少女二人パーティで挑む羞恥エロトラップダンジョン~でもこのダンジョン癖が強すぎる―!!~ 作:背骨ポキポキ
「ふざけんなァァァッ!! ミレイがあんな……あんな大迫力のおしっこを見せつけたのに、まだ何が足りないっていうのよ!!」
アルメルが怒り狂って叫ぶ横で、ミレイは「うぅ……大迫力って言わないでぇ……」と真っ赤な顔で顔を覆い、再び羞恥心で死にそうになっていた。
だが、女神像の前に浮かぶ光の文字は、二人の乙女の悲痛な叫びを冷酷に切り捨てる。
『純潔とは、汚れていないこと。すなわち、もう一人は「処女」であることをアピールして、その証明を行ってもらう』
『やり方は簡単! 水盆の上にしゃがみ込んで、指で秘所をこう、くぱぁってして、純潔の証である【処女膜】をしっかり見せつけること!』
「…………なっ!?」
あまりにも常軌を逸した要求に、アルメルの思考は完全に停止した。
女の子にとって、一番隠すべき絶対の秘密。それを自分自身の指で開き、この悪趣味な水晶のカメラに向けて見せびらかせと言うのだ。
「や、やるわけないでしょそんなこと!! アタシを誰だと思ってるの、炎の魔法使いアルメルよ!? こんな屈辱、死んでもお断りだわ!!」
烈火のごとくキレ散らかすアルメルだったが、ふと視線を落とすと、そこには自分のために生き恥を晒し、抜け殻のようにへたり込んでいるミレイの姿があった。
(……ミレイは、アタシのためにあんなことまでしてくれたのに。ここでアタシが拒否したら、ミレイの覚悟が全部無駄になっちゃう……!)
親友の犠牲を無駄にはできない。
ギリリと唇を噛み締め、アルメルは涙目でプルプルと震えながら、先ほどまでミレイが跨っていた水盆の上へと歩を進めた。
「アルメル……無理しないで……っ」
「いいのよ、ミレイ。……アンタばっかりに、恥ずかしい思いはさせないんだから……っ!」
アルメルは魔法衣の裾をたくし上げ、真っ赤な顔で水盆の上にしゃがみ込んだ。
大きく息を吸い込み、震える両手の指先を、自らの秘められた場所へとぐいっと添える。
「いくわよ……っ、ほら、これで文句ないでしょ!!」
アルメルの華奢な指先が、まだ見ぬ殿方のために固く閉じられていた純潔の花びらを、左右にグッと押し広げた。
――カァァァァッ!!
その瞬間、部屋中を囲む水晶の壁一面が眩く発光し、アルメルの指先によってこじ開けられた禁断の光景が、360度の壁面に映し出された。
「ひゃああああっ!? な、なにこれ、で、デカすぎるぅぅっ!!」
壁一面に投影されたのは、アルメル自身すらマジマジと見たことのない、自身の秘部のドアップ映像だった。
指で押し広げられた柔らかなピンク色の粘膜。そしてその最も奥深く、誰の侵入も許したことのない入り口を塞ぐように張られた、薄く繊細なひだ――
恥ずかしさと緊張で分泌された透明な蜜が、薄い膜を艶やかに濡らして光を反射している。
「あぁっ……見ないで……! アタシの……アタシの一番大事なところが……ッ!」
あまりの視覚的暴力に、アルメルはポロポロと涙をこぼした。自分の一番奥底の秘密を、こんな巨大なスクリーンで大公開される日が来るなんて思いもしなかった。
「もういいでしょ!? これで満足でしょ変態ダンジョンッ!!」
泣き叫びながら指を離そうとしたアルメルだったが、無情にも光の文字が書き換わる。
『えー? なんか少し穴が空いてない? ほんとに処女なの?』
『ていうか君、性格強気だし、見た目的に結構遊んでそうだしなー。怪しいなー』
「な……ッ!! どこまでアタシをコケにすれば気が済むのよォォォッ!!」
