※この作品はR-18です。

少女二人パーティで挑む羞恥エロトラップダンジョン~でもこのダンジョン癖が強すぎる―!!~   作:背骨ポキポキ

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第三層 真実の壁

泣き続けるミレイを宥めすかし、二人は地下三階へと足を踏み入れた。

 

そこは今までとは打って変わって、ただの狭い小部屋だった。しかも数メートル先には、もう次の階層へと続く下り階段が見えている。

 

「なにここ?罠もないじゃない。さっさと降りるわよ……って、痛っ!?」

 

先頭を歩いていたアルメルが、何もない空中で鼻をぶつけた。見えないガラスのような、透明な魔力のバリアが通路を完全に塞いでいたのだ。

 

「なによこれ、結界? 《ファイア・ボルト》!」

 

至近距離から炎を叩き込むが、バリアは傷一つ付かない。それどころか、魔法の衝撃に反応するように、透明な壁の表面にチカチカと光の文字が浮かび上がり、二人の名前とステータス画面のようなものがデカデカと表示された。

 

「……え? なにこれ。『エロステータス』……?」

 

そこには、二人の冒険者としての能力ではなく、信じられないほど恥ずかしい個人情報が羅列されていた。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【アルメル】

 ・開発度:

   胸 12%

   肛門 150%

   腸内 85%

 ・処女膜:あり

 ・状態:直腸 性感帯化

 ・週のオナニー回数:週4回

 ・よくする妄想:強気に出ながらも、屈強なオークに力で押さえつけられてわからせられる妄想

 

【ミレイ】

 ・各性感帯開発度:

   胸 300%(カウベルによる限界突破)

   肛門 15%

   膣 40%

 ・処女膜:あり

 ・状態:乳首肥大化、常時母乳分泌

 ・週のオナニー回数:週5回

 ・よくする妄想:触手やスライムに全身をドロドロに溶かされながら嬲られる妄想

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「…………は?」

「…………え?」

 

目の前の壁に、墓場まで持っていくべき性癖と秘密が全公開されているのを見て、二人は完全に硬直した。

 

さらにバリアの中央には『己の性を恥じるな。このステータスを音読し、己を受け入れた者のみを通す』と非情なメッセージが浮かび上がった。

 

「ふざけんなァァァッ!! 誰がこんなもん読むか変態ダンジョンがぁぁッ!!」

 

アルメルが烈火のごとくキレて杖で結界を何度も殴りつけるが、バリアはビクともしない。どうやら本当に指定された通りにするしか、この先へ進む方法はないらしい。

 

「アルメル……もう、魔力の無駄だよ……。観念しよう……?」

「うぅっ……! わかったわよ! いいミレイ、お互い絶対に聞かないこと! 耳を塞いで、同時に小声でパパッと読んじゃうわよ!」

 

二人は真っ赤な顔を背け合い、両耳を塞ぎながら早口でボソボソと読み上げ始めた。

 

「(しゅうのおなにーかいすうしゅうよんかい……よくするもうそうはおーくに……)」

「(しゅうのおなにーかいすうしゅうごかい……よくするもうそうはしょくしゅに……)」

 

しかし、バリアは解除されない。それどころか、冷酷な警告文が赤字で点滅した。

『声が小さい。本心が感じられない。もっと大きな声で、感情を込めて読み上げよ!』

 

「ああああもう! わかったわよ言えばいいんでしょ言えば!!」

 

限界を迎えたアルメルが、半ばヤケクソになって叫び声を上げた。

 

「アタシのお尻の開発度はスライムのせいで150パーセント! 処女!! 状態、直腸性感帯化! オナニーは週4回! オークに力で押さえつけられてわからせられる妄想をしてますぅぅっ!!」

 

「わ、私もっ! 私の胸の開発度はカウベルのせいで300パーセント! 処女です! 状態、乳首肥大化! 母乳常時分泌!オナニーは週5回! 触手やスライムに全身をドロドロに溶かされて嬲られる妄想をしてますぅぅっ!!」

 

ダンジョンの小部屋に、若き乙女二人の悲痛で恥ずかしい絶叫が木霊した。

直後、パリンッ! と小気味よい音を立てて、魔力のバリアが粉々に砕け散る。

 

「……あ、開いた……」

「……うん。行こう、アルメル……」

 

道は開かれた。しかし、階段を降りていく二人の間には、死ぬほど気まずい沈黙が流れていた。

 

耳を塞ぐ約束だったはずだが、バリアの要求で大声で叫ばされたため、お互いのステータスや性癖は一字一句、ハッキリと鼓膜に届いてしまっていたのだ。

 

(ミレイって……大人しい顔して、オナニー週5回もやってるの……? しかも触手って……あんなことやこんなこと……)

(アルメルって強気なのに……オークに押さえつけられたかったんだ……。しかも、お尻すごく感じやすくなってるし……)

 

お互いの顔を見ることができず、チラチラと横目で相手の顔(と、お尻や胸)を盗み見てはドギマギする二人。ダンジョンの恐怖よりも、暴かれた秘密のせいで二人の心臓は別の意味で限界まで跳ね回っていた。

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