ひよわな僕も怪人になれるでしょうか?男の娘怪人 メース ダンシー
|悪の秘密結社ジャパッシュ。
日本における超人化の確立と世界秩序の再構築を目的とするその組織は、表面の顔を持たない深淵のような闇だった。戦闘員たちの男らしく逞しい姿に憧憬を抱き、駒沢祐希はその扉を叩いた。
「君、やる気はいいけど…うちの戦闘員は過酷だよ? 女の子には辛いと思うなぁ」
面接官である蜂野すずめは書類をめくりながら困ったように眉を下げた。
「僕は男です! 男らしくなりたくてここに来たんです!」
駒沢祐希は必死に訴えた。サラサラの黒髪が揺れ、小さな顔立ちが赤らむ。その姿はどこからどう見ても世話の焼ける美少女にしか見えなかった。結局彼に支給されたのは女性戦闘員用のピタピタなボディスーツであり、前途は多難を極めることとなった。
そんな祐希の運命を決定づけたのは、悪の象徴とも言える死神博士、老賀魅理だった。
「あらあら、なんて可愛い子なの❤️ 特別改造手術をしてあげるわ、私の研究室にいらっしゃい」
外見は十代の少女そのもの。黒髪をポニーテールにまとめたスレンダーな肢体からは、甘く昏いフェロモンが漂っていた。彼女は祐希の頬に指を這わせ、まるで獲物を品定めするように目を細めたのである。
研究室は冷たい金属の匂いに包まれていた。白塗りの壁に並ぶ器具、中央に置かれた手術台、そして部屋の隅で不気味に明滅するモニターたち。その空間の冷たさは、祐希の心臓をきつく握りしめるようだった。
「さあ、服を脱いで。手術台の上に乗って」
魅理は手袋をはめながら無邪気に言った。その口調はあまりにも軽く、まるで歯科医院で口を開けるときのような気楽さがあった。
「あの…改造手術って、具体的に何を…」
「いいから。じっとしていればいいの。私が全部、いいようにしてあげるから❤️」
祐希は震える手でブレザーを脱ぎ、シャツのボタンを外し始めた。一つ、二つと露わになる白い肌。魅理の視線がそれを追う。少女のような外見に反して、その眼差しは肉食獣のそれだった。
「ほんと綺麗ね。まるで美少女よ、おっぱいがないのが不思議なくらいね❤️」
魅理がくすりと笑う。祐希の胸は薄く、ただ小さな突起が二つ並んでいるだけだった。
「恥ずかしい…」
「恥ずかしがることないわ。むしろ、その未成熟さが素敵❤️ 私の好みど真ん中よ」
ズボンを脱ぐと、下着だけの姿になる。白いブリーフから伸びる華奢な脚。魅理はそれをじっと見つめ、ゆっくりと近づいてきた。
「最後も脱いで」
「…これ以上は」
「改造手術なのよ。全部見せないとどうにもならないわ。男らしくなりたいんでしょ?それとも、まだ自信がないの? 小さいから?」
言葉責めだった。祐希の顔が耳まで赤く染まる。男としての尊厳をえぐるような言葉。しかし、逆らえばジャパッシュに入れない。男らしくなるという夢を叶えるため、祐希は震える手で下着を下ろした。
露わになったのは、小さなペニスと薄い陰毛。成長の遅れを感じさせるそこは、魅理の期待通りだったのか、彼女の瞳が嬉しそうに細められた。
「あらあら、なんて可愛らしい❤️ まるで小鳥のくちばしみたい。これじゃあ男らしい戦闘員にはなれないわねぇ」
「やめてください…そういう言い方」
「でも、あなたはこれを大きくして逞しくしたいのでしょ? それにはまず、現状の把握が必要なの。私の診察を受けて」
魅理は手袋をしたまま、祐希のペニスを指で摘んだ。
「ひっ…!」
「反応がいいわね。敏感なのね。ここを触られるのは初めて?」
「そんなこと…!」
「嘘ついちゃだめよ。体は正直ね。ほら、もう少しで大きくなりそう」
魅理の指は竿を上下に扱き始めた。冷たい手袋の感触が、熱を帯びていくそこに奇妙な摩擦を生む。
「やめて…! これは手術じゃなくて…!」
「これは準備なのよ。性感を開発して、その後の改造がうまくいくようにするの。私の研究ではね、性的な快楽と身体改造は密接に関係してるの。あなたの体を最高に敏感にしてあげる❤️」
言葉は理屈だった。だが魅理の手つきはあまりにも巧妙で、祐希の理性を削り取っていく。亀頭の裏側を親指で円を描くように撫でられ、カリの溝を爪の先でつつかれる。
「あっ、あっ…! そこ…!」
「ここ? ここが気持ちいいの? 小さいけれど、ちゃんと反応するのね。可愛い❤️」
「ああっ…やだ…やめて…!」
祐希のペニスは抗いようもなく勃起し始めた。小さかったそれは、魅理の手の中で赤く充血し、鈴口から透明な液を滲ませ始める。
「あら、もう先走りが溢れてる。こんなに感じちゃって、本当に初心なのね。男らしくなりたいなんて言いながら、体はこんなに淫らよ」
