから永遠に出られなくなる気がするのよっ!! だから、せめて! せめてこのダンジョンを脱出するまでは、今まで通りの『親友』ってことでお願いさせてぇぇぇっ!!」
「えー? せっかくラブラブになれたと思ったのに、冷たいなぁ……」
不満そうにほっぺたを膨らませるミレイ。
そのやり取りを嘲笑うかのように、教会のオルガンから突如として賛美歌が盛大に流れ始めた。
タァーラァーリィー、ラァーラァー、テァーレェー……♪
ゴーォン……ゴーーォン……
神聖な鐘の音と共に、心温まる感動的なハッピーエンドの演出が二人を祝うかのように響き渡る。
「…………」
フラフラと立ち上がったアルメルは、怒りと羞恥心のあまり顔を真っ赤に染め上げ、自分の杖を両手で力強く握りしめた。
「【爆炎魔法・メルト・インフェルノ】!!!」
轟音と共に、アルメルの杖の先端から放たれたドス黒い灼熱の爆炎が、教会の祭壇を、パイプオルガンを、そして祝福の賛美歌を奏でていたスピーカーのすべてを、容赦なく木っ端微塵のドロドロの灰へと吹き飛ばした。
「ひゃうっ!? アルメル、教会を爆破しちゃダメだよぉ!?」
「うるさいっ! 地下十階へさっさと行くわよッ!!」
爆炎の煙が立ち込める中、純白のドレスの裾を引きずりながら必死についていくミレイと、発狂寸前で最後の階層へと突き進むアルメル。
二人の狂気に満ちた地下迷宮の旅は、いよいよ最下層へと突入していくのだった――。