怒りで血管がブチ切れそうになるアルメル。
しかし文字はさらに残酷な追加条件を突きつけてきた。
『本当に処女だと言うなら、その膜の状態と、自分が正真正銘の処女であることを、事細かに口に出して宣言して証明すること!』
「~~~~ッッ!! わかったわよ、言えばいいんでしょ言えばァァッ!!」
アルメルは半ばヤケクソになりながら、再び自らの指で秘部を限界まで押し広げ、壁一面に自分の処女膜のドアップを大写しにさせながら、涙声で絶叫した。
「よく見なさいよ!! 少し隙間が空いてるのは、女の子の自然な体の構造なの!! 毎月のモノが通るために空いてるだけで、男の人のモノが入ったことなんて一度もないのよ!!」
その悲痛な叫び声は、部屋の集音ギミックによって爆音のライブ放送のように増幅され、ビリビリと水晶の部屋を震わせた。
「アタシは……ッ、アタシは見た目も性格も強気ぶってるけど!! ほんとは男の人と手を繋いだことすらない、いっちょまえな妄想ばっかりしてるだけの、完全なる処女ですぅぅぅぅッ!!!」
爆音の自己申告と、それを証明するかのようにビクビクと震える純潔の膜の接写映像。
アルメルの強気なプライドは、ここに完全にへし折られ、粉微塵になって消え去った。
そして、その歴史的な大放送を。
自分のは「見ないで」と言っていたはずのミレイが、両手で顔を覆うフリも忘れ、ポカンと口を開けたままガン見してていた。
(アルメルの……純潔……。あんなに綺麗で……)
ステータス画面でオナニー週5回と暴露されたミレイの熱い視線が、壁一面のアルメルに釘付けになっている。
やがて水晶の映像が消え、静寂が戻った部屋の中で、アルメルは床に突っ伏してわあわあと泣き崩れた。
「うわぁぁぁん!! こんなの絶対におしっこ見られる方がマシだったわよぉぉぉ!! アタシの純情を返せぇぇぇっ!!」
「ア、アルメル、泣かないで……っ。すごく……その、綺麗だったよ? ちゃんと処女だって証明できてたし……!」
慌てて慰めようと身を乗り出すミレイ。
しかし、激しい羞恥と興奮の映像を見せつけられたミレイの胸元では、極太乳首がガチガチに勃起しており、アルメルを抱きしめようとした瞬間、「ぴゅっ!」と勢いよく母乳をアルメルの頭に飛ばしてしまった。
「ひゃうっ!? ご、ごめんアルメル、またミルクが……っ!」
「アンタの体、全然説得力ないのよォォォ!!」
二人のメチャクチャなやり取りの中、部屋の中央にある女神像が、満足げな微笑みを浮かべたかのように見えた。
直後、ピキピキと音を立てて女神像にヒビが入り、真っ二つに割れる。その中から、淡い光を放つ丸い物体――待ちに待った『迷宮から出るための宝玉』がコロンと転がり出た。
「あ……! 宝玉……!!」
「やった、やったよアルメル! これでやっと地上に帰れる……っ!」
涙と鼻水と母乳でドロドロになりながら、二人は歓喜の声を上げて宝玉に駆け寄った。
だが。
手に取ったその『宝玉』は、どう見ても様子がおかしかった。
「……ねえ、ミレイ。これ、なんか……緑色で、ふさふさしてない?」
「う、うん……。宝玉っていうか……これ、どう見ても……『マリモ』、だよね……?」
手のひらサイズの、ふさふさとした巨大マリモ。
アルメルが震える手でそのマリモを裏返すと、そこに小さな張り紙がペラリと貼られているのに気がついた。
そこには、あの憎き乱雑なフォントでこう書かれていた。
『二人の美しき友情と処女膜に乾杯!
いやー最高だったよ! おしっこも接写も超絶眼福でした!