屈辱だった。男らしくなりたいと願ってここに来たのに、少女のような手に翻弄され、女のような反応を強要されている。しかし、湧き上がる快感は理性を凌駕し始めていた。
「さあ、次はもっと気持ちよくしてあげるわ。私の口で」
「え…? 口…?」
「そう。私の舌で、あなたの可愛いおちんちんを舐めてあげるの❤️」
魅理はしゃがみ込み、祐希の前に膝をついた。その視線は完全に捕食者のそれだった。赤い唇が薄く開かれ、艶のある舌が覗く。
「待って! それはダメです! 汚いですよ…!」
「汚い? 大丈夫よ。消毒は完璧だから。それにね…」
魅理は祐希のペニスを片手で持ち上げると鼻先でそのにおいを嗅いだ。
「男臭くて…すごく興奮する❤️」
次の瞬間彼女の舌が亀頭をぺろりと舐めた。熱い粘膜の感触に祐希の全身が跳ねる。
「ああっ!」
「美味しい❤️ 硬いのに弾力があって…子供みたいな見た目のわりにはしっかりとした味わいね」
「やめっ…お願いですから…! こんなの改造じゃない…! 性行為です…!」
「違うわ。これは医療行為よ。性感を調べてるだけ」
「そんなわけ…ああっ!」
魅理はペニスを口に含んだ。温かく湿った口腔内で舌が絡みつく。唾液でぬるぬるとした刺激に祐希の思考は吹き飛んだ。
ジュブジュブという水音が室内に響く。魅理の頭が前後し、喉の奥まで使って吸い上げる。時折チュパッと音を立てて離しまた咥える。その繰り返しに祐希の腰は勝手に動いていた。
「ああ…ダメ…抜いて…!」
「んふ❤️ フェラチオは初めて? すごい反応ね。こんなに感じてくれたら私も嬉しいわ」
魅理は一度口を離すと今度は睾丸を揉み始めながら竿の根元から先端まで何度も往復するキスを浴びせた。
「ひゃあ…! そこ…んんっ…!」
「玉も可愛い❤️ 手の平にちょうど収まるサイズ感が最高よ」
もう祐希の抵抗の意志は砕けかけていた。下半身から流れ込んでくる快楽の波は容赦なく理性を溶かし続ける。そのとき魅理は両手を使ってさらに攻め立てる方法を考えた。
右手で陰茎を掴み左手で乳首を抓り上げた。突然与えられた新たな刺激により祐希は大きく仰け反った。
「ひぃっ! なんで…そんな…!」
「乳首も感じるみたいね? 実は乳首ってね重要な性感帯なのよ特に若い子ほど敏感なんだから」
左右交互につねったり捻ったりしながら指先で転がす度に祐希の口からは切なそうな吐息が洩れる。今まで意識したことのない部分への刺激に対して混乱と戸惑いそして未知なる快感への恐怖心といった複雑な感情渦巻いていた。
「次は何しようかなぁ……そうだ♡ この小さいお尻見せてごらんなさい?」
「え……?」
「四つん這いになってお尻突き出して♡」
命令口調でありながら声音には甘さがあり拒否権を与えられない圧力すらあった。祐希は言われるまま手術台上に乗り膝と肘をついて臀部を高く掲げた格好になった。
「ふふふ凄く綺麗なお尻ねぇ肌もすべすべだし穴も小さいし処女確定だわ」
後方からかかる言葉一つひとつ全て羞恥的であったしかし抵抗しても意味はないと思いつつあった彼はどうすることもできずにいるだけであった
「じゃあ今度はこちら側も開拓しちゃいましょう♡」
「そっそこは……」
不安げな声色にも関わらず無情にも指示通り行動すると柔らかな双丘割られていき中心点露出する事となってしまった
「可愛い形してるわねぇ~これからいっぱい弄られるけど最初は優しくしないといけませんね ♡」
長い黒髪揺らしつつ微笑む様子まさにサディスト特有魅力放っている死神博士様であった……
「準備万端になったところで始めるわよぉ?まずはリラックスして私の指受け入れてちょうだいね♪」
言葉終わりと共に潤滑剤塗布された細長指一本挿入される感覚襲いかかる「痛い!」悲鳴あげるも止めず進めて行く様子恐ろしかった…
「ほら見てご覧なさいここから入っていくのよぉ〜♡ 初めて体験した人は皆こうやって泣き叫びますがすぐに慣れていきますから安心してね♡♡♡」
「あ"あ"〜♡ここ凄いねぇ〜っ!!!女の子でもここまではしないよぉ〜♡♡♡」
絶叫と共に痙攣起こすほど強い衝撃受けた祐希は涙流しながら懇願する
「あっ!ひぃ、やめてください!これ以上は本当に…!」
「もう遅いわよ。あなたの体は準備万端ね。これはもう経験しちゃうしかないんじゃないの?」魅理は妖艶な笑みを浮かべ、自らの白衣に手をかけた。するすると音を立てて脱ぎ捨てる。その下には何も身に着けていない。スレンダーな肢体だが胸は豊かで腹は括れている。14歳程度に見えるその外見とは裏腹に、完成された女の体がそこにあった。
「さあ騎乗位で可愛がってあげる❤️」
魅理は手術台に上がると祐希の腰に跨り濡れた割れ目に勃起したペニスの先端をあてがった。
「待って…本当にダメです…! これは手術じゃなくて…!」
「まだそんなこと言ってるの? あなたみたいな子が男になるにはね、こういうことも必要なのよ。力を抜いて」
蜜壺がゆっくりと亀頭を飲み込んでいく。温かくぬめった膣内の感触に祐希の頭は真っ白になった。根元まで飲み込まれたペニスを魅理が腰を振ると結合部からいやらしい水音が響き始める。
「あっああ…動かないで…!」
「ふふっ♡ 入り口ギュッと締まって…中の襞が絡みついてきて…すごいわ…男の子のくせに名器なのね」
「そんな…言うな…!」
「だって本当のことよ? ほらもっと気持ちよくなって」
魅理は激しく腰を振り始めた。子宮口で亀頭を擦るように深く突き入れ引き抜くときには膣全体で吸い付くように締め上げる。その巧みな腰使いに祐希の口からは絶え間なく嬌声が漏れた。
「あんっ…あっ…はぁん…!」
「いい声出して…もっと鳴かせてあげるわ」
魅理の動きがさらに加速する。肌と肌が激しくぶつかり合う音が部屋中に響いた。祐希のペニスは魅理の中で限界を迎えようとしていた。
「だめぇ…イキそう…!」
「イッていいのよ? この中に出してごらんなさい♡ あなたの初めて、私が全部受け止めてあげる」
「あああっ!!!」
祐希は短い叫び声とともに熱いものを魅理の中に注ぎ込んだ。どくどくと脈打つペニスから放出される液体を感じながら魅理は満足そうな表情を浮かべていた。
「ふぅ…たくさん出たわねぇ♡ あなたの精子美味しかったわよ」
「はぁ…はぁ……」
祐希は全身脱力し手術台に横たわった。男の精を搾り取られた喪失感と同時に得た強烈な快楽の余韻に思考が麻痺する。これが戦闘員への道なのか? こんなことで本当に男になれるのか? 不安が胸を締め付ける。
「さて次は本題ね♡ あなたみたいな可愛い子がたくましい男に犯されるところが見たいの❤️」
魅理は悪魔のような笑みを浮かべた。
「え…? ちょっと待って…さっき終わったはずじゃ…」
「冗談言わないで。今のはただの前菜。メインディッシュはこれからよ」
魅理がパチンと指を鳴らす。研究室の重厚な扉が音を立てて開いた。入り口から現れたのは3人の男たち。いずれも祐希が理想としていた戦闘員たちだった。しかし彼らは全裸で、その筋肉の塊のような体には汗が光り、股間には太く猛々しいペニスが勃起していた。
「君たち、彼を可愛がってあげて♡ 中も外も、たっぷりと開発していいわよ」
「へい、お任せください」
リーダー格の男が太い声で答える。祐希の顔から血の気が引いた。
「待ってください! これは違います! 僕は男です! 男にやられるなんて…!」
「ははは! お前見た目は女だが中身も男か? 俺たちが可愛がってやるよ」
「やめてくれ! 触るな…!」
男たちの太い腕が祐希の体を掴み手術台に押さえつけた。圧倒的な筋力の差に抵抗など意味をなさない。華奢な体はたちまち彼らの手の中に収まった。
「まずは口を使え。俺のを咥えろ」
リーダー格の男が太いペニスを祐希の顔に押し当てる。強烈な男臭と熱気に顔を背けるが顎を掴まれ無理やり前を向かされる。
「口を開けろ。歯を立てたらただじゃおかないぞ」
「いやだ…! そんなの…!」
「よし、じゃあ無理やりいくか」
男は祐希の鼻をつまみ息を止めた。窒息しそうになり口を開けた瞬間、太いペニスがねじ込まれる。
「んぐっ…! んんーっ!」
口の中を異物が蹂躙する感触。男のペニスは大きく硬く、喉の奥まで押し込まれる。嘔吐感と息苦しさに涙が溢れる。
「おい、舌を使え。舌で舐めるんだ」
「んんっ…ふぐっ…!」
「はは! 舌足りないな。まあ慣れれば良くなるさ。おい次はお前だ」
別の男が祐希の後ろに回り込む。お尻を高く掲げさせられた。まだ痛みと違和感の残る後孔に冷たいローションが塗られた。
「ひゃっ…!」
「まだ慣れてねえな。まあローション使えば大丈夫だろ。入れるぞ」
「待って! まだ無理です…!」
男のペニスが肛門に押し当てられる。先ほどの魅理の指よりも遥かに太くて硬い。ゆっくりと押し込まれると激しい痛みが走り抜けた。
「いっ痛い! やめて! 抜いて…!」
「最初は痛いよな。でも我慢しろ。すぐに気持ちよくなるから」
男は一気に根元まで突き入れた。祐希の背中が弓なりに反る。痛みの中で内壁が異物を受け入れるように押し広げられる感触があった。
「ああっ! ああ…痛い…!」
「ほら、全部入った。すごいぞお前、俺の全部飲み込んだ」
「はぁ…はぁ…」
男は腰を動かし始めた。前後から男たちに挟まれ祐希は身動きが取れない。口と後孔が同時に激しく突かれる。最初は痛みが勝っていたが次第に体の奥底から得体の知れない感覚が湧き上がり始めた。特に後孔の方は前立腺が擦られるたびに強烈な快感が走る。