でも残念! エロトラップダンジョンはまだ始まったばかり! この先もまだまだ続くから、せいぜい頑張ってね♡ ばーかばーか!』
「……………………」
「……………………」
その瞬間、ゴゴゴゴゴ……という重低音と共に、部屋の奥の水晶の壁がスライドし、さらに深く、さらに暗い『地下六階への下り階段』がポッカリと口を開けた。
「…………ああああああァァァァァッッッ!!!」
「うわあああぁぁぁん! もうやだぁぁぁぁっ!!」
かくして。
出口だと思っていた希望は無惨にも打ち砕かれ、心身共に限界を迎えた魔法使いと僧侶の乙女たちは、まだまだ続く終わりの見えない羞恥の迷宮へと、絶望の涙と共に足を踏み入れていくのだった。
***
(おまけ)
地下五階の常軌を逸したトラップにより、極限の恥辱を味わされた二人。だが、そんな彼女たちのズタズタの心にトドメを刺すような最悪の光景が、地下六階へと続く階段の入り口に広がっていた。
「……ねえ、アルメル。あれ……」
「な、なによ……もう何が来ても驚か……なっ!?」
ミレイが指差した先には、木箱を並べただけの簡素な台が置かれていた。まるで田舎の道端にある野菜の無人販売所のような作りだが、そこに置かれている二つのカゴの中身を見て、アルメルは白目を剥きそうになった。
右のカゴには『大迫力! 爆乳僧侶のおもらし放尿』。
左のカゴには『超接写! ツンデレ魔法使いのピカピカ処女膜実況』。
手書きのふざけたPOP広告と共に、先ほどの部屋で水晶に映し出されていた映像が、『魔法の写真』として大量に陳列されていたのだ。
「う、嘘でしょ……!? なんで写真になってるのよォォッ!」
アルメルが震える手で左のカゴから一枚の写真を手に取ると、魔法が込められた印画紙の中で映像がスッと動き出した。
『よく見なさいよ!! 男の人のモノが入ったことなんて一度もないのよ!!』
あろうことか、写真の中から先ほどの自分の泣き叫ぶ声まで鮮明に再生され始めたのだ。ご丁寧に、指で押し広げられた秘部のドアップ映像と、涙を浮かべながら叫び散らす表情がフルカラーで滑らかに動いている。
「ひゃああああっ!? 音が出る! 動いてるぅぅっ!!」
アルメルは悲鳴を上げて写真をカゴに放り投げた。
しかし、彼女の視線は台の端に置かれた集金箱と、そこに書かれた文字に釘付けになった。
『お買い上げありがとうございます! 魔法の写真、どれでも一枚【
「いっ……
アルメルの堪忍袋の緒が、宇宙の果てまで吹っ飛んだ。
1ゴールドといえば、街の酒場で一番安いエールも飲めるかどうかの端銭である。自分の、女の子としての最大の秘密であり、涙ながらに捧げた純潔の証明が、あろうことか道端のキャベツ以下の『投げ売り価格』で売られているのだ。
「アタシの!! 純潔が!! たったの1ゴールドォォッ!? ふざけるなァァァッ!! こんなもん全部燃やしてやる!! 《ファイア・ボ……」
「ア、アルメル! ここ結界が張ってあって、魔法が弾かれちゃうみたいだよ……!」
「あああああもうッ!! 最悪!! 最悪のクソダンジョンッ!! さっさと行くわよミレイ!! こんなバカバカしい茶番に付き合ってられないわ!!」
怒り狂い、ドスドスと乱暴な足取りで地下六階への階段を下りていくアルメル。
「あ、待ってよアルメルぅ……!」
慌てて追いかけようとしたミレイだったが――。
彼女は階段を降りる直前、無人販売所の前でピタリと足を止めた。そして、ポポッ……と頬をピンク色に染めながら、無数の写真が詰まったカゴをぽーっと見つめる。
(アルメルの……処女膜……。お、女の子のあんなところ、普通は見られないよね……。それに私のも……記念っていうか、その……)
底知れぬ性欲と変態性が、大人しい僧侶の理性をあっさりと凌駕した。
ミレイはアルメルに背中を向けたまま、周囲をキョロキョロと窺うと。
自分の『大迫力おしっこ写真』を一枚。
そして、アルメルの『ピカピカ処女膜実況写真』を
(保存用と、観賞用と……あとの一枚は……♡)
こんな悪意100パーセントのジョーク販売所など、お金を払う義理は全くないはずなのだが。律儀で真面目なミレイは、お財布からチャリン、チャリン……と、きっちり4ゴールドの硬貨を集金箱に投入した。
「ミレーイ!! 何やってるの、早く来なさいよ!!」
「あ、うんっ! 今行くね、アルメル!!」
ホクホク顔で胸元(と、服の下の太乳首)を膨らませたミレイは、母乳パッドから時折甘いミルクの匂いを漂わせながら、親友の待つ階段へと小走りで向かった。
かくして。
一枚1ゴールドで売られた屈辱と、親友の裏切りを乗せて、二人の乙女はさらに深く、狂気と羞恥に満ちた地下六階へと足を踏み入れていくのだった……。