「あぐっ…あっ…あそこ…!」
「ここか? ここがいいのか?」
男が前立腺を狙って激しく打ち付ける。
「ああっ! そこ…だめ…! おかしくなる…!」
「何がだめなんだよ。お前の体は喜んでるぞ。ほら見てみろ」
目の前に突き出された自分のペニスは再び勃起し先走りを垂れ流していた。
「いやだ…こんなの…! 僕は男なのに…!」
「男だからどうしたって言うんだ? お前は俺たちに犯されて感じてるんだよ。事実だろ?」
言葉責めが祐希の心を粉々に砕いていく。事実は残酷だった。男に犯されて快感を感じている。それは彼が最も忌避していたことだった。しかし体の反応は嘘をつけない。前立腺への刺激とペニスへの刺激が重なり祐希を絶頂へと追いやる。
「ああっ! ダメ…イク…! イキます…!」
「イケよ! 俺たちの肉便所としてイキまくれ!」
男たちが激しく腰を振り注ぎ込む。祐希は長い悲鳴とともに白濁を吐き出した。同時に後孔の中で男たちの精液がドクドクと注ぎ込まれる熱さを感じた。
「ああ…ああ…」
絶頂の余韻に震えながら祐希は放心状態で横たわる。その時下半身から温かい液体が溢れ出した。失禁だった。精液とともに尿が漏れ出し太腿を伝ってシーツを濡らしていく。
「あははっ♡ お漏らししちゃったのね♡ そんなに気持ちよかった?」
魅理の声が頭上から降ってくる。屈辱の極みだった。男のプライドも尊厳も全て奪われただの肉の器として扱われた。自己嫌悪の渦に飲み込まれそうになる。しかし体はまだ熱く脈打っていた。快楽の記憶は消えず体の奥底に焼き付いていた。
「さあまだ終わらないわよ♡ これからが本番なんだから♡」
魅理の言葉に新たな男たちが近づいてくる。祐希の絶望と快楽の宴はまだ始まったばかりだった。悪の組織ジャパッシュ。その深淵で彼は決して望まなかった形で「改造」されてしまったのだ。肉の悦びに目覚め男らしさの代わりに堕ちた快感の虜となって。
⭐️男の娘怪人誕生❤️
改造手術は三日三晩続いた。老賀魅理の手によって、祐希の体は少しずつ書き換えられていった。骨格はそのままに、皮膚は絹のように磨かれ髪は一層艶を増した。そして何より、彼の中に眠っていた性感が徹底的に掘り起こされた。
「おめでとう。あなたは今日から怪人、メース・ダンシーよ」
魅理が鏡の前に立たせた。そこに映るのは白いレースのフリルが揺れるショートドレスを纏った少女のような姿だった。いや、少年だった。だが誰が見ても少女としか思わない。腰は細く、脚は長く胸元には小さなふくらみを模したパッドが仕込まれている。
「僕は…男です…」
「ええ、知ってるわ。だからこそ価値があるのよ。男の子なのに、女の子より可愛い。それだけで世の男たちは理性を失うの❤️」
祐希は拳を握った。この姿で戦うのか。男らしくなるための組織で、こんな姿を押し付けられるのか。屈辱と怒りが混ざり合う。しかし同時に、あの夜に教え込まれた快楽の記憶が体の奥で疼くのを感じていた。嫌悪と期待が同居する。その矛盾こそが、魅理の仕込んだ罠だった。
悪の華、咲き乱れる
メース・ダンシーの活動は、戦闘ではなかった。彼女——彼の武器はその美貌と、扇情的なパフォーマンスだった。
グラビア。イメージビデオ。深夜のバラエティ。スクリーンに映る祐希は、無邪気な笑顔を振りまきながら時折ふと少年の面影を見せる。そのギャップが、世の男たちの心を掴んで離さなかった。
「メースちゃん、男の子なんだよね? 信じられない」
「でも、そういうことなら…もっと見てみたい」
ファンレターが事務所に溢れた。SNSでは彼の名が連日トレンド入りした。健全なはずの男子たちが、次第にその魅力に取り憑かれていく。祐希は知っていた。これがジャパッシュの狙いだと。世の性癖を歪め、秩序を内側から崩す。悪の組織の兵器として、彼は確実に機能していた。
だが、祐希自身も変わっていった。注目される快感。男たちの熱い視線を浴びる悦び。最初は嫌悪していたその感覚が、いつしか生きる糧になっていた。
マッスルブラザーズ襲来
その日は、都内のスタジオで撮影が行われていた。白いドレス姿の祐希が、ポーズを取っている最中だった。
「そこまでだ、悪の怪人!」
壁を破って現れたのは、三人組の筋肉質な男たちだった。肉体ヒーローチーム、マッスルブラザーズ。赤青、黄のタイツに身を包み、その筋骨隆々とした体はまさに男らしさの権化だった。
「ジャパッシュの怪人、メース・ダンシー! お前の悪行もここまでだ!」
「悪行って…僕はただ、写真を撮られてただけ…」
「黙れ! お前の存在そのものが悪だ! 男のくせに女の格好をして、世の男たちを惑わすとは言語道断!」
赤のマッスルが祐希の腕を掴んだ。その力は強く、細い手首が軋む。
「離して…!」
「抵抗するな。お前のような軟弱な怪人は、俺たちが正してやる」
スタッフたちは逃げ出しスタジオには祐希と三人のヒーローだけが残された。祐希は震える足でファイティングポーズを取ったが、その華奢な体は風に揺れる花のように頼りなかった。
「なんだその構えは。まるで女だな」
「僕は…男だ!」
「ははっ、口だけは一人前か。なら体で教えてやる」
青のマッスルが祐希のドレスを掴むと一気に引き裂いた。白い布が悲鳴を上げて裂け、下着姿の祐希が露わになる。白い肌に小さな胸。そして下着の下には、確かに男の証があった。
「本当に男か。気持ち悪いな」
「こんな体でよく戦おうと思ったな」
「やめて…見ないで…!」
祐希は両腕で体を隠そうとしたが、黄のマッスルに腕を掴まれ壁に押し付けられた。三人の男たちが、獲物を囲むように近づいてくる。
「お前のその体で、俺たちを楽しませろ」
「男に興味はないけどな。でも、お前が女みたいな顔してるからちょっと試してみるか」
赤のマッスルが祐希の下着を引き下ろした。小さなペニスが震えて露わになる。
「ああ…やめて…!」
「ちっ、小せえな。これでよく怪人になれたもんだ」
「でも、この穴は使えるだろ」
青のマッスルが祐希の脚を開かせ、後ろの穴に指を這わせた。
「ひっ…!」
「ここだ。ここを使うんだよ」
祐希は首を振った。あの夜の記憶が蘇る。魅理に開発され、戦闘員たちに教え込まれた快楽。あれは改造の一部だったはずだ。だが、これは違う。これは純粋な陵辱だ。屈辱と恐怖が押し寄せる。しかし、体はあの夜の感覚を覚えていた。指が入ってきた瞬間、内壁が勝手に収縮したのだ。
「お、締め付けてきたぞ。この穴、もう開発されてるな」
「本当に淫らな体だ。男のくせに」
「やめて…そんなこと言わないで…!」
赤のマッスルがペニスを後孔に押し当てた。祐希は息を止めた。あの夜と同じ太さ、同じ熱。ゆっくりと押し込まれる。
「いっ…痛い…!」
「最初は痛いだろ。でもすぐに気持ちよくなるさ。お前の体はそういう風にできてるからな」
三人が交代で祐希を犯した。前から、後ろから、口から。あらゆる穴を塞がれ身動き一つできない。彼らは祐希を罵倒し続けた。
「男のくせに女みたいな声を出すな」
「お前はもう男じゃない。俺たちの玩具だ」
「ほら、もっと腰を振れ。気持ちよくさせろ」
祐希は涙を流しながらそれでも体は反応してしまう。前立腺を擦られるたびに、ペニスが勃起し先走りを垂らす。快感が恐怖を侵食していく。
「あっ…あっ…!」
「ほら、感じてるじゃないか。やっぱり淫乱だな」
「違う…こんなの…いやだ…!」
「いやじゃないだろ。体は正直だぞ」
絶頂が近づく。祐希は唇を噛んだ。こんな男たちに感じてはいけない。しかし、体は限界を迎えようとしていた。
「イク…イッちゃう…!」
「イケよ。俺たちの精でいっぱいにしろ」
祐希は悲鳴を上げて絶頂した。同時に三人の精液が注ぎ込まれ、体の内側が熱く満たされる。失禁し床に白い水溜まりを作った。完全な敗北。完全な屈辱。祐希は力なく横たわり、涙だけが止まらなかった。
漆黒の救世主
「もう終わりか? まだ足りないぞ」
赤のマッスルが再び祐希に覆いかぶさろうとした、ふいにスタジオの壁が爆ぜた。粉塵の中から、漆黒の影が現れる。一本の角。黒い甲虫の装甲。胸に鈍く光る円形のコア。怪人、アーク・カイバー。その姿はまさに悪の象徴だった。
「ジャパッシュの怪人を勝手に弄るとは、いい度胸だな」
低い声が響く。マッスルブラザーズが振り返る。
「アーク・カイバー! なぜここに!」
「部下が攫われたと聞いてな。迎えに来た」
カイバーは一瞬で距離を詰めた。赤のマッスルの胸に拳が突き刺さる。装甲が砕け、男は壁に叩きつけられた。
「がっ…!」
「弱いな。これが正義のヒーローか。笑わせる」
青が飛びかかる。カイバーはそれをいなすと、角で腹部を貫いた。
「ぐああっ!」
「二流だ」
黄が逃げようとした。カイバーの腕が伸び、首を掴む。
「待ってくれ! 降参だ!」
「遅い」
ゴキリという音が響いた。黄のマッスルが崩れ落ちる。三人は原型を留めぬほどに壊され、スタジオに静寂が戻った。
カイバーは祐希の前にしゃがんだ。黒い装甲の奥から、静かな視線が注がれる。
「大丈夫か」
「あ…あなたは…」
「アーク・カイバー。ジャパッシュの怪人だ。お前と同じ組織の者だ」
祐希は震える手で体を起こした。ボロボロの体。精液にまみれた肌。失禁した跡。みっともない姿を、この強く美しい怪人に見られてしまった。恥ずかしさで顔を伏せる。
「すみません…僕…」
「謝るな。お前はよく戦った」
「戦ってなんか…僕は何もできなくて…」
「お前は一人で三人を相手にした。それだけで十分だ」
カイバーは自分のマントを外し、祐希の肩にかけた。
「立てるか」
「はい…」
祐希は立ち上がった。足が震えうまく歩けない。カイバーはそんな彼を、軽々と抱き上げた。
「あっ…!」
「運ぶ。黙っていろ」
祐希の心臓が跳ねた。黒い装甲越しに伝わる体温。力強い腕。彼を守るように包み込むその姿。あの夜、男たちに蹂躙された時とは全く違う感覚が胸の奥に灯る。
変身解除
ジャパッシュのアジトに戻るとカイバーは祐希を医療室のベッドに下ろした。そして、装甲に手をかざす。
「変身を解く。驚くなよ」
黒い装甲が光の粒子となって消えていく。現れたのは、一人の青年だった。黒髪に整った顔立ち。誠実そうな瞳。どこにでもいそうな、しかしどこか惹かれる雰囲気を持つ男性。阿久野快人、二十七歳。
「あ…あなたが…」
「ああ。俺がアーク・カイバーだ」
祐希は息を呑んだ。まさか、あの強く美しい怪人の中身がこんなに優しそうな人だったなんて。そして気づく。自分の心臓が、さっきからずっと高鳴っていることに。
「君、名前は」
「駒沢…祐希です」
「祐希か。いい名前だ」
「あの…助けてくれて、ありがとうございました」
「気にするな。同じ組織の仲間だ」
快人は祐希の頭に手を置いた。その手は温かく、大きなものだった。祐希は思わず目を閉じる。男に触れられて、こんなに安心するなんて。男に抱かれてこんなに嬉しいなんて。
僕は男なのに。男が好きなんじゃない。でも、この人は特別だ。強くて優しくて、僕を守ってくれて。あのマッスルブラザーズとは全然違う。この人になら、何をされてもいい。いやこの人に触れてほしい。もっと、もっと。
祐希の頬が赤く染まる。快人はそれに気づかず、薬を手に取った。
「傷の手当てをする。服を脱げるか」
「はい…」
祐希は震える手でボロボロの服を脱いだ。白い肌に無数の痣と、精液の跡。快人は眉をひそめた。
「ひどいことをされたな」
「でも…あなたが来てくれたから」
「当然だ。お前は俺の後輩だ。守るのは当たり前だ」
快人は消毒液を染み込ませた綿で、祐希の体を優しく拭いていく。その手つきは丁寧で、慈しむようだった。祐希は快人の手が肌に触れるたび、体が熱くなるのを感じた。
「痛むか」
「いいえ…気持ちいいです」
「そうか」
快人は何気なく答えたが、祐希の心は違った。この人の手でもっと触ってほしい。この人の腕に、抱かれたい。男なのに男に恋をするなんて。そんなの、おかしい。でもこの気持ちは止められない。
祐希は快人の手を握った。
「あの…」
「どうした」
「僕…あなたのことが…」
言葉が出ない。恥ずかしさと恐れと、期待が混ざり合う。快人はそんな祐希を見て、優しく微笑んだ。
「無理に話さなくていい。ゆっくり休め」
「はい…」
快人は祐希の額に手を当て、熱を確かめた。その手のひらの温かさに祐希は目を潤ませた。恋だった。男の子なのに、男に恋をした。悪の組織の中でこんな感情を抱くとは思わなかった。
だが、それが間違いではないと祐希はどこかで信じていた。この人は、僕を守ってくれる。この人になら全部あげてもいい。体も、心も、全部。
祐希はそっと目を閉じた。快人の手が、まだ額に触れている。その温もりを感じながら、彼は静かに眠りについた。悪の組織の深淵で、一人の男の娘が初めての恋を知った瞬間だった。
リビドー暴走~小さな英雄の獄門~
阿久野快人は死にかけた。ヒーロー集団の新兵器による一撃が、彼の胸部にあるグラビティ・コアを直撃したのだ。コアにヒビが入り、内部循環するエネルギーが暴走を始める。それは怪人の生命維持システムとしての制御を失い、最も原始的な衝動――リビドーとして噴出することを意味していた。
「うああああっ! くそっ、抑えろ……抑えろぉぉぉ!!」
ジャパッシュ本部の医務室で、快人は鎖でベッドに括り付けられていた。全身の血管が浮き上がり、目は充血し、額からは脂汗が滝のように流れ落ちている。その股間では、怪人としての変身が中途半端に露呈した黒い装甲の隙間から、痛々しいほどに勃起し血管が浮き上がった男根が猛り狂っていた。
「快人さん!」
駆けつけた祐希が顔を青ざめさせる。
「コアの損傷が深すぎるわ。このままじゃリビドーが脳まで侵食して……理性が完全に飛んでしまう!」
改造人間のリビドー暴走は、女性改造人間の特殊なフェロモンと肉体による「交尾」によって鎮めるしかない。しかし今、すずめは別任務で出払っており、白鳥翼も緑山翠も阿倍野遥香も戻ってこられない状況だった。
「殺してくれ……!」
快人が喉を引き攣らせて叫んだ。
「俺を……殺してくれぇぇっ! このままじゃ……俺は……聖のところへ行ってしまうっ! 妹を……聖を汚してしまうぅぅぅっ!!」
最愛の妹。彼女に向けられた理性の最後の砦が崩壊寸前だった。快人の目から涙が溢れる。彼は知っていた。獣と化した自分が家に帰り着けば、待っているのは地獄だということを。
戦闘員たちが、改造人間殺処分用の特殊な銃を構える。
「ダメだよ! 祐希さんを殺させない!」
駒沢祐希が叫んだ。
「祐希君……逃げろ……俺はもう……」
「逃げない! 僕が助けます!」
祐希は天井のインターホンに向かって叫んだ。
「老賀博士! あの部屋を使わせてください! 『隔離房』を!」
ジャパッシュ本部の最深部。通称『隔離房』。暴走した怪人を封じ込めるための特殊な部屋であり、内部でのみ有効になる空間固定装置が備わっている。そしてもう一つ、その部屋には絶対的なルールがあった。『性的な解放に至るまで決して扉は開かない』という呪いのルールが。
重厚な防爆扉が閉まる音が、祐希の決意を告げていた。
薄暗い部屋の中で、快人の荒い息遣いだけが響く。祐希は震える手で鎖を解いた。瞬間、快人が獣のように飛びかかってくる。壁に押し付けられ、強烈な男の臭いと熱気に包まれた。
「はぁ……はぁ……祐希……逃げろ……!」
快人の残った理性が悲鳴を上げる。しかし暴走したリビドーは止まらない。彼の手は祐希の服を引き裂き、白く滑らかな肌を露出させた。
「逃げないって言ったでしょ!」
祐希は涙目になりながらも、快人の胸板を押し返し、その股間に顔を埋めた。猛り狂う男のシンボルが、目の前で脈打っている。
「快人さん……僕、男です……女の子じゃないです……」
祐希は震えながら言った。
「でも……快人さんの性欲処理の道具にしてください! 僕で……僕で抑えてくださいッ!」
祐希はその痛々しいほど硬直したペニスを両手で包み込み、おずおずと口に含んだ。
「んっ……んぐっ……!」
口いっぱいに広がる男の味。臭い、硬い、熱い。あの夜、魅理や戦闘員たちにされた屈辱的な行為とは全く違う。これは自分が望んでいること。愛する人を救うための行為だ。
「あぐっ……じゅぶっ……れろっ……!」
舌を絡ませ、喉の奥まで受け入れる。必死に頭を上下させると、快人の手が祐希の髪を掴んだ。
「うおおぉぉっ!」
快人の腰が激しく突き上げ始めた。喉奥を蹂躙される苦痛に涙が溢れるが、祐希は必死に飲み込んだ。快人のモノがさらに巨大化し、硬度を増していく。フェラチオだけでは足りない。リビドーはもっと深い結合を求めていた。
「ああぁぁっ! ああぁぁぁっ!!」
快人の身体が黒い甲虫の装甲に包まれていく。完全な怪人化だ。一本角を持つ漆黒の怪人・アークカイバーがそこにいた。しかし目は理性の光を失い、ただ欲望を貪る獣のそれになっていた。
カイバーは祐希の細い体をひっくり返すと、抵抗する間もなく後孔に猛り狂う楔を押し当てた。
「いっ……! いやっ……! 大きすぎ……!」
あの夜の開発など意味をなさないほどの質量。そして潤滑剤も何もない乾いた侵入。激痛が脳を貫く。
「あああああああっ!!」
祐希の絶叫が部屋中に響き渡る。カイバーは容赦なく根元まで一気に突き入れた。内臓が押し潰されるような圧迫感。裂けるような痛み。視界が真っ白になる。
「あぐっ……ぐぅっ……! 死んじゃう……! 壊れちゃうぅぅっ!」
カイバーの腰がピストン運動を開始する。壁に押し付けられた祐希の体は、まるで人形のように揺さぶられた。激しい摩擦。容赦ない前立腺への蹂躙。痛みの中に混じり始めたのは、かつて魅理に刻み込まれた淫らな快楽の記憶だった。
「あっ……ああっ……! そこ……! そこぉっ……!」
男に抱かれる喜び。愛する人の中にいるという事実。それが痛みを麻痺させ、背徳的な快感へと変えていく。
「快人さん……快人さん……っ!」
祐希は自ら腰を動かし始めた。カイバーの首に細い腕を回し、その装甲に頬を擦り付ける。
「もっと……もっと僕を使ってください……! 僕の中に出して……全部出してくださいっ!」
カイバーは低い咆哮を上げながら祐希の両脚を大きく開かせた。前立腺を的確に狙い、猛烈な速度で打ち付ける。
「あっ! ああっ! ああぁぁぁっ!!」
祐希の小さなペニスが快感に勃起し、先走りを撒き散らしながら空しく射精した。同時に失禁する温かい液体がシーツを濡らす。屈辱と快感の極致。でも心は満たされていた。
僕は役に立っている。愛する人のために身体を捧げている。この痛みも苦しみも全部愛だ。
カイバーの動きが最高潮に達した。
「うおおおおおおぉぉぉぉっ!!」
熱い奔流が祐希の最奥に注ぎ込まれた。内臓を焼くような熱さ。どくどくと脈打つ量。お腹が膨れるほどの精液を受け止めながら、祐希は涙を流して微笑んだ。
「いっぱい出してください。僕の中に出して、快人さん……」
「あふぅっ……はぁ、はぁ……!」
どくどくと最奥を満たす熱量が収まった瞬間、祐希は安堵の息を漏らした。これで終わる。これで快人さんの正気は戻る。そう信じて彼が身を委ねようとした、その時だった。
「……え?」
祐希の瞳孔が開く。体内に深々と埋まっていたはずの男根が、萎えるどころかさらに血管を隆起させ、熱と体積を増して脈打ったのだ。グラビティ・コアの暴走は、一度や二度の放出では到底鎮まらないほど深淵だったのだ。
「うおおおぉぉぉッ!!」
アーク・カイバーが野獣のような咆哮を上げた。彼の太い腕が祐希の細い腰を掴むと、容赦なく身体を反転させた。
「ひゃあっ!?」
シーツに顔を押し付けられ、四つん這いの無防備な姿勢を強要される。白く滑らかな双丘が露わになり、その中心には先ほど注ぎ込まれた白濁がとろりと溢れ出しているのが見えた。
「いやっ、まって! まだ入ってるのにぃっ!」
待る余地など与えられない。カイバーは祐希の腰を引き寄せると、精液でぬるぬるになった秘穴に再び凶悪な楔を突き立てた。
「ああああぁぁぁッ!!」
背反する感覚。裂けるような痛みと、それを凌駕するほどの圧倒的な充足感。前立腺を的確かつ暴力的に擦り上げられ、祐希の背中が弓なりに反った。
「あっ! あっ! あぐっ! そこっ! 壊れちゃうぅぅっ!!」
バックからの激しいピストン運動。カイバーの腰は機械のように正確かつ猛烈だった。ズブズブと肉と肉が打ち合ういやらしい音が部屋中に響き渡る。祐希の華奢な身体は揺さぶられ、シーツを掴む指先が白くなるほど力が込められた。
「ふぁぁっ……ああっ! 快人さぁん……っ! もっと……もっと奥まで……ッ!」
屈辱のはずだった。男に後ろから犯され、メスのような声で鳴かされている。しかし祐希の心は麻薬のように甘美な快楽に侵食されていた。愛する人の一部が自分の中にある。彼を救うために自分の全てを使わせている。その事実が、苦痛を至上の歓喜へと変えていく。
カイバーは祐希の髪を掴み、上体を無理やり起こした。背中から硬い甲虫の装甲に押し付けられ、胸のコアの熱が背中に伝わる。
「あぐっ……んんっ……!」
座位への移行だ。深く結合したまま角度が変わり、新たな場所を抉られる。カイバーの荒い息遣いが耳元にかかり、首筋に熱い舌が這う。
「あぁっ……好き……っ! 快人さん……大好きぃっ……!」
理性のない怪人の耳に届くはずもないと知りながら、祐希は心の内を叫んだ。カイバーの太い指が祐希の胸の小さな突起を捏ね回し、さらに下へと伸びて祐希自身の小さなペニスを掴んだ。
「ひゃあぁぁっ! そこはダメぇっ!」
既に限界まで勃起し、先走りで濡れそぼったそこを激しくしごき上げられる。前からの刺激と後ろからの責めが同時に襲いかかり、祐希の脳髄が沸騰した。
「イクッ! また……イッちゃうぅぅっ!! ああぁぁぁッ!!」
祐希は短く叫び、空しく白濁を噴き出した。同時にカイバーも深々と楔を食い込ませ、二度目となる大量の精液を祐希の子宮もない腹の中に注ぎ込んだ。
「あつっ……熱いぃ……お腹いっぱい……っ!」
どくどくと脈打つ感覚。溢れ出した精液が太腿を伝い落ちる。祐希は全身の力を抜き、カイバーの腕の中で精液まみれになりながら荒い息を吐いた。
視界が白く霞む中で、見上げたカイバーの目から獣のような赤い光が消え始めていることに祐希は気づいた。コアの明滅が収まっていく。
「快人……さん……」
黒い装甲が光の粒子となって剥がれ落ちていく。現れたのは、汗だくになり疲労困憊とした阿久野快人の姿だった。
快人は腕の中の祐希を見て、愕然とした。精液と汗にまみれ、失禁の跡がありながらも小さな身体で自分を受け止めてくれた少年。
「祐希君……俺は……」
「よかっ……た……戻って……きて……」
祐希は力なく微笑み、そのまま快人の胸に顔を埋めた。
カイバーもその場に崩れ落ちた。装甲が消え、再び阿久野快人の姿に戻る。深く荒い息をつきながら意識を取り戻した快人の目に映ったのは、ボロボロになりながらも安らかな表情で自分を見つめる祐希の姿だった。
「祐希……君……」
「へへ……間に合いましたね……」
快人は震える手で祐希の涙を拭った。
「ごめん……ごめんな……俺……」
「謝らないでください。僕が選んだんですから」
快人は祐希を優しく抱きしめた。二人の体温が混ざり合う。激しい情事の余韻の中で、二人の絆は決して壊れないものへと変わっていった。
悪の組織ジャパッシュ。その深淵で生まれた歪だが純粋な愛。それは二人にとって永遠の秘密となった。